イタリア旅行記16 フィレンツェ・ウフィッツィ美術館①
おはようございます。フィレンツェ2日目の朝。
滞在先であるホテルアルバーニフィレンツェもアメリカンブレックファストのビュッフェスタイル。ここに置いてあった赤ワインビネガーが美味しすぎて、お土産に買って帰ろうと思ったのですが、立ち寄ったスーパーでは見当たらず。結局帰国してから別のメーカーの物を買いました。(ググったら普通に日本で売ってる模様)
というわけで腹ごしらえが済んだところで本日の目的地へ出発。待ち望んでいた気持ちのいい晴天に、街歩きが一層楽しくなる。
昨日見た景色を横目に、やってきたのはウフィッツィ美術館。かつてフィレンツェを統べた名士・メディチ家の美術コレクションを所蔵する、イタリア最大の美術館。
ウフィッツィとはオフィスのこと。当時、散在していたフィレンツェ官庁の集合事務所として建てられたのがはじまりのため、名前がそのまま残っている。
駅周辺からここまで15分ほど。アクセスの良さもフィレンツェのいいところ。
混雑する人気スポットゆえ、チケットは日本から事前予約していきました。
予約は時間制。指定された時間に美術館併設の事務所に出向き、バウチャーを入場チケットと引き換えたのち、チケット持参組の入場列に並びます。
準備編でもちらっと触れたのですが、私の早とちりでチケットを二重に取ってしまいまして…結果的に損をするはめに。
予約先は①オフィシャルサイト、② Voyagin(代行サイト)の2か所。最初①から購入したのですが、時間が中途半端で。急きょ時間の前倒しを思い立ち、より早い時間帯のチケットが残っていた②で取り直すことに。オフィシャルは一度買うとキャンセルがきかないのはわかっていたのですが、ダメ元でメッセージを送ってもやはり不可との回答。勉強料のつもりで2倍の額を支払いました。準備時間不足が招いた悲劇です(笑)
ガイド付きのツアーは早々に売り切れてしまっていたので、入場券のみ。別途、館内でオーディオガイドをレンタルして回りました。結果的にかなり長居して楽しくまわれたので、時間を早めたこともガイドなしだったことも功を奏したと思います。
いざ館内へ。建物はU字の回廊になっていて、部屋ごとに作品がカテゴライズされて展示されている。
そもそも美術館自体の造形が美しい。特にひとつひとつ異なる天井絵は圧巻。
窓の外に目をやると、アルノ川が一望できる。
ファブリアーノ「東方三博士の礼拝」
オーディオガイドを頼りに各セクションを見て回る。まずは3階から。早々に目を奪われた宗教画の数々。信仰心も薄く、造詣も浅いけれど、その迫力に息をのむ。迷える人を救い、説き伏せるような圧倒的な何かを感じる。
ボッティチェリ「ヴィーナス誕生」
誰もが知る人気絵画の周りには人だかりができる。コロナ禍では入場制限とかあるんだろうな、今どうなっているのか気になる。
トリブーナと呼ばれる貴重なコレクションを集めた部屋。入って暴れたらどうなるのだろうと無意味な想像をして震えあがる。
彫刻が立ち並ぶニオベルーム。部屋の造形から美しい。
ここまで2時間ほど。マイペースに見学し、2階へ移動する道すがらテラスへ。ちょうど小腹も空いた頃、併設のカフェ・Caffetteria Bartoliniで休憩と腹ごしらえをすることに。
目の前に迫るヴェッキオ宮殿が美しい。
夫はワイン、私はトマトジュース。私の場合、アルコールが入るとこの後の見学に支障をきたすのでソフトドリンクです。
バゲットやハム・チーズなどの軽食とともに。晴天と陽射しが気持ちいい最高のひと時。
映える!最高!というわけでまだまだ鑑賞は続きます。
★イタリア旅行記の目次はこちら