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美しい歯列に薬指を挿し、待ち侘びている痛み(私を)
信号を気付かぬふりして渡るときもう会えないひとのことを考える
雨だれのような足音聞きながら梅乃宿など飲み干している
スカートをすこしめくって剃りたての太股にゆびあてる おやゆび
花型の釦を指に医者役のカトウサトコはあきらめている
目の端に在る夭折の叔父の骨 せせらぎからは虹が生まれる
仄かなる死の匂いして秘密めく男の被る髪は贋物
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