【2022雪山登山】谷川岳 I‘LL BE BACKからのI‘VE BEEN BACK
前回の谷川岳から5日後、リベンジのチャンス到来。天気予報は午後に向けてどんどん晴れていくとのこと。予報はドンビシャリでございました。ありがとうございます。
5日前に来た時、温泉入った後、真っ青な空と真っ白な雪を纏った谷川を見て、今度こそ晴れた谷川岳をという思いが通じたのか、その日は意外なほどすぐに来た。見てください、このかっこいい山容を。
正直に申しまして、僕の雪山の実力から考えると、これ以上の景色に会えることは今シーズンないだろう。達成感が半端ない。天気に恵まれて、トレースがあれば、初心者の僕でも登ることができる。にもかかわらず、こんなスケールのデカい風景を見ることができるのだ。今まで以上に谷川岳を愛するようになってしまった。
それでは、よろしければ僕の山行をご覧ください。
まず、プチ谷川岳情報から。
【日時】
2022年2月9日(水) 晴れ
【アクセス】
関越自動車道水上ICより30分程度
道中はほとんど除雪してありますが、ノーマルタイヤでは危ないです。
立体駐車場あり、平日はガラガラです。平日500円、土日1000円。
車でアクセスするには、とても便利な場所です。「近くて良い山」って言われるのもうなずける。
【トイレ】
冬の場合、山頂ロープウェイ駅が最終になる。
青空トイレは場所がないかなって感じである。平日でも登山、BCの人は多く、実行するにはそれなりの度胸がいる。肩の小屋に隠れて小のほうをしている人はいた。
【山歩き】
前回はこの看板を見落とし、ゲレンデの中を30分ほどもがきまくった。あれで、トレースがない道を歩くことがどれほど体力を使うかってことを身を持って知ることができた。
始まりは、やや曇り空からのスタートであった。青空ものぞいていたので、雲が切れることを期待しながらであった。前回に比べるととても歩きやすい。
天神平スキー場は前回よりスノボの人少ない。ここには雪降ってパウダーを求めて来る人が多いのだろう。
写真の選択誤ったかな。ボケている。
険峻な岩肌が姿を現す。最初に言っておくと、実際に見るとこの100倍くらい綺麗です。息を飲み、見惚れてまいます。
山並みの先に武尊山が見える。尖っているのが剣が峰ではなかろうか。
あちらさんもかっこいい。
疲れてくると、立ち止まり振り返る。歩いて来た道を見て、「俺頑張ってるな」と自分を褒め、また登りだす。
風はほとんどない。これ以上ないコンディションである。前回の撤退があったからこそ、天気のありがたさが身に染みる。
彫刻刀でえぐったような岩肌と、これまた彫刻刀でえぐったようなほうれい線をもつ自分と一緒にパシャリ。
冬の山は限りなく色が少ない。だから色が際立つ。青と白しかない世界。そこに身を置いていることの高揚感はすごい。
夏に登った花の100名山仙ノ倉山が遠くに見える。谷川主脈線も歩いてみたい。
これを登り切ったら、肩の小屋に着く。雪のこの道を歩くことは雪山始めた頃からの憧れであった。途中、ズボリとはまりながらも楽しくてしょうがなかった。岩陰の吹き溜まりで、はまったらヤバめ場所もあるから注意が必要だった。それでも、谷川岳は平日でも人が多いから安心感があるのが嬉しい。雪山初心者は、ある程度人が入っている山に行ったほうが良いと思う。
谷川岳は霧氷の纏った樹林帯を歩くような場所はほぼないかもしれない。ここは数少ない霧氷が見れるポイントである。まるで白い小枝チョコのようだ。
誰が撮っても雰囲気のある写真を撮ることができる、それが青空の下の雪山。
これがザンゲ岩だと思われる。間違っていたらゴメンナサイ。
ここがBCの人たちが原っぱって言っている場所だろうか?ここを滑り降りて行くのだろうか?怖怖怖。いつ雪崩が起きてもおかしくないように見えるのは僕だけ。しかし、こんなところを滑り降りる時の気持ち良さはとてつもないものだろうな~。
ここまで来ると。もうそこはパラダイスさ。どの方向を見ても絶景だ。
以前は、誰もいない山に登るのが快感であったが、今は少し人がいるほうが安心できて良い。まあ、多すぎるのは好きではないのであるが。
山並みが深い。どこまでも行っても山がある。谷川って本当に雪が多いよね。高さ的には八ヶ岳なんかより低いのだけど、雪深さは圧倒的に谷川連峰に軍配が上がるような気がする。北横岳もここまで雪深くはなかった。
この時期は閉まっているようである。
もう、小屋まで着いたら頂上は目と鼻の先。このあたりは風が吹き抜けるのか雪がガリガリしてアイゼンがしっかり効く。
稜線をバックに雪に埋まる肩の小屋。
なんとか標柱が埋まっていない。ストックが刺さっている先は雪庇。だから踏み跡がない。誰かが「その先は行っちゃだめですよ」って教えてくれた。ぼんやりしていたら、景色に見惚れ踏み込んでしまいそうだ。
自然の作る造形美に圧倒される。南極の氷の塊のようだ。春にはこれが崩れるのだろうけど、どんな感じに崩れていくのだろう。と思わずYOUTUBEで見てしまう。屋根に積もった雪が落ちるように一気に雪の塊が落ちていた。決して近寄るまい。
こちらの表柱は雪の中にしっかり埋まっていた。どこが頂上か分からずキョロキョロしていたら、近くの誰かが教えてくれた。遠くに見えるのがトマの耳。
雪庇の先っぽはとてもエッジがきいている。
その場に人がいることで、そのすごさが分かる。写真だけ見ると、こんなとこ行けないわって思ってしまう。繰り返すが天気が良く、しっかりとレースを辿っていれば危険に出くわすことはない。当たり前だが、油断は禁物。
他の誰かも言っていたが、同じような写真を撮り過ぎている。もう、見るもの全てが絵になり、カメラに収めたくなるのだ。
勝手にモデルになっていただきました。
美しい風の波。風が雪の上に姿を現したようだ。
なんでこんな形になんのかな?
なんとなく同じようなペースになることってある。この二人と同じようなペースで歩いていた。女の子2人で登るなんてすごいな。
青と白の世界。一度足を踏み入れると抜け出せない。沼にハマる。雪にもハマるが。
雪道の下りは楽である。ホイホイ降りていると、踏み抜いてしまうことがあり注意しよう。踏み抜いただけならいいが、今回危うく肉離れしそうになった。
こんなんにハマったら脱出がかなり大変なことになる。気を付けて。
休憩している時にちょいと寝転んだ。
だんだんと日が傾いてきた。日が傾いてくると、雪の見え方が変わってくることに気づいた。僕だけかもしれないが。
見ている場所が違うのかもしれないが、朝は彫刻刀で削ったような山肌であったが、こちらは陶器のように滑らかだ。
陶器のような山肌に1本のシュプールが見える。
日が陰り暗くなってきた。スタートであるゲレンデに戻った。これで終わり。
【登山後記】
谷川岳は、今では「近くて良い山」と言われている。まさにその通りであった。夏に登った時にはこの素晴らしさを感じなかった。そのせいか、ブログにも残していない、げげげ。
帰りのロープウェイで谷川岳の強者と一緒になった。その方は、谷川岳馬蹄形という日帰りではかなりしんどいコースを昨年5回も歩いたそうだ。その強者が言うには、こんなに穏やかで一日中天気がいい冬の谷川岳なんてそうそうお目にかかれるものではないということであった。朝、車の中から曇っている谷川岳を見て、前回のトラウマがよみがえり登らずに帰ろうとしたことを思い出した。あそこで登ることを決めた自分を褒めてあげたい。
【2022雪山登山】谷川岳撤退なり
雪の谷川岳。雪山を始めた時、いつか行きたいと思っていた。でも、「魔の山」とか「遭難ナンバーワン」とかという負のワードにより一歩を踏み出せずにいた。誰か連れて行ってくれないかな~なんて思っても、そんな友達はいない。だから、一人で行くしかないのだ。
雪山に行く時の僕の心構えとしてあるのが、「危ない、やばい、無理って思ったら、そこで引き返す」だ。どうしても、休みを取って、お金をかけて行くから、頂上に登りたいと思ってしまう自分がいるから、登る前に戒めておく。
最初に1つ言うと、谷川岳は登る人が多いから、そういう意味では安心感は大きい。昨年、登った四阿山より不安感はかなり小さかった。ってことは記しておく。
【アクセス】
関越自動車道水上ICで下車し20キロくらい。当たり前だが、かなり除雪してあるものの路面もスリップするので、スタッドレスは必須である、もちろんチェーンでも大丈夫。駐車場は平日500円、休日1000円である。平日はガラガラである。
【山行】
最初に言っておくと、頂上どころか、ザンゲ岩までも行けていない。また、超ガスっていたので山もほとんど見えていない。ので、山行的にはつまりませぬ。それでも良いなら、先に進んでください。
雪も降ってるし、ガスってるしで、大丈夫かなと不安が募ります。ちなみに、ピッケルを買ったので、初めてピッケルを使った。のだが、雪が深く新雪なのであまり使うことがなかった。なるほど、ピッケルは新雪深い時は使いにくいことを知る。
うっすらとボードのトレースが見えるだろうか。何も考えずに、ここを登って行った。もう腰まで埋まるので全然進まない。15分くらいもがいても、息が切れるだけでほとんど登っていない。すると、右側の杭の外をスタスタと登って行く人がいる。ようやく気付いたが、僕はパウダーのスキーゲレンデを登っていたのだ。そりゃ進まないはずだわ。右側に移動すると、すでに登っている人たちのトレースがあった。命拾う。しかし、トレースがない雪山登るには、とんでもない体力が必要になるな。
ある程度登って振り返ると雪が舞うゲレンデ。スノボーの人たちはとっても幸せなパウダーを楽しんでいるのだろうなと思うと泣けてきた。いや涙も凍るから、やっぱ泣けない。
視界が少しでもあるうちに写真を撮らなければと撮った一枚。深々と雪は降り積もり、掘れども掘れども、新しい雪が覆う。試練。
あの人たちのおかげで、僕は楽に登ることができている。ありがとう。
新雪を歩くってのは楽しさ1割苦しさ9割。エスな方には最高でしょうね。すれ違ったボードを背負ったBCの人は「罰ゲームかよ」とうまいことを言っとった。
トレースがあるけど、晴れ待ちでスタートが遅れた分、とてもじゃないが頂上なんて無理とここらで感じていた。でも、なんにも見えないのに、雪山の楽しさはビンビン感じていて、テンション高めで歩いてた。
白い中登っている人が分かる?けっこう苦戦しているのが、なんかなし伝わってくる。ガンバレ先頭引っ張る君!!!
さっき見えた人たちに追いついた。雪降るし、深いしでなかなか進んでいないようだった。
ちょっと光明が、、、
真っ白だな。今日は晴れるのは無理だねなんて停滞している者同士で盛り上がった。
誰よりも早く撤退を決めた。それは、リベンジを決めたことでもあった。天気の回復も見込めず、歩みも進まなかったので、あきらめの早い僕は早々と下山した。途中登ってくる人に、原っぱの辺はどうでした?なんて聞かれるが、そんなところまで行けてない。
下山後、天神平駅のそばで蕎麦を食べた。これはすごい美味しかった。熱々のそばを食べることができるのはとても嬉しい。玉子落としたらさらにうまそうだ。
右に行けば登山道。左に行けばゲレンデ。ゲレンデ登るなって書いてあるじゃん。も~~う。
【温泉】
帰りに湯メルテ谷川に寄った。
源泉かけ流しでいい湯だった。この日は露天風呂が使用できず、少し安くなった。谷川岳に登った帰りだというと、おじさんに「こんな時期に」と驚かれた。まあ、そうだよね。
お風呂から上がると、谷川岳が晴れていた。美しい。絶対登りたいという気持ちが一気に高まった。
青と白のコントラストは本当に美しい。
【登山後記】
まったく登れてないし、景色もほぼまったく楽しめなかったのであるが、登山後はとても気分が良かった。なぜだろう?と考えた。僕の結論としては、不安を乗り越えてチャレンジしたことが、下山後の高揚感につながったのではないかと思う。何も達成していないが、不安を打ち破る、乗り越えるってのは、ただそれだけで価値があるものだと思った次第である。
雪が降った後の谷川岳はかなりのラッセル覚悟で行く必要がある。頂上を目座すというより、雪山を楽しもうってくらいがちょうどいいかもしれない。また、急な斜面や短いトラバースもあり、そこでピッケルを使うことでどのような効果があるか体感できる。文章で読んだだけでは、あの感覚はつかめない。
【2022雪山登山】今年の始まりは入笠山に決めた
頂上で出会った叔父様に撮っていただきました。とは言っても同い年くらいかもしれませんが。。。年下だったりしたら失礼しました。
バックは八ヶ岳ですね。
ブログに記録を残すっては、思った以上にモチベーションが必要です。
このままでは、きっと僕はブログに記録を残すことを止めてしまいそう。
でも、せっかく登ったのだから、その時の気持ちとか、景色とか、ごはんとか、温泉とかについては残したいですよね。なので、しばらくは自分のためだけにブログを書くことにしました。すいません。
良ければ、写真だけでもパラパラと見てくらたら嬉しいです。
【雪山登る前の気持ち】
いろんな気持ちで山を登る人がいると思いますが、去年から雪山を始めた僕にとっては、シーズン最初の雪山ってのは、やや面倒な気持ちになります。
なぜなら、アイゼンやら、ワカンやら、レイヤーやら、グローブやら、なんやら夏とは全く違うので、どれを使えばいいんだから始まるんですよ。
しかも、アイゼンやワカンの付け方を復習したりせないかんから、
「ちょっと億劫だな~」ってなります。
準備出来たら出来たで、朝が寒くて暗いから布団からでるのが辛い。
すごいですね、ネガティブな発言が出るわ出るわ。
モチベーションが上がっている時は、体が山に行きたくてウズウズするんですけどね。
やや、体を鍛えるために行くジムと同じような感じ。
じゃあ、なぜ行くのか?
それは簡単、行ったら最高ってことを知っているから。
と、なんともややこしい気持ちで2022年山登りはスタートしたのです。
【アクセス】☆☆☆
僕の中でアクセス情報って一番大事にしてるんです。
1人車で行くことが多いわたくしは、登山口までの道路が非常に気になります。道が細いと不安になります。常に登山口までの道が幹線道路だったら言うことないのですが、そんなことはありません。
入笠山については、アクセスはわりと気楽でした。もちろん、雪道なのでスタッドレスは必要です。僕はスバルxvという4駆の車に乗っているので、雪道の不安は全くありません。不安なのは道の細さだけです。
幹線道路から沢入登山口の駐車場までは、あまり不安を感じることなく行けた印象があります。
駐車場も20台くらいは停めることができそうでした。
【登山道の危険度】☆☆☆(危険箇所ありません)
次に気になるのが、登山道に危険な場所があるかどうかです。
僕は基本的に、高い所が好きではないので、危険個所があるような登山は一人ではあまり行かないようにしています。
入笠山には危険はありません。僕が通ったコースはですが。
【トイレ】☆☆☆
途中に公衆トイレがあるので非常に助かります。
僕は山に登ると、大きい方を催すことが多々あるので、これは助かります。
【写真】
ここらはロープウェイから来た人たちと合流するあたりです。
マナスルの横の広い所、ここでソリをしようと試みたのだが、雪深くてうまくいかんやった。
頂上コースからは外れるのだけど、霧氷がキレイだったから、一人で向かう。
誰もいないから自撮り。
以前ほど自撮り熱がないのは残念。
頂上直下ですね。
心が高まります。
頂上です。
美ヶ原
甲斐駒、奥が仙丈かな、左が北岳かな。
富士山
八ヶ岳が一番美しいね。
ごはんは肉うどん。ぼけてる。
水は簡単に凍る。
もちろん、ヤマセンボトルでお湯も持っていってますよ。
【登山後記】
2022年始まりはこんな感じです。僕は12本アイゼンを使いたかったので、それで登りましたが、チェーンスパイクで登っている人もいました。スノーシューは道が細くてやや歩きにくそうなところありましたが、全体的にはかなり楽しめるコースかなと思います。始まりからこんなに天気に恵まれて最高でしたね。
前日の準備していた時のドヨンとした気分なんかは、登ってしまうときれいさっぱり忘れてしまいますね。これが山のいいところですよね。
まっとにかく今年もたくさん登ろっと。
【おうちごはん】ゆず大根 ~季節のものを取り入れるという男の挑戦~
カミサンと近所を散歩していると、誰かのおうちの玄関前で青空市場のごとく柚子とみかんが。
みかん大好きなカミサンは目ざとく値踏みし、すぐにこのみかんは買いだと判断。
小さめでちょっと固めのほうが、ほどよい酸っぱさがあり、好みなのだ。
みかんだけ買って帰ろうと思ったが、僕は「柚子100円」ってほうが気になった。
気になったら買っとこってことで柚子も1袋ゲット。
いい買い物をしたと家に向かうものの、あまり僕は柚子を料理に使ったことがない。
せいぜい、お風呂に浮かべて柚子湯だ~って盛り上がるのが関の山である。
こんな時はGoogle先生に聞いてみようと「ゆず」と検索すると、日本のフォークディオ、栄光の架け橋と。
そっちじゃないなと改めて「柚子」で。
やっぱり、柚子料理でメジャーなのはゆず大根である。
僕はゆず大根をそれほど好むタイプではないのだが、カミサンは酸味というものをこよなく愛しているので、初のゆず大根製作にとりかかるのだった。
とは言っても、それほど難しいことは1つもない。ただ大根の切り方にいろいろな意見があり、選択に迷ってしまった。
結局、長さ5cmの1cm角の拍子切りにしてみた、なんとなく歯ごたえもあり美味しそうだったから。その大根に塩をふり、かるく水を抜く。
柚子のしぼり汁、酢、砂糖をお好みで配合し大根と一緒に漏れることが決してない最強ジップロックの中へ、
最後に、最も手間がかかる、柚子の皮の黄色いところを薄く削ぎ、刻み、ジップロックへ。僕らが寝ている間に、おいしくするって流れである。
そして、できたものが、
あら~、うまそう。
一晩だけでは、漬かりが少し甘かったかな。
まる一日くらい放っておくと、いい感じに漬かった。
カミサン大喜びでほぼすべてを一人であっという間に完食。
ただ1つだけ、次作る時の改善案を挙げた。
それは、大根を薄く切ってほしいということだった。
できる旦那はすぐに対応、そしてできたのがこれ
ボケてるショックだ。写真これしか撮ってないぞ、困った、いやこれでいいか。
なんとなくおいしそうな感じは伝わるかしら??
薄く切ったほうが、味がより染みてカミサン好みのご様子。
大変喜ばれておられました。
柚子って料理に使うにはハードルが高そうだったけど、いざとなったらゆず大根作っておけばって良いなというエスケープルートを発見。このルートの開発はデカい。
だってゆず大根なんて作ったら、なんとなく
「この人、料理に季節感なんて取り入れて、できる人ね」感がでません?
いや、間違いなく出るでしょ。
柚子恐れるに足らずだな、あははは。
そうそう、こんなこともしてみたよ。
豚バラを炒めたものに、シャキシャキキャベツをのせ、ゆずドレッシングをかける。
豚バラのしつこい脂をゆずがサラリと流し、サッパリとコッテリしたものを食べることができるぞ。なんだかサッパリ分からん表現だな。まあ、食べたら分かる。
さてさて、ゆずがまだ冷蔵庫に1つ残っているが、どう使う俺?
3回目のゆず大根いっちゃう。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
まったね~~~
【2021家族登山】大持山 ~ウノタワでゆっくりごはんを食べ、子どもと戯れることができる山~
メスティンの魅力にどっぷりはまっているリタリルです。
最近の山歩きは、ようやくブログの名前っぽくなっています。
今回も、山の中でごはんを作って、家族で食べてきました。
山の中でごはんを作って、食べるってそれだけで、何か特別感あるのに、さらにそれがおいしかったら、もうたまりません。
もちろん、カップラーメンとかでもおいしいしね。
では、山の記録に。
今回も、前回の棒ノ折山に引き続き、秩父方面に行ってきました。
棒ノ折山の記事も読んでくれたら嬉しいので、貼っておきます、あは
今回のお山は
大持山
渋い~~
まったく派手さのない、渋いおじさん達が集う山ですね。
頂上もほぼ展望はなかったですね。
いつもの僕の山歩きのパターンで言えば、通過点、ひどい言い方、素通り、さらにひどい。という感じです。
僕たちは、白川渓谷キャンプ場に車を停めて、鳥首峠方面から登っていったのですが、これが、急登続きで、派手さはないのにバテさはある。
ムスコッチも上りでは、グズグズ君になっておりましたが。
結果としては、そのグズグズ君が「また来たいね」と楽しそうに下山していったのです。
では、ことの顛末記録を残したいと思います。
アクセスなど詳しいことはヤマレコを参照ください。
ブログは好きなことを書いているので、参考にはなりにくいです(笑)
子どもが楽しくなる理由
★ウノタワがフワフワだから
登山口から600mほど上った場所に、ウノタワという広場みたいな場所があります。
こういった場所はあまりお目にかかりませんね。
ここで、ゆっくりごはんを食べたのですが、時間がずれていたのか、僕たち家族以外誰もおらず貸し切り状態でした。
だから、
ムスコッチと相撲をとったのでした。
この広場、苔のせいか、落ち葉のせいか分かりませんが、地面がフワフワでマットが敷いてあるようなんですね、だから転んでも全然痛くないのです。
結局、出稽古並みに、30回くらい相撲をとったかな。
★ウノタワは広いからゆっくりごはんが食べれる
とっても広いから、荷物をあんなに広げてもまったく邪魔になりません。
まあ、今回は他に誰もいないから、地上でのキャンプのようにできましたね。
ほんと素敵な場所です。
ずっと曇っていたのですが、だんだんと晴れ間もでてきました。
晴れても、この時期の山の中は寒いので、防寒をしっかりしていくことは必須です。
ダウンは必ず携行していったほうがいいですね。
今回の山ごはん
材料はこんな感じです。
作る予定
●さんまのかば焼き炊き込みご飯(メスティンで)
●豚汁(寒いから)
●ぜんざい(甘くて温かいものが欲しくなるから)
お米は30分以上、水に浸さないとおいしくできないみたいなのですが、山の中で30分待つのは辛いということで、水に浸して持って行きました。
ジップロックに入れていけば水が漏れたりすることはありませんでしたね。すごい!!!
豚汁用の野菜は、茹でて持っていきました。
野菜が煮えるを待つのもシンドイですからね、あはは。
メスティンにお米とサンマのかば焼きをいれます。
火にかけます。
バーナーでやりました。
湯気がでるまで中火、湯気がでたら弱火、湯気がでなくなったら蒸らす。
という基本を覚えていきましたが、湯気の判断を誤りましたが、
ほら、おいしそうに出来上がりました。
隣では豚汁を製作中ですね。
寒い時の登山、豚汁無敵説に1票。
おっ、こちらもうまそ。
器はモンベルで最近買ったもの。
これ最高に使えるのでおすすめですね。軽いしね。
モンベルのコッヘルなら、納まるらしいし。
なんか相撲とったりして、元気になったムスコッチはぜんざいも完食。
ぜんざいは簡単だし、うまいし、腹持ちいいしで3拍子揃ってるね。
楽しい、ランチタイムでした。
これもウノタワのお陰でございます。
大持山頂上まで
白川渓谷園キャンプ場に車を停めて出発です。
駐車料金1,000円。
しばらく、舗装された道(車で来た道の続きを登っていく)を歩いてきます。
右手に登山口があり、黄色の手すりが目印です。
写真は上りで撮り忘れたので下りの写真です。
まず、ノンビリとした道を進みます。
ムスコッチが先頭です。
それほど危なくはないですが、倒木ありますので注意してください。
いきなりの急登があります。
ほんとに急登が多いです。上り返しみたいなものはほぼ皆無です。
とにかく急な登りに泣きが入ること間違いありません。
いや、ハイカーというのはMっ気気質が強い人が多いもの、そんな人は喜びに打ち震えることでしょう。
そうこうしているうちに、鳥首峠に着きました。
登山口からここまで、約50分かかりました。
鳥首峠からも急登は続きます。
このあたりは、どっちに行くか分かりにくいところなので、ピンクテープをしっかり確認しましょう。
いやいや、まじで急です。
いきなり展望開けました。
奥武蔵の山々がしっかり見えます。
鳥首峠から40分くらい上るとウノタワに。
本当にここは心地よいのだ。
葉が重なり、フワフワの地面はお昼寝しても気持ちいかも。
大持山手前の横倉山。
この標識が小さくてとてもかわいかった。
誰かの手作りかな。
ウノタワからの登りも急で、しかも滑るので注意してください。
カミサンはすっころんで、手を痛めちゃってました。
あっという間に頂上に到着。
ガスっているので展望は全くなしですね。
そもそも木が覆われているので、展望はイマイチかもしれません。
頂上はわりと混んでいたので、ウノタワでごはんを食べることにしました。
すぐに下りです。
同じ道を下るので写真はありません。
いや、これだけは撮ったな。
この山って一部がJFEミネラルの社有地なのか、採石場があります。
昔、使われていたのか、こんなレールが残っていました。
登山後記
上りでは、ブーたれていたムスコッチですが、ウノタワで遊んだり、ごはん食べたりした後は超ご機嫌になりました。
「ウノタワまでならまた来たい」
というまで、この場所を気に入ったようでした。
確かに、駐車場からウノタワまでなら、標高差600m、1時間半程度を登るだけなので、ハイキングに行こうってつもりでも大丈夫かもしれません。
でも、急登なので、そのあたりの心構えは必要ですけどね、あはは。
結局、ウノタワで2時間くらいノンビリしてしまいました。
山歩きでこんなにノンビリしたことは、他では記憶はないですね。
ぜひ、一度訪れてみてくださいね。
きっと気に入るはずですから。
では、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
【2021家族登山】棒ノ折山 ~頂上でゆっくりごはんを食べたいなら、この山いいよ~
11月も中旬を過ぎたけど、暖かい日が続いて嬉しい。
この時期には低山を歩くのが良い。
夏には暑くて、「あ~あじぃ~」って尋常じゃない汗をかくけど、この時期は軽く汗をかく程度で気持ちがいいのだ。
しかも、紅葉していたり、葉が落ち展望が少し良くなったり、また春山や夏山とは違った楽しさがある。
というわけで、ハイキング気分、いい気分な山歩きをしてきたので報告でごじゃる。
今回は秩父でも人気の高い山
埼玉県の飯能市にあるのかな。
この変わった名前の由来は、鎌倉時代の武将が山越えに使っていた石杖がこの地で折れたかららしいぞ。
浅間山に続いて、家族での山歩き、ムスコッチは泣き言を言うのか、それとも言わないのか。どっちだ。どうでもいいことだけど(笑)
でも、子連れで山ハイクなら棒ノ折は楽しいんじゃないかな。
子どもが楽しめる理由
★簡単な岩登りがあったり、沢を渡ったりして飽きさせない。
岩場と沢があるのが棒ノ折山の最高のポイントじゃないかな。
子どもって樹林帯を淡々と歩いているのって、もう果てしなく道が続いていくようで嫌になることが多いのだけど、ここは風景が変わるから飽きないよね。
★頂上が広いからゆっくりごはんを食べることができる。
頂上でおやつ食べたり、ごはんを作ったりできるのは、やっぱり楽しいよね。
★歩く距離がちょうど良い
標高差が700m、歩く距離が10キロ、時間が休憩いれなければ4時間程度。大人にはやや物足りないものの、子どもには楽しく歩くちょうど良い感じみたい。この辺りの数字を頭に入れながら、今後も山チョイスをしていこうかしら。
この3つのことが、ムスコッチが愚痴愚痴くんにならずに、楽しそうにハイキングできた理由かな。
アクセス、詳細については、ヤマレコで見てねん。
今日の山ごはん
タネは家で仕込んできたのだ。シュウマイのタネは簡単にできるのだ。
豚ひき肉 150g
たまねぎ 半分
しょうゆ、オイスターソース 少々
塩、こしょう 少々
片栗粉 適量
とざっくりとしたレシピ。
皮にタネ詰めてくよ。餃子と違って適当でいい。見た目重視な方は丁寧に。
我が家は雑派。味は変わらんがな!
ある程度きっちり詰め込んで。うまくできるかどうか不安な気持ちを抱えながら、待つこと5分。
こんなに美しく(?)できたのさ、えへん。
しかも、おいしい。
これは、ムスコッチも大喜びで食べてた。
もう1つくらいメスティンあっても良いかも。
本日の山ごはんは大成功ですな。
棒ノ折山に行ったらココでしょポイント
子どもが楽しめたポイントでも書いたように、棒ノ折山の楽しいポイントは沢登りのように岩場を登って行けるとこ。
こんな山は他に知らない。
危険な感じは全然なく、沢を登る。
でも水で濡れた岩は滑るから注意が必要だ。雨の後とか、凍ってたりとかね。
写真の撮り方次第では、恐怖の岩場を登っている感がだせます。だす必要はないんですが。。。(笑)
駐車場から登山口までの道のり
駐車場はさわらびの湯の無料駐車場に停めたの。
そこから登山口までは少し歩くんだよね。
さわらびの湯そばバス停からスタート。
はじめは舗装路を行く。
ムスコッチの成長に山用ウェアが追い付かず、今回はアディダスウィンドブレーカー上下で。まるで部活。
舗装路をしばらく歩くと。
有間ダムにでます。ここは名栗湖でもあるよう。ダムであり湖でもあるのだ。
ここに写ってないけど、ツーリングの人がとても多いエリア。
山の中だからバイク音の響きが半端ない。
愛おしそうにバイクの写真を撮る姿が微笑ましかった。
ダムを抜けるとさらに舗装路続く。
白谷沢登山口に着いた。
ここから、ようやく登山道っぽくなっていく。
頂上までの風景
奥武蔵、奥多摩らしい杉の樹林帯。
沢と岩を登っていく。
東屋跡を過ぎると階段の急登
岩茸石
頂上手前の樹林帯
頂上
頂上からの展望
奥武蔵の山々が見えているらしいが、同定できない。すんません。
東側が開けているから、朝日を見るには最高と思われる。
登山後記
都心から近いから行きやすいのも魅力の1つ。
日曜だったせいか、賑わいがすごかった。
以前は、混んでる山は好きではなかったが、人が多いのもそれはそれで楽しいと思うようになってきた。
頂上では、1人の人もグループの人も、誰もがゆっくりと景色を眺めたり、話で盛り上がったりしながら、おいしそうなごはんを食べていた。
こんなハイキング気分で山に登るってことを、最近忘れていた気がする。
なんか、良いことを思い出した山歩きになった。
【2021家族登山】浅間山(前掛山) ~小学生でも危なくなく絶景が望めるよ~
いつまでも記憶に残る景色かも
どのお宅でも、小学6年生にもなると、親と出かけるくらいなら家でゲームって感じになってくるのだろうか。
最近では、ムスコッチに山の話を持ち掛けると、あからさまに嫌な顔をする。
まっ、確かに人生の酸いも甘いもまだまだな奴らに山の醍醐味は分からんだろうな。
奴らは山など登らんでも、常に人生を楽しんでいるもんな~、逆にうらやましい。
というわけで、ムスコッチ、カミサンと山旅行ってきました。
今回は、
浅間山(前掛山)
って、ちょいちょい噴火しているイメージがあり、なかなか足がむかなかった。
調べてみると、噴火の警戒レベルが2から1に下げられ、前掛山ってところまで登ることができるらしい。
今しかない。またいつ登れなくなることやら。
では、僕ら家族の山の思い出におつきあいください。
いつもどおり、詳細はヤマレコに書いてます。
前掛山 - 2021年11月07日 [登山・山行記録] - ヤマレコ (yamareco.com)
浅間山の小学生との相性指数 (☆☆☆☆★ 星4つ)
標高差1000m以上あるわりにはアップダウンがないので疲労度は小さいかな。
しかし、うちのムスコッチだけなのか、子どもたち全般に言えることなのか、ガレた道が苦手。
展望が開けてから残り400mくらいの上りはずっとガレているので、どんどん削られていくように疲れていき、グズグズ言い出した。
岩場は好きなんだけどね。あの滑る感じが苦手なんだろね。
他の山では体験できないような景色、そして登り応えという達成感、なにより危険箇所がほとんどないのがいい。
何度か山に登ったことのある小学生が、次のステップへの挑戦にはもってこいの山ってことは言えるね。
浅間山を歩く
登山口からシェルターまで
スタートになる天狗温泉はまだ山陰になりうす暗い。
紅葉がきれいなのだが、太陽光がないからゴールに期待しよう。
全体として、登山道はとても整備されているので、歩きやすい。
朝のうちはとても寒いので、もうニット帽登場。
手袋を忘れたら、命取りになるから、出掛けには要確認。
一の鳥居はすぐ。
水は濁っている。
火山の影響なのだろうか?
ゆるやかな上りが続く。
ムスコッチは身長158cmになり、卒業の頃にはカミサンを抜くかもね。
体はでかくなっているが、山の中ではまだ頼りない。
なぜなら、弱音、愚痴が多いからだ、プンプン。
不動の滝。
二の鳥居。
神様にお邪魔しますとご挨拶を忘れない。
樹林帯はほんとうに歩きやすい。
ようやく太陽の光が僕らにも届きだした。
だんだんと体も温まってくる。
前に見えるのは牙山(ぎっぱやま)の岩峰らしい(他の方のヤマレコより(笑))
浅間山の外輪山。
どこかに黒斑山の頂があるのかしら。
空が青い。
沢は鉄分が多いのか真っ赤だ。
これから登る前掛山が見えてきた。
火山館。
ヘルメット借りることができそうだった。
トイレもとてもきれい。バイオトイレだけど、臭くない。
管理しているみなさまありがとう。ほんと助かります。
しばらく行くと、草すべりへの分岐点がある。
僕らが歩いた道と比べると、とっても急で険しいのだろう。
記念写真だけ撮っとこ。
草紅葉の中歩く。
平坦なこのあたりが湯の平と呼ばれている場所かな。
カミサンと日光白根と雰囲気が似てると話しながら。
日光白根の頂上手前の庭がとても素敵だったのを思い出す。
この時も家族で行ったのだが、僕はまだ山の沼にはまる前だったかな。
いや、もう片足はつっこんでいたかな。
丸みのある前掛山の稜線。
時期がもう少し早ければカラマツがもっと美しかったのかもしれない。
来年もまた来たい。
ムスコッチ、贅沢過ぎる背景の前で靴紐を結ぶ。
山肌が露わさは噴火が多い証拠なのかな。
何も邪魔することがない稜線にムスコッチひるむ。
「まだ、あんなに歩くの」と。。。。
小さく、外輪山を人が歩いているのが分かる。
その奥には北アルプスが、最高の景色でございます。
その目を左に移すと、槍ヶ岳がはっきりと見えるね。
大キレットのキレキレぶりも半端ない。
愚図りだしたら、エネルギー不足。
休憩も必要。
日曜の晴天、すれ違うハイカーが多かったけど、登山道が広いから端に寄れば邪魔にはならない。
そういえば、ゴロンと横になっている人もいたな。
確かに、温かいし景色はいいし、気持ちは分かる。
充填OK。
スタート。
シェルター。
その先に頂上に続く道。
シェルターから頂上への稜線
シェルターから岩の道を登り始める。
それは、まるで空に向かって歩くよう。
頂上へ向かう道
引いてみると
どうでもいいことだけど。
新婚旅行で行ったナミブ砂漠を思い出す。
砂ではなく岩の丘を登っていく。
スケールがとてつもない。
稜線の向こう側は崖になっている。
道幅は狭くないからぜんぜん怖くない。
小諸なのか、佐久なのか分からんが、街並みも広がる。
頂上。
噴煙を上げる浅間山。
頂上に君臨するムスコッチとカミサン。
頂上から下る時には正面に外輪山。
スケール、すごいんです。
いろいろ山は見てるけど、こんな雰囲気の山を僕は他に知らない。
間違いなく、唯一のものを持っている山である。
ここも噴火の時に崩れた一部なのだろうか。
人がちっぽけに見える。
身長がほぼ同じになっている。
なんという湖だろう?
誰か教えてほしい。
シェルターも小さい。
前掛山頂上より
浅間山本丸
あの看板から先は行けないよ
何度も登場外輪山。
いわゆる、草すべりやらJバンドやら。
ランチタイム
ちょっと雑な写真になっておりますが、うどんを作ります。
温玉の崩れ方はあまり見た目良くありません。
ヒガシマルのうどん出汁は間違いがありません(おススメ)
下り
とりあえずシェルターまで降りてきた。
覗くと、ごはんを食べている人が。穏やかだな~。
ゴツゴツした岩だらけの道をムスコッチが先を行く。
コケかけてコケなかったからセーフしたのか???
何度も見ても圧倒される景色。
風がなく暖かい。登山日和だ。
気をつけないとズルリと滑る。
ムスコッチ小さくなった。
実はおしっこに行きたかったらしく。焦っていたようだ。
トイレには間に合わず、途中で……
漏らした訳ではないので悪しからず。
最後に浅間山を見る。
とてもなだらかな形をしている。
火山館までついたので休憩。
贅沢にシャインマスカットと巨峰をおやつに。
〆はみかんで。
下りは二ノ鳥居から不動の滝を経由しないほうへ行った。
なだらかで歩きやすい。
気持ちが良い道である。
日が少しずつ傾いてくる。
最後は平坦な道をいく。
カミサンより大きく見えるのは気のせい?!
無事に天狗温泉まで下山。
僕らは下りてきたのが遅かったようだ。
楽しい登山になりました。浅間山ありがとう。
紅葉
黄色に
赤に。
天狗温泉の前が特に素晴らしかった。
いろんな赤がある。
だから落ち葉も色とりどり。
結婚式の花道のようだった。
カラマツが夕日に染まってきた。
温泉とごはん
佐久平ハイウェイオアシスにある「見晴らしの湯」に寄りました。
すぐの天狗温泉も考えたのですが、混んでいるかなと思い。
「見晴らしの湯」は高速の入り口もすぐにあり、かつ、ごはんも食べることができ最高でしたよ。
それと、名前の通り見晴らしがすごいんです。
北アルプスががっつり見える。
槍穂高が影絵のように。
槍の先端はどこから見ても分かりやすい。
月と夕日。
ざるそばかき揚げセット。
信州だけあってそばもおいしい。
楽しむ
とんかつ。
信州豚を使っていた。
肉厚で脂少な目、食べ応えがある。
山から下りた時は、そばよりとんかつだよな。
登山後記
最近は、絶景の中、山を歩くことに重点をおき、山の中で楽しむってことをしていなかった。
今回も、大したことをしたわけではないが、うどんの上にのせるトッピングを考えたり、楽しみとしてシャイン&巨峰を持っていったりした。
久しぶりに、山の上、中でどうやって家族で楽しもうかってことを考えた。
これから、家族3人で山を歩くことも、それほど多くはないだろう。
ただガムシャラに頂上を目指すだけではなく、山歩きをもっとエンジョイしようじゃないよ。ってことを思い出すきっかけになる登山になった。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
【2021ソロ登山】両神山 ~沢沿いを緩やかに登る道は玄人好み~
沢のせせらぎを感じ歩ける山
山に行きましょ。
行ったら、ブログに残しましょ。
って感じで気楽にブログを書き始めた。
にもかかわらず、いつのまにか、何かを目指し始めてる。
その目指してるものに縛られて、僕の自由はいずこへ…
いきなり、何が言いたいって感じで始めてしまいましたが、ただの個人の思い出ブログ。
良い加減にいいかげんにやってきます。
では、ぼくの思い出におつきあいくださいまし。
に登ってきました。
以前にも家族で来たことあったけど、清滝山荘までで下山。
登頂はしてなかったので、リベンジってことだね。
親子登山には☆2つとなっている。
1000mの標高差と頂上まで展望が開けないってのが、子ども向きではなかったって書いている。
確かに、日本百名山の中でも地味なキャラである。
良く言えば、玄人好み、あは。
アクセスや駐車場やコースタイムやらについてはヤマレコを参照あれ
両神山 - 2021年10月20日 [登山・山行記録] - ヤマレコ (yamareco.com)
天気
天気 雲がわりと多い晴れ
風が強い予報だったけど、風も穏やかで気持ちが良い山歩きができました。
ごはん
山ごはんがブログ名に入っているにのかかわらず、最近はインスタント系のものですましてる。今回もこれ。
まるたい棒ラーメン。
しかも具なし。なので、まったく映えないので完成品の写真はありませんwww
両神山を歩く
登山口から清滝小屋まで
薄暗い中両神山無料駐車場に到着。
第1と第2がありますよ。
新車で買って8カ月しか経っていないにもかかわらず、すでに1万キロを超えてしまった愛車XVちゃん。
車道をしばらく登ると右手に登山口。
途中に公衆トイレあるが、男女一緒なので女性は使いにくいかも。
しかも、男性小便はなかなかみれない古き良き時代の代物である。
こんな感じで民宿の横を通り過ぎていく。
登山道に入るとすぐに銅像がある。
いつも通り安全登山祈願。
太陽が昇ってきた。
なんでもない登山道が光により、ロマンチックな街道に。
小屋までは2.4キロ、頂上までは4.2キロ。
距離としてはやや物足りないかな、もう少し歩きたいと思うかも。
道が細くなるところもあるが注意して歩けば問題なし。
炎の神様としよう。
緑と岩と苔に心癒される。
沢沿いを歩く。
要所要所で神様が見守ってくれている、心強い。
ほらここにも。
この神様をみたら、右に進路を取って。
僕は神様に見惚れ、まっすぐ行ってしまった。
小さく道に迷ってしまった。
弘法大使の井戸。
写真では緑がかって見えるけど、あたりまえにきれいなお水。
とても美味しかった。
弘法大使の井戸から少しで清滝小屋。
ロッジ風でかっこいい小屋なんだけど、現在は休業中。
避難小屋として利用するのはOKのようだった。
屋根付きのベンチがある。
山の上とは思えない設備に前回も感動した。
そうそう、昨年10月にも家族で両神山に来た時はここまで来たのよ。
あとから、登った方々に
「あそこからが、しんどいんだよね」
と言われ、そうかどんなだろうと思ったものである。
では、ここから未踏の地に突入である。
頂上を目指して岩を登る
緩やかな上りから始まる。
道も整い、緑も美しい。
思わず、立ち止まる。というポーズ。
残り1.4キロ。
まだ、エネルギーは十分。体が軽い。
山向きの体になってきているな。
あのあたりが頂上だろうか。
いよいよ岩登りの始まり。
高度感がないので、高所が嫌いな僕も怖くない。
難易度もそれほど高くないので、思ったより楽に登ることができる。
岩登ると階段がある。
工事現場のような素敵な階段である。
紅葉を愛でながら歩いていると、
両神神社に到着。
かわいらしい顔をした狛犬がお出迎えしてくれる。
秩父あたりの山にいる狛犬には、このようなかわいい顔したモノたちが多い。
構えといい、忠犬って感じだ。
またまた仏様。
有難いお山である。
ザックザックと気持ちの良い音をたて落ち葉の上を歩き進む。
紅葉のトンネル。
光を浴びた紅い葉がキラキラ光る。
ここが頂上に続くビクトリーラダー。
気を付けながらゆっくり登っていくと、
目の前に展望が開ける。
樹林帯を歩くのも気持ちが良いが、やっぱり展望が開けた時の快感はこの上ない。
そこから少し行くと。
頂上が見える。
ブログやヤマレコで何度もみた標識だ。
1723m、「いいな兄さん」と覚えよう。
両神山頂上から風景
途中で、すれ違うお兄さんから
「富士山がやばいことになってますよ」
と声を掛けてもらった。
前日に降ったばかりの雪で真っ白になっている。
風が強いのか、雪煙が舞い上がっているのが肉眼でもしっかり分かった。
雪をかぶった富士山はやっぱり美しさが一味違う。
同定できませんが、展望も最高です。
奥武蔵の山々と富士山。
右手のちょっとポコりと出ているのが甲武信ヶ岳かな、信用はしないでください、あは。
空が青いな。
風が強いという予報がでていたが、この時はほとんど風がない状態だった。
アップの富士山。
雪がギシギシと音をたてているような姿だな。
清滝小屋へ下っていく
紅葉の中をくだっていく。
紅葉なんて若い頃は見向きもしなかったのに、今では色づく葉に心潤う。
千手観音のような枝ぶり。
まったく映えないランチ。
「山ごはんもおうちごはんもどっちも好き」というブログ名に恥じすぎている今日この頃。
山を歩くことに楽しさの重点が傾き過ぎて、山遊びを楽しむって感じでなくなっているかもね。
山の中でご飯を作ることに、今後はもう少し力をいれようと、ブログを書きながら思うのあった。
ランチタイムも終わり下山開始
近くでご飯を食べていたハイカーの人に声をかけると、木の指して、
「あれは熊の爪痕じゃないですかね」と。
この方、2度も熊に遭遇されており、2度とも熊が木から降りてきたとこだったらしい。
熊は気の上に熊棚というものを作り、そこでえさを食べたりするらしいのだ。
知らなんだ。
この景色が両神山っぽい。
沢沿いを歩き、渡渉し、緑と岩苔。
時間に余裕があったので、沢と戯れてみた。
水はきれいで冷たい。
幸いにも寒くなかったので、顔を洗ったりもしてみた。最高。
春先にはハチが出るらしい。
お地蔵さんに立派な杉の木。
縄のように捻じれる木。
珍しいので撮っといた。
なんだあれは?
超でかいキノコだった。
いつも下りは急いでるが、この日はゆっくり下ったので、見逃しそうなものが目に入る。
しかし、こんなでかい物が上りでは目に入らなかった。
無事下山。
ありがとうございました。
本日の自撮り
登山後記
渋い日本百名山ですよね。
華やかさはないのですが、水の音を感じながら沢に沿って歩くのがとても気持ち良かった。秩父感がでてるよね。
こういった渋めの山は家族で登るより一人で登るほうがいいな。
今度登るのはいつになるか分からないけど、沢の水を沸かしてお茶飲んだり、弘法大使の井戸の水を頂いて帰ったり、沢や水ともっと戯れたいよね。
【2021一人登山】一泊二日鳳凰三山縦走2日目 ~特徴ある3つのピーク、最高の縦走路には間違いない~
小屋に泊まるっていいかも、もちろん混み過ぎているのは御免ですが。
起きてから出発までが早い。
目が覚めて、20分もすればスタートできる。
なんか、怠け癖がついて、テント泊しなくなるのも嫌だけどね。
とりあえず、昨日はガスの中に煙ったままだったオベリスクをしっかり拝みに行きましょ!
その前に1日目も読んでいただけたら嬉しいです。
鳳凰三山縦走 2日目スタート
リベンジ 地蔵岳を目指す
真っ暗の中スタート。
前日に歩いた道だから少し安心感あり。
樹林帯は真っ暗なので写真は撮ってない。
抜けると空が明るくなってきた。
富士山も見える。
うす暗い中、昨日はほとんど顔を出すことがなかったオベリスクがはっきりと。
しかし風が強い。10mはあるな。
うっとりする。けど、さみ~~~。
しかしボケてるな。暗い場所では三脚いるな。
朝日を浴びるお地蔵さんたち。
少しずつ明るくなってくる。
人は少ない。3グループくらいしかいなかったのでは。
平日ってだから好き。
朝日に照らされる雲海。
いつ見ても、日が昇る前の空のグラデーションっに「すげー」って声を上げてまうね。
ピンクに染まってきた甲斐駒。
もう言葉はいらない。
モンベルのマークがでかいな。
昇ってきた。
おはようございます。
この影はなんの影やったんやろ?
今回の計画は余裕がとてもあるので、地蔵岳でかなりのんびりしている。
山頂標識の前で写真を撮るカップル、いやメンズ2人組だったかな。
頂上も開けていて気持ちがいいんだよな~。
鳳凰三山って、ごはん食べたり、ゆっくりできる場所がたくさんある。
だから、自撮りもいろいろな場所でできる。
これは人気になる山だよね。
富士山も完全にお目覚めだね。
次に目指す観音岳はすぐそこに見える。
さて、完全に太陽が昇ったので、次に行きましょ。
頂上から少し行った場所から、こんな絶景が拝める。
孤高感でてるよな~。
あまりにも絶景なので、朝飯を食べることにした。
クリームパンです。食べかけ写真でごめんなし。
鳳凰三山最高峰観音岳へ
いざ観音岳へ。
3000mの稜線、また行きたい。
今度は、もっとゆっくりと。もし良ければ、北岳の記事も読んでくださいまし。
キレイですが、時々滑ります。
左手には奥秩父の山々が見える。
金峰や甲武信があるはず、きっとあるはず、たぶん。。。
農鳥から奈良田への下山ルートはあの辺りかな。
すげー長いな、やっぱ。
ギリシャのようじゃない???
えっ、ギリシャのイメージがおかしいって、そうかも、あは。
右にはずっと北岳がいる。
すごい気持ちがいい稜線だす。
白根三兄弟も。
振り返るとオベリスクが小さく見える。
天気がいいから、どこを見ても絶景だす。
庭のように。
砂浜にしか見えない。
これって、海のほうの足跡でしょ。
こうやって自撮りできる場所がたくさんある。
大学の山岳部の人たちとすれ違う。
あの頃の僕は酒飲んで寝て、競馬して、あっ~~~ロクでもない生活だ。
あの子らはエベレストも目指せれるな。
オベリスクからずいぶん離れた。
オベリスクの存在が霞む景色。
観音岳頂上を前にして、小屋で作ってもらった朝ごはんを食べる。
フキとゼンマイがむちゃくちゃ美味しかった。
家ではほとんど食べたことないのに、山で食べるとべラボーですね。
腹ごしらえも終え、頂上へ。
頂上で戯れている人たちの姿が見える。
待ってろー俺も今すぐそこに行くから。
ここまで来ると、左右のすそ野が見える。
やっぱり富士山は見る山だね。
最高峰に到着。
うっすらと北アルプスも
日光白根など福島の山も見えた。
前日と打って変わっての展望に、やっぱり一泊すべきだなとしみじみ思うのであった。
まあ、一泊してもダメな時はダメですがね。
もう動きたくない。
でも、最後のピーク薬師に向かうぜ!
薬師岳まではずっと富士山を見ながら歩き。
それぞれのピークに特徴があるな。
薬師岳へ
薬師岳まではアップダウンも少なく、とっても気持ちがいい。
分かりにくいけど、紅葉と白砂のコントラストもキレイ。
なんつたって富士山いるし。
こんな感じで歩ける。
正直、どれか1つだけでも最高の山なのに、3つそろったら無敵じゃね。
自撮りの限界に挑む。限界って何???
薬師岳。
薬師岳でも自撮りしてたら、少し笑われていた。
おじさんもはしゃぎたくなるような場所ではあるよ。
昼寝している人もいた。羨ましい。
夜叉神駐車場まで一気に下る
十分自撮り楽しんだし、最後の下りに入ります。
薬師岳からすぐに薬師小屋が見える。
だからすぐに着く。
サラッと通り過ぎ、先へ。
南御室小屋目指してレッツゴー。
ここからは樹林帯歩き。
樹林帯をそこそこ歩くと小屋へ到着。
ここはトイレあるし、なにより嬉しいのがこれ。
南アルプスの天然水。
とっても美味しかった。
トイレOK、水分補給OK、夜叉神峠へ。
まず苺平到着。
ずっと樹林帯ではあるが、ときおり富士山が見えて、おっと思う。
杖立峠到着。
ドライパインで栄養補給。
このへんになると、ベンチもあったりする。
夜叉神峠到着。
街並みも見えてきた。
祠。
新緑の中を行く。
駐車場だ。
無事下山できました。
おつかれさま。
昨日は暗かったからよく分からなかったが、こんな感じなんだね。
夜叉神小屋とバス停。
温泉
帰りは芦安温泉、岩園館へ。
料金は1000円と少し高めだが、かけ流しの露天風呂はとても広く気持ちがいい。この日は僕の貸し切りだった。ちょっと離れたところにうち風呂もあり、どちらも入ることができる。
気持ち良かったですよ。
晩餐
ほんとうは地元のものを食べるのがなんか山と旅って感じで良いんだけどさ。
探すのが面倒だったのと、牛丼と玉子が好きだしってのがあったからさ。
やっぱりすき家はうまかった。
登山後記
オクサンから鳳凰三山は下りが長くてとっても嫌だったって話を何度も聞かされていたので、なかなか足が向かなかったのであるが、行ってみると最高だった。
百聞は一見に如かずである
下りは確かに長めであるが、農鳥岳から奈良田までの下りに比べたら半分程度であるし、整備されていてとっても歩きやすい。
他のコースは知らないが、広河原から入って白鳳峠、高嶺を経由しての鳳凰三山縦走は展望的に最高ではないだろうか。樹林帯を抜けたらずっと南アルプスを見ながら歩くことができる。もちろん天気にもよりますが。
日帰りする人も多いけど、一泊してゆっくりしたのが良かったよね。あんな稜線歩きはなかなかできないでしょ。
危険個所も少なく歩きやすいし、誰もが言うように初めての南アルプスとしてはおススメと僕も思った。
鳳凰三山歩いて、次に白根三山のほうが良かったかもね、あはは。
【2021一人登山】一泊二日鳳凰三山縦走1日目 広河原から夜叉神峠へ抜ける
秋も深まってきましたが、みなさま山歩き楽しんでいらっしゃるでしょうか?
9月の終わりに1泊2日で白根三山を縦走し、やっぱり山は朝が最高だなってことを実感しました。
特に、日中の気温が高くなるこの時期は10時くらいからガスが上がってくるような気がしているので、できるなら泊りがいいなってことで、今回も泊りで行ってきました。
その山は
この前、登った北岳をがっつり見て歩く。悪くない。
日程は10月10日(日)~11日(月)
ってことで、コース決めです。
鳳凰三山について
コース検討
コース
鳳凰三山を登るにはいくつかのコースがあります。
他の方のブログやら、ヤマレコやらを読んでいると、車でアクセスする場合、青木鉱泉からの周遊コースを選択される方が多かったので、僕もと思ったのですが。
何やらダートな悪路を10キロくらい走るという事実を知り、狭い林道嫌いな僕は却下。
どうしようかなと調べていると、夜叉神峠からインして広河原にアウトするようなコースがあるではないか、これいい。
しかも、夜叉神峠から広河原へバスが出ている。
夜叉神峠に駐車場があるから、そこに車停め、広河原イン夜叉神アウトすれば、下山し、する車で帰ることができる。バスに間に合わせたり、待ったりする必要がない。
決まりです。
アクセス
自動車のナビに「夜叉神峠」と入力すれば良かったです。
僕は中央道の甲府昭和下車し、そこから下道を走っていきましたね。
広河原駐車場から夜叉神峠駐車場までは道が狭いところがあり、早朝暗い中で走るのは少し怖いですが、下ってくる車はありませんでした。
明るくなると、林道嫌いな僕でもそれほど嫌ではありませんでした。
夜叉神峠登山口駐車場
無料
夜叉神峠駐車場は、100台くらい停めることができるようです。日曜のAM4時半の時点ではかなり空いていました。
バスに乗る5時半くらいでもまだ停めれたような感じです。
ここに停めれない場合は広河原駐車場に停めなければいけません。
今回歩いたコースで言えば、夜叉神峠駐車場に停めれたことは最高に助かりました。
バス
夜叉神峠登山口バス停から広河原へ。
早く着いたので、ゲートの警備のおじさんと話すと、バスで広河原に行くなら芦安駐車場のバス停から乗らないと、バスに乗れない場合がある。という話を聞きました。
げげげと焦りましたが、日曜のこの日は2台運行で問題なく乗ることができました。
土曜は気をつけないといけないようです。
夜叉神から広河原へ行くバスに乗る場合は注意が必要なようですね。
鳳凰三山の山歩き(初日)
まず日本百高山高嶺を目指します
早く着いたのでいろいろ確認。
日曜だったせいか、人が多く、特にトレランの人が多かったね。
夜叉神峠登山口駐車場はトイレもあるし、自動販売機もあるしで助かりますね。
乗合タクシーがゲートが開くのを待っている。
この日は5時半にゲートは開いた。
5時40分にバスはしっかり来た。
警備員さんの「満員だと止まらずに通り過ぎちゃうよ」という言葉にビビッてはいたが、なんてことはない、思った以上に空いていた。
前回もお世話になった広河原インフォメーションセンター。
トイレをしっかり借りて(とてもきれい)、コンパスで登山届を出してはいるが、あらためて登山届を出しながら職員さんに情報をもらう。
登山口からの樹林帯は道が荒れているから気を付けて。ということだった。
道迷いに不安はないかの確認に対しては、「大丈夫」と言われた。が、、、なんとも悩ましい所はあったような。
北岳に行くにはここで左に行って橋を渡る。
今回は、ここをスルーして、10分ちょい歩く。
右手に登山口が現れる。
センターの職員さんが少し前に周囲の藪を切り込んでくれたようだ。
歩き始めから急な坂です。
ロープを使うまでもないにしろ大変。
センターの職員さんが言っていた通り、けっこう倒木多く荒れています。
でも、険しいって感じは全くなく、さすが百名山だけあって歩きやすい。
橋を渡ると階段があります。まあ問題ないですね。
台風の影響などなんですかね。倒木多いです。
地盤が崩れやすいのもあるのかな。
かなり長いはしごありますが、注意して登れば大丈夫かな。
僕は高い所が苦手なので、行く先の方だけに集中するタイプ。
一部ではあるが、どっちかしらってとこがある。
ある程度歩くとピンクテープがあるので、ちょっとおかしいなと思い回りを見またしてもピンクテープなければ戻ることも大切。
勇気ある後戻りを。
樹林帯を抜けるとゴーロ帯に。
なんでこんなデカい岩がゴロゴロしているのって感じずにはいられない。
ここにでた瞬間、思うのはどっちに行くの?だった。
もしかしたら、岩にマーカーがあったのかもしれないが、分からんかった。
だから、とりあえずまっすぐ上ることにした僕だった。
樹林帯を抜けると展望は開け、北岳の雄姿を拝むことができる。
ズームすると小屋も見えた。
あそこに寒さに震えながら夜を過ごしたのは、ほんの2週間前。すでに懐かしい。
でも、ダウンパンツとダウンシューズは必ず買うと心に誓ったことは僕の胸にしっかり刻まれている。
ゴーロ帯を登っていけども、どっちの方向に行けばいいのか左右を確認していると、左手にピンクリボンが。おぉぉぉ~~~と思わず声が。
白凰峠までのゴーロ帯では、左方向に行けば良いってことを学んだ。
ここは登山道かという時には必ず登場してくれる、心強いリボンちゃん。
どっちだ?と遠くを見つめる。
遠くでリボンちゃんが僕をいざなってくれるではないか。
というように、どこかしらピンクテープが道しるべになってくれているので、広い場所にでたら全体を見渡してみよう。
このハイマツの中に登山道があったりするから気を付けて。
分かりにくいところはあるよね。
ゴーロ帯後半に気づいたのだが、うっすら岩にマーキングがあった。
もしかしたら、最初からあったのかもしれない。色が薄いから分かりにくい。
ぜひ、農鳥のマーキングを見習ってほしいものだ。
このハイマツの中に入って行こうとはなかなか思わんわな。
左側が開けているから、そっちに行きそうになる。
こんな感じにこっそっとある。
左はゴーロ帯が続いている。
しっかりした人は大丈夫とは思うけど、注意して歩こう。
展望はないので、写真だけパシャリ。
白鳳峠から歩いていると、すれ違ったお兄さんに
「天気最高っすね、甲斐駒がやばいことになってますよ」
と言われ、期待に胸を膨らまる。
雲海の上にそびえる甲斐駒ヶ岳がかっこいい。
やっぱり、ちょっとボケてるな。
それでも、かっこよさは伝わる。
登ってきた道を振り返る。
岩とハイマツ。登山道はやっぱり分からん。
とにかく上りでは左へと僕は覚えた。
素晴らしい景色だね。
このあたりにくると色づいた木々があり、なんとなく得した気分になる。
しかし、写真を見ても分かる通り、太陽光が少なくなってきている。
ガスってきている。
高嶺の頂上は雲の中かもしれませんね~泪
高嶺て前は岩登りが続く。
ここらで、ストックをバックに戻してもいいかも。
岩登りはそれほど難しくはない。
山に登っている人なら問題ないだろう。
華やかではないが悪くない。
高嶺は真っ白かな~
やっぱり何も見えなくなった。
晴れていたら、かなり良い景色だろうけどさ。残念。
真っ白い中を地蔵岳へ向かう
青空は消え去り、山の上を歩いているのかさへ分かりまへん。
岩が白くなり、登山道の地面も海の砂のようになってきた。
地蔵岳が近づいてきている雰囲気だ。
ガスってなければ、どんな景色が待っていたのだろう。
すれ違ったお兄さんが僕に
「今日はずっとこんな感じなんですかね?」
と聞いてきた。
この時、時間はもうお昼前。
「夕方まではこんな感じかもしれませんね」
と答えると、
「ショックです」
と。気持ちはとても分かる。
一瞬、あの急な岩を登っていくのかと怯んだ。
当たり前だが、しっかり巻き道があった。
赤抜沢の頭への案内だ。
1人で不安な僕はホッとする。だったら1人で山に行くなよって話ではある。
赤抜沢の頭到着。
何も見えませんので、スルーです。
ここからは地蔵岳はもう目と鼻の先。
オベリスクが見えん。
カメラのテクモ天気も味方してくれない写真の見本。
もうちょい近づいてみたが、オベリスクはモザイクかかっているよう。
ガスの中にある地蔵岳頂上の雰囲気はなんとも言えない異質感が漂っていた。
悪くない。
お地蔵さんたちも、こう真っ白だと
「試練じゃ~」
と修行してる感がでるから不思議だ。
もし、ここに一人きりなら、なんとなく怖くなるかもしれない。
いつも独り占めを喜ぶが、今日は誰かいてくれて良かった。
オベリスクに近づくと、青空が。
早くカメラの電源をいれなきゃ、焦る。
ガスが切れた。カシャ。
近く過ぎてオベリスクかなんか分からんです。
「これがオベリスクですよ」
って言われないと、ただの尖った岩にしか見えない。
しかし、青空が見えたのわずかな瞬間だけだった。体感的には10秒くらい。
この後、1時間くらい待ったが、もう青空が見えることはなかった。じゃんねん。
待っている間の自撮り
この時、お昼の12時くらい。
地蔵岳から小屋までは1時間。まだ早い。
だから、晴れるのを待つことにした。でも、暇。
だったら、自撮リストとしてはやすしかない。
と張り切りました。
さきほども言いましたが、この後晴れることはありませんでした。
ガスの中のオベリスクに向かっている感がでているから好き。
まわりの枯れて木々が異星感をだしているのが良くないですか?
鳳凰小屋へ向かう
岩にもこの通り。
砂浜のように足をとられる。
見た目以上の急坂。下りは悪くないが、上りはゾッとする。
雪山を歩くような感じではあったな。
流木みたいなのがあり、荒涼とした雰囲気を醸す。
どっちにいけばいいか、ここでも迷う。
もう少し歩くと、
樹林帯に入っていく道をみつけた。
この道を下っていく。
明日の朝、地蔵岳リベンジを狙っていたから、ヘッデンでも歩けるように覚えておこうと慎重に行く。
鳳凰小屋
鳳凰小屋到着。ギターの音色が響いている。
受付を終え、僕の寝床へ。
シーツはないから、シュラフカバーと枕用にタオルを持ってくるようにであった。
あとはトイレの便座ようのアルコール消毒ね。
2時くらいに着いてしまったので、時間を持て余してしまった。
こんな時は昼寝。
部屋は2段ベッドのような造りになっている。明かりは少なく薄暗い。
コロナの影響で談話室みたいなところも使えず、えらい暇だった。
こういう時、フレンドリーな人なら他のハイカーたちと盛り上がったりするんだろうけど、僕はイマイチ苦手なタイプ。
目が覚めても、ごはんまで時間があったから、ビールだす。
晩ごはんのカレーライス。
鳳凰小屋での晩ごはんはビックリした。
けっこうな密な中での食事のせいか、みんな飲むようにカレーを食べていた。
アッという間の時間。
まあ、こんなもんか。
晩ごはんを食べたら、やることもなく。
8時くらいには寝ることにした。
後半につづく
【2021一人登山】北岳、間ノ岳、農鳥岳縦走(2日目)~天国のような縦走路を歩いた後に待っていた遭難の恐怖~
2日目のスタート
どうも、寒さ対策が甘かったせいで、あまり眠ることができなかった。
上半身については問題なかったのであるが、下半身についてはダウンパンツ、ダウンシューズを準備していなかったため、足先と、膝が冷え冷えになってしまった。
9月後半でも山の上の寒さは半端ない。防寒をしっかり。
テント泊で眠れるかどうかってのは、その先の工程に大きな影響がでるから、やっぱどこでも眠れる人間になりたいわな。
9月の終わりといえども、3000mを超す場所はとても寒いです。とんでもなく。
さて、やや重い体を起こし、朝ごはんのパンとソーセージを胃に流し込む。
シュラフやテントやの片づけをしていたら、4時50分になってしまった。
2日目の行程は12時間歩く予定なので、暗くなる前に下山するのはギリギリかなと思いながらも、まだ余裕十分だった。。。はずだったのだが。。。
さて2日目は3つ、いや4つのピークを越える。
えげつないアップダウン、まあでも自分で決めたことなんでね。
前置きはこのへんに2日目行きましょ。
できたら初日もお目通しいただけたら嬉しい限り。
縦走2日目
ご来光拝みに北岳を目指す
朝3時半に起きる。
寒かったから、早く何か食べて体を温めないと。
テントの外に出ると、暗い中もう動き出している人が多くいた。
見上げると、今日の天気が保証されているような空模様、素直に嬉しい。
北岳を登っていると、だんだん東の空が明るくなってきた。
頂上でご来光を拝みたい。急げ。でも安全に。
暗くてボケているが、岩場を登っていく。
大きな岩がゴロゴロある。
稜線の先には南アルプス。
左手のピョコンと高くきれいな弧を描いているのが塩見岳らしい(後から聞いた、あは)
振り返ると仙丈ケ岳にも光があたっている。
僕のカメラワークがいい加減なため、うす暗い中ではピンボケが多い、泣ける。
今日は鳳凰三山もはっきりと姿をあらわす。
オベリスクもはっきりと見える。
北岳の頂上にはすでに多くの人がいる。
けっこう頂上は広そうである。
なんとか、ご来光には間に合いそうな感じ。
3000mを超える山と山をつなぐ道。しかも、稜線上も3000m超えている。
これからあそこに行くと思うとワクワクが止まらない。
あっ、ご来光。
なんとか、頂上にて拝むことができた。
ギリギリだったけど。
小屋を1時間弱かかったかな。
ヘッドライトの光でも、頂上が見えるから問題なく登ることができるのが嬉しい。
360°大パノラマな北岳頂上
甲斐駒岳の奥にそびえる八ヶ岳。
右にはオベリスクが見えますね。なんとも贅沢。
さらに太陽が昇ってきた。
雲海の上にそびえる富士山。まさに絵に描いたような的な眺めだ。
若いお兄さんのコンビが写真を撮りながら、どんどんテンションが上がっていった。
その気持ち分かるよ~。
太陽が昇るにつれて、富士山の色も変化していく。
富士山ってやっぱり登る山より眺める山だなと思ってしまう。
まあ、登ったことないんだけどね、あは。
朝焼けに染まる仙丈。
山容は穏やかであり南アルプスの女王と呼ばれているが、なんともどっしりした構えである。女王というより、肝っ玉母さんだな。いや、やっぱり女王だわ。
甲斐駒というのは、とても特徴的な顔をしている
独立峰ではないのだが、一人で立っているような強さを感じる。
何度も言うが、なにより面構えが本当にかっこいい。
影北岳。
写真では見たことがあったが、最初はこれがそれとは気づかなかった。
山の影がこんな風に見えるなんて不思議じゃないですか?
頂上にはお地蔵さんもおられまする。
人生で一番高い場所に来た記念に自撮り。
どの方向を向いても絶景なため、時間を忘れてしまう。
気づいたら30分も頂上にいた。
予定では5分くらいで次へ行くぜって感じだったのに。
貧乏性な僕は、どんどん変わる光の感じにさらなる絶景がくるのではと次に足を進めることができずにいたのだ。
山を歩くときは自分の性格まで考慮してスケジュールをたてるべきだな。
さて太陽もしっかり登ってしまったし、次なる頂である間ノ岳に出発だ。
北岳から間ノ岳へ天空の縦走路
写真やテレビでしか見たことがないこの稜線を歩きたかった。
間ノ岳を越えてなお続く稜線にうっとりする。
ここからは北岳山荘は見えなかった。
しばらく行くと眼下に北岳山荘が見える。
がっつり下りまするな。
北岳頂上に多くの人がいたが、間ノ岳に向かう人はかなり少なかった。
そのせいか、ピーク毎に見たことある顔ぶれがそろう。
太陽に照らさるる間ノ岳の姿のなんとどっしりとしたことか。
雲の感じもよいよい。
右側が切り立っている細い登山道だけど、高い所、岩場が苦手な僕でも怖さは感じなかったですよ。
この先もそうだけど、高度感あって怖いなって場所はなかったですね。
だから、余計に好きになってもうたね。この縦走路。
いよいよ北岳山荘が近づいてきた。
山荘を過ぎると、いよいよ上りですな。
テント担いでいるのといないのでは、まったく足取りが変わることに、今さらながら気づいた。もちろん、テントを担ぐと重くなる、あたりまえ。
右手には中央アルプスがはっきりと見える。その後ろに御嶽山も、分かりますか?
中央アルプスの左手に恵那山。
頂上が平なんですね。
頂上で出会ったベテランハイカーさんに教えてもらって、けっこう山を同定することができるようになりました。有名どころだけだけど。
太陽は完全に登りました。
左に富士山、右に中央アルプス。
どこを見ても、誰もが知っている山が連なっている。
遠くに見えていたケルンまで到達。
小屋はもう目の前だ。
頂上から300mほど下って、北岳小屋に到着。
今は休業中。トイレは使えそうでしたよ。
ここのテン場も富士山を望め、気持ち良さそう。
北岳頂上でロスした分を取り戻さないといけない気持ちから、小屋はスルー。
間ノ岳へのビクトリーロードに入ります。
まあ、まだここから2時間ばかり登るんですがね。
ペースが上がらないのもあるんだけど、思ったより遠い間ノ岳のてっぺんですよ。
どのへんが頂上だったかしら?
間ノ岳って遠くから見ると、その形ですぐに分かるのだけど、ここからだと分からんな。
しばらく登ったところで振り返る。
この絵が見れたことで、今回の登山は成功したも同然。
整列したような雲がまたいい感じ。
登山道は広くて歩きやすいです。
でも岩が多いので注意して歩く必要はありますね。
ライチョウのひな?
違った。
イワヒバリかな。
疲れると振り返る。
僕と同様テント担いでいる人が登ってくる。
いやいや僕より重そうだ。
実を言うと、この青年とは、この後深い縁ができることをこの時はまだ知らない。
小屋があんなに小さくなった。登ったな~
途中のピーク、中白根岳。
こちら3055mでございますね。
間ノ岳ロックオン!
まだ道のりは長いわな。
小さなアップダウンあるね、体力削がれそう、だは。
さっきの青年には先に行ってもらった。
空が青い。日焼けに注意。
ずいぶん歩いたわな。
もう小屋は見えやせぬ。
ケルンの先には間ノ岳の姿がはっきり。
ここからが本当のビクトリーロードだ。
秋の空だね。
雲がすぐそこをフワフワ流れているのが見えるのも山歩きの楽しさだよね。
もう思い残すことはない。
南アルプス万歳。
どこまでも続くように見える稜線に心震える。来て良かった。
疲労感が心地よさに変わる瞬間だ。
もうちょい。
着いた。
富士山も。
北アルプスが見えたら、テンションがさらに上がった。
さきほど抜かれた青年に撮ってもらった。
話をしてみると、彼も僕と同じ奈良田の駐車場まで今日中に行く予定らしい。
お互い、先は長いことを嘆きながら、この景色に後ろ髪引かれながらも、僕は先に出発した。
間ノ岳から農鳥岳へ
さて出発でございます。
この時には、こりゃ急がないと日の入りまでに下山できないぞと、ちょっと焦ってはきている。
雲が上がってきている。
急がないとガスってまうかも。
北岳から登山道のマーキングがしっかりしてあるので迷いにくいと思っていたが、農鳥小屋周辺はさらにしっかり道しるべがしてあり助かる。
これだけしっかり「ノウトリ」と書いてあると、道に迷う不安もない。
間ノ岳から下って振り返った。
あのテッペンが間ノ岳だっけ?わからんくなった。
とにかく小さな岩がゴロゴロしているので、足元は注意がひつようでんな。
農鳥小屋に到着。
僕が立っているところがテン場。
こんなに自撮りに向いている場所なのに、撮る余裕がなかった。
この時点で10時半。
さて最後のピーク農鳥岳を目指して登るぞ。
って気合いれるくらい、けっこうヘバッテたよね。
テントを持っているかいなかで、こんなに違うのかってのを思い知らされた。
アップダウンは体力削ぐね、はぁ~。
登っては立ち止まって、自分が来た道を振り返る。
農鳥小屋が小さくなった。
あっ、さらに雲がでてきている。農鳥小屋が雲に襲われる~~
これは真っ白になる予感。
急ぐぞ。足取りは重いけど、なは。
分岐点が見えた。
稜線を挟んで雲がある、雲がない。
山ではよく見る風景である。
山にいると自然現象というものをいつの間にか体験している。
雲ができていく感じもその一つで、家の中でゴロゴロしていたらそれを感じることはない。山を歩くということだけで学びが多いよね。
途中のピークである西農鳥岳に着いた。
実際は農鳥岳よりこちらのほうが標高が高い。
雲も時間も迫るのでさっさと写真撮って行っちゃお。もったいないな~
どこが農鳥岳???
まだまだ歩きます。ほんとなら、とっても贅沢な稜線歩きなんだけど。
疲労感満タンな僕は、
「もう十分でございます」ってな感じございました。
残念ながら雲が増えてきた。
農鳥岳までの道は富士山を見ながら歩けるらしいと聞いてたから残念。
農鳥岳に到着
真っ白で展望はありません。
間ノ岳でも出会った方がおられ、写真を撮ってもらった。
これは自撮りではありません。
ここで会った方は、農鳥小屋に戻ってもう一泊し広河原のほうに戻るということでした。2泊3日の予定たてるのが正解です。
あとは下るだけ。
ここからが長いのが、このコースの特徴。
大門沢への分岐点だ。
ようやっとここまできた。
このへんで一泊できる小屋があれば、それも良いかもね。
大門沢分岐からの下り
ここからの写真はほぼない。
なぜなら、時間的な余裕がなくなったからだ。
えっ、写真撮るぐらいはあるんじゃない?
って思うかもしれないが、ない袖は振れない。
奈良田に向かう予定の青年を覚えているだろうか?
農鳥岳で僕は彼をすでに抜いていた。
疲れている僕から見ても、彼は疲労感フルフルだった。
農鳥岳への上りを前にして
「萎える、奈良田まで行ける気がしない」
と弱気なことを言っていた。
頑張れと思いながら、僕は先に進んだ。
わりといいペースで下っていた僕にアクシデント。
道を間違えた。
一瞬の気の緩みか、かなり急な下りの藪の中に入ってしまった。
このコースは整備が行き届いており、藪を抜けるなんて場所はない。
しばらく行き、これはGPSを確認すると道から外れたいた。
時間がなく焦っている僕は、さらに焦った。
下っている時はなんでもなかった斜面が、上っているときは
「よくこんなとこ下っていったな」
ってくらい急だった。焦りと疲労は判断力を鈍らせる。
なんとか、元の登山道に戻ると、そこに彼がいた。
急坂を登った僕は息を整えるために、彼に道を譲り先に行ってもらった。
息も整い、あらためて下りにはいった。
すぐに彼に追いついた。それぐらい彼のペースは遅かった。
しばらく、後ろを歩きながら、いろいろ考えた。
「ここで会ったのは、きっと何か意味があるのだろう。」
という思いが僕の中に強くなり、彼に
「ここで会ったのも何かの縁、奈良田まで一緒に行きますか」
と声を掛けた。すると彼は、
「ぜひ、お願いします。ちょっと不安だったんで、一緒に行けないかなと思ってたんですよ」と喜んでくれた。
足にかなりきている彼に、ストックを1本貸して、僕が先頭に変わり下っていった。
足にきている彼のペースは上がらないものの、弱音を吐かず歩いた。
何か聞いても「余裕っす」と答える。いやいや余裕はないだろ。
大門沢小屋に着いたのが15時過ぎ、小屋の人に聞いたら
「登山口まで、どんなに遅くても2時間くらいで着くよ」
なんて言われ、僕らは少し安心し、暗くなる前には林道まで出れそうだと喜んだ。
が、彼の足はもう限界だった。
小屋の人が言ったのは、荷物が少なく元気な人の足で2時間だ。
3つのピークを越えて、20キロを担いでいる彼は想定外だったようだ。
小屋をでてもペースは上がらず、途中で暗闇になってしまった。
この時まだヤマレコでいう早川発電所取り水口にもついていなかった。
僕らはヘッドライトを装着した。
ピンクテープの位置、登山道が途端に分かりにくくなった。
2人で相談しながら進んだ。1人だったら恐ろしかっただろう。
疑心暗鬼になる。こっちでいいのかって。
この時のGPSのログがこれ。
緑○が早川発電所取り水所あたり、黄色〇が森川橋手前。
このわずかな距離にもかかわらず、1時間以上かかっている。
通常なら20分くらいあれば十分距離だ。いかに彷徨っていたか……
とにかく、見えてはいるのになかなか辿りつけなかった森山橋を渡った時の安堵感は半端なかった。
彼が撮った写真。
明るく見えますが、真っ暗なので。
反省の弁
甘い計画性に尽きますね。
確かに、一人ならなんとかかんとか暗くなる前に下山できたかもしれなけれど、時間がなくて焦っている時点で、山歩きの計画としてはNG。
スマホの電波も届かなかったので、家族にも心配かけたしね。
前にも奥多摩で暗くなったことがあるが、その時はもう町の明かりが見えていた場所だった。
暗くなる前に下山できる余裕のある登山計画を、と登山口に書いてある。
あれは守ったほうがいい。
風が木の葉を揺らす音、獣の鳴き声、大きな木の影、などなどすべてが明るい時とは別のものになる。
余裕のある登山計画を心がけよう!!!
【2021一人登山】北岳、間ノ岳、農鳥岳縦走一泊二日(初日) ~日本唯一の3000m超える縦走路を歩く~
下山時間との戦いになった天空の縦走路
2021年9月27日(月)~28日(火)、南アルプス最高峰であり、日本第2位の山、北岳に行ってきた。
もちろん、北岳だけに終わらず、間ノ岳、農鳥岳と縦走、3つそろって白根三山という。
ずっと3000mを超える縦走路はここでしか味わえないらしいってことなど登る前は知らなかった。
すべて、奈良田から乗ったバスの集金するおじさんから教えてもらった。
久しぶりのテントを担いでのソロ登山、少しだけ不安があった。
そして、その不安が的中することになってしまうのだった、あはは。
白根三山について
コース
少し自分の力を過信した計画になってしまった。
初日は広河原から北の肩小屋のテント場までわずか5キロの間に標高を1500mから3000まで上げる急登を上る。
2日目は北の肩小屋から奈良田まで、北岳、間ノ岳、農鳥岳のピークを越える25kmの行程。農鳥岳から奈良田へは3000mから800mまで一気に下っていかなければならない。
これをテントが入った15㎏のザックを担いで歩くのだから、厳しい計画であるに間違いないのだが、、、登る前はなんとかなるだろうと余裕をかましていたのだが。。。
これから、このコースを歩こうと考えている人がいたら、くれぐれも計画は慎重にしたほうがいい。最後の下りは、途方もなく長い、、ほんと長い。
アクセス
中央道甲府南ICで降り、南アルプス街道を進み奈良田無料駐車場にへ。道中は、林道のような狭いところはなく走りやすい。
奈良田無料駐車場からすぐに広河原往きのバス停がある。平日と土日ではバスの本数が違うから注意が必要である。平日の始発は8時40分になるので、スタートは遅くなってしまうのだ。土日なら5時40分発のバスがある。料金1050円+協力金200円
駐車場
奈良田無料駐車場は120台停めれそうです。簡易トイレも設置してある。バス停まで歩いて3分程度。
コースタイム
1日目
広河原ビジターセンター9:45⇒白根御池分岐10:08⇒第一ベンチ10:39
⇒第二ベンチ11:04⇒白根御池小屋11:57⇒草滑り分岐13:40
⇒小太郎尾根分岐13:55⇒北岳肩小屋14:42
山歩き時間4時間57分(休憩含む)
2日目
北岳肩ノ小屋4:50⇒両俣分岐5:11⇒北岳5:36⇒吊尾根分岐6:26
⇒トラバースルート分岐6:42⇒北岳酸素言う7:06⇒中白根山7:53
⇒間ノ岳8:59⇒農鳥小屋10:26⇒西農鳥岳11:23⇒農鳥岳11:58
⇒大門沢下降店12:36⇒大門沢小屋15:37⇒早川水系発電所取水口17:59
⇒森山橋18:44⇒大門沢ゲート19:53⇒奈良田駐車場20:26
山歩き時間15時間36分(休憩含む)
2日目は行程は無理がありましたね。下りは標準タイムより早くいけるかなと考えていたのですが、思わぬ展開に下山時は真っ暗になってしまいました。危うく遭難か、、、とにかく今後の登山の仕方について考えさせられました。
では、パインの山歩き記録開始しましょう。
白根三山山歩き (初日)
草滑りの急登に喘ぎながら北岳肩ノ小屋を目指す
駐車場を出て正面にダムがあり、左側を向くとバス停があります。バスは奈良田発なのか、20分前にもかかわらずもう来ていた。
後部席で運ちゃんが寝ており、乗っても良いかと確認すると良いとのことで、バスのなかでゆっくりさせてもらった、ありがたい。
途中、バスは奈良田温泉前でも人を乗せ、何人か立つ人がでる。
広河原インフォメーションセンターまでの間、おじさんのバスガイドさんが周囲の山々について話してくれたので、アッという間に到着。
広河原インフォメーションセンターにつきました。
トイレはとても綺麗。
2階に上がり、登山届をだしてからスタート。
インフォメーションセンターをでてゲートを越え、少し歩くと北岳への登山口。
すぐに吊り橋。
良い天気です。雲に隠れているのが北岳でしょうか。
正直、僕ははっきり分かっていません、あはは。
広河原小屋は休業中でした。北岳山荘も9月末までは休業中。
登る前にできるだけ情報収集はしておかなければ痛い目に合うことがあるので注意しましょう。
ここからいよいよ山の中へ。
ワクワクして、やや前のめり気味で登り始める。
しばらくは樹林帯歩き。
それなりに急登なのですが、始まったばかりなので、この時は元気ですね。
さすが南アルプス的な岩がゴロゴロ転がった跡がありますね。危なくはないのですが、こういう場所はさっさと通り過ぎたいものです。
あれ、山の上あたりは雲がかかってきてるじゃないか。
今日はガスの中を歩くことになる嫌な予感が、、、
白根小池小屋に着きました。ソフトクリームがあったら食べたかったけど、もうやってませんでした。軽く行動食を食べてスタートです。
白根御池を左に見ながら進むと。
草滑りへの分岐。右へ行くと草滑り。
草滑りは急登でかなりキツカッタです。
風が涼しいからまだいいけど、真夏の炎天下ならヤバいでしょうね。
自分より先輩たちに抜かれるってことはあまりないのだけど、テント担いでいるせいなのか、ただ体力がないせいなのか、もう還暦過ぎてしばらくたっていそうな方に抜かれてしまいました。
しんどいから写真も撮っておらず、数少ない草滑りを歩いている時の紅葉写真。
草滑りが終わった。いやいやバテましたよ。
ここからは森林限界を超えてたかな。足元もやや岩々しだしましたね。
気持ちいい稜線なはずですが、残念ながら何も見えません。
平坦な道って、やっぱいいよね。
ガスガスで視界はないですね。
晴れてたら北岳見ながら歩けるんだろうなとイメージを膨らませています。
小太郎山分岐。
いよいよ北岳肩ノ小屋まで40分です。
久しぶりのテント担いでのせいか、足にきてます、きてます。
もう何にも見えやしません。
真っ白い中にある道をただ進んでいくだけです。
ここらは、晴れたら本当に気持ちいいんだろうなと思います。
急登を登り切ったご褒美的な景色があるはずなのに、とぷんぷんしてもしょうがありません。
さらにガスが濃くなっていきます。もう、どこにいるんだかも分からんがな。
この息苦しさだけが、標高3000mを越えていることを教えてくれています。
息ちょっとくるち。
おいおいおいおいおい、ここに来て鎖登らせますか。
足にきてるせいか、それほどの岩場でもないのに、歩が進みません。
岩場を登り、しばらく行くと、小屋が見えてきました。
素直に嬉しい。やったー。
北岳肩ノ小屋です。
後方に北岳がそびえているはずんですが、ガスってて全貌は分かりませんね。
生ビールを飲みたい気持ちになりましたが、この時の疲労感と高度を考えてやめました。
2500mを超えると、時々、頭がもろに痛くなり、体調を崩すことがあるので。
この時もややそんな感じ。
だから、テントを張ったら、コーヒーと甘納豆で軽く打ちあがりました。
お茶を飲んでいると、何やら小屋のほうが騒がしいではないですか。
なんだろうと見てみると、みなさん、誰にというわけではなく手を振っている。
何やってんだろうな?なんて思っていたら、「ブロッケン」なんと単語が耳に入った。
これはとすぐに小屋のほうに足を運んだのであった。
どこに居てもブロッケン。
なんとも面白い体験でした。
ブロッケンで遊んでいると、嬉しいことにだんだんと青空が見えてきた。
あれは仙丈ケ岳ではないか!
こんなに近くに見えるんだという驚きと喜び。
すげー。
小屋の背後に北岳も姿を現してきた。
山に行ったことある人なら、この時の興奮はよく分かると思う。
雲の中から突如として現れるその存在感はそこに入る人たちの心を揺さぶる。
例えるなら、夜のヒットスタジオでドライアイスの煙の中からジュリーが現れた時のような、、、余計分かりにくくなってるな。
雲はまだ多いですが、仙丈ケ岳が姿を現しました。
その穏やかな姿は、さすが南アルプスの女王と呼ばれるだかあります。
仙丈ケ岳の右側に甲斐駒が岳も姿を現しました。
頂上あたりの白さが際立っています。ほんと男前ですね。
寄せてもかっこいい。
雲がよく似合う山ですね。
雲の上に浮かぶように八ヶ岳も。
赤岳も見えます。
甲斐駒と八ヶ岳。
雲が良い演出をしています。
夕日に染まる甲斐駒が岳はずっと見ていても飽きません。
仙丈ケ岳と甲斐駒が岳
富士山も見えてきました。
この日はもうガスが消えることないと考えていただけに、夕日に染まる山々を見れたのはラッキーでした。
もうどこを見ても絶景です。
けっこう寒いんだけど、誰もがそんなことも忘れずっと絶景に見惚れていました。
そりゃみんなこれを見るために大変な思いをして登ってきてるんだからね。
とうとう北岳もその全貌が。
ラスボス的な存在感がありますね。
明日、登るのが楽しみ。
鳳凰三山も雲の中から姿を現しました。
やっぱり富士山は美しい。
日本の宝ですね。頂上に雪があるように見えますが、あれは雲なんですかね。
いよいよパーティーは終了なようです。
テントに戻ってごはんを食べましょう。
あまり食欲がなくて、全部は食べれなかったんですよね。
高いところは慣れるのに時間がかかるんですよね。
ご飯を食べたら明日に備えてそそくさと寝ましょう。
山で出会い縁ができた友人からいただいた星空写真を最後に。
僕のカメラではこんなには撮れませんから。
富士山と甲府の街の光。
テン場からこのような夜景が見えるのよ。
北の肩小屋のテン場は最高ですよ。
2日目に続きます。
まだ、2日目は書き始めていないので、もう少しかかるかもしれません。
急ぎます。
【2021家族登山】榛名山 ~危うく絶景を見逃すところでした~
道なき道を抜けるとそこには絶景が待っていた
2021年9月23日(木)、秋分の日である祝日を利用し、家族で榛名山にハイキング行ってきました。
榛名山について
榛名山は日本200名山の1つで、群馬県高崎市に位置します。妙義山、赤城山と合わせ上毛三山と呼ばれています。標高は1449mです。
榛名山は榛名富士が有名ですが、他に鳥烏帽子岳、掃部ヶ岳(最高点)、鬢櫛山などを合わせていうようです。掃部ヶ岳が最高点になるので注意が必要です。
アクセス
最寄りのインターは関越自動車道渋川伊香保ICになります。ナビでは榛名湖ビジターセンターと入力すると良いかもしれません。
駐車場
榛名公園の大きな無料駐車場があるので、早朝に行けば停めることができないということはない感じがします。
コース
榛名富士から登り始め、烏帽子岳、掃部ヶ岳と榛名湖を周回するようなコースを選びました。歩く距離は11キロくらいです。榛名富士から湖畔までしっかり下るような(しかも急)コースで意外とアップダウンが大変でした。
コースタイム(息子がやたらと休憩をとったので平均より遅いタイムです)
榛名湖ロッジ前バス停8:33⇒榛名富士9:32⇒榛名湖温泉ゆうすげ10:16⇒
烏帽子登山口10:27⇒烏帽子岳11:15⇒鬢櫛山12:57⇒掃部ヶ岳14:14⇒
湖畔の宿記念公園15:07⇒榛名湖ロッジバス停15:43
山歩き始まり
榛名湖ロッジから榛名富士まで
駐車場からすでにドンと榛名富士が見えます。確かに左右対称の美しい形。天気もいいし、良い山歩きになりそうな予感。
登山口入り口。ムスコッチも大きくなって、カミサンの身長を抜きそうな勢いです。子どもと山を歩くのは、家にいるより子どもの変化が分かるような気がする。
道もしっかり整備されていて歩きやすい。日差しが気持ちい良い。
遠くに富士山が見えたら、まもなくロープウェイ駅です。そう、榛名富士は頂上すぐそばまでロープウェイでも登れるのだ。セコビッチ家族(せこい家族の略)は、この程度の上りにロープウェイを使うことなので絶対ないのである。
ロープウェイ駅は展望台のようになっており、しっかり開けている。ここでは、登山と観光の人が半々くらいだったかな~。祝日というのに、登山客は少なかったね。
天気も良く、遠くには南アルプスも見えた。この展望台で景色は楽しんでおかなければならないことを忘れないように。榛名富士頂上はあまり展望が開けていません。残念ながら。
十分に景色を堪能したので、いよいよ榛名富士頂上へ。
頂上手前でしっかり参拝。お邪魔させていただいております。しまった、頂上の写真を撮っていなかった。この神社が頂上のクライマックスと考えていただけたら良いのではと思います。繰り返しになりますが、展望についてはロープウェイ駅そばでしっかりと。
榛名富士から烏帽子岳へ
神社の左手に烏帽子岳に続く登山道があります。これが、予想以上の険しさ、しかもかなりの急登。これは上りでは使いたくないわな。って言いながらここでも写真がない。ブログ書く気あるのかって話ですよね。なので、
あっという間に登山口まで。榛名富士から烏帽子岳へは、がっつり登山口まで下らないといけません。少しだけ萎えるところではありますね。もうちょっとどうにかならんかったかな~、山は悪くないのだけどさ。
気分を取り直して烏帽子岳に登っていきましょう。鳥居がありますね。
お花も咲いています。わたしたち家族はあまりお花を見ないハイカーなんですよね。もうちょいお花の名前とかも覚えてたいとは常々思っているのですが…
鳥居をくぐって。
道は歩きやすいですが、そこそこの急登を登っていきます。
烏帽子岳登頂に成功。親子でニヤリと記念撮影。烏帽子岳頂上はまったく展望が開けておらず藪の中。「イケてねーなー烏帽子岳。さて下るか」なんて話をしていると。先が続いているとは思いもしなかった山笹の間からご夫婦が歩いてきた。
「この先は湖とお山が一緒に見えて最高よ」
と教えてくれた。
僕たちは山笹の中を、まだ見ぬ絶景を目指し歩いていった。声をかけてもらっていなかったら、絶対進んでないな。すると
榛名富士と榛名湖。ここを見ずして榛名山に登ったとは言えないなという景色が広がった。ありがとう、おじさま、おばさま。
親子でパシャ。
ムスコッチ一人でパシャ。
ここで中学生くらいのお孫さんとおばあちゃんがお昼ごはんを食べていた。なんか、孫と登山もいいな。このおばあちゃんにしては若々しい方が、家族写真も撮ってくれました。ありがたや。
この絶景ポイントは、狭いけどごはんを食べれるスペースがありますよ。
山ごはん
、
ムスコッチがだんだんと不機嫌になりグチグチ言い出したのでカミサンの一言で樹林帯の中でランチタイムにすることにした。本当はもっと開けたところでと考えていたのだけどさ。
本日のメニューはムスコッチリクエスト
ホワイトシチュー
ある程度炒めたきた、ジャガイモ、ニンジン、タマネギと鶏肉を煮込み、あとはホワイトシチューの粉を入れるだけ。簡単、でもおいしい。
もう少し野菜を煮込みたいところですが、贅沢は言ってられない。できあがりました。
山の中で食べると、ただのホワイトシチューでもとっても贅沢なものになりますね。
ライトな山歩きだからこその楽しみ方ですね。
食べたら、榛名山の最高点である掃部ヶ岳を目指しましょう。
掃部ヶ岳へ
烏帽子岳を下ると分岐にでます。
さらに分岐から少し行くと鬢櫛山があります。
お菓子のような山頂標識があったので。。。これも家族登山ならでは楽しみ方です、いやそんなことはねーか(笑)
鬢櫛山から下っていきます。
一度、山道から舗装路に出る場所があります。
すると標識があるので、そこをまた樹林帯に入っていきます。
実は、榛名富士から烏帽子岳に向かった時のように、また湖畔まで降りてから登るのかという不安を密かに抱えていたのですが大丈夫でした。
最後の上りには階段もあったりとします。この階段がとても登りにくいのです。
ブチブチ言うムスコッチを冷たく見ているカミサンの絵です。
頂上に着きました。
ここまで来ると、榛名山が榛名湖を囲んでいることが良く分かります。
頂上でパシャリ。
とても感じの良い親子に僕らの家族写真を撮ってもらいご機嫌になったところで、いざ下山です。
榛名湖へ一気に下る
下りはあっという間です。
湖畔の宿記念公園にでます。
この石碑の前に行くと、湖畔の宿という曲が流れます。
僕はよく知らない歌でしたね。
ここからな榛名湖を愛でながら、湖の周囲を車を停めている駐車場まで歩いていきます。
これがけっこう長いんだな。
榛名富士と烏帽子岳ですね。
あそこを下って上ったんですよね。榛名富士の稜線はとても緩やかに見えるんだけど、けっこうエグかったな~
小学生と榛名山周遊コース
良かった点
・歩く距離、時間、標高など、気楽に上ることができる
・疲れたら、いつでもエスケープできる(うちは許しませんでしたが。。)
・榛名富士にはロープウェイがある
キツそうだった点
・アップダウンがあるので足が疲れやすい
・下山してから湖畔歩きが意外と長い
登山後記
都心からも近いし、コースもたくさんあり、誰でも気楽に山歩きが楽しめる感じの山ですね。
途中、出会った孫ばあちゃんの2人も烏帽子岳だけに登り、頂上でご飯を食べて帰るということでした。あの景色を見ながらのカップラーメンは最高に美味しそうでしたね。
休みの日に、天気がいいからハイキングにでも行くかっていうにはもってこいの山のような気がします。
ロープウェイを使って大展望を見るなら榛名富士、静かに絶景を楽しむなら烏帽子岳、榛名山最高点を目指すなら掃部ヶ岳と、それぞれの目的をもってどこか1つだけ登るのも悪くないですね。いや、とてもいいですよね。
【2021一人登山⑩】巻機山~穏やかな稜線歩きが楽しめます~
どこまでも続く稜線にうっとり
令和3年9月16日、新潟県と群馬県の県境に位置する巻機山に行ってきた。
名前もよく知らなかった山であったが、行ってみるとあら不思議、とても美しい稜線を持った山でございました。
巻機山は、日本百名山の1つで、巻機山本峰、前巻機、割引山(わりめき)、牛ヶ岳の4つのピークで構成されています。前巻機山は別名ニセ巻機山と言われています。
巻機山について
アクセス
マイカー
関越自動車道塩沢石内ICでおりる。ここからは、巻機山登山口である桜坂駐車場とgooglemapで検索して行くのがベストかなという感じでした。自動車のナビだと、ちょっと走り難い道を指示されます。国道から入った道は少し狭いので注意が必要です。
駐車場
桜坂駐車場
広さ 3~40台は停めることができそう。
料金 500円
平日ということもあり、ぜんぜん余裕がありました。第1、第2があるので、もっとたくさん停めれますね。
山歩き
とりあえず5合目目指しましょう
天気も良く、とても気持ち良い山行になることに心が踊り始めている。
赤い屋根が見えるのがトイレ、とても綺麗でビックリ。さすが百名山。
あっという間に5合目に。
ブログを書くなら、登山口とかの写真を撮っとくもんだけど。
振り返ってみると、ぜんぜん写真を撮っていなかった、あはは。
あれ、さっきまではあんな雲なかったよね。
山頂あたりはガスっているかもしれないという重たい気持ちに。
五合目で少し展望が開けるので、ここで休憩するのも良さそう。
次はニセ者目指して
ななかまどがキレイです。
ガスの合間から頂上が。
あれは割引山かな。
雲の流れが速い。頂上に着いたら、雲の中かも。
と思ったら、また見えた。
ニセ巻機山手前かな。少しガレた道もあった。
ガレた道を登ると展望が開ける。
階段もところどころにあり歩きやすい。
整備が行き届いている印象であった。
なにはともあれ、ニセ巻機山で自撮り。
ここが9合目になる。歩きやすいので、わりとアッという間だった気がする。
箱庭の中を歩いているような道
ガスでどこに山があるのか分からん。それでも気持ち良く木道は僕の心を癒してくれる。
避難小屋に到着。裏にトイレがあり、お腹が弱い僕は行きも帰りも助けられた。ありがとう巻機山避難小屋。中は見ていないが、ネット情報によると、とても綺麗にしてあるようだ。
雲が切れると避難小屋から巻機山の柔らかい山容が姿を現す。なんて言っているが、目の前にある山が巻機山かどうかは分かっていませんでした、あはは。
あっ、雲が切れた。あれが巻機山頂上か?なんて、この時は思っていましたね。先に見えるのは割引山で巻機山の一部でんな。
草紅葉がきれい。
振り返ると来た道をはっきりと見える。山あるあるですが、振り返って歩いた道が見えるのはとても好き。頑張った軌跡を辿れるようで。
見上げると頂上が近い。雲の流れは相変わらず速い。
しかし、なんと気持ちが良い道だろう。
頂上近し。
この道を歩く気持ち良さが名残惜しく、何度も振り返ってしまう。
頂上到着。
おや、ヤマレコを確認すると、頂上はここではないようだ。間違いなく、標識には山頂と書いてあるのだが。近くにいたお兄さんと「ここが頂上ですよね」なんて確認したものの確証は得られず。ヤマレコのいう頂上を目指す。
一度目の牛が岳アタック
牛が岳方面はガスっていて何も見えない。通りすがりのお人がボソリと僕に「なんも見えませんでした」と、がぜん僕のやる気を削いでいった。
雲が切れそうもないし、牛が岳に行くのはやめ、引き返すことに。
この時、ヤマレコのいう頂上のことなど忘れていたわたくし。
青い空へ登るような割引山
巻機山頂上からの景色を眺めつつランチタイム。
写真はないけど、最近はまっているカップ焼きそばを食べていると、近くのおじさんから「割引山からは八海山とかが見えとったし、朝方は火打、妙高も見えてたよ」なんて会話が聞こえてきた。
ガスっていて意気消沈し「もう下ろうかな」なんて思っていたのにもかかわらず、その言葉を聞き一気にやる気がでてきた。なのとも現金な人間なのである。
さて、割引山に向かおう。
巻機山の頂上からも越後三山が見える。左から八海山、中ノ岳、越後駒ケ岳と並ぶ。
いつかは行ってみたい山である。
遠くに割引山が見える。
割引山側はこんなに空が青い。
でも、牛ヶ岳方面は変わらず雲の中。
すぐそばなのにね。これが山の天気なんだけどさ。
とても綺麗な稜線。空も青い。
草が少し色づいているのも美しい。
最後の直登。なんともセクシー。気持ち良す過ぎる。
振り返ると、通ってきた道。
あれ?先に見えるのは牛ヶ岳かな?
ガスが切れたのかしら。まだ元気だし、もう一回アタックしてみるかな。
頂上到着!!!
めちゃくちゃ気持ちいい。
遠くに越後三山。
街並みも見える。魚沼のほうなのかな?
なんとなく遥か遠くは海が見えたような気がする。
遠くに見える三角の山は、たぶん、米子頭山かな。
巻機山からの稜線がすごいキレイで歩きたくなる。
また巻機山本峰にもどりましょう自撮りしながらさ
越後三山を眺める。天気も景色も気持ち良くて長居してしまう。
三脚なしで自撮りするのが好きなんです。石、木などそこらにあるものなんども使いながら撮る。絵的にはどうかですが、楽しくて好きなんです。
軍手が光る。これもまた良し
ガスが切れているうちに牛ヶ岳へ行かねば。
牛ヶ岳リベンジへ
まじでこの稜線が素敵で何度もみてしまった。
午前中はガスの中だった道。
遠くの山々を見ながら歩けるってとても幸せ。何も見えずに歩くより100倍楽しい。
なんとも山の頂上あたりとは思えない穏やかな山容。どっかの高原にいるよう。
サラッと頂上写真撮ったつもりが、ただの木を握っている人になった。
ここが牛ヶ岳っす。
さて、いよいよ巻機戻って下ります。
露天風呂のような池塘。
記念撮影していた人がいてうまく撮れなかったけど、ここが巻機山の最高点のよう。ちらっと見えるのが割引山。
割引山が光ってる。
下ります
行く道が見えるのは好きなほうの人。
振り返ると割引山がやっぱり割引山が光っていた。4つのピークがあって巻機山なんだとあらためて思う。雪の時に来てみたい。
あたりまえだけど雲が流れる。それも、山の中にいるからこそ強く感じる。山に登ると疲れ切るけど元気になるのはなんでだろう。
どこまでも続いているような山並みに時間を忘れ、何度も立ち止まる。
山なんてどこも似たような風景なのかもしれない。でも、行くたびに心が揺さぶられまた山に行きたくなる。なんやろね。
下りでも自撮りします。
やっぱりこれから歩く道が見えるのは好ましい。嬉しくなっちゃいます。
ナナカマドと越後のマッターホルンこと大源太山。上りではガスって見えなかったんだけどね。下りのご褒美かしら。
たぶん谷川方面かなが見ながら下ることができる。
無事下山。ありがとう巻機山。
小学生と巻機山
☆☆☆☆☆ (☆5つ)
息子と登ってないからなんとも言えませんが、歩きやすい道といい、距離といい、頂上の穏やかさ展望といい、小学生が登山するには良いかなと感じめずらしく☆5つにしてみましたが、実際登ってみるとどうだか。ここは雪山がほんと良さそう。
登山後記
仙丈ケ岳が南アルプスの女王と呼ばれるように、巻機山は上信越の女王と言ってもいいのではないか。登山者を包み込んでくれるような、なんとも言えない優しさを感じる山であった。
特に頂上まで、逆に頂上からこれから歩くであろう登山道がとても穏やかで、さて散歩でもするかという気分で歩ける。
今度は避難小屋に一泊して朝日を浴びる巻機山を見てみたいと強く思うのであった。