琴浦さん #01

今日もほのぼの期待してたらラスト3話の誰得シリアス

――MOSAIC.WAV 『ストレス Free Style』

↑見ながらまず思い浮かんだモノ.いや,巷に流行るほのぼのアニメかと思ってたら,1話冒頭いきなり前半15分間鬱展開を見せつけられたもんで…….

鬱展開って人間に強い印象が与えるので,いろいろと考えるんですよ.その考えたことをgdgd綴るのが今日の日記(またの名を「チラシの裏」という).

ホントに人の心を読めるのが原因か?

私の場合,アニメに限らず現実の事件とかも含めて,何か不幸そうなものを見ると,もしも自分のその立場だったときに避けられることかを考えるんですね.なので今回も考えました.もしそこで避けられようがないなら同情して主人公に深い感情移入をするところなんですが,今回はどうも同情しきれない部分が…….

簡単に説明しておくと,この主人公の琴浦さんは人の考えていることが読める能力を持っていて,子供の頃から読んだ他人の心(あるときは友達の好きな人だったり,あるときは親が浮気相手と会うことだったり)を口にしてしまうことで周囲(親を含む)から嫌われることを繰り返してきて,すっかり心を閉ざしたまま高校生活を迎え――という前半15分なわけですが,一つ思うんですよ.別に他人の心を読んでも口にしなければいいんじゃない?,と.

例えば現実世界で他人の心を読むまでもなく,噂とか仕草等からその人の本心が分かる場合ってあると思うんですよ.例えば「AさんはBさんのことが好きだ」とか.そのときにそれが分かったからって,普通それを口にしないと思うわけです.それを口走るから嫌われる.つまり空気が読めていない.もちろん,幼稚園の頃なら口走ることがあっても,小学校とか中学校とかになると「これを言ったら友人関係が壊れる」って学習して,心を読んでも言わなくなると思うんです.なので,何かツッコミたくなる.

連想したモノ

この辺から“チラシの裏”臭が高くなるので,読み飛ばし推奨.

テレパしい
ドラえもんの道具で,食べると心に何かを思うだけで相手にそれが伝わるドングリ.心に思うだけで相手に何を言いたいかが伝わる道具を頼む(=しゃべるのも面倒くさいから何とかして)のび太を懲らしめるためにドラえもんが出したもので,伝わってほしくない本音までも相手に伝わるせいでひどい目にのび太が遭ってしまう(例:ジャイアンに遭って――後はお察しください).
さとりヘルメット
これもドラえもんの道具で,テレパしいが自分の心を相手に伝えるものなら,こちらは相手の心を読む道具.ジャイアンにこれを奪われたせいで町内に数多の犠牲者が…….
アスペルガー症候群
「空気読めない」という単語から連想したもの.別に琴浦さんがこれと言っているわけではない. 最近,奥村隆「息子と僕のアスペルガー物語」【第9回】まったく悪気なく「ひどいこと」を言ってしまう理由(奥村 隆) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)という記事を読んだもので.ちなみにWikipedia巡りでwikipedia:心の理論っていう単語を知った.

ちなみに心を読まれたらどうか考えながら一日くらい過ごしてみた

冒頭のアニメを見たとき,最初「私は心を読まれても大丈夫」と思っていた.表裏のない人間のつもりだし.――しかし,一日「心を読まれたら」を意識しながら生活してたら,とてもやってられなかった.以下,汚らわしい人間が内心思ったことの数々:

  • 何か,この人,臭い.
  • あの人,大学生のはずなのに老けてるなあ(女性に対して).
  • 時間は過ぎててお腹も空いてるんだから,早くこの仕事から解放してくれ.
  • 自分は頭が良い人間だ.

ところで一言で「心を読む」って言いますけど

人間って,意識的に考えていること以外にも,言葉にまでまとまってない思考・感情だったり,あるいは意識すらしていない「深層心理」っていうのがあると思うんですが,どこまで読めるんですかねー.件のアニメに限らず,物語でよくあるエスパー一般に対する疑問を投げつけたところで,キーボードを置こう.おやすみなさい.

tscat: 重なりを考慮しつつ ts ファイルを結合するツール

 タイの洪水のせいで一時期よりはまだ値段が高いですが,それでもここ数年 HDD が大容量化 & 低価格化していて,2TB とかどうやって使うんだよと思う人も多いかと思いますが,それでもすぐに HDD を埋めてしまう中の人でございます.というのもテレビ番組の録画をしておりまして,しかも ts ファイル(放送生データ)のままでやっており,さらには録画だけして視ないまま積んでいく生活をしているわけで…….そんなわけで録画データを少しでもエンコード(圧縮)して HDD の容量を節約しないといけない今日この頃です.

 さて,半年前くらいにフジテレビで『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の集中放送(1日につき 2〜3話を一気に放送)がありましたが,30分ごとに 1話になるだろうといって 30分ごとに区切って録画予約していたら,実際はそうでなかったらしく,ファイルの区切りと話の区切りが一致しない(話が 2つのファイルにまたがる)という事態になってしまいました.

 一つの話が複数のファイルにまたがってるとエンコードのときに面倒なので,それらの ts ファイルを 1つに結合したいのですが,「30分に区切って」といいつつ,実はその前後に数十秒のマージンを入れているので,単純にファイルを繋ぐのではダメで,2つのファイルを重なっている部分を考慮しつつ結合する必要があります.しかしそういうツールがなかなか見つからなかったためエンコードせずに放置していました.

 ところが今日,HDD の圧迫に後押しされてまた探していたところ,tscat というツールを発見しました.使い方はコマンドプロンプトで:

  tscat <出力tsファイル名> <入力tsファイル名1> <入力tsファイル名2>
と打つとのことで,実際に使用してみたところうまく結合できているようです.

 ということで,ひょっとしたら同じような悩みを持つ人がいるかもしれないということで tscat の紹介記事を書きました.これでやっとあの花をエンコードできる……と分かったところで実際にエンコードするのはいつになるか分からない(ぉ

なかなか行動を起こさない

 「鬱屈な世界の鬱憤晴らし」とか意気込んで立ち上げてみたまではいいものの,その後 1か月以上放置とか.いや,1か月で気づいただけまだマシな方か.

 最近「なかなか行動を起こさない」っていう自分の性分を直さないといけないなあとか思う今日この頃.良い言い方をしたら「慎重な性格」なんですが,どうも何かやらないといけないときにデメリットばっかり考えて結局何もしないままズルズルと行ってしまう.こないだも「考えてから走るんじゃなくて走ってから考えろ」とか言われた始末.「伊予の駆け出し」(とりあえず行動を始めたもののどこへ行ったらいいか分からない)なんて言葉もあった気がしますが,どうも私(愛媛出身)にはこの言葉は当てはまらないらしい.(もともと県民性なんてもんは曖昧だがね.)

 しかし,この性格をもう少し突き進めてみると「面倒くさがり」がもっと根本的なところにあるのかもしれない.今の状況と違うもの・変化を起こすもの(特にどのように変化するかわからないもの)は面倒くさい.じゃあ変えないための理由を並べ立てる.そしてそれを根拠にますますやろうとしなくなる.

 ……2人以上から同じようなこと言われたことがある今,少しずつ直そうと「意識はしている」つもり.どこまで変化を起こせるかは分からないけど,やらないよりは多分マシ.そういうことを考えている今日この頃の日記.

『学問のすゝめ』

 普段は漫画かラノベか,よくて技術書くらいしか読まない人なんですが,たまたま本屋で福沢諭吉先生の『学問のすゝめ』を手にとって眺めてたら,文章にリズム感があり結構読みやすかったので,値段が安いこともあり(技術書の値段がアレなんだもん),買ったのが数か月前の話.それでちょくちょく読み進めていたのですが,昨日全部読み終えました.

 「天は人の上に人を造らず」の一節で有名な本書ですが,ざっくり言えば,明治になって西洋の大国の脅威に晒され,日本の独立を守るためには国民の意識を変える必要があるとの認識から書かれたもので,内容としては西洋の人間は平等であるという思想を説き,また,日本でそれまで盛んだった儒学を批判して理学などの実学の重要性を述べています.自分は西洋の人権思想が好きな人間(ついでに封建的な考え方が嫌い)なので,納得しながら読み進めたわけですが,しかし,明治の初めの時期にこれを説く福沢先生には感服するばかりです.

 以下いくつか個人的に心に残ったことを書きます.

常に疑うことの重要性

 15編で述べられていますが,今あるものを疑うことによって真理に辿りつくというのは,まさしくそうですし,そして自分も反省する必要があるなあと思うことです.
 これが心に残ったことの一つになっているのは,原発事故のときに「パニックに陥らない」ということを最重要視してしまった結果,政府・東電等の発表などに対して疑うということを全くしなかったことがあったためです.結果としてどこまで本当だったのかは評価をしていないので何とも言えないのですが,それでも所謂「大本営発表」をそのまま飲み込もうとしていたことについては反省すべきかなあと.
 またそれに限らず,性格がお人好しなのか,あまりニュースなどを疑わない(またの名を思考停止と言う)ところがあるので,その意味でも,ちょっと気をつけた方がいいのかなあと(さすがに永久機関ができましたとか言われたら疑ってかかりますが).

人望論(17編)

 ここでは多くの事物や人に接することが推奨されていますが,自分の場合,現状に満足してしまって世界を広げようという気力に乏しいところがあり,友人にも以前に指摘されて少しずつ改善しようかと意識しているところなので,やっぱりそういう広く事物や人に接しようとする姿勢は重要であることを再確認したところです.
 また17編以外で,より高遠なものを求めなさいといったことが書かれていますが,それも現状にとどまりがちな自分にとって刺激となりました.

心事の棚卸(14編)

 ときどき自分のしてきたことを点検・評価して,明日以降の方向を定めよという内容.私は就活最中(現在修士過程)なので,まさに自分の歩んできた道を振り返り,さらには将来どういう方向に進むべきかを考えているところです.そういう点で心に残りました.

 以上,今さらこの本を評価してもあまり価値はないとは思いつつ,読むだけ読んで内容を振り返らないよりは,こうやって読書感想文みたいなものを書いて内容を再確認した方が心に残るだろうという意図で,後はしばらく長文を書かなかったリハビリということもあり,こうやって書きました.駄文お付き合いいただきありがとうございました.

窮屈な世界の鬱憤晴らし

はてなダイアリー始めてみました.

こういうブログ自体は中学・高校時代にやってたことあったんですが,大学に入ってから忙しくなったのか飽きたのか次第に更新しなくなっていました.

一方大学に入ってから Twitter を使うようになりましたが,Twitter はリアルの人間関係をベースにフォロー・フォロワの関係が成り立たせているため,下手なことを書けない──場合によっては自分のリアルの人間関係等に影響が出かねない(大学の研究室の人間までアカウントを知っている).

とは言え,自分の思うことをどこにも放出できないままでいると,どうもストレスを感じることが時々.特に自分の思ったことが多数派の意見と違うときには,自分の意見を主張できないことに対しイラつくことが…….
そんなわけで,ネット上では別に活動していますが,ここでは敢えてそれとは違う ID でブログを立ち上げることにしました.少しでも自分の主張を吐き出せればと思います.モットーは「少数派であることを恐れるな」(故筑紫哲也氏).

気まぐれな人間なのでどこまで続くかは分かりませんが,よろしくお願いします.