206号室

主にびくすたち

終わらないと言う事が終わるとき

 

嵐とVIXX

 

私の中でとても大きくて意味のあるアイドルたちが終わりに向かって走り始めている。

もちろん嵐は活動休止という事で翔くんからも再開しますと話してくれてたけど、それはいつになるか分からない事だしそれに対して早く帰ってきてなんて思わない。

ただ今のように何も不安に思わず日々を送る中に当たり前のように嵐がいてくれるという日常は2020年に一度終わってしまう。その終わりが来てしまう。

嵐という人たちは小さい時から一緒に育ったような感覚でテレビをつければ毎週見れてバラエティーは寂しかった自分を笑顔にさせてくれてドラマでは本当に恋したり魅了されたりその時々の曲を聞けばあの瞬間の昔の自分が浮かんでくる、好きという感情意外の自分の記憶と結びつけられた、好きよりも近い何かが絶対にあって。今になって嵐はとても大きな青春の中心で彩りを添えてくれた人たちだったんだなと、休止する事を知らされたあとに気付かされてしまった…

SMAPが解散した時、私は脳裏に嵐の終わりも一瞬浮かんだ。けど嵐は今までのように変わらず長くテレビに出続けているだろうって言う終わりを信じたくない気持ちでアッサリと終わらない事を信じてしまっていたな、と思う 終わる事を考えたく無かっただけなんだろうな

 

 

自分が好きになるものは、今も昔も変わらないスタンスでメンバーがバラバラになる事なく変わらず一緒にいてくれて変化しないという部分がある人たちだった。

アイドルグループに関わらずグループというものは人数が欠ける事の方が多いと思うしそういう変化が怖くて今まであったものがある日突然無くなる、その変化に直面したくなくてそんな雰囲気がある人たちは興味を持たないようにしている、今もきっとそう。好きと思う事にブレーキをかけられる変な体質なのかもしれない。

危険を回避したいのだろう。

 

そういう怖さを味わいたくなくて安心出来る人たちでないと心から好きになれなかった。

VIXXもそんな安心感を常に与えてくれていた。物事は必ず最後があって終わるはずなのに、わかってはいるのに、終わらないという事を信じてしまうくらい暖かい安心感を言葉で表現してくれていた。だから終わることは分かっていたけど不安になる事は無かった。

 

でもVIXXには7年契約があって、えんちゃんの兵役が発表されてその先の事を今はしっかりと伝えてくれていない。 正直今はVIXXのすぐ先に迫る未来に疑心暗鬼になっている。変わらず私は見続けようとするだろうがやはり終わってしまう事を覚悟して何があってもその時の辛さを軽減出来るように悪い方へ考えてしまっているのかも知れない。

 

何もかも辛い事から逃げようとしてしまうけれど、これも終わる事を習得する大事な大きな節目なのだろう、そう思って今はこの不安を受け入れて私自身が 変わる チャンスになってほしい。そう受け入れようと思う。