アメリカのお金の話

★ 紙幣
ドル紙幣で一般に流通しているのは、1・2・5・10・20・50・100
のようです。

この中で1ドルに次いでよく利用されるのが20ドル札です。キャッシュコー
ナーで100ドルおろすと、9割以上の確率で20ドル札が5枚出てきます。
アメリカでは、100ドル以上の買い物に現金をあまり使うことがないので、
20ドル札が便利です。

アメリカ人は一般に現金をあまり持たないので、100ドル札はほとんど見か
けません。店によってはとってくれないところもあります。
偽札が多いのも理由のひとつでしょうが。

1999年から偽札防止のため図柄が変更されました。
肖像画の部分が大きくなり、印象がずいぶん変わりました。

1ドル札の表は建国の父「ジョージ・ワシントン」が描かれ、裏には鷲が月桂
樹と矢をつかんだアメリカのシール(国章)と、その裏面に当たる「すべてを
透かす目」とピラミッドが描かれています。

なお、500、1000、5000、10000,100000ドル札もある
ようですが、銀行間の決済に使われ、一般には流通していません。

★ コイン
コインは、1,5,10,25,50セント、1ドルがあります。50セント
は、あまり見かけませんが、1ドルは地下鉄の券売機のおつりで出ます。
1ドルコインは長い間作られていなかったのですが、2000年1月から新世
紀を記念して作られたそうです。1999年に帰国したので見ていませんが、
ネイティブアメリカンの女性が赤ちゃんをおんぶしている図柄だそうです。

コインの愛称は、1セントがペニー、5セントがニッケル(ニクルと発音)、
10セントがダイム、25セントがクウォーター、50セントがハーフダラー。

最もよく使うのが25セントです。
25セントなんて使いづらいといいますが、慣れればそうでもありません。
アメリカでは何かにつけ4分の1というのをよく使いますので、
慣れておいたほうがいいでしょう。
小学校2年のときにお金の数え方の勉強をします。

10セントが5セントより小さいのも気をつけないといけないところです。
5セントは重いし、25セントと組み合わせやすいのでたまりにくいのですが、
10セントは小さいし軽いのですぐに財布の底にたまってしまいます。

今、新世紀を記念して50州の50種類のクウォーターが作られています。
1999年から毎年5州ずつ、合衆国に加入した順番に作られます。
1番は「ファースト・ステート」のデラウェアです。

裏に太鼓をたたく少年の図柄のクォーターを見つけたらとっておいてください。
建国200年の1976年に作られたものです。そのうちにお宝になるかも?
(クラッター)

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GDPって何?

◆ 経済のものさし

日本は世界で2 番目の経済大国です.1番はアメリカ,3番はドイツです.ところで,どうやって経済の大きさを比べているのでしょうか?

一番分かりやすいのは,売上高を足していくことです.例えば,自動車が150 万円,米が30万円といった具合に足していって,これをものさしにする考え方です.

これはうまい方法にみえますが,ちょっと問題があります.例えば,自動車の生産には,鉄やプラスチックなど様々な材料がかかっています.それに対して,米の生産には,自動車に比べれば材料は少なくてすみそうです.この辺りをもうちょっと考えてみましょう.ゆーちょ製鉄が,こぼ自動車に30万円分の鉄を売ったとします.その鉄を材料にして,こぼ自動車は150 万円の自動車を販売しました.そうすると,この国の売上は,ゆーちょ製鉄の30万円+こぼ自動車の150万円=180万円ということになります.これはおかしくありませんか?

このような計算では,材料をあまり使わない農業国の経済は小さく,工業国の経済は大きく見積もられてしまいます.工業国では材料をたくさん使うからです.そこで,経済のものさしは,売上から材料費を引いたものを使うことにします.先ほどの例では,こぼ自動車の分として150万円−30万円=120万円,ゆーちょ製鉄の分として30万円,国全体で150万円とします.

このように,売上から材料費を引いたものを「付加価値」といいます.GDP とは国内の付加価値の合計であり,

GDP=(総付加価値)=(産出)−(中間投入)

で表されます.こうすれば,各国の産業構造の違いによってGDP が変わることはありません.中間投入とは,材料費のことで人件費は含みません.つまり,GDP とは「材料を使って国内でどれくらいの仕事をしたのか」を表す指標だといえます.「いい仕事してますね〜」というときの仕事が一体いくらになるのか計算したものです.または,製品(サービスも含めて)の売買による利益を表しているということもできます.いわゆる粗利益です.

◆ GDP計算式の兄弟

GDP=(産出)−(中間投入)

という式は,分かりやすいのですが,実は計算するのは大変です.GDPには,他の計算方法もあります.その式は,

GDP=(雇用者報酬)+(営業余剰)+(固定資本減耗)+(生産の純間接税)

GDP=(消費)+(投資)+(政府支出)+(輸出−輸入)

という2式です.この3つの式のどれを使っても同じ数字が出てきます.これを「三面等価の法則」といいます.はじめの式は,企業の利益を表しています.真中の式は,利益をどのように配分するのかを表しています.従業員への給与や内部留保(利益の一部を企業内に積み立てておくこと),減価償却(機械などの価値減少分),税金などに配分されます.つまり,企業の利益は,家計,企業,政府といった人々に分配されます.

そうして分配されたお金は,消費などに使われます.通常,GDP の計算をするときにはこの最後の式が用いられます.

GDP が増えている国は景気がいい,増えない国は景気が悪いといいます.ニュースでは,GDP の増減が報じられますが,最後の式のどの項目が増えているのかチェックすることが重要です.例えば,消費や投資が減少していて政府支出が大幅に増加している場合は,GDP は増えますがあまりいい増え方ではありません.民間経済の沈滞を公共事業などで穴埋めして景気をよくみせているからです.同じように,輸出だけが増えていて他の項目があまり増えていない場合も,外国頼みとなっていて国内の経済はあまりよくないことになります.

理想的なのは,消費や投資が増えている状態です.特に,住宅投資,設備投資,在庫投資の合計で表される投資項目の増加が重要です.この中では設備投資が最も重要です.設備投資をすると,その年のGDP を増やすことができます.新たな設備や技術が導入されると,それによって企業は数年間に渡って利益を得ることができます.つまり設備投資は,今すぐに現れる効果と,将来に渡って得られる効果と2つのメリットがあります.

◆ GDPだけでは・・・

景気の判断をするには,GDPをみるのが最も手っ取り早い方法です.また,GDPの中身にも気を配る必要があり,特に設備投資が重要だということが分かりました.

GDP は通常,前の年に比べて何%増減したか,という指標で表されます.これがプラスになればいいわけですが,プラスの0.1とか0.2%%などどいう数字には,政治的な意味はあっても経済的にはどのくらい意味があるのか不明確です.プラス0.1%とマイナス0.1%は全然違うようにみえますが,統計にはつきものの誤差を考えれば,どちらも同じようなものです.日本人は細かい数字が好きですから,あたかも0.1 %でも意味があるように考えますが,これをゼロと考えても大して変わりません.

また,GDPはあくまでも量的な指標です.GDPは,社会の豊かさを,物質的な富(サービスも含めて)だけで判断しています.近年関心が高まっている環境問題や,心の豊かさまでは表すことができません.GDP はもともと国内の付加価値の合計ですから,GDP自体が悪いわけではなく,GDPをはじめとする量的な指標だけを追いかける私たちの姿勢に問題があるのかもしれません.

もっとも,GDPに変わるいい指標がすぐに手に入るわけではありませんので,当面は,1人あたりのGDPなどの指標を使うことになるでしょう.1人当たりGDPは,文字通りGDPを人口で割ったものです.人口が減少するとGDPも減少する傾向にあります.そのため,少子化の日本ではGDP は減りやすくなるため,不必要な公共事業などが発生します.それに対して,1人当たりGDPを使うと,人口が減少しても,1人当たりGDPが減少するとは限らず,場合によっては増えるかもしれません.

        GDP   ↓ 減少する
1人当たりGDP=―――――――――――  →全体としては?
        人口  ↓ 減少する


量から質の時代へ変化しつつあるといわれていますが,経済政策に使われる指標は変化していないため,20世紀と同じ政策が続けられています.1人当たりGDP がいい指標がどうかは分かりませんが,少なくとも発想の転換にはなります.日本は物質的には豊かになっていますので,豊かさとは何か,ということをもう少し考えてもいいような気はしますが...


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100人の村

もし世界が100人の村だったら



100人の村





もし現在の人類統計比率をきちんと盛り込んで

全世界を100人の村に縮小するとどうなるでしょう



その村には…



57人のアジア人

21人のヨーロッパ人

14人の南北アメリカ

8人のアフリカ人がいます



52人が女性で

48人が男性です



70人が有色人種で

30人が白人



70人がキリスト教以外の人たちで

30人がキリスト教



89人が異性愛者で

11人が同性愛者



6人が全世界の富の59%を所有し

その6人ともがアメリカ国籍



80人は標準以下の居住環境に住み

70人は文字が読めません

50人は栄養失調に苦しみ

1人が瀕死の状態にあり

1人は今生まれようとしています



1人は(そうたった1人)は大学の教育を受け

そして1人だけがコンピューターを所有しています



もしこのように縮小された全体図から 私達の世界を見るなら

相手をあるがままに 受け容れること 自分と違う人を理解すること

そしてそう言う事実を知るための教育がいかに必要かは

火を見るより明らかです



また次のような視点からもじっくり考えて見ましょう



もしあなたが今朝目が覚めた時

病気でなく健康だなと感じることが出来たなら

…あなたは今週生き残る事のできないであろう

100万人の人たちより 恵まれています



もしあなたが戦いの危険や投獄される孤独や獄門の苦悩

あるいは飢えの悲痛を 一度も経験したことがないのなら…

あなたは世界の5億人の人たちより恵まれています



もしあなたがしっこく苦しめられることや逮捕拷問

または死の恐怖を感じることなしに教会のミサに行くことが出来るなら…

あなたは世界の30億人の人たちより恵まれています



もし冷蔵庫に食料があり着る服があり

頭の上に屋根があり寝る場所があるなら…

あなたは世界の75%の人たちより裕福で恵まれています



もし銀行に預金がありお財布にお金があり

家のどこかに小銭が入った入れ物があるなら…

あなたはこの世界の中で最も裕福な上位8%のうちの一人です



もしあなたの両親がともに健在で そして二人がまだ一緒なら

…それはとても稀れ なことです



もしこのメッセ−ジを読む事ができるなら

あなたはこの瞬間2倍の祝福を受けるでしょう

何故ならあなたの事を思ってこれを伝えている誰かがいて

その上あなた は全く文字の読めない世界中の20億の人々より

ずっと恵まれているからです



昔の人がこう言いました

我が身から出るものはいずれ我が身に戻り来ると



お金に執着することなく喜んで働きましょう

かって一度も傷ついたことがないかのごとく 人を愛しましょう

誰も見ていないかのごとく自由に踊りましょう

誰も聞いてないかのごとくのびやかに歌いましょう

あたかもここが地上の天国であるかのように 生きていきましょう



このメッセ−ジを人に伝えて下さい そしてその人の一日を照らしてください。



※作者不詳   訳 なかのひろみ

(前段はDonella MeadowsのThe Global Citizen 5/31/1990掲載原稿が原本といわれています)


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100円

あなたは、100円玉を道で拾った時、Lucky!って思いますか?それとも、500円玉じゃなくて、ちぇっ!って思いますか?両者ともあるでしょうし、その日の気分でも違うでしょう。
占いの本にその日が運の良い日だと書いてあれば、100円でも喜べるだろうし、運の悪い日だと書いてあれば、500円のはずが・・・って思うかもしれません。
これから書く話は、ここのテーマにあるような、「みんなが幸せになる話」っていえるかわかりません。でも、こんな事を思っている人も居るんだな、って思って頂ければ私は幸せです。
みんなを幸せにするって難しい事ですよね。でも、自分を幸せにするってそんなに大変な事だとは思わないのですが・・・
そんな風に思うようになったのは、「さりげない事が幸せに思える」ようになったからです。
こんなエピソードを知っていますか?
今ではハリウッドで、ギャラがNo1と言われている、あのL・ディカプリオ。みなさん、今では誰でもと言って良いくらい有名な俳優ですよね。
そんな彼は、幼い時、ヒッピーの父親からこんな事を毎日言われながら育ったそうです。
「朝起きて、お前がパンツを履くことが出来たら、今日一日、幸せだた思え」って・・・
今の、彼からはそんな言葉が創造も出来ないけど、今でも彼は、その言葉を毎日自分に言い聞かせながら、過しているそうです。あんなに売れている彼が・・・
どんなにBigになっても、その言葉、その教えだけは忘れないようです。
幸せって、何処にでもあるんだなー、って思うんですよ。
今私がこうやって、メールを書いて居る事。生きてるじゃないですか。パソコンがあるじゃないですか。書く場所があるじゃないですか。読んでくれる人が居るじゃないですか。
大きさは色々在るし、人によって価値観もそれぞれ違うから、一概にそれが全てだとは言いきれないけど、一人で生きてる人なんて何処にも居ないでしょ。
今、自分が存在して居る事を、たまに感じてみてください。
きっと、小さいかもしれないけど、幸せを感じる事が出来るかもしれません。
少しの時間でも良いです。自分を見つめてみてください。
周りも見えてくると思いますよ。そして、自分が誰かに必要とされているということも・・・
そんな幸せはどうですか?


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満場一致は無効?

私たちはふつう「多数決で決まったことは良いこと」だと思っています。学校でもそれが民主主義のやり方だと習ったような記憶がありますね。

しかしユダヤ人のタルムード(様々な事例に触れた法律書聖典哲学書ユダヤの英知の結晶として判断基準になっている書物)には「満場一致で決まったことは無効」というユニークな決まりがあるのです。決して「少数派の意見や立場も重んずる」というような意味ではありません。

それは「人々は良きにつけ悪しきにつけ、それぞれいろんな考えを持っているから、何かを決めるにあたってもいろいろな判断や意見が違ってくるのが当然である。様々な経験や価値基準を持った人がたくさんいるにも関わらず全員が一致して同じ考えに至ることは明らかにおかしい。そこには何か重大な見落としがあるか、もしかすると誰かの意図で全員がだまされている恐れもある。」という用心深い思慮なのです。

人間の判断や行動に絶対正しいことなどあり得ないし後に訂正しなければならないこともある。反対者の存在こそが警告であり「最善を求めても決して万全とか完全ということはない。絶えず疑問を持ち、よりよい判断を考え続ける努力が必要だ。」と教えているのです。

このような考えはずいぶん厳しい冷静な判断のように感じますが、私たちの日常でも反省すべきことがあるように思います。「テレビでいいと言ってるから」「よく売れているから」などと自分の判断より他人の評判を気にする人、それは自分で決めるという大切なことを見失っていると言えるのではないでしょうか?

ユダヤ人は聖地エルサレムを追放されて何千年も故郷に帰れないまま、農地や家畜などを持たないで世界中の地をさまよい、卓越した叡智によってのみ栄えている民族と言われていますが、このような智慧に触れるたび、数多くの厳しい決断を迫られたであろうユダヤ民族の厳しい歴史を強く感じるのです。


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違いよりも共通点を見つけよう

「人はみんなそれぞれ考えが違うから・・・」とか「みんな自分と同じと思っちゃだめ」と良く言われます。もちろん自分の意見や気持ちを押しつけると、いろいろと問題が起きてくるようですが、同じじゃないからあきらめるしかないのでしょうか?そもそもなぜ、私たちは「人はみんな考えが違う」ということを思い知らされるのでしょうか?

それは、自分と違う意見を持った人とぶつかった時です。特に自分に悪意がなく、よかれと思っていたことに頭から反対された時などやはり気持ちが沈んでしまうことは誰にでもあることです。「どうして分かってくれないのだろう」そんな悩みは誰もが持つことがあるのですが、そんな時には、とても簡単で良い方法があるのです。それは共通点を見つけることです。

例えば「山へ遊びに行きたい」人たちと「海へ遊びに行きたい」人たちがいるとします。まったく違うように見えますね。共通点などあるのでしょうか?もちろんありますよ。それは遊びに行く動機です。「気のあった友人と都会を離れてゆっくり自然の中で楽しみたい」そんな気持ちにはどちらもほとんど違いはないでしょう。ですから、誰と一緒に行くのか、どんな食事をするのか、カメラやビデオは誰が担当するのか予算はどれくらいでまとめるのか、まだまだ一緒に話せることはたくさんあるはずです。

そんな話をしていると、本当に大切なことはこの友人たちとの楽しい時間を過ごすことなのだということがだんだんわかってきます。本当に大切な楽しい想像でだんだん頭がいっぱいになってくるでしょう。そういう気持ちになってから、もう一度話し合ってみるのです。

じゃあ「今年は海に行って、来年は山に行こうか、どっちもきっと楽しいぞ」なんて簡単な結論が出るかも知れません。そうです。「楽しい」が大切な共通点なのです。

ほとんどの場合、ビジネスでもこの方法は有効です。ビジネスでは、あらゆる方法手段の中から最も効率の良い経済効果・利益効果を追求することになります。そのため議論する人の数だけ意見が出て、激しい論議、論争になることもあるのです。自分の意見に固執し過ぎると、実は同じようなことを提案しているのに小さな違いばかりが気になって相手の意見の良い点を見失うようなことが起きてくるのです。

こんな時も、共通点を見つけましょう。もともとの議論の目的は何だったのでしょう?ビジネスなら「よりよい経済性、発展性がある計画や戦術」その理想を追求することでしょう。まずこれに反する意見を出すことはありませんね。つまり目的は同じはずなのです。最初に手をつけることや手順が違っても1年後、3年後、5年後の将来像を話し合えばそこに実現したい形がそんなに違わないことに気づくでしょう。(もし将来像が本当にまったく違うのなら、逆に今歩調が合っていても問題は深刻です)その将来像(理想像)が共通の目的だと確認し合ってからもう一度話し合って見るのです。目的の達成になすべきことが、それぞれの意見の違いが妥協というレベルを越えて意見の進化というイメージでとらえられてきます。実際、本質的には妥協していないのです。

より高いレベルに向かってアイデアや意見を協力しながら結実させる意識が生まれてくるような態度、話し合いをいつも心がけるのが上手いやり方です。どんな生活、習慣、意見にも必ずある共通点。いつもそれを見つけようと観察していると意外とシンプルな人間と社会の本質にほっと安心できるかも知れません。

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時間とお金、今あるのは?

「時間がなくて何もしたいことができない」あるいは「お金がなくて何もしたいことができない」というのはどちらも良く聞く言葉ですね。不満の定番といっても良いでしょう。

でもよく考えてみるとこの二つが同時に起きることはあまりないのです。つまり「他のことが何もできないくらい仕事が忙しい」ならば当然のことですが、不況の中でも失業しているわけではなく、がんばれる仕事がちゃんとあると言うことです。そして「仕事がない、収入がない、お金がない」ならば少なくとも今何かをする時間だけは十分あるといえるのではないでしょうか?つまり知らず知らずのうちに今自分に足りないものばかり見つめて「無い物ねだり」をして、自分の不運を自分で盛り立ててしまっているのです。

「今、自分は忙しくて何もできない」なら「仕事をしっかりやって収入を上げること」を楽しめばいいのではありませんか?「今、お金がない」なら「いつか時間ができたらしよう」と考えていたことに今こそじっくり手をつければいいのではありませんか?

お金がなくても楽しめる事、できることは結構ありますよ。本なら図書館へ行けばただで読めますし、大きな書店なら半日くらい立ち読みしても大丈夫。釣りだってあせらずいくらでも時間をかけていろいろ工夫できます。映画館も最終回には特別割引があります。人気のあるレンタルビデオだって休み明けの平日の方がきっと借りやすいはず。わざわざ週末の混んだところへ出かけて行かなくても一番すいている日や時間を良く調べてから出かけることだってできるのです。

「今、自分にないもの」を考えるより「今、自分にあるもの」を考えた方が楽しくなって元気が出ます。時間がある時は時間を楽しむ。そして仕事がたくさんある時は仕事でがんばりましょう!


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