ツンデレヒロインはフィクションだけどツンギレはリアル
ツンデレがメジャーになってから、早うん十年。
ツンデレキャラは漫画・アニメ・書籍など様々なコンテンツでメジャーな存在になりましたね。
もはやツンデレの様式美となっているミニスカ・釣り目・ツインテール。
実際にこんな格好している人は幼児かコスプレイヤーでしか見たことありませんが、だからこそそこに人々は萌えを見出し、長く愛でられているのでしょう。
実際にツンデレキャラが居たらめんどくさいこと極まりないのでしょうが、そこはほら、フィクションですから。
遠くから眺めているからこそ、いいのです。
ツンデレ愛好者の方に「ツンデレのどこが良いのか?」と聞いたところ、「デレるのがいい」とのお答えをいただきました。
師曰く、「10割デレるのではいけない。10割ツンだとただのキツイ人。8割ツンで2割デレのその絶妙なバランスのツンデレがいいのだうんぬんかんぬん」とのこと。
多分共感される方、多いのではないでしょうか。
さて、ツンデレがここまでメジャーになり、ツンデレはもはや常用語に昇格するにまで至りましたが、ツンデレの亜種もたくさん出てきましたね。
ヤンデレ、クーデレ、鬼デレ、など。
(ヤンデレについてはまた今度考えてみたいと思います。ヤンデレなのか、デレヤンなのか)
そのなかでツンギレという言葉があります。
なんていうか、デレるがキレるになっているキャラ。
例えばこんなんらしいです。
~二人は幼馴染!A(女)はB(男)が好き!in中学校~
B:今日一緒にかえろーぜー。
A:はぁ!ふ、ふっざっけんじゃないわよ!誰があんたなんかと!(心のこえ:Bから誘ってきた!うっっそ!マジ!超嬉しい‼‼)
…なんか、現実世界にも割といそうですね。というか、私もその気ありましたね。
(うっ、黒歴史が…)
恥ずかしさが限界突破、また、相手に誘われて喜んでいるというのを相手に悟られたくないという謎心理が働いて、結果キレるという現象。
理不尽にキレられた相手は、めっちゃ怒るか傷つくかします。
このツンギレさん、最終的には素直になれなくて好きな人を他の女に取られて泣き伏すまでが一連のストーリー。
男女関わらず、好意を持った相手を傷つけてしまう人は一定数います。
そして多分、好意を持った人を避けてしまう、いわゆる好き避けをしている人はもっといる気がします。
きっと、リアルではデレるってとっても難しいのでしょう。
ツンデレヒロインはデレることができるからこそ、ヒロインたり得るのだなぁ。
そして、我々はリアルで会えないデレを求めて、ツンデレヒロインに会いに行くのです。
ちなみにデレデレヒロインがあんまり流行らないのは、あんまりにもリアリティが無いか、ビッチに見えるかだからだと思います。
と、ニセコイを読みながら思った次第です。
私は割と舞子君、るりちゃんがおいしいと思います。