『とと姉ちゃん』ちょっとした違和感

爽やかで芝居上手なヒロインで、心地よい朝の時間を楽しんでいる。
ホームドラマのお約束でもあり、舞台が弁当屋でもあるので、食卓のシーンが多いのだげ、先日、妙な違和感を感じてしまった。

主人公家族と住み込み先の弁当屋の一家が、夕飯の食卓を囲むシーン。
遅れてきた主人公が揃ったところで皆で「いただきます」と言って食事が始まるのだが、誰一人として合掌する人がいないのだ。
イマドキそういう美しい所作がなくなっていることは知っているが、昭和初期の普通の家庭であれば、ちゃんと手を合わせて「いただきます」するのではないだろうか。まして、早くに死んでしまった父親は家族揃っての食事をよしとしていたらしいから、なおさら不自然に感じたのだ。

自分を含め、普通の家庭生活がガサツになった現代から見ると、ドラマの中の日常生活での所作も言葉遣いも程よく美しくて、好感をもって観ていたせいか、妙な違和感がぬぐえない。

『君が代』

こんなに美しい歌を持つ国が他にあるだろうか。
つくづく、日本人であることを幸せだと思わせてくれる国歌だと思う。

 

 

君が代』 現代語訳

 

愛しいあなたよ


あなたを愛する気持ちは

 

例えるなら小さい石が集まり

 

やがて大きな岩の塊となり

 

さらにそれに苔が覆い尽くすように

 

何千年も 何万年も

 

変わらないでしょう

『ちはやふる 上の句』

『…下の句』と同時に観ようかなと思っていたけど、急に行くことになった お花見ドライブの後、これまた急きょ観ることに…。

原作は読んでいないので、ほとんど前知識ゼロ状態だったけど、なかなか面白かった。広瀬すずは想定どおりのチャーミングな演技。『舞妓はレディ』に出ていた上白石萌音…何だかネットではイマイチとか言われているらしいが、とても可愛いかった。これからいろんな役をやっていくんだろうな。

何より意外だったのは、子供の頃に楽しんだ百人一首を、今も結構憶えていると気づいたことだ。映画に出てくるかるた名人が住む福井の地で過ごした小学校時代には、毎週クラスで「かるた大会」があった。もうはるか昔の話だけど、やっぱり盛んな土地柄だったのかもしれない。クラブ活動もあったかもしれないが、毎週行われるクラスでの勝ち抜き個人戦の方が強く印象に残っている。
掃除する時のように教室の机と椅子を片付けてから長~いゴザを引き(時代を感じる…^^;)ズラリと並んで対戦。勝者は上の席方向へ敗者は下の席方向へ一つ移動する。腕を上げればどんどん上位席に勝ち上がっていけるのがモチベーションになったものだ。
映画の競技かるたのようにスポーツ的ではなかったけど、読み札を読む先生の声にグッと意識を集中する感覚は忘れない。

全国大会までが描かれる『…下の句』が楽しみ(^^♪

綾瀬はるか…好きだけど。

ようやく『私を離さないで』最終回を観た。
やっぱり微妙な終わり方。
「クローンによる臓器移植医療システムは早晩破たんするだろう」と、チラリと語られるのが唯一の光と言えなくもないけど、それを希望というには心許なさすぎる希望的観測だ。どう考えても絶望しか残らないストーリーは、救いのないまま終わってしまったけど、そもそも人間は、あのシステムで生き延びることに耐えられるだろうか。

「生きているには意味がある」と語る『あん』の樹木希林のセリフのほうが力があるのは、やはり実存する人たちの言葉だからかもしれない。

まぁ、どちらも、この世の生命だけを見ていると、単純な〝希望〟を見いだすことは難しいとは思うけど。

あ、『精霊の守り人』ってもうシーズン1が終わるらしい。
シーズン2は来年?
NHKは何だか力んでる実写ファンタジーみたいだけど、第一印象は「韓流時代劇みたい」。綾瀬はるかはアクションも頑張っているが、藤原竜也と吉川晃司が出てくると『るろ剣』みたいに見えてくるし、完全特殊メイクの高島礼子はもはや誰だかわからない。(誰でもいい?^^;)
ちょっと期待して見始めて、?と思いながらも、いやいや面白くなってくるかも…と見続けたけど、結果は残念なことになりそうだ。

綾瀬はるかは…好きなんだけどな~。

ついでだけど、スーパーマンバットマン&ワンダーウーマンの競演もド派手に退屈だった。ま、これは特に残念でもないけど。

もう5年、まだ5年

東北地方を大地震が襲った2011年3月11日。

我が家は、地震の40日ほど前に北関東から西日本に引っ越して来たところだった。

福島県には友人もいて、なかなか連絡がつかなかった あの日…ニュースから目が離せなくなった。

あの阪神淡路大震災の時は首都圏に住んでいた。その頃はテレビを持たない生活スタイルだったので、朝のニュースも知らず、出勤して初めて知って震えた。

震災2日後に神戸に入ったパートナーは1週間後に戻ってきたが、その後3日間体調を崩して倒れた。
あの倒壊した高速道路の近くに旧も住んでいたが、無事を確認できるまで随分時間がかかった記憶がある。

西日本に住むようになって、あれから時が流れた今も街のあちこちにいろいろな震災の記憶が残っていることを知ったけれど、東北に残る記憶と傷はそれ以上だ。

某ジャーナリストが 3.11のあの時刻に30秒間クラクション鳴らしたり、フライパンでも何でも叩き続けることで大震災を忘れないというアクションにしようと呼び掛けていたらしい。
主旨は分かるけど、行動としては違和感しかない。どれくらいの賛同者があったのか分からないが、もし近くに喧しくそうする人がいたら、私は黙祷してほしいと言うだろう。

大根攻撃

この冬、順調すぎる成長を見せた畑の大根。
豊作なのはウチだけじゃないし、人にあげるのにも限界がある。
結果として、毎日大根メニューがテーブルに並ぶことになるけど、これも限界が…。

というわけで、一向になくならない大根たちを切り干しにしてみたけど、季節はもう春。気温も湿度も高くなってきて干し上がるまで時間が長くかかる。

晴天で冷たく乾いた風がピューピュー吹くような冬だったら3日もあれば干し上がっただろうに…。もっと早く始めれば良かったな~。
大根づくしの日々は続く。

Olive2015(今頃になって)

去年のオリーブは不作で量も質もイマイチだった。
それでも一応 新漬けにはしたもののアクの出が悪くて美味しくない。
アクが残って美味しくはないので人にもあげられず、
でももったいなくて処分もできず…で冷蔵庫のなかで超場所ふさぎのまま年を越してしまった。
途中で漬け汁が茶色くなってきたので一回だけ漬け直しはしたけど、あきらめ半分でほとんど放置状態だったけど、今年に入って再び漬け汁の色が濃くなってきたし、駄目ならいよいよ処分かな〜と思いチェックすると、なんとアクがイイ感じに抜けているではないか。

嬉しくなって食卓に出しても好んで食べるのは私だけなので、なかなか消費できない。
そこで、以前小豆島で買ったものを参考にオリーブペーストに加工してみた。

  オリーブ(種抜き) ツナ缶(水分・油分は切る) ニンニク 
  オリーブオイル 黒コショウ

それぞれ量は適当だったけど、全部合わせてブレンダーでガーッとミックスすると、なかなか美味しいペーストになってビックリ。バゲットなんかにつけると最高だ。
ツナの代わりにアンチョビでもいいらしいので次はやってみよう。

新漬けを作るときにも思うことだけど、鮮やかなグリーンに仕上がらないのが少し残念。でも、今年の秋まで、このカーキ色のペーストを楽しもう。

**PS**
二日後、もらってくれる人が現れて、半分くらいお嫁にいってくれた。口に合うかどうかちょっと気になったけど気に入ってくれたようで良かった、良かった。残りは秋までに消費できそうでホッとしている。