深夜特急を読みました
沢木耕太郎の深夜特急を読んでみました。珍夜特急を読んだことがあったので、そのもじりの元である旅行記界の金字塔、深夜特急を読んでみようと思い至りました。
深夜特急はインドのデリーから乗合バスでロンドンまで行くことを目的とした旅のお話。デリーに到達するまでに香港やマレー半島なども経由します。1980年代の作品なので、誰も携帯電話を持っていない、旅先で出会う人たちは皆カメラで撮ってもらうと喜ぶ(カメラが珍しい)、そもそも旅の終着点のロンドンでは電報を打つことを目標として出発するなど、情報としては現代には当てはまらないことが多々あります。読んでいると幾度となく今だったらこうなるよなあと考えたりしながら、その時代を感じることができて面白かったです。面白いのは各土地で出会った人々の描写や、なぜ旅をするのか自問しながら答えを探していく道中での心境の変化なので十分楽しめました。
特に「旅は人生のようだ」というフレーズが心に残りました。全ての景色や出来事が新鮮に映っていた人生でいう幼少期を過ぎて、それらが当たり前の物になってしまった時に、旅に何の意味を見出すのか。確かに大人になって人生を生きる今、何を目的に生きているか分からなくなる感情と似ていそうですね。珍夜特急でも「旅が日常のなってしまった」というような描写が度々出てきました。そのようなことに思考を巡らせた経験が自分の人生を生きる上での糧になるのでしょうね。
私も20代のうちに長旅をしてみたいな、などと考えてしまいました。
SaToMansionがんばれ
SaToMansionという岩手出身の4兄弟バンドが、年内にYouTubeチャンネル登録者数1万人を超えなければ解散!?というチャレンジをしている。
4男でギターのノブさんとは知り合いで、数年前に何度かライブを見に行ったこともある。楽曲はキャッチーでロック。何よりボーカルの3男和夫さんの癖のあるちょっと歌謡曲っぽい声がめちゃくちゃいい。前身のTexas Styleというバンドのライブを見たときに衝撃を覚えた記憶がある。音源もいいが、ライブでのキレ・勢い・音のまとまりが素晴らしかった。
一番好きな曲「東京五月」がYouTubeになかったので、個人的にSaToMansionらしいなと思う曲を載せておく。
以下のノブさんの投稿にYouTubeやってみての難しさが書かれていて面白かった。新規ユーザーを獲得するためには他の動画のおすすめ欄に出ないと話にならないということで、有名曲のカバーを上げるが思ったような効果は得られなかったらしい。カバー動画は確かにかなりのクオリティになっていると思ったので、これは確かにやってみないとわからないことだなと思った。
レコーディング・ミキシング等全て自分たちでやっているのだと思うので、個人的にはそこらへんのノウハウを教えてくれる動画を投稿してほしいと思った。大衆受けするかはわからないけど、「レコーディング 方法」みたいな検索クエリをかける人はある程度いるんじゃなかいかなと思う。
あとは闇系。
- 「音楽業界の闇」
- 「ライブハウスの闇」
- 「バンドで食えてる人って実際どれくらいいるの?」
- 「全国ツアーってどれくらい費用かかるの?」
- 「路上ライブって違法なの?」
みたいなトピックは面白そうだなと思った。
解散をチラつかせて、気を引くようなやり方はあまり好かないが、結局気になってしまっている自分がいる。本当に売れてもおかしくないバンドだと思うので、今回のチャレンジを乗り越えてより一層のレベルアップを成し遂げて欲しいと思う。
久しぶりにライブ行ってみようかな。
台湾一周4泊5日の鉄道メイン旅
行ってみ台湾。
ということで思いつきで出発一週間前に航空券を手配して台湾に行ってきました。どうせ行くなら田舎の風景とかも見てみたいし、一周しちゃうか!という思いつきで4泊5日で鉄道メインでぐるっと回ってきました。
旅のスケジュール
出発前にこんな感じでざっくりとスケジュールを組みました。
滞在期間:2019年7月10日〜2019年7月14日
毎日移動があるタイトなスケジュールとなりました。宿は事前に予約しておきましたが、鉄道・バスなどの交通手段は予約せずに行きました。台湾の連休期間とも重なってしまったようで、鉄道では指定席が埋まってしまっている区間もありました。Webサイトでも予約できるみたいなので、旅程が決まっているなら予約していったほうが良さそうですね。
1日目:桃園国際空港〜台中〜高美湿地〜台中
初日はChina Airline 成田9:25発 桃園国際空港12:10着の便で台湾へ向かいました。夕日に染まる高美湿地に訪れたかったので、高美湿地へ向かいます。色々と調べた感じ高速バスで台中駅まで行き、309番の路線バスに乗換えるのが楽で安上がりそうだったので、まずGoogle Mapの案内に従って台中行きのバスに乗り込みました。
2時間ほどで台中駅に到着。どうやら去年辺りにリニューアルされたらしくすごくきれい。
309番のバスに乗る前に乗り方をググってみたら、悠遊カードという台湾のSuicaに相当するICカードを使って乗ると台中では10km以内の移動は無料らしく、なんだかお得そうな感じ。なので駅で購入しようかと思ったのですがどこにも売っていそうな場所がありませんでした。。結局コンビニに売っているという情報を入手し、近くのセブンイレブンまで行って購入しました。台中駅は駅の建物にコンビニがなく不便な感じだったので、空港で買ってしまうのが良さそうですね。
その後軽く腹ごしらえをし、バスを待っていましたが、時刻表に記載されているバスが来ない。なんと発車予定時刻を過ぎると電光掲示板からもそのバスが来ないまま消滅してしまいました。その次のバスは30分後。そのバスも来るのかわからないので、かなり不安にさせられました。高美湿地からの帰りの最終バスの時間も19時頃と早いので諦めかけましたが、立ち尽くしているとバス誘導係のおじさんが来て、高美湿地に行きたいというと次の309番のバスを待てというので、信じて待った結果バス来ました。
しかし、バスに揺られていると高美湿地に近づいてきた辺りから急に雲行きがあやしくなってきました。最寄りのバス停に到着した頃には土砂降り。傘も持っておらずバス停には屋根もないので、びしょ濡れになりながらなんとか、高美湿地旅客中心(Visitor Center)まではたどり着きました。。。
しばらく止むのを待ってみましたが、弱くなっては強くなりの繰り返しで、ここから高美湿地までまだ徒歩10分以上あり、傘もなくバックパックも背負っている上、このとき既に18時。さすがにこんな閑散としたところで最終バスを逃したらやばいな...と思い高美湿地まで行くことを断念。遠くに見える湿地っぽいものを眺めて台中の宿まで帰りました。無念...
台中の宿はStray Birds Taichung Hostelに泊まりました。台中駅からは少し離れていますが、割と賑やかなエリアにあり、清潔、共用スペースも広かったので良かったです。
宿に荷を下ろしたあとは、周囲を散策して美味しそうなお店を探しました。
一軒目は向上水餃という水餃子の店。水餃子10個25元(100円)。安っ。うまっ。今後の台湾での食事への期待感が膨らみます。
二軒目は螺肉大王というお店に入ってみました。普通の道沿いにある食堂って感じのお店でした。牛肉のあんかけ丼的なのをつまみに初の台湾ビールをいただきました。当然のように美味しいです。
以上で1日目は終わりです。高美湿地へ行くのに苦戦した末に、目前のところで断念することになり散々でしたが、初めての台湾料理が美味しかったのでなんだかんだ幸福感は高めでした。次台中に行くときは高美湿地リベンジしたいです。
2日目:台中〜台南
2日目は午前中に台中から台南へ移動します。
鉄道での行き方として、高速鉄道を使うか台鉄(台湾を一周している鉄道)で向かう2通りがあったのですが、台鉄は3日目以降に乗れるので、高速鉄道を使ってみました。ちなみに台中も台南も高速鉄道の駅は中心地から離れたところにあるので、高速鉄道ルートの場合は乗換え回数的には多くなってしまいます。
まず、台中駅で昔日本にあったような切符の券売機で切符を買って新烏日駅まで台鉄で移動しました。新烏日駅は高鉄台中駅に直結していました。
高鉄台中駅で高速鉄道の切符を購入しいざ台南へ!
車内はほぼ日本の新幹線ですね。Wikipediaによると、
鉄道車輌は日本の新幹線技術(JR東海・JR西日本共同)を投入した。日本の新幹線とシステムは一部異なるが、車両が東海道・山陽新幹線の700系改良型の700T型である点などから、日本の新幹線とほとんど同じに見える
だそうなので、本当に日本の新幹線の車両が使われているのですね。
高鉄台南駅到着後はローカル線?に乗って台南駅へ移動して、台南に到着です!
12時過ぎに台南駅に到着。台南は特にご飯が美味しいらしいのでグルメメインで観光しました。こちらの記事が大変参考になりました。
到着後はまだ宿のチェックインまで時間があったので、ぶらぶらしながら、お昼ご飯に台南発祥の担仔面の元祖と言われているらしい度小月担仔面で初担仔面をいただきました。にんにくを入れてもいいかと聞かれたので、OKと答えたのですが、にんにくめちゃくちゃ入っててジャンキーな感じでめちゃうまでした。
その後宿にチェックインして荷物を下ろしました。宿の人と話して、「明日は花蓮へ行く、鉄道のチケットは予約していない」と言うと「明日から台湾の連休だからチケットないかもよ」と聞いたので、急いでチケットを買いに駅まで戻りました。すると、チケットカウンターのおじさんに「もう席はないよ」と言われ絶望。このときは立ち乗りなら予約なしで乗れることを知らなかったので、明日移動できないのかと思い焦りました... どうにもならんのかとおじさんに聞いていると、英語の話せるお姉さんのカウンターへ移動させられました。お姉さんが頑張って検索してくれた結果、
- 台南〜潮州 -> 座席あり
- 潮州〜台東 -> 立ち
- 台東〜花蓮 -> 座席あり
という少々トリッキーなチケットを用意してくれました。助かった。(潮州は高雄の先です。)
その後はいろいろと台南の街を観光したり食べ歩いたりしました。
台南孔子廟。孔子廟は孔子の例を祀っている場所で台湾最古の孔子廟らしいです。工事中であまり中を見て回ることはできませんでした。
赤崁楼。17世紀のオランダ統治時代の要塞らしいです。中華風の建物という感想で要塞という感じはあまりしませんでした。
赤崁楼前の道沿いにはいい感じのローカル感ある食堂が立ち並んでいました。その中で虎頭風味小吃というお店で蚵仔煎(牡蠣オムレツ)を食べました。牡蠣やもやしが卵に包まれています。牡蠣の出汁がすごく出ていて、上に乗っているタレと合わさってものすごく美味しかったです。これはまた食べたい。
その後歩いて古き良き台湾の町並みが残ると言われている神農街へ行きました。通りの趣は確かにありましたが、リノベーションされておしゃれなカフェがあったりと小綺麗にまとめられている感じを受けました。10分ほどで見終わってしまったので、思ったほどな感じは否めませんでした。
神農街をサクッと見終わっちゃったので、夜市に行ってみようと思い花園夜市に行きました。開催される曜日が限られていたのですが、この日(木曜日)は丁度開催されるようだったので行ってみました。神農街からは歩いていくと遠い距離だったのですが、調べてみるとT-Bikeというレンタルサイクルサービスがあるようなので、使ってみました。利用料金がめちゃくちゃ安かったので、このあとの移動はずっとT-Bikeとともに行いました。登録済み悠遊カードを持っていなかったので、クレジットカードで利用しましたが、一回やってしまえば簡単でした。
日本ではなかなか見ないような光景があって面白いですね。食べ物の屋台以外にも射的や輪投げのようなげーむをして景品を取る屋台も多かったです。中高生の子たちが多く、日本の地元の祭りのような雰囲気でした。これがほぼ毎日開催されていることが驚きです。文化の違いを感じますね。
私はしっぽり飲みたい気分だったので、夜市は退散して上記の記事で居酒屋みたいな感じと紹介されていた感性滷味というお店に行きました。
屋外の席でビールと魚のすり身の団子、大陸菜炒めをいただきました。台南の雰囲気を味わいながらしっぽり飲めて最高でした。
以上で2日目も終了です。台南では本棚に囲まれた空間に泊まれる素敵なホステル「Cao Ji Book Inn Hostel」に宿泊しました。宿泊者が少なかったのもありますが、とても静かで本当に図書室のようでした。ホステルとは思えないぐらいぐっすり眠れました。宿の人もフレンドリーで日本語の台南の観光ガイドをくれたりしました。
3日目:台南〜花蓮
3日目は台南から花蓮まで台鉄で約5時間半の長距離移動です。6:30台南発-12:00花蓮着の列車に乗りました。
宿から台南駅へ向かう途中。朝6時過ぎですが、人影もまばらです。
乗車後しばらく揺られていると、きれいな海が見えてきました。
山間を抜けて東海岸に出ると列車は海岸沿いを進みます。
台東駅につくまではこんな感じでビーチが続きます。のんびりした空気が流れていそう。また来る機会があったら、台東の辺りも行ってみたいです。
2日目の方に書いたように、途中立ち乗車になったり、座席が変わったりするチケットだったので、少し大変でしたが、そうこうするうちに花蓮に到着しました。
花蓮に来た第一目的はタロコ(太魯閣)渓谷に行くことだったので、到着後は少し調査。ネット記事を見てみるとバスでもいけるがかなり不便なのでタクシーチャーターかツアーをおすすめする記事が多かったのですが、花蓮駅周辺で声をかけてくるタクシー運転手はいかにも怪しそうで、値段も高かった(4時間で2400元とか)です。観光案内所に行くとバス、それがめんどくさいならツアーと言われました。私は翌日タロコへ行ってから九份を経由して台北へと行く予定だったので、花蓮駅へは14時前までには戻ってきたかったのですが、ツアーだと間に合わなそうでした。宿泊するゲストホテルの人に聞いてみてもバスで行けるよとの回答だったので、バスで行くことに決定しました。一番安いし。
宿にチェックイン後は花蓮の街を散策。
宿の人におすすめされた葱油餅のお店で腹ごしらえ。結構人が並んでいました。注文から受け取りまでのルールが中国語がわからないと難しかったですが、 なんとかありつきました。
見た目はヤバめですがかなりうまい。うまかったことは覚えていますが、味はあんまり思い出せない。笑
花蓮は暑くて暑くてしょうがなかったので、マンゴーかき氷で涼を取りました。一心泡泡冰というお店でいただきました。これまためちゃくちゃ美味しい。マンゴーがふんだんに使われていて口の中マンゴーになります。氷も日本のかき氷とは違ってミルク味になっていました。
花蓮文化創意産業園区。昔のお酒の製造工場をリノベーションした建物らしいです。台湾の民族の雑貨などを売ったりしていました。
松園別館。日本統治時代の旧日本軍の拠点の一つだったようです。戦後この建物は放置され、敗戦後に日本軍の将校が自殺をしたという歴史もあり、心霊スポットとなっていたそうです。その後きれいに復旧されていて、観光地になったそうです。こんなところに旧日本軍の歴史的建築物があるとは意外でしたが、面白かったです。
洋館からは松の木々の隙間から海が覗けます。いい景色です。ゆったりとした空気が流れているので、ぼーっとこの景色を眺めていました。
敷地内には防空壕跡があり、中には入れました。旧日本軍の特攻隊の資料などが展示されていました。
観光に満足したあとは夜ごはん。
周家蒸餃というお店で、餃子と小籠包をいただきました。蒸し餃子10個と小籠包2個で確か100円ぐらい。やっすい。そしてうまい。
花蓮はワンタンが有名らしいです。液香扁食というワンタン屋に行きました。メニューはこのワンタンスープ一本でやっているみたいです。これも確か100円ぐらいでしたが、思ったよりボリューミーでお腹パンパンになっちゃいました。
この日も夜市を見学してみました。台南で訪れた夜市よりも整備されていてきれいな感じでした。道も広くて歩きやすかったです。雰囲気はやっぱり地元のお祭りみたいな感じですね。
このあとは近くのスーパーでビールを買って宿でゆっくりしました。宿はJust Walk Backpacker Hostelという所に泊まりました。オーナーのお兄さん一人で運営しているそうで忙しそうでしたが、とても気さくな方で楽しい場所でした。
4日目:花蓮〜太魯閣〜花蓮〜九份〜台北
4日目は大忙しです。午前中は早朝からバスでタロコへ行き、午後は花蓮に帰ってきて台鉄で九份へ向かい、夕暮れの九份を味わったのち台北へと行きます。タロコも九份も絶対訪れてみたかったので、こんなハードスケジュールになってしまいました。
太魯閣(タロコ)
始発のバス(7時発)でタロコへ。バスの時刻表・運賃等の情報は公式サイトより取得できます。終点の天祥まで行って下ってくるのが歩くのが楽で良さそうだったのですが、滞在できる時間が限られていたので、私は行く場所を厳選しました。雄大な自然を見ることが目的だったので、まずは随一の見どころである燕子口で降りました。
バスを降りてすぐ絶景。朝なので、空気が澄んでいて特にきれいでした。
燕子口の名の通り、巨大な岩にところどころ穴が空いており、ここに燕が巣を作るそうです。
トンネルもは荒々しく掘られていて、迫力があります。
燕子口は歩くと10分程度で抜けられました。抜けるとまた絶景がありました。急峻に切り立った山々。これらの山々は大理石でできているそうです。
バス停に戻って次は砂卡礑に行こう、と思っていたのですが、戻る方向のバスは砂卡礑に止まらないことが発覚。長春祠で降りて、歩いて行きました。
長春祠はタロコへ道路を通す際に、事故死した人々を祀っている祠だそうです。滝の上部に佇む祠には清らかな雰囲気があります。
砂卡礑へ向かっていると小さな吊橋があったので、良さげな写真をパシャリと。どうやら結構長い遊歩道があるようで、ここがその終着点のようでした。午前中だったのもあるかもしれませんが、人はまばらだったので、自由に写真を撮れました。
これまた砂卡礑へ向かっていると素晴らしい景色が。急峻な山々です。川の流れが激しいことや大理石でできているという条件から、このような地形になったのでしょうか。
20分から30分ほど歩いてようやく砂卡礑の遊歩道入り口に到着しました。
砂卡礑の歩道は川に近いところを歩けるようになっています。川の水が真っ青できれいでした。何かの成分がこれほど青くしているのでしょうか。
砂卡礑歩道の途中休憩スポットいくつかのお店が出ています。砂卡礑歩道は一番奥まで行くと往復で2時間以上かかりそうだったので、時間も体力もないのでここで休憩をして引き返しました。
ここで竹にご飯詰めて蒸した料理をいただきました。プレーンな味ですが、素朴な美味しさがありました。
花蓮までの帰りは太魯閣遊客中心のバス停から帰りました。バス停に向かう途中の歩道からの景色。あちこちに素晴らしい景色が広がっています。
花蓮駅へと戻り、九份へ台鉄で向かいます。立ち乗車覚悟で当日チケットを購入しましたが、運良く座れました。駅弁を食べながらさあ九份へ。
九份
花蓮から1時間半ほどで、九份への最寄り駅である瑞芳(ルイファン)駅へ到着。バスに乗換えるとほどなく九份に到着。
九份って山の上部にある街なんですね。見晴らしよいです。ただこのあたりから観光客の数がかなり増えました。
商店街の方へ入っていくとものすごい混み具合。全然進めません。
小道に逸れて商店街を通らずに有名な茶屋に行く道を模索。人慣れしている猫がいました。
九份からの夕焼け。台湾の山々の稜線が美しいです。
ようやく茶屋の場所に到着。提灯がきれいです。千と千尋の神隠しに出てくるあの湯屋ほどのスケールはありませんが、雰囲気はありました。それにしても人がすごくて落ち着いて写真も撮っていられません。
提灯がきれいです。
九份を満喫したので、台北へ向かいます。この大勢の人々がみな帰るので公共交通機関の混み具合はひどそうでした。事前にグレーな営業の乗り合いタクシーがまあまあいると情報を得ていましたが、本当にいたので、それで帰りました。確か一人400元でした。一人でタクシー乗ると高く付くのでこれはありがたかったです。
1時間弱で台北駅に着きました。この日はもう遅かったのと、移動が多く疲れたので、宿にチェックインして、近くの食堂で適当に食事して就寝しました。なので、結局今回の旅行ではほとんど台北を観光することはできませんでした。
宿はDan Hostelという所に泊まりました。可もなく不可もなくという感じでした。清潔ですが、ちょっと部屋が狭かったです。
5日目:台北〜桃園国際空港(14時半発)
5日目はもうほとんど帰るのみです。お土産を買ってご飯を食べて空港に向かいます。
朝ごはんにまだ食べていなかったので、魯肉飯を食べました。店員が押してくるので小籠包も頼みましたが、結果的に朝からお腹がはちきれそうになりました。
ご飯を食べてお土産を探しでスーパー等を見ていたらもう空港に行く時間になったので、結局台北観光はせず空港へ。空港へのアクセスはいいですね。台北駅から1本で桃園国際空港までいけました。
台湾を去る前に最後の1杯。ここで初めて生の台湾ビールを飲むことができました。旅行中に出てきたのは全てビンでしたね。
行きと同じくChine Airlineで桃園国際空港14時30発、成田に19時ごろに着きました。台湾一周旅行終了です。
感想
初めての台湾で一周旅行を計画しましたが、浅く広く台湾のことを知れたので楽しかったです。初日の台中は雨などアンラッキーが続いてどうなるかと思いましたが、2日目以降は天候にも恵まれて良かったです。観光の面ではタロコ渓谷が最高でした。すんごい景色でした。あとは食も最高に美味しかったです。ベストは台南で食べた担仔麺ですかね。時点で牡蠣オムレツかな。台南は食の宝庫ですね。
あとは思っていたよりも英語が通じなくて苦戦しました。中国語も少し勉強したことがあったので試してみましたが、レスポンスが聞き取れないので、ほとんど無意味でした笑。次行くときは中国語もうちょっと練習して行きたいですね。
vimconf 2018に参加した感想
vimconf2018に参加させていただきました。 私はVimの一ユーザーですが、Vimというオープンソースソフトウェアがコミュニティに支えられてここまで発展してきたということがすごく感じられる会でした。 盛りだくさんな内容でまだ消化しきれていませんが、私もコミュニティに貢献したい気持ちになりました。 まずは簡単なプラグインを作成してみることから始めてみようかなと思います。
各発表の感想
各発表スライドへはここから飛べます。
Keynote - What is the next future? by mattn
vim-jpはたまにvimについてググった時に見かける程度でvimの日本のユーザーコミュニティかと思っていたが、vim開発者のコミュニティであるとのこと。 英語が得意でない人のために日本語でdefectを報告する場所を作って、それらをvim本体に報告したり、ドキュメントの翻訳をしたりしている。 それに加えて、実際にパッチの実装やCode Reviewまでしているらしいです。
便利なPluginを紹介したりVimの便利な使い方をシェアするような場ではなくて、まさにVimの開発者のためのコミュニティなんだなあと思いました。 もし自分がバグ報告をしたくなったとして、実際にVim本体に報告する前にvim-jpに報告するほうが気楽そうだなと思いました。 この講演を聞くことでどのようにVimの開発が進んでいっているかが垣間見ることができました。
後半ではmattnさんが今取り組んでいるnew featureの話がありました。
- vimでchannelをlistenする機能
- BLOB型
などについてお話されていました。これができるとvim上でserverを起動できるようになったりするとのことです。 どれくらい有用なのか私にはわかりませんが、新しい型定義まで提案してしまうなんてすごい。
Keynote - Vim: From hjkl to platform of plugins
Vimを作った人、BramさんによるKeynote。 Vimの開発の歴史から今後の新機能の話までしてくださりました。 Vim5でvimscriptが導入されてから、いろいろな人が有用なscriptを書いたが、それを使う際にはコピーペーストするしかなかった。 Vim6, Vim7になってそれらのPlugin化、AutocmdによるLazy loadを可能にするような機能が追加されてきた。その結果、タイトルにあるようにVimはpluginのplatformへと発展していった、というような話でした。 今後の新機能はPlugin開発者が必要とするものを実装していくような流れにあるのかなという感じでした。
Bramさんはplugin開発者がどのような機能をVimに求めるかをアンケートをとっていて、 その結果票が集まったtext propertyというtextにmeta情報を付属して持たせる機能は実装を考えているようでした。 text propertyによって、XMLのような複雑な構造を持つファイルのsyntax highlightが改善することができると思うというようなことを言っていた気がします。 また票が最も多かったpopup機能もtext propertyを導入することで可能になる、と言っていました。
現状の課題としてはpluginのdependencyの問題を挙げていました。
plugin間でのライブラリの重複、複数pluginから使われているライブラリのバージョニングなどに問題があるというような話だったと思います。
dependencies.vim
のようなファイルを各プラグインが定義してそこにdependencyを記録しておくことでvimがdependencyをresolveできるようにする仕組みはどうかと考えている、というようなことを話されていました。
この話を聞いていると、タイトルの通り、Vimはテキストを編集するという目的の元に一つの大きなプラットフォームとなっていっているんだなと。 今後のVimの進化がとても楽しみになりました。
Migrating plugins to standard features
Pluginを100個以上入れていた発表者 (daisuzuさん) がpluginと同等なことをvimの標準的な機能で行うようにしていっているという話。 今回はShougoさんのplugins(neocomplete, unite.vim, vimfiler)でやっていたこともある程度は標準機能でカバーできるという内容でした。
Vim標準の補完機能が充実しているのに驚きました。私はまだまだ全然使いこなせていないなと思いました。Vim標準の補完機能については以下の記事にまとまっていました。
https://daisuzu.hatenablog.com/entry/2015/12/05/002129
辞書補完便利ですね。 set dictionary=/usr/share/dict/words
で有効にしてみたら、deopleteでも補完してくれました。synonymを表示する機能なんてのもあるんですね。
Modes
Codeを読む際には特定の機能に注目して深ぼりしていくといい。 VimのMode切り替えに焦点を当ててVim本体のコードをVim上でdebug実行して深堀りしていく内容でした。
A day in the life of (ordinary) Vimmer
日常の仕事でのVimの使い方の紹介。
Effective Modern Vim scripting
VimのPluginの作成方法をHands-on的な感じで説明されていました。
発表を通して作成したamake
というpluginは公開されています。
https://github.com/lambdalisue/vim-amake
発表資料が公開されているので、参照しながら私もなぞってみようかと思っています。
- https://github.com/vim-jp/vital.vim
- utility functions
Oni - The GUI-fication of Neovim
OniVimの紹介。NeoVimをwrapしてelectonで実装されたeditorのようです。
インストールしてみましたが、NeoVimのinit.vim
をそのまま使えるのでいいかも結構いいかも。
Vim ported to WebAssembly
ブラウザ上で実行できる言語としてjavascriptに加えてWebAssemblyが出てきて、主要なブラウザではすでにサポートされている。 Cで書かれたVimのコードをWebAssemblyにコンパイルしてブラウザ上でVimを動かすことを目的としたvim.wasmというプロジェクトについて発表されていました。
まだvim-tinyの機能しかサポートしていないということですが、非常に可能性があるなあと思いました。 自分が作成したPluginを紹介する用途で使えかという質問が出ていました。確かにそれができると、個人のvimにそのpluginを入れずともブラウザ上で試せるので、素晴らしいですね。
Lighning Talks
A brief introduction to vim-orgmode
Vim上で動くタスク管理や議事録作成のためのツール?のvim-orgmodeを紹介されていました。 めっちゃ便利そう。試してみたい。
Neovim as a web browser controller
Neovimからブラウザを操作できるようにするすごいplugin ctlb.nvimの紹介。 Browser側にも拡張機能を追加することが必要なようですが、これはぜひ試してみようと思います。 Windowのフォーカスを一々変えなくて良くなると考えると捗りそうです。
Xiaomi Mi Notebook Air 13.3にelementary OSをインストールしてMacbookみたいに使う設定
Xiaomi Mi Notebook Air 13.3を手に入れることができたので、Elementary OSをインストールして普段使用しているMacbookのような操作感を実現するためにした設定をメモしておきます。
- Laptop: Xiaomi Mi Notebook Air 13.3 2018
- OS: elementary OS 0.4.1 Loki
日本語入力を可能にする
参考: http://note.kurodigi.com/elementary-os-japanese/
Input Method Framework: fcitx、日本語入力メソッド: mozc で設定。
インストール
$ sudo apt-get install fcitx-mozc
Input Method Frameworkをfcitxにする。
$ im-config
このあと、ログインし直さないと設定が適用されないようでした。
その後、fcitxのInput MethodにMozcを追加するために、fcitx configurationを開きます。
$ fcitx-configtool
+
ボタンからmozcを選択して追加。
私はmacと同じように英語と日本語を切り替えられるようにするため、L-AltとR-AltをInput Methodの切り替えのTriggerに設定しました。
また、標準のmozcのiconだと大きくて上のツールバーが日本語に切り替えるたびに高さが変わるので目障りでした。 ここの記事を参考にロゴの画像を変えて解決しました。
Window Switcherを変更する
Alt - tab
でwindow switchできますが、デフォルトのだとアニメーションが激しいかつ全てのwindowを一覧で見られないので不便でした。
p0pye/gala-elementary-alt-tab-switcher をインストール することでMacOSのようなWindow Switcherにs変更することができました。
$ sudo add-apt-repository ppa:popye/eos-window-switcher $ sudo apt-get update $ sudo apt-get install gala-eos-window-switcher
設定はdconf-editorから行えます。 Pathは/org/pantheon/desktop/gala/plugins/elementary-alt-tab/
$ dconf-editor
PPAを追加できるようにする
普通に追加しようとするとコマンドがないと言われました。
$ sudo add-apt-repository ppa:nilarimogard/webupd8
$ sudo add-apt-repository: command not found
以下をインストールすると使えるようになりました。
$ sudo apt install software-properties-common
参照: https://elementaryos.stackexchange.com/questions/7507/how-can-i-add-a-ppa-in-loki
Key Mappingを変更する
xkeysnailを使用して、Caps Lockを単体の入力の場合にはEsc、同時に他のKeyが入力された場合にはCtrlとして振る舞うように設定しました。
$ sudo apt install python3-pip $ sudo pip3 install xkeysnail
現在のconfigはこちら
Ctrl-V でペーストになっているため、vimのvisual矩形モードが使えない
elementay OSの標準ターミナルであるPantheonでは、Ctrl-Vがクリップボードからペーストする設定になっているため、Vimのvisual矩形モードが使えない。。
Pantheon Terminalの設定はdconfにあるので、dconf-editorで naturl-copy-paste
を false
にしました。この設定を適用するとコピー&ペーストにがCtrl-Shift-C
, Ctrl-Shift-V
にマッピングされるので、更にそれをxkeysnailでAlt-C
とAlt-V
にマッピングしました。
$ sudo apt install dconf-tools $ dconf-editor
4K外部ディスプレイの解像度の設定
ただつなげるだけだとショボい解像度で、設定が必要でした。
メモはQiitaに残しておきました。
https://qiita.com/ryom1m1/items/e530f5c4bf8dc886863e
GPUを有効化
Mi Notebook AirにはNvidia GPU MX150が搭載されているので、どうせなら活用したい。ということで、GPUを有効化して Intel ChipsetをGPUのHybrid利用されるようにしました。 標準だと、ただHDMIに画面出力するような場合はIntel Chipsetが使われるようです。Intel Chipsetのみを使ったほうがバッテリーの持ちはいいそうです。
IntelのChipsetとGPUの使い分けを可能にしてくれるBumblebeeをインストールしてみる。 この設定には失敗してOS再インストールするはめになりました。。。
最終的にここの説明に従ってて最低限の設定はうまく行きました。
現状では nvidia-settings
を開いてPrimus Settingsから使うDeviceをIntelかNVIDIAか選択して、適用後はログインし直さなければならないという、めんどくさい手順を踏めばIntel ChipsetとGPUを切り替えられるようになりました。
そもそも普通のDesktop PCではこんな切り替えは行わずGPUを使う場合はGPUのカードのポートから出力するようなものだと思うので、結構難しいんだなと思いました。
参考: - https://wiki.archlinux.org/index.php/Bumblebee#Installation - https://qiita.com/rainytoffee/items/44deabd66608f00b8544
その他のインストールしたソフトウェア
Elementary Tweaks
Ubuntu TweaksのElementary OS版。GUIでの設定の自由度を高めてくれる。
sudo add-apt-repository ppa:philip.scott/elementary-tweaks sudo apt update sudo apt install elementary-tweaks
インストールが完了するとSystem Settingsに Tweaksというアイコンが出現します。
参照: https://ajreissig.com/return-to-elementary-os/
Albert
MacのLaunchpadのような操作を実現するため、Launcherを入れました。
sudo add-apt-repository ppa:nilarimogard/webupd8 sudo apt-get update sudo apt install albert
install後はApplicationsに追加されました。
Macで設定しているのと同じように Alt+Space
で起動するようにして、検索対象も適当に設定しました。
また、AlbertはStatup Applicationに登録しておくことで、自動で立ち上がるようにしておきました。 Settings > Applications > Statup に追加することで設定できます。
参照: https://ajreissig.com/return-to-elementary-os/
Google Chrome
Debパッケージをダウンロードしてきて、dpkgでインストール。
$ sudo dpkg -i google-chrome-stable_current_amd64.deb
fzf
コマンドラインのfuzzy検索ツール。
git clone https://github.com/junegunn/fzf.git ~/.fzf
~/.fzf/install
source ~/.bashrc
参照:https://gihyo.jp/admin/serial/01/ubuntu-recipe/0504
感想
Elementary OS、綺麗でUIには満足しましたが、やはり情報がまだまだ少ないですね。 セットアップにかなり苦しんだ印象です。