Macユーザに SILKYPIX はおすすめできない

価格面だけでAdobe LightRoomの代替と考えるのはおいしくないかもしれない。

TL;DR

Windowsコンピュータを所有しない純粋 Mac ユーザは SILKYPIX Developer Studio Pro シリーズを買う前に知っておくべきリスクがある。これを知らずに買うと、その後きっとSILKYPIX開発元を恨めしくおもうことになる。

  • 購入したSILKYPIX があなたの Mac で使える期間は最長2年。
    • それ以降も無課金で使い続けられるかどうかは MacOS のアプグレ内容次第。ガチャ。
  • デュアルブート環境もしくは仮想環境を構築することで延命できるが、今後 M1 (ARM) チップの Mac に移行するとそれらも難しくなるかもしれない。
続きを読む

ボリス・ジョンソン首相から手紙が届いた

日本政府が数時間後に緊急事態宣言を宣言するというタイミングで、イギリスの我が家にボリス・ジョンソン首相署名の手紙が届いた。封筒に宛名がないことから、どうやら全戸に配布しているものらしい。とはいえ、コミュニケーションにコストをかけているな。

f:id:room661:20200407034901j:plain f:id:room661:20200407034928j:plain

ものすごく雑に要点をかいつまむとこうだ 。

続きを読む

イギリスSIMを選ぶためのポインタ

イギリスを旅行するときにどこの通信会社のSIMを選択すべきかについて、判断のポイントおよび根拠へのポインタをまとめる。

1週間程度の旅の場合

まず旅が一週間程度という短期間の場合、時間は貴重である。わざわざ通信会社の店舗をさがして契約をしてたりするとあっという間に半日を費やしてしまいかねない。

続きを読む

長期出張中の筋トレをどうするか

2ヶ月の長期海外出張を拝命した。百数人という候補の中から自分を選んでいただいたことには感謝しており選ばれたからにはしっかりと務めようという思いではあるが、出張中はジム行けねえじゃんかよ。筋トレどうすんだよ。

私の運動遍歴および筋トレスペック

  • 小学生〜高校生 競技スポーツはてんで駄目。
    • 人と競うと大体下位 1/4 のあたりの順位が定位置。
  • 基本、今でも競技スポーツをやるのは嫌い。
  • 大人になり就職して2年後ぐらいに腰を痛め、リハビリをしようと公営のジムに通い始める。
  • ジムで出会った筋肉質なオッサンたちになぜか仲良くなり、トレーニングや食事のコツを教え込まれる。
  • 気がつけば筋トレを始めて10年を超えた。
  • 今は BP:100kg, SQ:120kg, DL:120kg あたりでセットを組んでいるアラフォー。

出張中の筋トレどうすんだよ

上記のように、運動に目覚めてから10年積み重ねてきて身につけた折角の習慣 (+成果) なので、ここでストップしたくないのである。

出張先は郊外にあって、ホテル内にジムはない。近郊のジムに行くには車が必要な様子。でも車ないし、そもそも海外のジムで2ヶ月だけ使わせてもらう交渉をする英語力はない。

何か道具を持って行って自己完結するしかない。では何を持って行こうか。

以下のトピック。

  • ラバーチューブ
    • + セラハンドル
  • Jungle Gym XT
  • (TRX)
続きを読む

SIMロックフリー iPhone6 にVodafoneアイルランド RedRoamingのSIMを挿して英国旅行

英国に行くにあたり、アイルランドVodafoneの Red Roaming (以下、VRR) SIMを入手してiPhoneで利用した。

Vodafone Red Roaming の魅力

f:id:room661:20151110150400j:plain

VRR SIMは、一日あたり200MBを上限として、イギリス国内では1.99ユーロ、ほかの主要国では {2.99, 3.99} ユーロで利用できるようになるというもので、海外WiFiをレンタルするよりもずいぶん低価格でスマートフォン通信環境を利用できるようになる。

このSIM自体は日本から入手することができる(できた;ebay経由)ため 、現地での貴重な時間をSIM入手に費やす必要もなくなる。前回ローマ旅行の際にこのSIMのことを知っていれば余計な時間を費消せずに済んだのに、と思う。

スマートフォンの設定方法や、SIMへのチャージ方法を予習する手間を惜しまなければ、欧州をはじめとする北半球を旅行するに際して通信手段を確保するに、現在においてベストソリューションでありましょう。

続きを読む

SIMロックフリー iPhone6 にイタリアTIMのSIMを挿してローマ旅行

f:id:room661:20150310162712j:plain

ローマ旅行でiPhone6を使った。海外WiFiを日本から持っていっても良かったがせっかくのシムフリー機なので、現地SIMを使おうと思ったのであります。

先進国への海外旅行にスマホは必須

今や海外旅行にスマホは必須。どっちが北かも分からない土地で地球の歩き方の地図をにらむよりも GoogleMaps が案内してくれるし、食事の場所に困ったときには TripAdvisor が評判のよい店を提示してくれる。店を出るとき「もしよければ TripAdvisor でレビューしてよ」 とお願いされることも頻繁にあり。もう世界中の旅行者がスマホ片手に街を歩いている。

海外WiFiでもいいけどね

海外WiFiも安くなった。数年前なら一日あたり3000円以上もかかっていたが今日日は4GのWiFiでも 800円台/1日 で借りられるようになった。この価格であれば単独行でもどうにか手が出る。

価格.com - 海外Wi-Fiレンタル|料金、サービス比較

海外WiFiには現地SIMに勝るメリットがある。それは入国する直前から使いはじめることができることだ。入国審査待ちの時間にWiFiの電源を入れれば「○○国の入国審査待ちなう」とつぶやくことができる。ローマでの入国は時期によっては長蛇の列に待たされるのでね。

しかし常にWiFiを持ち運ばなければならないことや、WiFiのバッテリー消費がやたら激しいので予備バッテリーも一緒に携帯しなければならないことなど、デメリットも少なからずある。4GのWiFiで予約したはずなのに得体の知れないモデムを掴まされて、現地に来てみれば3Gモード (あるいはそれ以下) でしか機能しない、というような事故も仄聞する。

またこの後に紹介するように、多くのケースで現地SIMを利用したほうが安上りである。海外WiFiは飛行機で移動している時間にも課金されてしまうのだ。

ローマ・テルミニ駅で SIMを入手

テルミニ (Termini, Roma) 駅にはSIMを取り扱う会社が2件はいっている。Vodafone社とTIM社で、それぞれ駅の1階・中2階にある。

Vの方には待ち列ができていたので、今回はTIM社の戸を敲いた。店舗を入ってすぐ左に整理番号発券機があるので、これを取って順番を待つ。「スマートフォン用のプリペイドSIMが欲しいんですけど」と伝える (英語でOK) と旅行者用プランを提示してくれる。

f:id:room661:20150314004020j:plain
(2015/3 現在のプラン)

わざわざSIMフリーiPhoneを選んでMVNO業者の回線を使っているような人であれば、自分が一日にどのぐらいの通信量が必要かを知っているはずだ。今回わたしはデータ通信さえできれば良かったので、1GB LTE(4G) プランを購入。17.02ユーロ也。やたらと手続に時間がかかっていた様子だが、最後に「お前の端末は何だ」と聞かれたので「iPhone6よ」と伝えたところ、間違いなくnanoSIMを渡してくれた。

f:id:room661:20150307234239j:plain:w320 f:id:room661:20150308003310j:plain:w320

はまりポイント1: 入れ替えても開通しない → 解決

このSIM台座の裏側は一部がスクラッチになっていて、これを削ると4桁のPINと8桁のPUK 1 があらわれる。SIMを入れ替えてiPhoneを起動すると「このSIMはパスワードがかかっている」と警告されるので、4桁PIN番号を入力。

これで開通するはずだが、つながらない。なぜだ。

MVNOな方ならピンと来ただろう。APNの設定 2 が必要なのである。私は日本では IIJmio (BIC sim) を利用しており、これのAPN設定が入っていたことが開通しない原因だった。イタリア語のサイトをいろいろと検索したところ、「モバイルデータ通信」のAPN に

wap.tim.it

を設定すると良さそうだということを知る。ユーザ名・パスワードは不要3

f:id:room661:20150314003220j:plain:h320

これでようやくデータ通信が可能となった。知っていれば簡単だね。

はまりポイント2: GPSが使えない → 解決

開通したよ、とfacebookで報告しようとするが、どうも位置情報が取得できてないっぽい。GoogleMap を開くとやはり位置情報を取得できない。せっかくデータ通信が開通したのにこれでは片手落ちではないか。

さんざん試行錯誤したあげく、原因は WiFiがオフになっていること だった。回線開通の確認をするのにホテルのWiFiを掴んでしまわないようにWiFiを切っていたのであった。WiFi をオンにする (WiFiを掴む必要はなし) と位置情報を取得できるようになった。

日本の日常生活と同様の使用感に

これで日本での日常とおなじ使用感になったが、気づいた点をいくつか。

  • 成田でオフラインにしてからローマで開通するまでの間に送られた iMessage がなぜかローマでは受信できず。成田へ帰国した後に入ってきた。
    • ローマで開通した後に送られてきた iMessage は遅延なく受信できたのだが。
  • LINE は海外でもとても有用。

準備について

最後に、渡航先で現地SIMを利用するにあたって準備しておくべきことをまとめておく。

日本での準備
  • iPhoneのSIMトレイを開けるための器具を忘れずに持参する。
    • iPhone本体に同梱されていたアレです。
    • 【iPhone 4S対応】iPad/iPhone用SIMカードリリースピン
    • もし無ければ ペーパークリップ で代用できるのでいくつか持参するとヨロシ。
  • 日本の SIM を収納しておく工夫を。
    • SIMを失ったら帰国後シャレになりません。小さな部品なので無くさないように工夫を。
    • わたしは SDカードケース にペーパークリップと一緒に入れていました。デジカメも持っていたのでね。
  • 帰国時のために、日本でのAPN設定を控えておく
    • IIJmio利用者でプロファイルをダウンロードしている方は、TIM のAPN設定をクリアすると勝手にIIJmio設定が適用されるので大丈夫。
  • スリ対策を
    • ローマに限らず、海外観光地はスリの巣窟。今やスマートフォンもスリの標的。
  • 予備バッテリーは正義

帰国時の準備
  • 日本SIM は手荷物としてまとめておく。
    • 帰りの機内で、飛行が安定している間に日本SIM に戻し替えよう。

今さらながら注意事項

本記事は「SIMロックフリーiPhone」(アップルストアで購入したもの) を現地SIMで利用した過程をまとめたもの。docomo / au / Softbank で購入したiPhoneSIMロックがかかっているため、多分うまくいきません。

脚注:

1 PUKは、PIN認証を規定回数失敗してしまった時に必要になる。
2 設定 → モバイルデータ通信、から設定
3 上図ではMMS欄も入力したようにも見えるが、これはTIM SIMを挿入すると自動的に反映されたものである。

Magnanni(マグナーニ)の靴

「高級紳士靴で現在の当店での3大売れ筋ブランドは、(順不同で) サントーニ、クロケット&ジョーンズ、そしてマグナーニでしょうね」とは販売員の弁。

f:id:room661:20150216072153j:plain f:id:room661:20150216072403j:plain

タバコ色のベースに、ダブルモンクストラップ、イエローのオパンケ。整列型のメダリオン (こういうのもメダリオンと呼ぶのだろうか)。 かなりカジュアル色が濃いですが、格好いいすなぁ。

ところでこの製品、 Magnanni社の公式サイト や各種通販サイトでは見掛けないモデルではある。都心の大型デパートなどの販売店に行くと、これに限らずカタログでは見かけないモデルが多く店頭に並んでいて驚かされる。あれこんなのあったの、みたいな。

店員にこの理由を聞く。

「当店では独自モデルを企画し、M社に作ってもらっている。マグナーニはよく売れているので、様々な色展開を冒険できているブランドの一つである」と。上記画像の製品も 阪急メンズ東京 の独自モデルとのこと。

販売店独自モデルへの注力は、きっと店舗がショールーミングとして利用されないための有効策なんでしょう。東京や大阪にいく機会が少ない地方住まいは上京するたびに目移りしちゃいますが。

MagnanniはAmazonでも扱いがありますね。


AmazonでMAGNANNI(マグナーニ)を検索する。

楽天市場では Queen Classico というショップの独自ラインナップが異彩を放っています。