充電機の入れ換え
先日前触れなくいきなり天に召されたiMAX B6。
世界中で模倣品が作られまくりのバッテリーチャージャー。
“アタリ”がよければ壊れにくく、
“アタリ”が悪ければすぐに壊れるという、
なんとも賭博性の強い製品なんです。
正規品も例外ではないようです。
もう3年以上は使った本機ですが
急に焼けましたので新しいチャージャーを購入❗️
買ったのはGT POWERのX-Charger B6 ‼️
3,981円税抜‼️
なんてリーズナブルな商品でしょうか。
これで1-6セル対応で、LiPo/LiFe, NiMH/NiCd, Pbがオッケー。
Max6AチャージでMax1Aディスチャージ。
屋内教習用のドローンや、ヘキサ機の付属機器用リポには充分です。
けど、並べてみて採寸して、内部の回路を観察してすぐに察しましたよ。
(iMAX B6の上半分は空洞)
・・・・これもiMAX B6のパクリ…
もとい模倣品…
いや、OEM製品なのかもしれないと。
B6という記号が共通している点に気付いたのはついさっきのこと。
と、ともかく1年は頑張ってほしいものです。
ドローン空撮費用のお話し
「それで、ドローンって儲かるの?」
受講生様から必ずと言っていいほど受けるこの質問。
非常にデリケートな内容でございます。
この内容でブログを書くと従業員に話したところ、
「積算ノウハウをタダで教えるつもりじゃあないよね?」
…と、思いもよらずいきなり釘を刺されてしまいました。
あんた、読心術使えたっけ?(T ^ T)
そんな彼の警告と忠告を念頭に置きつつ、
ドローン空撮にかかるお金についてまとめてみます。
それではまずは結論。
儲かるか儲からないか。
《その答えはイエスとも言えるし、ノーとも言える》です。
納得できました?
無理ですよね。そりゃそうだ。私も無理だ←
それじゃあもう少し詳しく。
まず当方ではドローン空撮案件にかかる費用は
概ね以下の項目で構成しています。(例外案件もあり)
1.人件費
2.機体等管理費
3.画像解析費
4.交通費
総額はこれらの各項目の積み上げ方次第でどうとでもなってしまうわけです。
昨今ネットで検索すると、空撮を請け負う業者は全国多く見受けられるようになりました。
それらの多くは見積り基準を明らかにしていない場合がほとんどです。
当方では、おおざっぱで一見分かりやすい見積りではなく、
クライアント様にとって透明性かつ公共性の高い見積りを提示することによってご納得頂くことを理想としています。
ですので、案件内容によっては
「ネットで見た格安料金のところより高いな〜」…と、仰られることもあります。
確かにそうかもしれません。
そこで私はクライアント様に質問をするのです。
「そちらの業者さんの提示見積り額の範囲で、“次のようなこと”が適正に実施してもらえるのでしょうか?」…と。
この“次のようなこと”というのがミソでして、
ここら辺は安全対策に係る部分が主でありまして、
一部の例としては…
きちんとした飛行マニュアルに則っているか、
操縦者を始めとする従事者の経験は充分か、
必要不可欠な計測調査をする機材があり、
またこれを実施して、測定結果から適切な閾値判断が出来るのか…など。
聡明なクライアント様ならこの段階で
×やらないから(やれないから)安い
×無いから出来ない、だから安い
○きちんとやるから高い
この違いを明確にご理解頂けます。
そして契約金額の差が生まれます。
とはいえ、当方もクライアント様の費用対効果を考え、出来るだけ“勉強”させて頂きます。
その結果、請負金額を多少高く契約できても、当方の純利益は必ずしも比例しないというケースが起きるというわけです。
現段階で当方の見積り積算基準は透明性と公共性はあるものの、
汎用価格帯から離れる傾向があるため、これを考慮して幾分値下げしているのが現状です。
「それで、ドローンって儲かるの?」
受講生様から度々受けるこの質問に対しては以上のように答えているのです。
ドローン空撮分野も公共事業のように公的機関が積算歩掛りを作成すれば事態は大きく変わることでしょうね。
ていうか、ウチはもう随分前に作成して実績積んでますけど。
あ、、、これ言ったら従業員に怒られるか(汗)💦
ドローンパイロットとしての私
さて、「ブログを書くぞ!」と初めたわけですが、いきなりつまずいておりました。
もうすぐ新年度が始まりますもんね。
心機一転を図るには良いタイミングです。
そんなわけで、これからはドローンネタをコツコツ書いていきますよ〜。
まずは前回(初回)のブログで予告した通り…
「あなたって誰?」 「私のドローン利用状況」
これから始めたいと思います。
では、ベタですが自己紹介を。
平成15年に開業したので今年で開業14年になります。
その間、各方面からご愛顧頂きまして様々な仕事をやらせてもらいました。
業務は何気に幅広いのですが、主に河川に関するあらゆる調査や設計を行なっています。
そんな土木屋がドローンと関わりを持ったのは河川災害復旧調査の時でした。
台風や長雨で河川が洪水になり、護岸が崩れたり堤防が破堤した場合、可及的速やかに復旧工事に取り掛かるわけですが、その工事に先駆けて測量や災害現況調査が行われます。
そしてそれらの測量調査では、各作業員が危険な場所に踏み込むことがデフォルトでした。
それは作業主任者である私も例外ではなく、危険を感じることは半ば日常的で、それ以外に方法がないものと思い込んでいました。
ある日、危険箇所で現況写真を撮影していた時のことです。
ふと思いましたよ。
「人がやるのってめっちゃ効率わるいな〜」…と。
えぇ、思いましたよ。
アンタ何年やってきてそのセリフなのよ…と。。。
まあ、そんなわけで危険箇所での作業効率化を考えたのですね←遅
そこからドローンの活用に辿り着くまでそんなに時間はかかりませんでした←早
それが2012年なのですが、その頃は今のようにドローンなんて言葉は世の中に広がっていません。
認知名称はラジコンですよ!ラジコン‼︎
そうしているうちにフランスのParrotや、皆さんお馴染みのDJIから初代Phantomがリリースされました。まだこの頃は言葉も物体もさほど普及はしていません。
新しいものが大好きな私。すぐさま色々購入しましたね。
ドローンの今後の爆発的な発展が目に浮かびましたから。
私の一族に語り継がれる家訓は、
「覚えるより慣れろ!」です。知らんけど←
そうして私とドローンが Boy meets Girlしました。
運命の出会いです。
それからというもの、私はあらゆる現場でドローンを活用してきたわけです。
全国的にも導入は早かった方だと思います。
ですので、最近になって完成機体の高性能RTFドローンを触り出した方々とはちょっと違います。
こう言っちゃうと癪に触る方もいらっしゃるかもしれませんが、そう言えるだけの試行錯誤をしてきました。
当時のIMUやFCは今ほど高性能ではありません。
GPSが6個以下になって急にATTIになることもごく普通のことでした。
挙句、制御不能になることも。
仕様上、ホームポイントは記録されたはずなのに、まるで違う方角へ飛んでいこうとしたりなどなど。
結果、原因不明で墜落させた機体や、実験飛行の繰り返しで墜落させた数も一つや二つではありません。
そうして原因追求することで得られた経験や対策スキル。
これはドローンを業務で扱う側にとって、非常に大切な経験資産です。
これがない業者はすぐに分かります。
どうして分かるのかって?
それは別の機会に改めて書きたいと思います。
閑話休題。
次に「私のドローン利用状況」ですが、結論から言いますと
ドローンが利用できそうな案件にはドシドシ使っています!
撮影した写真群をsfm技術ソフトウェアで3D化してVRしたり、オルソモザイクを作成したり。
この作業によってこれまで見えない(見えにくい)ものが見えるようになるんです。
その傍で樹氷の動画を撮っていたり。
それにしてもドローンって楽しいです!
撮っていて自分も楽しいし、飛行にあたって色々な人たちに話しかけますし、また話しかけられるので、ドローンを起点にした小さなコミュニケーションが生まれます。
基本、みんな興味があるようで、ついつい話し込んでしまい、撮影予定時刻がおくれてしまうこともしばしば。
それでもいいんです。あっちもこっちも楽しければ。
私のドローン利用はまだまだ限定的ですので、これからは今以上に活用の幅を広げたいと日々考えています。
次回は「それでドローンって儲かるの?」
いきなり身もふたもないテーマに触れてしまいたいと思います。
それではドロン‼︎←古
ドローンを中心にブログ始めます!
ブログ創刊号となる本稿。
ドローンパイロットである私がドローンに関わる様々な事柄を日々綴っていきます。
日常的に業務でドローンを飛行させている中で感じたことや、知ったこと、気をつけるべきことなど、私自身のメモ帳としての機能も併せ持たせるつもりです。
ここで書いた話しがどこかの誰かの参考になればいいなと思っています。
さて、そんな初回の内容は
- Who are you?
- 私のドローン利用状況
- それで、ドローンって儲かるの?
以上のお話しをしたいと思います。