Choose your life, choose your future.

クソガールが綴るグラスゴー建築留学記。

隔離生活。

帰国してからの自己隔離生活も、今日で8日目。

率直な感想はと言うと、「なんかよくわからん」っていう感じですね本当。笑

テレビ観たり、勉強したり、スマホみたり、なんか落書きしたり、Netflix観たり、、、、、

まあそれだけ書くといつもの自分の生活と一緒だな。。。

元々友達少ないし、しょっちゅう人に会ったりしないインドア野郎だけど、

「誰にも会うな」「外に一歩も出るな」と言われると意外と長い2週間。

 

昨日の早朝、ゴミ出しの為に10mぐらい先のゴミ捨て場まで歩いたんですが、

5時前でまだ薄暗かったけど、「外だあ〜〜〜〜〜〜!!!!!」ってなりました。

外の空気激うまい!!!空って超高い!!!!今解き放たれたらハイジみたいになるぞ!! 

一応、外出禁止「要請」なので、別に昼間でも一瞬外出るぐらいは本来大丈夫だと思うんですけどね、

買い物行ったり人と話したりしなければ。

でも滞在先は普通の住宅街なので隣の家もめちゃくちゃ近いし、

多分小さい子どももいる地域っぽいから周囲を変に不安にさせたくないってのもあり、

めちゃくちゃひっそりと生きてます。

 

 

 

宿自体は本当になんでもあるし、普通に家っていう感じでめちゃくちゃ居心地が良いです。

外にさえ自由に出ていいならずっと住んでもいいよっていうぐらい、一軒家だし。

帰国を決断したタイミングと運だな、と思うけど本当に恵まれてる、、、。

インスタント食にはとにかく飽きてきたけど、贅沢言ってられない。

ワンルームのホテルに缶詰の人も居るんだから、と思うと我慢しないとですね。

(私が泊まってる宿、この前見たら4月末までに2週間の予約が2件入ってたけど、

2日前に見たらなくなってました。多分帰国者とわかって断ったんじゃないかと。。。

だから今追い出されてないだけでも相当ラッキーだなと思います。肩身狭い。。。)

 

私の知る限りでは、今は空港検疫に自衛隊が参入して、

「入国制限の対象国」からの帰国者は全員PCR検査を受け、

検査結果待ちの間は政府手配のホテルにバスで誘導されてるみたいですね。

一見大幅に改善されたように見えるけど、実情はまだ問題山積みっぽい。

検疫待ちの7−8時間、Social-Distancingもクソもない状態で

「前に詰めてくださーい」と指示されるような状況だそうで、、、、

毛布一枚で換気の為冷え込んだ会議室に詰め込まれて一晩待たされたりと、

それ本当に日本の話ですか?って耳を疑うような状態で。

本当、何も考えずこの時期に旅行行っちゃった浅はかな人はともかく、

不安な中決断して帰ってきた帰国者がさすがに気の毒すぎないか、自分で言うのもなんだけど。。

指示系統が機能してないのもあるんだろうけど、多分体制を整えるにも全然人手が足りてないんじゃないだろうか。

 

 

 

帰国者=感染者の確率が高いってどうしても見られるし、

外に出れない分テレビを通して見る久々に帰ってきた日本は平和ボケしすぎてて逆に怖かったし、

帰国してなんかオオカミ少年?にでもなった気分になってる帰国者いっぱいいると思う。

危ないよ、良くないよって叫んでも全然届かないというか、

「みんなが怖がってない」って超こえーよ!!!!!!っていう。

志村けんの訃報に日本中がめっちゃくちゃ驚いてる状況とか見ると、

どれだけ海外の深刻な映像流してもやっぱどこか遠い場所での出来事、て感じだったんだろうなあとか。

インタビューで外出自粛に「今更遅い」って言ってる若者とか

ウイルス相手に痴話喧嘩みたいな返しするっていうもう異次元の感覚でゾッとしました。。。

(もちろん、メディアがそういう風潮なだけで、ちゃんと現実を見てる人もいっぱいいるのはわかってます)

コロナウイルスちょっと軽く見てる風潮も、感染者が毎日増えてく数字も、

ロックダウンの噂が流れるのも、それによる買い占めが起きるのもまるっとまとめてデジャヴで、

最初の3日ぐらいテレビ観てるとなんかよくわからない感情で気分悪くなった。

 

 

 

 

で、これは精神的に良くないぞ!と思った矢先に(本当暗いことばっか書いててすいません)

在英大使館から自己隔離生活における心の健康に関するアドバイスメールが届いた。

①規則正しい生活をする

②コロナ関連の情報から離れる時間を意識的にとる

③意識的に家族以外の誰かとの接点をとる

 

①に関してはもうてんでダメで、時差ボケ治らなすぎて生活リズムはゴミです。笑

起きてようとしてもずっと21時の壁が越えられず、20時には吸い込まれるように布団に潜る日々。。。

昨日の夜初めて23時まで起きてたけど朝は4時半ぐらいに目が覚める。

やっぱり太陽の光を浴びないと体が変になってんのかな、

と思ったけどよく考えたらイギリスいた時も言うほど太陽の光なんて浴びてないわ。。。

③は隔離云々の前に苦手だから置いといて、②を実践したらめちゃくちゃ効果的でした。

とりあえず私はバラエティ観てラジオ聴いてヘラヘラしてたらしぶとく生きていけるなって(単純)。

あとは親友が送ってくれる1歳ちょっとの息子の「何も起きない動画シリーズ」と実家の犬猫の写真に癒されてます。

 

 

おかげで精神力も回復してきて、

ワイドショーとか観てて、は?いい加減にしろよって思うような場面に遭遇しても

フシューーーーッてなんか謎の呼吸法みたいなんでスーって怒りを受け流せるようになってきましたよ。笑

現実から目を背けるんじゃなくて、感情とうまく付き合いながら向き合うのが大事だなと。

 

 

 

 

 

あとTwitterやってると本当ワイドショーなんかより有益でタイムリーな情報にいっぱい出会えますね。(もちろん精査は必要だけど)

気分的には私がこの世で今一番暇だから、暇人が集めた限りの予防対策書いときます。

 

・基本ルールとして他人とは2mの間隔を開ける(Social-Distancing)

・ウイルスが生存できる時間は物質によって異なる:プラスチックとかだと2−3日。だから出かける時は、スーパーのカゴ、ドアノブ、ATM、小銭、全てのものにウイルスが付いてる「可能性」があると考えた方がいい。なので手洗いが大事。

・一番汚いのはスマホなので手洗う時にスマホも除菌する。

・外出先から帰ったら上着や鞄は極力部屋の中に持ち込まないこと。

・お風呂は外出前じゃなく寝る前に入ること。

・野菜も誰が触ってるかわからないので、使う前によく洗う。

・マイクロ飛沫っていう目に見えない小さな粒子は数時間空気中に漂うらしいので、屋外だとしても喋ってる人の風下は避けよう。

・誰かと外食するとしても、食べる最中は喋らないこと。相手に向かって喋ることで飛沫感染のリスクが高まる。

 

 

ぐらいですかね。。。結構疲れるっちゃ疲れるけど、地道な努力で身を守るのなら日本人は得意なんじゃないかって思う。

あと私は3月初めのイギリスで既に、スタバとかカップの口めちゃめちゃ除菌してから飲んでました。

(すごい嫌なやつっぽいから店出てからやってた)

玄関で靴を脱いでから家に上がる、ていう文化も日本人を守ってくれてる気がしますよね。

だいぶ前にテレビで和牛の水田さん(潔癖症)が

「鞄を机の上に置く人が許せない。鞄は電車とかで床に触れてたりするから。

そして人は公共のトイレとかに行った靴で電車とか建物の中歩くでしょ。つまり全ての床はトイレの延長線上なんです。」

って言っててめちゃ面白かったし激しく共感した。。。

海外の人なんて鞄を机に置くどころか靴履いたまま椅子の上に立つわ机の上にも座るからね、

もはや全ての「面」はトイレの延長線上ですよ。。。。笑

 

 

日本人はきっと世界のどの国よりも真面目でルールを守るから、

トップの人にはそれを無駄にしないように「明確に、整然と」必要な指示を出して欲しいですよね、本当に。

会見とか見てると、もういいから箇条書きのリストで出してくれ!って思う。(箇条書き大好き人間です私)

みなさま方には、〇〇していただきたく存じます、とかうだうだ言ってんじゃねーぞって思うわ本当。

これ、〜て思うとか書いてますけど、実際テレビに向かってめちゃくちゃ喋ってますからね。笑

テレビみながらヤジ飛ばしてる自分たまにふと俯瞰するとほんとキモくて笑っちゃうわ、もういいけどさ!

 

 

 

 

 

何はともあれ、このまま何も起こらなければ、8日の便で羽田から福岡に帰る予定です。

大分の実家に帰りたかったけど、万が一を考えてもうしばらく福岡で1人で過ごすことにしました。

犬猫にも家族にも友達にも会いたいけど、今の時期はしょうがないですね。

というか帰国後の2週間隔離で一旦クリアになったところで、

また羽田から飛行機乗って移動することでゼロじゃなくなるなあとか考えだすと本当キリがなくなりますね。

ちなみに私はスマホの充電ずっと100%でいたいタイプです。。。。(知らんがな)

 

 

 

 

そして今日、外務省がイギリスの感染症危険レベルを3に引き上げました。

私のいたグラスゴーも感染者450人、イギリス全体では2万2千人を超えて、

散々両親にも「来ても案内する場所がない」とかふざけてディスってたけど

やっぱり、この状況は辛いです。

先日、無理言ってお願いして図書館の本を自宅に送らせてもらったスタッフの人から

「無事本が届いたよ、図書館がまた開館したら返しておくね。あなたとあなたの家族みんなが無事でありますように」ってメールが来て

今日は担当してもらってた学科の先生から

「無事に日本に帰れたみたいで良かった。休学明けの困難やイレギュラーな状況も乗り越えるどころか、

君の成果物も建築に向き合う姿勢も素晴らしかった。君は素晴らしい生徒だ。ぜひ大学院に戻っておいで!」と連絡が来て、

なんかものすごい泣けてきて一人で慌ててしまった。

ちゃんとお礼も言いたかったし、最後に街も見たかったし、欲を言えばスコッチウイスキーの味を覚えて帰りたかったなあ。

急に全部が終わっちゃったの、思ってたより悲しかったんだな自分って今更実感しました。

 

 

悔しいし悲しいけど、こればっかりは。

残り7日も、ほどよくヘラヘラして過ごします。

みなさんも(東京だけじゃなく、大分でも)十分お気をつけください。

 

閉明塞聡

 

自己隔離3日目。

相変わらず時差ボケが治らず、

夜8時には猛烈に眠くなって朝3時に目が覚める。

と言っても学校もなければ仕事もないので何の支障もない。。。

のんびり治していこうと思います。

 

 

 

閉明塞聡(へいめいそくそう)って言葉をご存知ですか。

私は今日初めて知ったんですが(四字熟語が一番苦手で無知に近いです、、、)

まさに日本の現状を言い表す言葉だと思います。

意味は『目を閉じ、耳を塞いで外部との関係を断ち切ること。現実逃避。』

 

ようやくオリンピックの延期が決まったと思ったら

(1年でどうにかなる話だとは到底思えないけど)

翌日テレビは「聖火はどうなる」「1年後の会場はどうなる」「費用はどうなる」の一色。

呆然として、頭を抱えて、テレビを切った。

「1年後には生きてるかわからない」と言う高齢の聖火ランナー

「2020年に合わせて調整してきた。1年後にまだ現役でいれるかわからない。モチベーションの継続も難しい。」と言う選手。

わかる。気持ちはわかるし、嘆く権利は大いにあると思う。人生かけて頑張ってきたんだから。

 

問題は選手じゃなくメディアの方。今は選手の心情にフォーカスしている時じゃないんじゃないのか。

私は「1年後に世界の人口はどのくらい減ってるんだろう」ということの方がよっぽど気になる。

全く違う状況ではあるけど、東日本大震災時レベルの混乱が世界中で起きている状況の中で

オリンピックオリンピック言い続けてる国があったら、どう捉えるか。

海外メディアでは、花見客の写真と共に「日本の早すぎる安堵」を疑問視する記事も増えてきている中、

明らかに日本だけ異質だ。

 

 

 

 

「自粛疲れ」という言葉がテレビで流れている。

確かに日本では1月終わり頃から、2ヶ月以上の長い自粛をしてきたのかもしれない。

でも、いざという時、専門家でも医療従事者でもない我々一般人は、はっきり言って役立たずなわけで。

唯一全員にできることが『我慢』だと思う。

「コロナなんかかかったらそん時はそん時!パーティーはやめない!」とか言ってマイアミビーチに集る若者も、

「自粛ばっかりで気が滅入るしちょっとぐらい」と言って花見やK-1観に集まる人も、

「検疫強化の適用前になんとかギリギリ間に合いました!!」って帰国して何故か嬉々としてインタビューに答える人も、

疾患のある人や高齢の人、そしてその家族にとっては

『死の花粉を運ぶミツバチみたいなもの』になり得ることをいい加減考えた方がいい。(過激な表現ではあるけど)

テレビも、そうゆうことをもっと報道してくれ。。。

 

※感染者全員がウイルスをばら撒くわけではなく、うち2割程度スーパースプレッダー(超拡散者)が存在するそうです。

その2割が強力な拡散力で感染を拡げ、クラスターを発生させるらしい。でも誰がそのスーパースプレッダーになるかわからない。

 

 

 

 

昨日の朝、体温を測った。

37.2度あって、まさか、、、、と思った。

厚労省からの指示では37.5度以上の熱が4日間以上続いたら連絡となってはいるけど、

とりあえず家族に連絡して、ひょっとしたらひょっとするかもしれないから、

家族にも体温、体調観察をしてもらうように連絡。私は継続して体温チェックする、と。

が、、、、、後に分かったんですが、体温って測る場所によって違うんですね。

口で測ると、脇で測った体温より0.5度近く高いそうで。。。。。

そして私は(口・脇両方で計測できる体温計と知らずに)口で測って、

「37度超えてる、、、、、、、!!!!!」てなってた。

その後脇で測り直したら、36.6度だった、めちゃくちゃ平熱じゃねーか、、、、。(恥)

(ちなみに体調もすこぶる良いです、、、、恥)

 

とまあ馬鹿の早とちりで一時お騒がせしたわけなんですが、

改めて、「それが全然あり得ること」という再認識ができた。

2週間経って、隔離解除された時、私に会うのに躊躇する人もいるかもしれない。

でも、それでいいんです。誰が感染してるか分からないんだから。

人間不信になりそうな煽りに聞こえるかもしれないけど、

お互いを守る為には必要な意識だと思います。

 

 

 

オーバーシュート、クラスターなどの専門的な横文字が行き交う中、

なぜか日本で全然使われてない言葉が1つある。

「Social Distancing (ソーシャル・ディスタンシング)=社交的距離を空けること」

この2、3週間、海外では毎日のように飛び交っている言葉で、

一人一人ができる重要な「他人とは2m以上距離を空ける」という対策のことです。

買い物に行く時、人に会った時、基本出来るところでは常にやったほうがいいと思う。

 

 

なんでSocial Distancingだけが普及してないんだろう、と考えた時、(私の知る限りですが。してないですよね?)

「もしや元々そうゆう文化だから、、、、、?」という考えに行き着いた。

西洋人は言うまでもないけど、韓国や中国の子も意外と手繋いだり密着するよな、、、?とか。

日本も若い女の子とかは手繋いで歩いたりする子も増えてるのかもしれないけど。

いずれにせよ元々のそうゆう文化が爆発的な拡散を抑えて来れた一因なのかも、、、。

 

 

 

 

 

 

 

2日経って思うのは、この国は想像以上に狂ってるな、と、、、、、、、

オリンピック激推し、K-1強行開催、花見、和牛商品券、コロナ終息後に高速道路無料化(NEW!)、、、、、、、

どうなってんだよ、、、、ここだけ世界線違うのか、、、、?と戸惑いが止まらない。

そしてなぜか「週末の」外出自粛要請に、ここにきて全世界への渡航危険度レベル2に引き上げでの「渡航中止のお願い」。

本気で伝える気があるならカメラをまっすぐ見て語りかけてくれ、各国のリーダーがそうしているように。

日本はリーダー不在の国。それを痛感する。

また政治の話してるよ、って思う人。これ政治の話じゃなくて生活の話です。

 

 

 

 

 

重苦しい話ばかりですが、せめて自分が発信できることは発信したい。

届く範囲で、危機感が伝わったらいいなと思います。

スコットランドもいつの間に陽性719件、グラスゴーは221件とどんどん増えていて、心配です。

チャールズ皇太子スコットランドに滞在していて感染したそうで。。。

今まだ海外にいる友達も、めちゃくちゃ不安だと思う。

帰国時の情報が必要な人が周りにいたら、気軽に連絡つないでください。

わかる範囲で出来るだけ力になりたいので。

 

 

 

帰国

 

22日(日) イギリス出国

 

早朝に迫る帰国に向けて、

日本に発送する荷物3箱、スーツケース2つを寮の4階から1階まで降ろす作業。

こうゆう時に限ってエレベーターが止まってる。というかもうかれこれ1ヶ月以上故障中。

やれやれだよ、と思いながらも、私は荷物の集荷の時にはもう居ないので

代わりに寮の受付の方が対応してくれることになりました。

もう帰って来れないって話をした時も、

みんな本当に悲しそうに、でも仕方ないよね、気をつけて帰ってね、

って言ってスコットランド人の人柄に改めて有難さを感じて、

こんな時だからこそ人の優しさが滲みる。。。。

突然の帰国なので、開封してない保存食とか消耗品も大量にあったので

寮に残っている人たちに分けてもらうことにしました。

 

2時間ちょっと寝て、朝4時半ごろに予約していたUberで空港へ。

運航している便が少ないので、開いてるカウンターは限られているけど

それぞれには早朝にも関わらず長蛇の列。

さすがにカウンタースタッフはマスクしてたけど、

ロンドンへの便のCAのおじさんはしておらず。

韓国、中国人と思われる人たちが結構いた。(みんなマスクしてた)

 

ロンドンヒースローに着いて、ターミナルをバスで移動。

いつもは何もないけど、今日はバスに乗るまでに2箇所でスタッフから乗り継ぎ便のチェックが入った。

(多分乗り継ぎ便がキャンセルされてないか照合する為?)

いつもと変わらない出国審査を抜けてターミナルへ。この時点で朝8時。

ロンドンはさすがにスコットランドより警戒レベルが高くて、

ヨーロッパ系でも多分5割ぐらいはマスク着用。

中国人(だと思う、というか絶対そう笑)は凄かった。

どこで買ったん?っていうぐらい本格的な防護服に身を包み、

マスクとゴーグルは当たり前で、ゴム手袋、上級者は靴に被せる使い捨てのカバー。

最早CDCの職員だと言われても疑わないレベルの徹底ぶり。

アジア人は日本人含め自己防衛の意識の高さが凄まじい。。

(ちなみに私はマスクと眼鏡、顔を触らないようにニット帽に髪の毛全入れ)

 

羽田行きの便の乗り継ぎまでの待ち時間は10時間。

2時間半の便もあったけど、空港で急ぐのは得策じゃないという過去の教訓から

長いのは覚悟の上での選択だった。

が、ヒースローに着いてから気づいたけど待ち時間短い方の便はキャンセルされてました。

ロンドンー羽田便は毎日あったのが週5になって、間もなく週3に減便されるそうです。どんどん帰国が厳しくなってきてる。

掲示板もかなりのキャンセルの数、ほぼアメリカ行きの便だった。(インドも軒並キャンセル)

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いつものヒースローよりは人は少ないけど、閑散としてるというわけでもなく。

「他人とは2m以上の距離を取る」を守りながら、周りが空いてる席に座れるぐらいの混み具合。

ラウンジや休憩所も閉鎖空間なのでクローズ。

10時間となるとずっと座ってるとさすがにヒップのほうが痛くなってくるので

何するわけでもなくターミナル内を歩いて、また空いてる席を見つけては

ウエットティッシュで拭いてから座る、の繰り返し。

マスクと眼鏡で耳が痛くてイヤホンつける気にもならず、

何をするわけでもなくぼーっと過ごした。(気が長いマイペース人間で良かった、、、)

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イギリス全土と同様、空港内のレストランやカフェも

営業してるところもあるけどテイクアウトのみ。

ただブランドショップとかは開いてて、

防護服来た中国人がシャネルで買い物してる光景を見て

どうゆう精神状態なんだよ、、、、とか思い。

お土産品見てみるも2週間隔離のこと考えるともうめんどくせってなって

何も買わず。(なのでお土産一切ないです、すいません!)

何より空港内のお店のスタッフの8、9割がマスクをしてないのが

私は心配でしょうがなかった。あなたたち、大丈夫なの。。。。。

 

10時間経って羽田行きの便のゲートが表示されて、

ゲートに行ったらさすがJAL、スタッフ全員マスクしてて安心した。

機内では一応英語のアナウンスもあったけど、私が見た限り日本人しかいなかったと思う。

私がチケット買った時、エコノミーはもういっぱいで取れなくて

プレミアムエコノミーを取ったんですが(エコノミー+2.5万くらい)

めっちゃくちゃガラガラでした。

エコノミーの方はよく見えなかったけど、

あきらかに満席な感じではなかったので、どうゆうことなんや、、、、

検疫強化の関係でかなりキャンセルが出たのかもしれない。

 

23日(月)日本入国

 

約11時間のフライト、羽田に到着。

降りてまず通るのは検疫所。

前方から降りられるので、私は早めに出られたおかげで大体列の40人目ぐらいで、

ここでプレミアムエコノミーの有り難みが最大限に出ました。

後ろには長蛇の列が出来ていて、後方の人は4、5時間待ちとかもあったみたいです。。

(というか小さい子連れとかの優先搭乗があるなら降りる時もそうすればいいのに。と今気がついた。

小さい子にそんな長時間きつすぎるでしょ、、、、)

 

機内で記入した書類は3種類。

①2週間の隔離先住所、その移動手段が公共のものでないことを記入、署名する申告書。

「虚偽の申告をした場合は懲役または罰金の可能性がある」と下に小さく注意書きがあった。

②過去2週間以内に流行地域の滞在がないか、感染者との接触の可能性があるかの質問表。

③検疫所からのお知らせ(隔離場所から外出しないこと、公共交通機関を使わないことなど)

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「検疫所」というと仰々しい感じがするけど、

PTAとかで使うような長机が2台あって、検疫官が4人いるだけ。

列の隣にサーモフラフィーがあるものの、空港内やたら暑い上にマスクしてると余計暑いし、

この並んでる列がそもそも密度高すぎるやろ、、、っていう状態。

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検疫官に書類を出して確認されたのは

・イギリスからご帰国で間違いないですか?

・過去2週間以内に流行地域には行かれてませんか?

・発熱など体調不良はありませんか?

・隔離場所、移動手段の確認。2週間なので4月6日まで隔離です、とのこと。

 

 

ここでハッキリさせておきたいのが、

厚労省が実施してる水際対策は、海外のどの地域に渡航していたかによって2つに分類されるということ。

①入国制限地域:特に流行している地域

(中国、韓国、イタリア、イラン、スペイン、アイスランドなどの一部の指定された地域)

これらの指定地域に渡航していた人にはPCR検査を実施。

陰性の場合も2週間自己隔離、毎日検温する。

②検疫強化地域

(イギリス、フランス、ドイツなどヨーロッパほとんどの国。26日からはアメリカも。)

PCR検査の実施は無いが、全員2週間の自己隔離、毎日検温する。

 

この分類が世間に認識されていないが故に、

②の地域からの帰国者が後に発症して陽性になると

「そもそもなんで検査してないんだ」と責められるわけです。

ある意味では帰国者にとっては日本に帰ってからの方が精神的に辛い所も多いかもしれない。

守ってくれると思ってた相手に守られない方が残酷だ。

 

 

 

 

イギリスは②の地域にあたるので、PCR検査はなし。

ただ、そもそも①②の分類自体が大いに疑問なわけですよ。

②の国には中国の湖北省、イタリア北部のように『特に流行している地域が無い』と定義されているわけですが、

ロックダウンに踏み切らざるを得ないほど感染拡大しているフランスやイギリスからの入国がこれほど緩くていいのか?

(ついさっきイギリスが外出禁止のロックダウン状態に入ることが発表されたので。)

イギリスの死亡者数の増加の仕方はイタリアのそれをなぞるように推移していて、

同じ道を辿る可能性が十分に(というかこのままではかなり)あるわけで、、、、

『現状この瞬間の状態』での判断だとしたら後手後手すぎる。

そもそも表面上に現れている拡大規模は常に「実際の拡大規模から最低2週間のタイムラグがある」

と考えた方がいいって専門家が言っているんだから、

判断基準の時間軸を最低でも2週間先にしないと意味がないんじゃないのか?

(潜伏期間が2週間と考えるとそりゃそうだよなっていう話で。

星の爆発の光が数万光年後に地球に届くのと同じように、ウイルスの拡大規模が2週間の時差でニュースに流れてるっていうことだと思う)

2週間後にイギリスやフランスが①の分類に入る可能性が高いなら

現時点で①に入れた方がいいんじゃないのか?

 

ってもう言い出したら本当にキリがない。

でも検疫官に罪はないし、1人にかかる時間が長くなればなるほどみんなの待ち時間が長くなる。

色んなモヤモヤを抱えながらも最速で検疫を通り、その後は普通〜にいつもの帰国と同じ。

荷物を受け取って、税関通って。

兄が迎えに来てくれるのを待ってたけど、ちょうどすぐ横に京急の改札があって。

これ、どう考えても普通に乗ろうと思えば乗れるよなあって考えてた。

 

 

 

 

 

この2日間SNSで情報収集した限りでは

・私と同じように自己隔離への政府の対応に不満を持つ人が続出している(特に地方に住んでいる人)

・国内の主要空港に着いてから隔離先までの自力での移動手段が確保できず、それが原因で帰国を諦めるしかない人

・そもそも公共交通機関を利用しないのは『要請』であって命令ではないので、申告書の署名欄に「同意できない」と書いて提出し、

公共交通機関で移動した人(理論的に虚偽申告ではないってことだと思う。これは1人しか見てないけど、移動手段がないと嘆いてる人に対して「要請だから破っても大丈夫だよ」というコメントはチラホラ見かける。)

・帰国して初めて条件を理解してどうにもできない人は、待機室に移動、数時間待って政府手配の隔離先に移動しているっぽい(もちろん自費)

という状況になってきている模様。

 

*追記:よくよく調べたら、「政府手配の隔離先」など存在してないようです。無策で帰ってきた人は別室に連れていかれて、何度も「自力で宿を手配するよう」繰り返されただけ、とのことでした。。。。

 

 

 

『政府命令』という形にした場合、強制力が出る分、責任は政府になり、

行政による隔離先、移動手段の手配が必須になる。

 

それを避ける為(としか思えない)に『要請』という形に留めて、

個人のモラルにかけ、「自己責任」にする。

隔離場所、移動手段の手配、費用も各自で頑張れよっていう。

おかげで帰国者がスケープゴートになって批判が集中してきている。

記者会見でドヤ顔で「公共交通機関の使用を禁止することを要請します」とか

さも国民を守るテンションで言ってるの見ると水ぶっかけてぶん殴りたくなる。(大丈夫かなこんなこと書いて。笑)

 

 

この強制力のない『要請』のおかげですり抜けるケース、

遅すぎる判断基準の上でされた地域の分類によって、

今後帰国者の陽性件数が増えてくると思う。

ただ声を大にして言いたいのは、本当に問題なのは検疫所を抜けた後の発覚であって、

「検疫所で帰国者の陽性」というニュースを大悲報としてさあパニックになりましょうとでもいうように報道し、

それに「また帰国者がウイルス持って帰ってきた」と騒ぐのは話の主旨が全然違う。

誰もが感染している可能性がある、感染力の高いウイルスってことをいい加減理解してくれよ。。。

その批判してるあんたも、もう感染してる、もしくは過去にしていた、ていう可能性もあるんだよ。とうんざりしてくる。

(いや私誰なんだよって話なんですけどね)

検疫所で発覚してるうちは検疫が機能しているわけで、

それを韓国なんかはちゃんと理解してるように思える。

ちなみに韓国、ポーランドなどは海外から帰国した隔離者がきちんと外出禁止を守っているかチェックするアプリを使って管理してるそうです。

日本も、どうにかできないものか。

 

 

 

 

 

とにかく、朝まで激論できそうなぐらい言いたいことはエベレストぐらい積もってますが、

私はその後無事に兄と合流しました。

兄はわざわざこの為に、前日に大分から羽田に飛行機で来て、レンタカーを借りて、

スーパーで買い出しをして滞在宿に運び入れてから空港に迎えに来てくれました。

(レンタカー屋では、過去2週間に渡航していない旨の誓約書を書かされたそうです。つまり私が自分で予約しようとしても断られてた。それでも検疫に提出した書類①にはレンタカーの選択肢がある。レンタカー手配のサポートが無いとしたら、もう無茶苦茶)

 

宿までは車で10分ぐらいでしたが、私は後部座席に座って車内では窓を開けて換気、

降りる時に自分が触れた所をウェットティッシュで除菌。

スーツケースを宿まで運ぶのを手伝ってもらったけど、

兄はすぐ手を洗って玄関先までで帰りました。

家族のいる自宅で隔離の人も多いと思うので、

そうゆう人は結構その辺緩いと思うんですけどどうしてるんだろうか。。。

うちは家が医療関係者なので、こうゆうところは徹底してます。

全員が私が感染者という前提で扱おう、という考えのもと動いていて、私もその方がありがたい。

 

 

滞在先は古い一軒家を改装した小さい2階建の民泊宿で、

隔離とはいってもめちゃくちゃ恵まれた環境です。

2週間だからキッチンも洗濯機もある民泊の方が絶対良いと思って、早く動いて良かった。。その上ホテルより断然安いし。

ホテルの個室で2週間て、相当きついと思う。。。

隔離先に着いて、1人になれたことにとにかくホッとしました。

感染しないように、そして感染させないように、30時間以上常に気を張って、

スマホやら充電器やらあらゆる触れるものをウェットティッシュで消毒、

手は手洗いと消毒がんばりすぎてゾウかな?ってぐらいボロボロで赤ぎれだらけになった。

長旅そのものよりも、注意を払うストレスにどっと疲れた。。飛行機怖いの忘れてたわ。。。

 

 

着いたらすぐお風呂に入って(久々に湯船浸かった〜)、

今度は母が買い出しして大分から送ってくれた2週間分の食材が届いた。

(マスクで出て自分のペンでサインして、宅急便のおじさんには外に荷物を置いてもらって

最早不審ってぐらい距離を取ったので御安心を。。。)

米、レトルトのカレーやらインスタント丼ものやら、、、、、

乾麺だけが入っててこれどうやって食べるんって突っ込もうとしたら

ちゃんと別で麺類の出汁が入ってたり、、、、

母ちゃんやっぱすごいわ。徹底的で抜かりない。

 

荷物には体温計も入れてくれてて、計ったら36.2度の健康体でした。

絶賛時差ボケ中で3時に目が覚めたけど、体調も普通。

友達に帰国前から「日本帰ってニュース見たら温度差にめっちゃ腹立つと思うから気をつけて」と言われてたんですが

まさに忠告通りになりました。。

コロナウイルス関連で横文字使うのがあーだこーだとか、、、、、、

そんなこと言ってるの日本だけだろ。。。

*追記:テレビ見てて思ったけど、たしかに年配の方には横文字ばかりだと状況が把握しにくいのかもしれない。

 

オリンピック云々言ってるの見ると、チャーター機でも出して幹部でイタリア北部の視察行ってきたらどうですか?って思う本当に。

そりゃ選手のことも経済のことも政治的な懸念はわかるけど、現実ではとにかく人がめちゃくちゃ亡くなってるから。。。

遺体の行き場が無くなって、ビニールで包まれて軍用車で隣町に運んでるぐらいに。

本当にそれどころじゃないと思うんだよ。

ICUのスタッフの人が、インタビューで泣きながら

「どれだけ寝ずに頑張っても、今までやってきた処置をしても助けられない。毎日毎日、ただ亡くなっていく人たちをどうすることもできない。何か変化が起きてくれないと、私たちの精神的にももたなくなってしまう」と話していて、

肉体的にも精神的にも削られていく様子が痛いほど伝わってきた。。。

他の病院のインタビューでは、もう亡くなった人の数を数えるのも諦めた。追いつかない、と。

 

 

 

本当に、オリンピックのことも、水際対策のことも、

政府は一体何を守ろうとしてるのか私には最早わからん。疑問しかない。

「中国では帰国者に対する差別や批判が広がっている」って他人事のようにワイドショーでやってたけど

いやいやいや、、、、、節穴かよ、、、、、灯台もと暗しかよ、、、、、、、。

 

帰国の判断が正しかったのかずっと考えてたけど、

イギリスもついにロックダウンに入って、運航便も減って、学校からも留学生は帰国できる人はしたほうがいい

と言われている以上、間違いではないと思いたい。

 

 

ふと自分で読み返して、

『もしかしたらイギリスもあと2週間以内にロックダウンになるかもしれないし』

と帰国を迷っていた記事を書いていたのが、19日。

そのたった5日後である昨日イギリス政府がロックダウンを発表。

それなりに状況を追っていたつもりの自分も現実がわかってなかった。

グラスゴーの感染者数は152人になった。

 

 

とにかく2週間は、粛々と、勉強に充てながら過ごします。

誰にも会えないけど、元々インドア派ですし陽がよくあたる部屋なので、

(怒りはあれど)病んだりすることはなさそうです。

 

 

 

もし周りに帰国時の情報が必要な人がいたらシェアしていただけると嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の日

こんな風に終わるなんて思ってもみなかった。

考えてみたら私がこっちに来たのが1月14日。

2ヶ月ちょっとしか経ってない。。。

トータルで3年弱住んだグラスゴー

良い思い出も悪い思い出も入り混じる3年。

その最後の日が、家の中で終わっていく。

 

昨日はドタバタと荷造りをして、送る荷物の集荷の手配をし、

小論のリサーチで借りていた大量の図書館の本を持っていたことに気づいて、

慌てて図書館に問い合わせた。(学校と同じタイミングで図書館も閉鎖されてた)

もうこっちに帰ってこれないし日本にも持って帰れない。

貴重な本だからなんとかどこかに返却できないか、とお願いしたら

図書館スタッフの方が自宅に送っていいよ、と言ってくれた。

 

発送の準備をしていたら、5日前に実家から誕生日に送ってくれていた荷物が届いて、

当然持って帰れないので、そのまま日本に送り返すことに。

図書館の本と、実家からの荷物を持って郵便局に行った。

初めて海外でマスクをして出かけた。

 

郵便局(といってもコンビニに併設された小さい窓口)に着くと

そこで働く人たちの危機感のなさに驚愕した。

まず誰もマスクしてないし(というか未だに一人もマスクつけた西洋人見てない)、

デリバリーで頼んだピザを分けて食べながら喋ってて、

「コロナウィルスには辛いものが効くんだよ」とかって男性スタッフがなんか知らんけどイキってタバスコかけてて、

私が書類記入していたら受付のおばさんが手も抑えずものすごいでっかいくしゃみをして唖然とした。。。

このままじゃ、メディアが言ってる通りイギリスもイタリアと同じ道辿るやん。。。

ロンドンでも言う事聞かず外で集まったりしてるっぽいし。。

(幸いにも海外の郵便局窓口はガラスで仕切られてるので浴びてないです。。)

 

 

突然だけど伊坂幸太郎原作のゴールデンスランバーっていう映画が私は大好きで、

その中に『人間の最大の武器は、習慣と信頼だ』っていう台詞があるんですけど、

今この局面においてそれが最大の敵になっている気がする。

現実の気が滅入る状況から目を背ける人は習慣を変えられず、

目の前の現実に耐えられない人は他人を押しのけて自分のことだけ考えていて。

大げさじゃなく人類に与えられた試練みたいに思える。

 

たったの5日前、誕生日の荷物を送ってくれた両親にありがとうって言って、

親友が送ってくれた誕生日の荷物も結局届く前に帰国することになって

(幸い両方中身全部食べ物だけどな!!!よく私のことわかってらっしゃる笑)

今ある日常がある日突然変わるんだっていう例のワニみたいな気持ちになってる。

(どうでも良いけどあの日私の誕生日だったんだ。。)

マイナスな面ばっかり見てても気が滅入るしと思って、

できるだけ前向きに、笑い飛ばせることは笑い飛ばして余裕を持とうとしてきたけど

結局私自身、どこかでまだ深刻さが理解できてなかったんだなと今になって思う。

 

 

 

 

イギリスは昨日の夕方の会見で

昨日の夜を以ってのパブやレストランの閉鎖を発表。

外出制限はまだ出てないけど、時間の問題だと思う。

国内の感染者はもうすぐ4千人、グラスゴーは110人になった。

イタリアでは1日で600人以上の人が亡くなった。

イタリアは私にとって一番の憧れの国で、

スコットランドはもちろん私にとって特別だけど)

人懐っこくてチャーミングな人が多くて、

その人懐っこさが一因となってここまでの拡大を見せてるんだと思うと言いようがないぐらい切ないです。

その上イタリアは長寿の国でもあるから症状が深刻化する人も多くて、

家族をめちゃくちゃ大事にするイタリア人は本当に辛い思いをしてるんだろうと思うと辛いです。

 

 

 

いよいよ明日の早朝に日本に向けて出発しますが、

まず便がキャンセルにならないかが心配なところです。

入国制限、検疫強化の水際対策は今日(21日)から始まっているので、

多分これから空港は相当混乱するんじゃないかと思ってます。

厚労省の水際対策Q&Aは一応更新されてはいるけど、

twitterとかを見る限り相変わらず本当に必要な人(帰国者)に情報が届いてない。

帰国者は全員、公共交通機関の使用を禁止されてるけど、

見てる限り普通に国内線に乗り継いだりタクシーに乗るつもりでいる人が散見される。

こうゆう人たちが当日空港について検疫通る時に

「え?国内線だめなんですか?タクシーだめなんですか?じゃあどうやって地方の家まで帰ればいいんですか?」

「駄目です、空港を出る前に滞在先と移動手段確保してください」

ってなって、空港近くのホテルは埋まってて、行くあても手段もなく立ち往生する人で溢れる、または要請を守らずに電車とかに乗るんじゃないかって、私ですら想像できる。

その上今ホテル等に2週間の宿泊予約をしようとすると断られるケースもでてきてるみたいです。

 

リアルタイムで今の空港の状況とかの情報が欲しくてtwitterで検索すると、

「帰国者に陽性反応」のニュースとそれに対する罵詈雑言、

政府が新規感染は全部海外からってことにしようとしてるだとか、帰国感染者の名前と住所晒せだとかしか出てこなくて、有益な情報があがってこず、、、、、、、、、、

もうね、、、、、、、、ちょっと、いいですか、、、、、、、、(息を大きく吸って)

F U * K    Y O U    A L L !!!!!!!!!!!!!!!!

 

まじで、心の底から、クソが!!!!!!!!!!!!!

 

 

自分のtwitterも気づかないうちにそうゆうタイプの輩からフォローされてて、

会った事もない相手にいわゆる「ヘイト」憎悪の感情を向けられることにゾッとした。

(速攻でブロックして非公開にしました。ただ非公開にすることで自分と同じように困ってる帰国者の人との情報交換ができなくなった。)

3年グラスゴーに住んだけど、私は1回足りとも差別にあったことはない。

10年ぐらい前NZにいた時は割と何回もファッキンアジア人め、国に帰れ

って言われたり、ゴミ投げられたりしたこともあったけど、

同じ日本人から差別されるってついに新しいステージが来たなって思って。

勘弁してくれよ、これ以上戦闘力上がってどうするよ私。

強すぎて嫁にいけないって母がまた心配するよ。

 

ただ実際そうゆう輩が言うように、自分勝手な行動で陽性なのにも関わらず飛行機乗ったり、海外で発熱してたのに飛行機乗って帰ってきたり、

正直信じられないって人が多数いて、事情を知らない人に一緒くたにされるのは仕方ないんだとは思う。(まあ冷静に考えればみんながみんなそうじゃないってことはわかるけどな)

でも、世の中信じられないほど思考停止してたり、自分のことだけしか考えてなかったり、何より「怖くなって、不安で」とにかく家に帰ろうとしちゃったりする人が一定数いるんですよ。

こうゆう時だからこそ、多少強引な決断で権力行使してでもコントロールしないといけないんじゃないのか? おかげで理不尽な差別されて、こっちも苦渋の判断で帰ってきてるわけで、、、、、、まじで、政府よ、、、、、、、、この経験、私、一生、

 

忘れねえからな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

って思ってる。(こんなところで参照して申し訳ないです、でも好きなんだ岩井さん)

きっとこの2日間は相当しんどい思いをすると思う、

相手を傷つける為だけに発せられた言葉もいっぱい目にすると思う。

けど、それに対していちいち「悲しい」って感情にシフトしてたらまじで乗り切れない。

だからもう私は、今ままで以上に戦闘モードで、

「クソが!!!!!」っていうテンションでいこうと思います。

どんどん口が悪くなっていって本当すいませんって思うけどそうじゃないとやってられないんだ。日本語でも英語でも悪口はめちゃくちゃ得意だから任せてくれ。

 

今はとにかくこの先の2週間ちょっとを乗り切ること、もし感染したとしても誰にもうつさないようにすることが一番重要なので、そこに集中します。

いつになるか、どういう形か今は全くわからないけど、この経験と、おかしいだろって思ったこと、どうにか消化(というか昇華?)させたいって思う。

私、まじでしつこいからな。忘れねえからな!!!!(何?って気になったらゴッドタンのマジ歌選手権見てください、、、、、)

 

 

いろんな国の人と話して「日本大好き」とか「いつか行ってみたい憧れの国」って

しょっちゅう言われて、その度に日本人であることを誇りに思ってた。

今回のことでこの上なく失望してるけど、

福島の原発のこととかも(震災9年の日に知らなきゃって思ってドキュメンタリー見漁った)

多分今に始まったことじゃないんだろう、私が目を背けてただけで。

今のヨーロッパにいると、オリンピック開催云々も、

正気か?まだそんなこと言ってんの?ってなって愕然として、

おかしいだろって思うこともどこに言えばいいんだろうってなって、

これから絶対選挙行こうって思ったし、ちゃんと政治のことも知ろうって思った。

(中学生みたいな思考回路でお恥ずかしいです。)

 

 

 

 

それと、水を差すようなつもりもないし、

海外から帰ってきて「日本ってほんと〇〇だよね」とか言いたくないけど、

正直今SNSの投稿とか見てると、平和さにほっこりさせてもらうのと同時に、

日本と世界とのズレに面食らってる。

私は今ヨーロッパにいて、ニュースとか見てると割と真剣に

「ああ、本当に世界終わんのかもな」って思う瞬間あるし、

この状況が好転して平和が戻るのも半年かそれ以上かかるんじゃないかって思います。

(今のところ描こうとしても収束するイメージが湧かないし、

だからこそ帰国の決断しました。)

日本で一度感染爆発の波が抑えられたのは、日本人の普段からの衛生意識の高さ、

慎重な国民性が成せたものだと思うけど、

検疫のゆるさとか、アメリカが全世界に渡航危険レベル4出した時に

日本が出したのはレベル1ですよ、、、、

そりゃ経済のこととか、いろんなしがらみがあるのはわかるけど、

本当に、本当に、大丈夫か、日本。

 

(そんな言うならなんで帰ってくんの?って言われるかもしれないけど、

自国だからです。自国以外には、ビザがないと永遠にはいれないからです。)

 

 

 

最後に、今の状況がどれだけ深刻か、

youtubeで「Italy ICU」って検索してみてください。

イタリア語わからなくても、視覚的にわかると思います。

「覚悟できない人は見ないでください」じゃなくて、

「覚悟をもつ為に見た方がいい」と感じてます。

日本のニュースだと、点滴のアップになったりしてボヤかされてますが、

私はイギリスのニュースで見て、本当にショックで、ようやく事の重大さに気づきました。医療現場が本当に限界を迎えているのも映像でわかります。

若い人は重篤化する確率は低いけど、24歳でICUに入ってる人もいるそうです。

何より自分が感染したら、大事な人にうつしてしまうかもしれないってことを

今一度再認識したほうがいいんじゃないかって思います。

 

こんなに帰国が楽しみじゃないの初めてだけど、

きちんと恐れて、きちんと自覚を持って帰ります。

私は自分が確実に感染していなくて、潜伏期間も過ぎたと確信が持てるまで動くつもりはないので、いろんな意味でご安心ください。

 

正しい行動は、後に自分を守る盾になる。と思うので。

 

 100%真面目に書くつもりでしたが、2%ぐらいフザけてしまいました。

辛気臭くてすいません。私が詳しいのはヨーロッパだけですが、

少しでも日本以外の状況をシェアできればと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

決断

始めに言っておきますが今回は真面目回です。

(フザケないように気をつけます。)

この数日、常に情報収集に躍起になっているせいで

夜も目が冴えてしまって完全に昼夜逆転中です。

イギリスでのコロナパニックとの格闘記事を読んだ父より、

現地にいないとわからないことで貴重で有益な情報。どんどん書け!とのことなので

続けて書きます。

 

昨日(18日)から、イギリス国内では週明けにはロンドンがロックダウンされる(つまり空港が閉鎖される?)との噂で持ちきりで、

緊張感がどんどん増してきたこともあり、朝から家族と話し合って急遽帰国を決めました。

今週22日(日)の便で帰国します。いまだ信じられない。実感が全くない。。。

 

チケットの予約をするにも、例えば検索サイトで東京までの便を検索すると

アムステルダム 経由、ヘルシンキ経由、ドバイ経由、等の便が上がってくるのですが、

ややこしいのが、本当にこれらの便が運行するのか、渡航日に空港が開いているのかが不明確。

私はもうまあまあいい歳ですし海外歴もそこそこ長いから、

航空券予約とかにも多少の慣れがあるしどうにかいろんなサイトを巡って自己判断できる。

けど、Twitterとかで情報収集の為検索してると、

慣れない異国の地で状況のわからなさに不安でたまらないっていう子がいっぱいいて、、、、、

もうね、ここで「これおかしいやろおばさん」の血が超騒ぎました。

こんなところでなんですが、ブチまけさせてください。今の私が言いたいのは、

 

おい日本政府!!!!!ちゃんと統率を取れ!!!!!

隔離措置を取るならそれに確実に従える環境作りをしてくれ!!!

完全な五輪の開催の前に完全な水際対策をとってくれ!!!

中途半端な要請で超無理ゲー(死語?)な指示出してんじゃねえ!!!!!

『帰国者全員 、自宅かどっかの宿泊施設確保して、頑張って自力で 2週間自己隔離してくださいねー、

空港から隔離場所までも自力で行ってくださいねー、

あ、ちなみにその移動、タクシーもバスも電車も使っちゃダメですからねー、

もちろん国内線の乗り継ぎもダメですよー、

直行便がない地方の人はドンマイドンマイ、ホテルかなんか取ってねー、

頑張ってねー、絶対人に移さないでよねーまじで』じゃねーーよ!!!(超絶意訳ではある)

 

そりゃあな、空港が街のど真ん中にありゃいいよ。どうやって滑走路作るんか知らんけどな!!!

今海外から帰国してくる日本人のみんながみんな周りへの迷惑考えず

危機感もなく海外旅行行って帰ってきて検疫も隔離も免れようとしてるソフトバイオテロリスト(今作った)じゃないんですわ!!!

こっちだって迷惑かけたくないし自分が感染してると想定して動こうとしてるわけで、

これから帰国した日本人が「ウイルス日本に持って帰ってくんな」「自分で行ったんだから自業自得。帰ってくるな」

とか言われるかどうかはこの「水際対策の質」にかかってんだよわかりますか!!!!!

ていうかもう既に言われてるけどな!!!実際帰国者から感染でてるしな!!!!水際がスルスルだからな!!

海外でのアジア人差別のフェーズから、日本人の日本人による日本人差別フェーズに移行してるんですわわかりますか!!!

 

は〜。止まらない止まらない。でもちょっとスッキリした。笑

こんなに心の底から日本政府に対して苛立ちを覚えたのは初めてだ。

もちろん、1つの「枠」で見るとこうなるけど、中には必死で働いてくれている人もいるだろうし、

誰も経験したことのない状況だからコントロールがきかなくなるのは仕方ない部分もある。

でも今まで海外では自分の身は自分で守るしかないって思ってきたけど、

日本に帰っても自分でどうにかするしかないんだなと痛感した。

同時に今の自分は実際に自分がその立場にならないとそれがわからない程度の人間なんだなとも思った。

今回の一連の体験で、大袈裟ではなく人生観というか、物事の見方が色々変わってきてる気がする。

こんな形でこの留学が終わるとは夢にも思ってなかったし、

いざこれで最後って思うとめちゃくちゃ名残惜しくなってくるけど、

ある意味超貴重な経験で、ここから学ぶことも綺麗事抜きにしてたくさんある。

とにかく私は、どんな状況下でも物事を冷静に多角的に見れる人間でありたい。散々悪口言った後になんですけどね。笑

 

2つの問題があると思うんです、医学的問題と、社会的問題。

私は医学生でもなんでもないけど、自分が無症状でも感染している(または道中に感染する)かもしれないリスクも自覚してるし、

自分が感染したとして命に関わる可能性は極めて低いことも分かってるし、

きちんとマスクして気をつけさえすれば周りの人を感染させる可能性が低いことも認識してる。

「正しく恐るべきではあるが、一部のハイリスクな人を除いて‘恐怖の殺人ウイルス’ではない」っていうことは

ワイドショーとかじゃないちゃんとした医学的ソースから見ればわかるわけで。

 

その上で、今この状況下の中で帰国することに対して、いかに「社会的に正しく」行動できるか、自分なりに必死に情報収集に奔走した。

そして、あまりの正確な情報の無さに愕然とした。正直、この数日間でどっと疲れた。

その結果、↑のように国を相手取った悪口大会に至りました。笑

 

この社会のシステムがある以上、みんなどこかの国の「所属」なわけで、

その「所属」から出ていくということにはそれなりのリスクがある、ということを改めて痛感しました。

同時に、「リスクがあるから完全悪」として挑戦する場が無くなっていくようなことはあってほしくないとも思う。

難しいな〜、で片付けたくないしそうやって流す人嫌いだけど、難しい問題だなと思う。これから世界はどうなっていくんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

そうゆうわけで(?)、

23日に羽田に着いてから2週間、自己隔離することになりました。

母が国内から厚生省の対策窓口に問い合わせてくれたところ(海外からは繋がらなかった)、

入国時に検査があるかどうかは滞在していた地域によって変わるそうで、

私がイギリスにいたことを伝えると、現時点でイギリスにいた人は検査対象ではない、とのこと。

 

※検査対象ではなくても、自己隔離は全員が対象

なので多分私は入国時に検査は受けないけど、

検疫官に自己隔離先の住所と、公共交通機関でない移動手段を確保したことを申告することになります。

 

幸いにも羽田の近く(といっても歩いたら40分)にAirbnbで民泊の宿が2週間取れたので、そこで隔離生活します。

40分なら頑張れば歩けるけど、スーツケース2個にパソコン2台持ってはさすがにキツいので、

兄がレンタカーを借りて迎えに来て、宿まで送り届けてくれることになりました。

兄貴、、、、、、頭が上がりませんわ。昔からいよいよ限界だ、、、、!と思ったらなにかと兄に頼っている気がする。

こんな時頼れる彼氏が居ない妹で、本当に申し訳ないと思う。。。。(まじで)

更には自分で買い物も行けないので、先にチェックインして食料やらシャンプーやら必需品を置いておいてもらうという作戦。

(ちなみに迎えに来てくれる家族などは隔離対象にはならないそうです)

 

今の私には宝の山であるコンビニがすぐ近くにあるのに入ることもできず、

2週間すこぶる健康だったとしても一歩も外に出れない生活。

なかなかにキツそうではあるけど、スイッチ押したら日本のテレビが見れて、

VPNを経由しなくてもradikoでラジオが聴けて、

炊飯器でご飯炊いて食べれるんだなって思うと、めちゃくちゃ幸せじゃないか。

大変ですが、本当に家族に支えてもらってます。

いつも冷静でありながら、ほどほどに心配して、必要な判断をきっぱり下してくれて、程よくフザけてくれて、

まじでf**king coolなファミリーだと思ってます。感謝してもしきれない。

 

 

 

今日のジョンソン首相の会見は、なんか印象的でした。(緊急事態なので首相会見が毎日ある。これも日本とえらい差だ、、、)

●これからの12週間で、この感染爆発の流れを変えることができるという自信がある。

(その後、具体的に流れを変えるとは?ウイルスが消え去るということか?と記者に問い詰められてた)

●現状の対策(学校閉鎖、大勢の集会禁止、social-distancing、手洗い)が有効である限りは、ロックダウン等の次の大規模な対策には進まない。

●現状の対策が有効であったとしても、効果が数に現れるまでには時間がかかる。今後2週間は感染者数は上昇し続けるだろう。

●これからイギリスは医学的なアプローチ、行動学的なアプローチの両方でウイルスと戦っていく。

●今週始めてanti-body(抗体)テストの臨床試験を行う。抗体テストでは、その人の体内にコロナウイルスに対する抗体が出来ているかどうかを調べることができる。(無自覚のうちに感染→回復→抗体獲得している人がいることが予測されるため)現状はまだこの抗体テストの開発段階ではあるが、完成すれば抗体獲得済みの確認が取れた人から通常生活に戻していくことができる。

●全部説明したあと、報道陣に向かってこの会見も次回からデジタルに移行しましょうと説明。

 

全体的に、ウイルスに打ち勝つイメージを浸透させていこうとする内容の会見だった気がする。そしてイギリスは言わないだけでまだ集団免疫の獲得を視野に入れている気がする。

こうゆうのを聞いてると、医学(疫学も)って本当に奥が深いし凄いし、馬鹿みたいなこと言うと

未知のウイルスの性質を調べ、体内の抗体を探し、ワクチンを作るって、まじスーパーウルトラかっこいいよね。(馬鹿)

中国「このウイルスってひょっとして米軍が中国に持ち込んだかも」アメリカ「The Chinese Virus」

とかいうやりとりを見てると、ゲームオブスローンズのジョン・スノウが必死にみんなに言ってた

"There's only one war that matters." 「本当に重要な戦いは1つしかない」っていうセリフを思い出します。

(毎度引き合いに出す例えに友達の少なさの原因が現れていることは自覚してます)

 

 

だんだんフザけてきたので、この辺にしておきます。。。

てんやわんやだけど、精神的にもまだまだ負けてません!!!

過去の経験から、母によると私は「悪口を言わなくなった時が本当に参ってる時」だそうなので後はお察しの通りです。

日本ってもうあったかいのかなあ。あと一山越えれば犬猫にも友達にも会えるって思うと楽しみです。

 

あとそれどころじゃなくてすっかり忘れてたけど今日29歳になりました。

激動の幕開けになりそうです。

 

 

 

 

 

 

Amid the Chaos / 混乱の中で

 

ある意味貴重な経験の真っ只中にいる。

日本政府、イギリス政府の動きをマメにチェックする日々。

状況が目まぐるしく変わっていくので、頭の中を整理するためにも記録。

日本にいたら、どこか他人事のままだったかもしれないけど、

あくまで自分は外国人ということをつくづく感じる今日この頃。

自分の身は自分で守るしかないし、自分の置かれた状況は自分が一番理解していないと、

代わりに判断を下してくれる人はいないから。

 

ほんの10日ぐらい前まではコロナウイルスはアジアの問題で、遠い場所の出来事っていう雰囲気だったけど、

それが一転、イタリアの急激な感染拡大、それが地続きのヨーロッパに拡大。

それでもイギリスはしばし俯瞰気味だった、島国の余裕か、合理主義だからか。

今置かれている状況がどれぐらいてんやわんやしてるかっていうのをタイムラインにしてみる。

 

3月13日(金)

ジョンソン首相が、herd immunity =「集団免疫」取得の方針を発表した。(確か13日だったはず)

高齢者や疾患のある人を集中的に守りつつ、休校などの大規模な隔離対策は取らず、

疾患もなく体力のある国民の6割近くが感染して免疫を取得させることで、重症化リスクの高い人を守れることになるっていう話。

大使館からもメールで「熱などの症状がある場合は自宅で1週間自己隔離すること。病院には行かないで」と。

今回のコロナでいろんなニュース記事を読んだけど、疫学は行動学とも絡んでくるし奥が深そうだ。。。

「ハッピーバースデーを2回歌いながら手をよく洗ってください」という政策(?)に、

「多くの人が大切な人を失うことになるだろう」っていう発言で国内は反発の雰囲気。

 

14 / 15 (土日)

フランスが完全ロックダウン状態に。パリにいる友達が閉まる前のカフェにダッシュする動画をあげていた。

こっちはいつもと変わらない週末。翌週提出のエッセイの為、家で本読んで過ごした。

元々若干潔癖気味なところがあるから、手すごい洗うし、ドアノブとか触るたびに「汚、、、」て思うタイプなのが幸いして

除菌スプレーもウェットティッシュも引っ越してすぐ入手してた。ただ、トイレットペーパーがいつ行っても品切れ。

 

16日(月)

14時から建築論の講義の日。講師にスライドを持ってきてと頼まれてたので準備してたところ、学校からメール。

「本日18時を以て全てのスタジオ、講義を中止します。図書館、工房、教室も全て閉鎖。」

なんと、、、、、。国から休校要請出てないのに、この時点でグラスゴーの殆どの学校が休校の自己判断をしたらしい。

こうゆう「自我」が団体になっても存在できるのが外国の凄いところだなとつくづく。

通りやスーパーでマスクをしてる人を5、6人見かけたけど、してる人は皆アジア系だった。相変わらずまだマスクが浸透しない。

 

再びジョンソン首相の会見。件の集団免疫作戦では既にどうにもならない勢いで感染が広がっていると。

これまで頑なに大幅な制限はかけない方針だったけども、大勢の集会、パブや映画館などを避け、可能な人は全員在宅勤務に切り替えるよう要請。

これから30日間不要不急の海外渡航は中止してくださいとのこと。グラスゴーの陽性件数49件。

 

17日(火)

EUが30日間のEU外の国への国境封鎖を発表。(イギリスはなぜかOKらしい)留学生たちは慌てて帰国し始めてて寮が静かになる。

外務省がイギリスの伝染病渡航危険レベルを1から2に引き上げる。(イタリア、フランス、ドイツなどはレベル3)

これによって日本から交換留学で来ていた学生は、奨学金の停止や日本の学校からの指示でほぼ強制的に帰国になった様子。

(ただ思うんだ、日本の交換留学制度よ。危険レベル2で引き上げっていうマニュアルがあるんだろうけどさ、内戦とかと違って伝染病だから。

この状況下で無理やり帰らすのってリスク高い上にウイルス持ち帰るようなもんなのに。)

学校からメールで「金曜日に提出期限だった建築論のエッセイ提出は中止」との連絡。

とりあえずビール買いに行ってNetflix祭り開始。グラスゴー、57件に増える。

 

18日(水)

日本政府がイギリスを含むヨーロッパ各国からの入国制限を発表。(正直やっとか、、、と思った)

日本人含めて帰国者は入国時検査を受けて、陽性→病院、陰性→指定された場所で2週間隔離。公共交通機関の利用禁止。この制限は4月末まで有効とのこと。

 

*追記

この時私が勘違いしてましたが、上記の入国制限の対象は特に流行している地域(イタリア北部など)で、イギリスはあくまで検疫強化の対象で検査は無しです。

 

そしてイギリス政府、全ての学校の無期限休校を発表。更に5、6月に予定していた全ての試験等を中止すると。

具体的なことは言わないけど、どうにかして学期を修了すると。(いや具体的なこと言えよ!!!!と学生たちからは抗議の嵐)

こうなってきたらいよいよ私はここにいて何をやってるんだ、という話になってくる。

5月ごろに学校が再開して、最後のポートフォリオ提出があるだろうと考えて様子見していたけども、

多分このまま何も提出することもなく、スタジオも再開することもなく終わるんだろう。まあ、前期だけで見ても成績は良いからそれでも良いけど!っていうのが救い。幸い真面目に頑張ったから、大きな後悔はない。

そして今日は残り1ロールになったトイレットペーパーを求めてスーパーを4件巡った。最後にダメ元で郵便局に併設された問屋みたいなところで

奇跡的に1つ残ってたのをゲット。助かった。

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

今私が持っている帰りの航空券は、6月10日。あと2ヶ月半、学校も課題もなくひとりで過ごすっていうのはさすがにどうかな〜と思う。

なんせ去年までいた友達、みんな帰っちゃったしなあ。。。

帰国を早めたいけど、現状JALが無償で変更を受け付けてくれるのは4月5日までのフライトらしい。

その上、4月末までの間に日本に帰ったとしても、2週間東京のホテルに缶詰になるので、結局どこに居たって缶詰。

(イギリスで缶詰、日本で缶詰なら日本の方が良い気もするけど。ご飯おいしいし。。。)

 

あくまで予測ではあるけど、イギリスでは感染の波がイタリアから3週間程遅れてきているらしい。

つまり、あと2週間ぐらいで完全ロックダウン(外出禁止)になる可能性がある。

その上、政府指示がなくても経済的理由から数週間以内にイギリスの空港の閉鎖が予測されてる。

 

長々書いたけど、整理すると私に残された展開は2つ。

①どうにかして2週間以内に日本に帰国して、そこから2週間ホテルで隔離する。=日常生活まで、約1ヶ月

(移動中の感染&拡散リスク高い+航空券返ってこない+今チケットめちゃくちゃ高い+隔離中のホテル代超高いんじゃ、、、)

②イギリスのロックダウンの終了(あると仮定して)、空港再開まで待ってから帰国する。=日常生活まで、、、、不明すぎる。最低でも2ヶ月半ぐらいか?

(もしかしたら航空券の無償変更ができるかもしれない+日本の入国制限も解除されてるかもしれない※いずれにせよ自宅隔離はするけど)

 

 

 

、、、、、、まじで、どっこいどっこいじゃないですか?これ。笑

いざっていう時には当然自国民が優先されるから皆こぞって帰国するっていう心理はわかる。

けど、私は今は何より人に迷惑をかけるのが嫌だ。こう言うと聞こえはいいけど、

なんせ自分が人に迷惑かけられると超イラっとするから。笑 

自分が今無症状でも感染してる可能性は全然あるわけで、そう考えるとちょっとの精神的安心のために急いで帰国するのも違う気がする。

かと言って、この2〜3週間?のタイミングを逃したら帰国がずっと先になるかもしれない。

先が読めない。スケジュールが立てれないのがストレスなんだよなあ、、、。

 

そう思っているのも私だけではないはず。。。

海外で住むっていうことは、こうゆうことなんだな。と改めて。

人生いろいろありますね。何はともあれ、もう少し考える。

思考は武器だ。こんな時だからこそ。

 

あとなんかNetflixとかオススメの映画ドラマあったら教えてください!

幸いにもSocial-distancing (人との接触を避けること)なら超得意だからよかった。

一番に思うのは早く美味しい日本食食べたい、そして愛犬たちに会いたい!

 

ハナからのハジマリ。

約1週間前から、急激に深刻化したヨーロッパでのコロナウイルス感染拡大。

激動の中、部屋でじっとしながらレアな体験してるな〜、と

ふと、そういやブログとかあったな、、、、、と思い出した。

こんなことも滅多にないので、記録しておこうと思って書き始めたんだけども、

考えてみればスコットランドに戻ってきたハナからわちゃわちゃしてたっていう記録。

 

そもそも、お前まだスコットランドおったんかい!と言われそうですが、

その件に関してはまた話すと長くなるのでまた別の機会に。。。

2020年1月14日、日本を出発して、6月までの残り1学期を終えるためグラスゴーに戻ったのが始まり。

確かその時はまだコロナウイルスの話がニュースに出て2、3日ぐらいしか経ってなかったと思う。

福岡空港から羽田に飛んで、ちょっと遅延したので急ぎ気味で羽田からロンドンへの飛行機に乗って。

このロンドン行きの飛行機が、まあーーーとにかく揺れた。過去最大に。

元々ヨーロッパに嵐が接近していて、飛ぶかどうか怪しいっていう話もあったくらいで、

飛行機がこの世で1番苦手な私は(閉所&高所恐怖症なので地獄オブ地獄)乗る前からソワソワしてた。

ロンドン上空まで辿り着いたものの、天候の悪さで着陸が難しく、旋回すること数回、、、まじでもう誰か私をぶん殴って気絶させてくれ、と思った。笑

何回乗っても慣れない。乗る度に「もう二度と乗らねえ!!!!!」と心から思い、

着陸した瞬間にはパイロット、乗務員、整備士の皆様に握手を求めたいぐらい心の中で感謝する。

 

そのぐらい飛行機嫌いなんです。そして1時間半ほど遅れてロンドンヒースローに着陸。

そこからグラスゴー行きの便に乗り継ぎがあったんですが、着陸した時点で乗り継ぎ便の出発まで約40分。

ヒースロー空港ってめちゃくちゃでかくて、ターミナル間の移動はバスで15分弱かかるんですよ。

これはかなりキツイぞ、と思い、飛行機を降りる前にJALの方に乗り継ぎ便のチケットを見せて

「これって、、、、結構厳しいですよね。いけると思います?」(なんだその質問)と聞くも、

「えーっと、、、地上のスタッフにお尋ねください」と言われる(そりゃそーだ)。

あまりの揺れといつまで続くかわからない旋回で、自分でも気づかないうちに相当精神的に参ってたらしく、

重い荷物を抱えてボーっとした頭の中とりあえずダッシュを開始。

すると目の前に'日本人はこちらのレーンに'というサインが日本国旗と共に現れた。

人間(というか私)って単純で、見慣れた物を目にしただけで急激に安心感芽生えるもんなんですね。

自動ゲートが現れて、パスポートをかざし、カメラに顔を向けて認証をパスし、颯爽とゲートをでた。

 

その瞬間気がついた。違う違う違う!!!

そこにいた空港スタッフのお兄さんに"This isn't the gate for connecting flights, is it....?" (これって乗り継ぎ便へのゲートじゃ、、、ないですよね?)

と自虐的な質問を。"No. You just passed through the border control." (違うよ。君は今入国ゲートを通ったんだよ。)

。。。。。。やっちまった!!!!!!違う、私は乗り継ぎゲートに出なきゃいけなかったんですよ!!!

ここで説明すると、本来のルートは、

『ロンドン着陸→イギリスの国境に入らないまま(空港館内で)乗り継ぎゲートへ→バスで国内線ターミナルへ→グラスゴー空港へ飛ぶ→グラスゴー空港にて初めて入国審査、正式にイギリスに入国する』

っていう予定だったんですよ。そこを私は『ロンドン着陸→入国ゲート通ってイギリス入っちゃった』わけです。

これはやっちまった。入国自体というよりも、ゲートを間違えたせいで、到着ロビーにでちゃったことがまずいわけですよ。

国際空港の基本ルールは『一方通行』、つまり逆戻りできない。

絶望の中、お兄さんに道順を聞いてフロアをダッシュで移動、出発ロビーにたどり着き、国内線行きのバス乗り場へ、、、。

この時点で、グラスゴー便の出発まで25分。バスが13〜15分。微妙、微妙すぎる、、、、、。

乗り場にいたお姉さんに、再び「これ微妙だよね、、、間に合わない、、、ですよね、、、?」とぼやくと、

「あと3分以内にバスが来なかったら、私が搭乗口のスタッフに連絡して、ゲートを閉めないように頼んであげるわ。」と、

肩に手を添えながら言われて、おおおおおお姉さんが私の為にゲートを開けてくれるってよ!!!ってなんかもう壮大なSFみたいに

大感動しちゃって本当にありがとうあなたは命の恩人ですって言って待ってたら4分後ぐらいにバスが来た!

時計見てて3分経って言おうかと思ったけどそれはあまりに野暮って思って多目に待った自分がいた、

お姉さんにはヒーローのままでいて欲しかったから。(何の話)

1分過ぎたけどバスに乗れて、1分過ぎたけどお姉さんにありがとう!って手を振って、

どうにかギリギリで乗り継ぎ便に間に合った。

 

やれやれ、、、壮絶だったわ、、、、と思いながらホッと一息ついて、無事グラスゴーに着いた。

2年半住んだグラスゴー、もはや第2のホームみたいなもんだから、

スムーズに空港からタクシーで市内へ、無事ホテルに着いた。

コーヒーでも飲むか、とお湯を沸かしてソファに座り、、、、、、

違う違う違う!!!!!!!!!!!!ここでようやく、心臓飛び出るぐらいやらかしたことに気づいた。

そう、私、しれっと、入国してるんですよ!!!ロンドンで。『自動ゲート』で!

これが何を意味してるかというと、自動ゲート=中川家礼二がやる無愛想なおじさんがいない、

つまり、おじさんに入国スタンプ押してもらってない、即ち、自動的に「観光ビザ」で入国しちゃったわけです。

 

観光ビザの場合、最長で滞在できるのは3ヶ月間。何より重大なのが、観光ビザで入って、勉学したり働いたりすると、重大な違反になる。

今回の私の留学は、残りの1学期(5ヶ月程度)だったので、空港の入国審査で当日申請できる『短期留学ビザ』を申請する、はずだった。

それを私は、ぬけぬけと、ぼんやりと、自動ゲートを通過し、普通に入国しちゃったっていう。

これ、伝わりにくいけど、まじでやらかしてます。約29年間の人生でもトップクラス。

 

とりあえずwifi繋いで、短期留学ビザの取得について猛検索。

といっても、10分もしないうちに希望はほぼ無くなった。笑

どこを見ても「自動ゲートでは申請できないので、絶対に有人ゲートを通ってください!!!」と。ご丁寧にどうも!!!

まずい。まずすぎる。検索範囲を広げる為にも、次は英語で検索、、、

「short-term study visa (短期留学ビザ) accidentally (うっかり) automatic gate (自動ゲート)」

いやもう打ち込んでて情けなくてしょうがなくなりました。並びがもう、アホのそれ。

結果、日本語同様、有人ゲートでないと不可能。

イギリス政府の公式サイトを見ても、入国後、イギリス国内からの申請は不可とのことで。『空港は一方通行。不可逆。』だからな!!!

それが身に染みてわかったところで精神的、肉体的疲労が一気に来て、時差もあり、

両親に「やってしまった」と連絡するも、「もう、寝るわ。。。」と言い残して全てを諦めて寝た。起きたら世界変わっててくれ、と願って。笑

翌朝、大学の留学生課に連絡して相談。「残念だけど、一度イギリス・アイルランド以外の国に出ないとどうしようもないね」と。

こうなったらもう開き直るしかない。というか、両親の「どっか旅行行けてラッキーやん」と言ってくれる懐の深さに救われた。

グラスゴーから直行便で行けて、1番安くて近いところ、、、、ということで、翌日から1泊、アムステルダム に飛んだ。

 

グラスゴーからアムステルダム までは往復約1万円で、1時間半ほどで行けた。

とりあえず名物食べとけってことでポテト、ストロープワッフル、クリームコロッケを食べ、

MVRDVのガラスブロックのHermes(元Chanel)を見て、黒川紀章ゴッホ美術館に行って。

建築も自由で、文化も豊かで、もう少しゆっくり見たかったってくらい良い街だった、アムステルダム

(ただ私は大麻の甘ったるく重い匂いが苦手なので、多分長期滞在は無理。。。)

そんなこんなで、弾丸アムステルダム を楽しみ、翌日グラスゴーに戻った。

空港にて、今回はあのレーン分けの布仕切りみたいなやつを握りしめて離さないぐらいの勢いで、何度も確認しながら有人ゲートへ。

3日前に日本から入国してきた奴が、翌日にアムステルダム に行って、その翌日に留学ビザ申請してるわけで、

当然のことながら超怪しまれる。けど、GoTのトアマンドみたいなもじゃもじゃのお兄さん(伝わらない)、

経緯を説明し、学校からのメールも見せて、一回出国するしかなかったんですと話したら、

そりゃ大変だったね、アムスでちょっとぐらい葉っぱ吸ってきたかい、ガハハと笑って、

別室で手続きを終えて戻ってきてwelcome back to Scotland!と言って通してくれた。涙

これだからスコットランド人は最高なんだよ!!!本当に優しい人が多い。

 

踏んだり蹴ったりのグダグダで始まった今回の留学。

もし周りに留学やワーホリいくの迷ってる人がいたら、

結構どうしようもない奴でもなんとかやってるけどね、とお伝えください。

ちなみにこの話、スコットランド人の友達に話したら「そんな奴聞いたことねーよ」って大爆笑された。

涼しい顔してまじでしっちゃかめっちゃかですから。いつになったらまともな大人になれるんだろう。

 

とりあえずアムスの写真でも貼っときますね。

 

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