どこまで深く潜る

オレンジ色の彼

We are KinKi Kids Dome Concert 2017.01.02

 

明けましておめでとう今年もよろしくお願いします~ってあちこちから定型文が聞こえる中、私は家族で京セラドームに向かいました。そう!KinKi Kidsのドーム公演!オーラス!!身内が元々キンキさんのオタクのため私もいつか行ってみたい…と思っていたところ、正月に大阪公演があるとこのことでお邪魔させていただきました。エイトのオタクが初めてKinKi Kidsのコンサートに行ったお話!!!

 

 

  • 会場
    エイトのコンサートの時はみんなそれぞれのメンバーカラーを身に纏い、会場までの電車の中や駅構内は目がチカチカするほどカラフル!!!キンキさんは光一さんが赤、剛さんが青とのことでみさなん2色を身につけているのかなー??と思いきや、あれ???みんな色はつけないの??向かってる方向は一緒だよね??あれーーー??????ってなるほどみなさんが黒やベージュの上品な服装をしておられる。 うーん、ボルドー色のニットを着た私、あれっ???
    もうひとつ驚いたのが公演が始まる前の会場内が静か!!や、みなさんそれなりにお喋りはしておられると思うんだけどあまりに静かで、私「何でこんなに静かなの」身内「こんなもんじゃない?、関ジャニ∞ってもっとうるさいの?」私「待って何でこんなに静か…。」

 

  • うちわ
    超絶アイドルファンサ王子の丸山くん担当の私。やっぱりうちわは必須なわけで、何枚か持ってきておられる方々もよく目にします。キンキさんのコンサートはというと…うちわを持つ人がほとんど居ないだと!?そもそもグッズにジャンボうちわがないじゃん!!!!!グッズ一覧が出たときは何とも思わなかったけどうちわがないじゃん!!!!持ってきてる方もほとんど居ないじゃん!!!!私の周りの席ではカウコンのうちわを持っている方が片手ほど。私ずっと「うちわ少な…、少なっ……。」ってぶつぶつ言ってたかもお隣の方すみませんでした(>_<)

 

  • ステージ
    公演が始まってまず思ったこと…、モニター小さっ!!!!しかも正面じゃない!!!左右!?!?!?そうきた!?!?!?今回割と見易い席だと思ってたけど双眼鏡を持ってきた方がよかったかも!次からの教訓!それよりなにより一番びっくりしたのが本編が終わるまでキンキさん動いた????ん?????ずっとメンステに居たよね??身内にも確認。「メンステから動いたっけ?」「いや(即答)」もはや快挙じゃないか。凄い(語彙力の欠如)けれどモニターの配置も含め、全てが彼らのステージ構成であり演出だと思うと確かに納得。途中からはモニターを見るのもやめて決して良くない視力で、必死に踊り歌う彼らの姿をこの目で追ってたからね私!!!!!

 

  • ペンラ
    どのコンサートでも言えることだけど曲に合わせてペンラが動く会場の一体感といったら気持ちいい!!アリーナツアーのペンラは赤と青に切替ができたみたいで、ソロコーナーの時に彼らに合わせて変わる会場の色とペンラの色の合わさった景色が何万ドルだかわからないけれどそれより遥かに綺麗。あとねあとね!!ペンラを振ってる時にちらっと斜め前の方を見たら両手でペンラを挟んで合掌のようにして祈りながら彼らを見つめている方がおられたんだけど、それを見て私「わかる~~~~~~~2人のお姿を拝見出来たらそりゃ手を合わせたくなるよねわかる~~~~~~!!!!!」
    Wアンコでジェロマを歌ってくれて、お馴染みのペンラ芸も楽しませていただきました!!!

 

  • MC
    ・長い(もっとしてくれ)
    ・面白い(彼ら自ら言ってた)
    ・2人がイチャイチャする時間(もっとしてくれ)

 

  • 噂に聞いたやつ
    「アリーナ!見てません!!スタンド!見えてません!!」って有名なお言葉があるのを噂には聞いていたんだけど、うわ~~ほんとに言ってる!って感動した!「年齢層が高いからドームが乾燥してる。次は保湿クリーム塗ってきて。」(主旨)って痺れた~~!コンサート後のドラッグストアーでニベアの青缶が売り切れ続出でしょ絶対。

 

  • ファンサ
    アンコールになってやっっっっっっっっっとムビステで動いたキンキさん。ムビステ周辺のブロックの方々へ手を振っておられるんだけど、手を振るっていう行為がとんでもなく尊くて。よくお正月とかに天皇が手を振っておられる映像がニュースで流れるじゃん??まさにあれ。尊い。ファンサ王丸山くんのもとではパーンして!だとか投げチューして!だとか欲求のような類のファンサを求めてしまうのがとうしても多くなるんだと思うんだけと、キンキさんはそこに存在して手を振るだけでファンサだった…。圧巻。大好きな人が手を振ることって何にも代えられないものがあるんだなぁ。私たちは求めすぎてしまった、初心にかえろう。

 

  • KinKi Kids
    繰り返しになるが私の眼に映ったKinKi Kidsの姿というのは“そこに存在しているだけで既にファンサ”これ多分一生言い続ける。彼らの音楽は聴くだけでは勿体ない!!!!歌を聴くことは大前提としてステージ、空間、演出、曲、声、楽器、ダンス、全てをひっくるめて音楽を魅せておられるんだと感じた次第です。彼らはステージに立つべく生まれてきた人間でないでしょうか。
    こんなに濃厚な3時間を過ごしたのははじめてかもしれない!!!この日のことはなんねんたってだって色褪せないだろうし、なんねんたってだって大事にしたい気持ち!!!!!またキンキさんのコンサートに行かせてください!!いや、必ず行きます!!!!!ワクワクすることを考えてる(主旨)って言ってたから次の現場かな!?!?行くから!!!!

 

  • 最後に
    光一さんが近くに来たときそのお顔の小ささと脚の細さに驚きを隠せなくて(小さ…細っ……ってぶつぶつ言ってたかもお隣の方すみません)折れてしまいそうなほどだったんだけどその足でこれからもどうかステージに立ち、躍り続けてください。

 

 

 


KinKi Kidsは最高だな(語彙力)!!!!!!!!!!!!!!!

関ジャニ∞リサイタル 2016.08.14 1部

関ジャニ∞リサイタル 真夏の俺らは罪なヤツ2016.08.14 14:00公演

 

16:19終演


キング オブ 男
丸横パートで丸山が横山にチューしようとするも交わされる


DearSummer様
倉「夏が来ちゃったぜ」
安「夏が来ちゃったぜ」
倉「夏が来ちゃったぜ」
安「俺を好きにしていいんだぜ」
大倉→安田ハグ


挨拶
安「We are 関ジャニ∞安田章大でーす!最後まで罪な男たちに惚れていってください!」
錦「お盆やのにありがとう。お盆だからこそありがとう。子供たちは素敵な絵日記に書けるように!まぁ絵日記書くようなやつここには居ないでしょうけど!」
す「こんにちはー渋谷すばるです。暑い中ありがとうございます。始まる前衣装に着替えてポケットに携帯入れたまま出て来てしまいました!行進してるときなんか足がモゾモゾすると思ったら…。」
村「キングオブ男えらい踊りづらそうでしたね」(黒レザー手帳型)
倉「大倉忠義です!元気ですか!?もっと元気ですか!?僕も元気になりました!この度はご迷惑をおかけして…。皆さんに元気を届けられるように、元気が出るツアーで僕だけ元気を出しきれなかったので。よろしくおねがいします!」
丸「僕はこの会場に彼当たりの席を作ってしまいました。B3…20番…君だ!!!始まる前にそこに座って温めておきました!」
村「昨日風呂入ってないのにな」
丸「始まる前に入ったよ!こうして…(お尻スリスリ)」
横「どうも横山裕です。今ね、丸山くんがキスしてきたんですよ。感情ぐっちゃぐちゃで。どう奮い立たせようかと思うんですけど。最後までよろしく!」
村「今日元気な人~!?\ハーーイ/今日元気な人~!?\ハーーイ/俺が一番元気やったわ。2万人ちょっとですか?いますけども、俺が一番元気やったわ。今日元気なhハーーーーイ!!!2万人でも俺には勝てないんですよ!」(いきなりドッジの時のように腕を真っ直ぐ伸ばした格好)


YDLAND
熱中症には気を付けてくださいねー!」
後ろですばるの喘ぎ声


BANG!BANG!バカンス!
♪当たり前だよ しまださーん
村上→横山 肩に手をのせる
横山はキョロキョロしてるだけ


SUMMER TIME
すばるがバッキバキ体操のダンスをする。丸山錦戸が加わり3人でバキバキ

 

ジェットコースター・ロマンス
バックモニターに横倉デート写真
曲終わりに大倉が横山を探す「ヨコ~?ヨコ~?あれ~?ヨコ~?あれ~?…ヨコ~!」困った顔かわいい。渋谷錦戸丸山に「遅ない?」


クイズの館
湾岸スキーヤーの音楽に合わせて回答
1問「白が似合うのは?」
spring summer autumn and winter and ‘’YOU”で奈落から横山登場。
横「ユウって呼ばれたから出て来てしもうた」
2問「1番あついのは?」
3問「韓国の俳優は何シウォン?」
spring summer autumn and winter and ‘’RYU”奈落から丸山登場


Dye D?
村上に肘鉄をくらわす錦戸。
錦「首折れてる?死んでる?」
「「「しんごぉーーーーーー!!!!」」」
皆で村上を担ぎながら捌ける
丸「せめてあいつに弔いの一言を」
錦「何も言えへん…俺が殺したんやもん」
丸「せめてどんな感触だったか言ってくれ」
錦「……硬かった…(笑)」


夜空ノムコウ
丸「星になったあいつに捧げる」
口笛部分もあり。


台風ジェネレーション
5年後。村上KINGになって登場。
す「しんご?」
村「KING!」


クロニクルコーナー
映像
ソファーに寝転がる村上。それをいじる渋谷丸山安田錦戸大倉。お腹を触ったりカンチョーしたり。
横山が村上にボールを当てて、ミッション“恐竜になりきってステージを駆け回る”
水陸両用の恐竜になる村上。ほとんど水中。ステージのカメラマンにも絡みに行く。


カメラ目線
丸「俺最後にひくわ」(今までの公演全てMCだった)
関ジャニチーム:渋谷丸山安田
エイトチーム:村上錦戸大倉
MC:横山
がむしゃら行進曲を躍りながらカメラ目線
渋谷↔錦戸
丸山↔大倉
安田↔村上(全員の写真も撮る)

集合写真のポーズを決める時、怪しい動きをする関ジャニチーム
渋谷↔錦戸(距離近い)
渋谷→笑顔(超可愛い。会場からも可愛い声)
丸山→カッパ出現
安田→飛脚

大倉→ブサイク(す「大倉ブスやなぁ」)
錦戸→笑顔可愛い
村上→酷い

会場の拍手で勝敗決定。MC横山の独断と偏見で関ジャニチームの勝利。ブサメン村上。
横山→村上の写真を至近距離で撮るも、口元の髭がドアップの写真


バッキバキ体操第一
大倉のスパッツ丸見え(笑)
丸山は髪を切った為、ヘアバンドを女の子が被るみたいにおでこの上部に斜めに付けてる


MC
村「じゃあ俺の好きなところ言ってみて。ええとこでもええよ。」
安「スタジオで本番入って声が出にくいときに咳払いしてる顔。5、4、3、…の時にアアアア!!!ってしてから、さぁ始まりました!って!
でもさぁ始まりましたって言ったら声がガラガラ(笑)」
村「じゃあ次亮。」
(メンバー困惑)
横「えっ!?これ全員なん?」
村「せや」

錦「ジャニ勉の収録の最後、ありがとうございましたー!って時にお客さんが拍手してる間マイクだけに拾われる声でゲストの名前紹介してるのプロやな~て思う。」

す「いい所?」
村「付き合い長いからいっぱいあるやろ?」
す「ほとんど忘れた…。髭剃りをね、本番前にやるんですよ。それをやった後マネージャーに洗いに行かすんですけど、下の方のマネにお前行けるか?って頼むんです。 ほんで下のマネージャーが上の先輩とかに髭剃りの洗い方教えてもろて。閉める蓋が反対になって返ってきた時はイライラしてますね〜!」
横「マネージャーにこれも立派な仕事や!言うて!」

倉「村上くんクセなんですけど、こういうの(胸を両手でガーッってする仕草)するクセがあるんですよ。」
す「ゴリラやん。」
倉「リラックスした時に出るんかな?注意してから恥ずかしがってしばらくやめてたんやけどね。これ可愛いよね。」

丸「最近そのクセを我慢してるけど、エレベーターで2人きりになった時に俺の顔見て思いっきりやってるんよ。俺も我慢してるの知ってるから、おお〜!!やれやれ!って。着替える時も胸赤なってんねん!あれかわいい。」
雛「俺アホやん!」

横「村上さん思ってる事全部口に出すでしょ。トイレ行く時も、ババ行ってくる!ご飯行く時も、飯行ってくる!って。」
倉「何してるかすぐわかるもん。これはコーヒーやな!とか聞こえてくる。」
す「これはコーヒーやな!とかなんやねん。勝手に飲めや!」


村「やばいな、俺こんなんでジジイになったらどうするんや。老後の面倒見てくれ!」
倉「いや無理やな。資産全部渡してくれるんやったらええよ。」
雛「大倉に通帳、亮に判子渡すわ。」
倉「それ亮ちゃんと会わなあかんやん。」
村「ええがな。俺がボケへんようにクイズ出してくれ!」
倉「携帯にいっぱいアプリとか入れといたるやん。」
雛「あかんわそんなん今でも使いこなせてないのに!」
倉「村上くんってさあ、携帯の文字一番大きいやつに設定してない?」
錦「俺も思った!見たらあかんて思いながらもチラッて見えたときにデカっ!!!!って」
倉「しかもそれをこう(画面から遠ざけて)見る。」
村「大きい方が見やすいやんか。」
錦「文字が小さい方が画面の情報量が多いやん。」
村「!!!!!!!! 俺それすっごいコレ(スクロール)せなあかん!!俺アレもできんねん!」
倉「フリック入力?」
村「ローマ字打ちしか出来ん!画面横にしてパソコンみたいにせんと打てへん。」

安「ちなみにさっきのクセなんですけど、我慢出来てなくて。何なら僕の顔見ながらやってくるんですよ。もっとテンション上がると服の上からじゃなく中からやってる。」


前向きスクリーム
丸「♪埼玉たまたまおたまたま」


銀テープ
す「この為にチケット代払ってるんや!」
す「上の奴らはこいつらバカやなぁって思ってたらええねん」


無限大
大サビにて
す「男だけでいってみようか!」

す「微妙でした(笑)」

 

ステージ際からスタンド端の席の方に向かって何度も深く頭を下げている村上さんが印象的だった。

 

 

1秒KISSで丸山さんの投げたお花を2列ほど前の方がキャッチ。んーーーーー悔しいっ!!!!

マクベス 備忘録

 

事の発端は2016.03.17のレンジャー日記。「土曜日かなぁ。」というタイトルから始まる日記。そこに綴られていた文章とは、「今週末、ある報告が皆様のところに届く予定です📮覚悟願いますm(._.)m」

 
何だ!何が起こるんだ!?土曜日に!?覚悟の要る報告って!!ポストの絵文字!なに!?!?
 
パニックを起こす。こういう時にネガティブなことしか思い浮かばないのが人間の性なのか。あのスーパーアイドル丸山隆平からの報告って……、まさか…、ああああああ!!こうやって焦らす丸山隆平さんポリネシアン出さないで~!待て、そもそも報告ってなんだ?どういう意味だ?落ち着け、調べろ、自分!!!
 
報告: 告げ知らせること。特に、ある任務を与えられた者が、その経過や結果などを述べること。また、その内容。 
覚悟: 危険なこと、不利なこと、困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること。 
 
調べて後悔したのは言うまでもない。経過や結果を述べるということは、もう終わった話をするのか?不安は増すばかりだ。言葉の意味に加えて、ポストの絵文字って何を伝えようとしているの?お家に報告が届くの?メールなの?嗚呼深読み。m(._.)m←この顔文字って何って打ったら変換されると思う?「ごめん」だよ?どうして謝ってるの?嗚呼深読み。深読みをする人間はどこまでも考えててしまう。丸山隆平さん、その日記の真意は何だ!?
 
 
ということばかりが頭の中を駆け巡った日の夜中。いつも通りにレコメンを聞いていると突然、丸山隆平さんがレコメンを卒業するという事態に世界は変わったのだ。2016.03.17はとんでもない日だ。何故だ、何故急に卒業をするんだ、それは日記の報告とは関係があるのか。得意の深読みpart2。お願いだから嬉しい報告であってくれ、願うのみ。何も知らない人間はただ願うことしかできないのだ。
 
 
久々に眠れない夜を過ごし、ソワソワとした1日を過ごし、ついにやってきた。恐怖でしかない2016.03.19(土)。0時を回り、何か情報はないものか、ひたすらに調べる。丸山隆平さんからの報告とは何なのか。きっと良い事だろうと自分に言い聞かせるが、実際は恐怖の方が強かった。ああああどうしよう、サタプラも平常心では観れなくなりそうだ…。そう思いつつ必死に調べていると、世界は回っていた。

関ジャニ∞丸山 マクベス挑戦」

マクベス!?!?!?主演舞台!?!?グローブ座で!?!?6月から!?!?あー!!!!!行くよ!行く!!絶対に行くから!!!やっぱり丸山隆平さんはスーパーアイドルだった!!!一瞬でも疑ってごめんねm(._.)m早く詳細をくれ~~~!!!丸山隆平さんは天才的で絶対的アイドル!天才って辞書で調べてみようか、丸山隆平って載ってるでしょ!?皆が喜ぶことしかしないんだ。ああああああありがとう!!!!
 
にしても、マクベスが発表された後の大切な日の文章。「あ、情報解禁しましたね✨」って!!!!深読みさせておいて~!!!もう!!!でもそんな丸山隆平さんが好きなのです!!!!
 
 
 
という話を踏まえてのマクベス
 
 
 
 
観劇にあたって、小田島雄志さん訳のマクベスは読み込んでおいた。予習はしっかり。お陰でストーリーがスッと入ってきて自分の中に余裕が生まれた。それでも実際に舞台を観るとその余裕は何処かへ行ってしまい、マクベスの世界へ入り込むと体力を使う。観劇するだけでもものすごく体力を使うというのに、舞台上で演技をするキャストの皆さんはどれだけの体力を使うのだろう。並々ならぬ努力、丸山隆平さんから滝のように流れる汗と痩せた体がそれを物語っている。舞台だけでなく、罪と夏の撮影やリサイタルへの準備、取材に収録、何足のわらじを履いているんだろうか。さらには毎週土曜日の朝に丸山隆平さんの姿と健康情報をお届けしてくれるサタデープラス、それに伴う大阪~東京間の移動。心配なのはその体。まるちゃんちゃんと寝れてるかなぁ、ブログに美味しいご飯を食べたなんて書いてある日は良かったね~なんて思う日々。初日のカテコで「空に向かって頑張れって言ってください」とおっしゃってたと聞き、空にエールをするのもここ1ヶ月の日課であった。それと同時に毎日のように起こる正午の戦い。ナビの音声には聞き飽きた。携帯に残る3桁のリダイヤルの履歴。1度だけ戦いに勝利し席を確保することも出来た。初めて観た時の衝撃を私は忘れる事なんて出来ない。
 
 
マクベスを観劇した後は当然のように本を読み返す。文章を読んでいると頭の中で舞台が再演され、キャストが喋っている。その度にこの時はこうだった、この時はあんなことしてた、なんて記憶が蘇るためなかなかページが進まないのも事実だ。それも1つの楽しみ方であろう。



 
 
 
ムードメーカーであり、ギャグを披露し、皆を変な気持ちにさせる魔術師。かと思えば甘い声で歌い、とにかく顔がカッコイイ丸山隆平さん。彼のギャップに堕ちた人はどれほど居るのだろう。丸山隆平さんの沼は深い。普段からギャップに踊らされている丸山担。マクベスは遥かに上をいくものだった。情報解禁から今日で127日。あっという間に時は流れた。今日からリサイタルまでは6日。狂った暴君はキラキラのアイドルになる。そこでやっと“丸ちゃん”を見ることができるのだろう。そしてまた底無しの沼に堕ちていく。


天性のスーパーアイドル丸山隆平さん。彼の笑顔が大好きだ。そんな彼の役者としての姿を見せてくれたマクベスには感謝しかない。マクベスの呪いとやらの話も耳にしたことがあり心配であったが、マクベスカンパニーが大きな怪我もなく無事に完走できたそうでホッとしている。丸山座長をはじめとするキャストスタッフの努力の賜物をこの目で見られたこと、それはとても幸せなことだ。再演と円盤化を願わずにはいられない。
丸山隆平にしかできないマクベス=マルベス”マクベスを生きてくれてありがとう。シェイクスピア没後400年に東京グローブ座で上演という記念すべき舞台が私の初観劇舞台でよかったと心から思える。素敵な作品をありがとう。マクベス万歳。万歳マクベス

マクベス 2016.07.11

  • 2016.07.11

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東京グローブ座マクベス32公演中、17公演目。つまり折り返して後半戦スタートするとなる節目の日。神々しい最前列で観劇。会場に入り公演が始まるのを待つ間、ステージのセットを見渡すだけでドキドキが止まらない。そもそも、グローブ座へ向かう電車の中で、数時間後のことを考えると吐きそうで仕方なかった。刻一刻と迫る時間。場内のアナウンスも流れ、ざわついていた会場も静まり、空気が張りつめている。
 
 
 

そしてついに始まった。最初の殺陣のシーンにて上段から出てきたマクベス。圧倒的な存在感。とにかくかっこいい。かっこいいという言葉以外にどう表現したらよいのか語彙力の乏しい自分には分からないがとにかくかっこいい。尚且つ見事な剣捌き。そして「こんな良いとも悪いとも言える日ははじめてだ」というセリフ。雑誌のインタビューで丸山隆平さんが一番最初のセリフであると言っておられたため、これか!!と1人で興奮。

 
魔物に国王になることを予言されたときの驚いた様な、怯えた様な表情。ここから予言に翻弄されてマクベスは変わっていくんだなぁ。
 
 
ダンカンがマルカムをカンバランド公に任命するシーンでマクベスやバンクォーが拍手をするのだけど、マクベスの拍手の音だけが私の耳には入ってくる。何と都合の良い耳だろうか。あぁ、これが丸山隆平さんの手から出る音なのか。ニコニコしていてやっと“丸ちゃん”を感じられた。
 
 
マクベス夫人とのシーン。お互いに抱き合ったと思えば、マクベス夫人に押し倒されキスキスキス。「もっとだ!もっとくれ!!」と足をバタバタ。今度は回転してマクベスが馬乗りになりキスキスキス。リップ音が聞こえる。マクベスは右手で夫人の腰や腕を撫で回し、続きをしようとするけれど夫人はさせてくれない。それでもしようとする夫人に手を退けられるが背後からのハグ!!からの胸や腰を撫でながら「あとで相談しよう」というのだが!この時の声色!はぁぁぁぁ優しい!マクベスをかわいいと思った瞬間。ラブシーンを見るということだけにスポットを当ててしまうと正直落ち着かなかった。でも私は丸山隆平さんの、マクベスの愛のあるシーンを見れたことは誇りに思う。舞台上に居るのはマクベスなのだが、丸山隆平さんってこんな風に撫でるんだ…、なんて時折思ってしまったことは秘密にしておきたい。
 
 
短剣の幻影。魔物の動かす短剣を掴もうとするマクベスマクベスと魔物の絶妙なコンビネーション。このシーンはずっと見ていたい。短剣の幻影を追うのにこんな表現方法があるのかと度肝を抜かれた。タイミングがばっちり、魔物がうまくマクベスを動かしてくれる。黒子としての魔物の存在が素晴らしかった。完全に短剣とマクベスというシーンになっていた。華麗に舞うマクベス
 
 
血糊にまみれて上段から出てきたマクベス。白いシャツも手もお顔も真紅に染まっている姿に興奮した。あの丸山隆平さんの肌が血で赤く染まっているんだよ。「もう眠りはない、マクベスは眠りを殺した」というセリフの言い方も上手く表現出来ないが印象的。置いてこなければならなかった短剣を持ってきてしまい、その短剣を投げて怯えている姿は可愛らしかった。暗殺を企てて実際に事を為してもやっぱりマクベスは怖さを感じていて、その代わり夫人は強い。夫人が居るからマクベスが男のマクベスとして存在していられるんだなと。
 
 
ダンカン王が殺されたことが発覚して、あたかも初めて知ったかのようにマクベスが出てくる。その時の衣装が裸に黒ガウン!ストーリーに集中すべきだけれどやっぱり本能的に視線が裸にいってしまうよね。引き締まってうっすら割れている腹筋。そこにワンパックはなかった。ついこの間までワンパックだって弄られていたじゃないか!?やんちゃユアボディを錦戸さんと大蔵さんに揉みしだかれてたじゃないか!?やはり丸山隆平さんは仕上げてくる。裸だから汗も見えて堪らない。おまけにスタイルの良い彼だからロング丈のガウンが似合う似合う。顔は小さいわ脚は長いわありがとうマクベス
 
 
バンクォーの暗殺を企てるシーン。癇癪を起こしたかのように壁を叩く。相当狂ってる。序盤にニコニコした顔を垣間見せていたマクベスは居ない。暗殺者がやってきて話し込むようになると流れるように声色も全く変わって圧倒された。暗殺者が退場し階段下に座るマクベスだけにだけライトが当たった後、また恐怖に怯えている姿。繊細で、丁寧で、守ってあげたいなんて感情さえ芽生えた。夫人に甘えて顔を埋めるのだけれど、その時に汗が夫人の衣装に染みてしまっていて、なまものである舞台ならでは。どれだけ偽りの仮面を被っても奥さんだけには弱さを見せてしまう部分はマクベスの人間らしさが滲み出ているなぁ。夫人の手をギュって握って捌けるのはこの後の「奥へ行こう」の時だったかな?かわいくて最高。
 
 
バンクォーが殺され、宴会の席でマクベスには亡霊が見えてしまう。取り乱して逃げ回り、恐怖におののき、それでも平気だ男だと強がるけれどまた怯えてという繰り返し。亡霊が消えて「確かにあいつを見たのだ~!」(>_<)←こんな顔文字がつくような喋り方。子供みたい。テーブルの下に捌けたバンクォーを確認するときの弱々しさ。息づかいも表情も声もコロコロ変わっていって俳優だなぁと改めて。
 
 
魔物にもう一度予言を聞くマクベス。恐ろしい笑顔ってまさにこれ。嬉しい予言を聞いて、まだ予言を乞うと王の幻影が出てくるとまた怖がってる。情緒不安定だな。幻影のダンスが始まって舞台上を逃げ回るのだけど、この時私は絶対口が開いてた。わーわー言いながら逃げているマクベスと躍り続ける幻影は言葉にできない素晴らしさ。にしても、血まみれの赤ちゃんはリアルすぎてホラー。
 
 
マクベス夫人が夢遊病で手を洗い続けているときのお尻の辺りの血は、マクベス夫妻に子供ができないってことなのかな?鈴木裕美さんが稽古で決断したとおっしゃってたけど真意はなんだろう。
 
 
女から生まれた者には俺を殺せないって高をくくってレノックスに「どこでガチョウ面を手に入れた」って言いながらガチョウの真似をするマクベスがかわいい~!まるちゃーん!!!「どーこーのぐーんーぜーーだ?」堪らん~!
夫人の病気を治してほしいと乞い、そののち夫人が亡くなったと聞き「あいつもいつかは死ななければならなかった」ってセリフがあるけれど、マクベスが狂っていなかったら思うところも変わっていたよなぁ。精一杯の強がりかな。夫人を愛していた人だから。
闘うと決めてレノックスに鎧を着せてもらうけど行動が早まって鎧が着れてない上に、結局着てないマクベス。感情の表現が上手い。
 
 
バーナムの森が迫ってきて敵と戦う。「俺の名はマークベースだー!!!」と両手を広げて叫ぶ。この時の声が甲高くて私はやっぱり丸山隆平さんの声が好きなんだと再確認した。低い声から高い声まで自由自在でそこにちゃんと感情があって、観劇しながらハァァァァァァって言ってしまってたと思う。ロスにキスをしてから静かに首を斬るのも印象的であれは悶えた。
マクダフに会っても尚、狂気に満ちた笑いの顔浮かべていてけれど、女の腹を割って出てきたと知ると途端に表情が変わる。あぁ、私は表情が変わる瞬間も好きなんだ。バズリズムでギャグを披露した後にスン顔に変わるあの瞬間のように。
 
 
マクベスは殺されてマクダフが生首を持って出てくるのは観ていて辛かった。生首が上げられて舞台のセットに刺さっているのも不気味。魔物の予言に翻弄されて次々に殺し、最後には殺されてしまう。あの時予言を聞かなければ、あの時王を殺さなければ。それでも王になると聞いたら欲望を抑えられないのは人間の性なのだろう。
 
 
 
 
 
 
東京グローブ座。そこに丸山隆平は居なかった。居たのはマクベスでありマルベスだった。膨大な量のセリフ。そこに乗せる感情。いっぱい悩んでいっぱい考えたんだろう。マクベスはグローブ座で確かに生きていた。良い言い回しが見つからないけれど1つ言えるのは最高だった。丸山座長をはじめ、キャスト、スタッフで造り上げたマクベスは最高だった。丸山隆平さんは「マクベスの悲しき生きざまを全身全霊で届けたい」とおっしゃった。シェイクスピア四大悲劇と言われるマクベスは本当に悲しく、涙の出たシーンもあった。私自身、初めてのシェイクスピアであり初めての舞台観劇が“主演・丸山隆平 マクベス”だったことを誇りに思う。丸山隆平さんを通してマクベスを知り、シェイクスピアを知れた事は大きな出来事だ。これを機に、他のシェイクスピア作品にも触れてみたい。そして舞台上で美しく輝く彼の姿を何度でも観たい。円盤化をしてほしいと願うばかり。素敵なキャストの素敵な作品に出会えた事に感謝。マクベスカンパニーの皆さんお疲れさまでした。