4月28日、今年も「四天王寺・春の大古本祭り」に行くことができました。
ひととおり見て、欲しい本を買ったら、いつものように木陰でほっと一息。
鳩がけっこうな速さでスタタタタと歩いていきました。
さて、今回買った本。
昭和54年発行の本ですが、底本は大正11年刊で、文体が「所謂南北朝なる名は故なくして起りしにあらずして、必ずや由来する理由なかる可(べ)からず。」っていう感じになってる。読めるだろうか。
300円で買いました。後で気付いたのですが定価は360円。物価の違いか。
カバーのシミ汚れがひどかったので、泣く泣くカバーは捨てました。(T_T)
森茂暁「戦争の日本史8 南北朝の動乱」(吉川弘文館・2007)
発行から20年たってないし、きれいな本だし、定価が2500円(+税)もするので、値段が心配だったのですが、なななななんと、ここのお店は3冊500円!
えぇ!?いいの?
というわけで、もう2冊。
歴史読本・臨時増刊「日本姓氏総覧」(新人物往来社・1976)
昭和51年発行の雑誌。本文ページが、笑ってしまうぐらい黄ばんでます。
内容は「日本姓氏の起源」「系図と姓氏」「紋章と姓氏」「古典の中の姓氏エピソード集ー藤原氏・源氏・平氏ー」など。
姓(かばね)について理解していないので「姓氏の知識100」という記事をめあてに買いましたが、他の記事も面白そう。
歴史読本9月号「特集 天皇即位 謎の大嘗祭」(新人物往来社・1990)
平成2年の即位礼と大嘗祭にあわせた特集。
「神事に占める女性の役割」(並木和子)という記事にあった、貞享4年(1687)の大嘗会のようす。出典は「古事類苑」神祇部。
絵そのものはゆるいのですが、いちばん前の敷物をひろげていく人って、後ろ向きに移動しないといけないし、進んで来る人の圧あるし、大変そう。
女性2人にそれぞれ「猿女(さるめ)」「御巫(みかんなぎ)」とありますが、猿女は「天孫降臨に従った天鈿女命(あめのうずめのみこと)の後裔と伝えられる氏族の女子」なのだそうです。