さて、前回からの続きで、前回は自分の内側の世界を心が作っている、という話でした。
今回は自分の外側の世界について。
自分の内側の世界だけでなく、外の世界についても心で作ることができる。
、、、と言っても「象を買いたい。今それを心でここに出現させよう。」という魔法のような話ではなく、現実的な話です。
この世で自然現象としてないものも、私たちは心や意志の力で作り上げることができるということ。
私が聞いてすーごく分かりやすかった例をお伝えすると、焼き魚。
塩を振って炭火で焼いたお魚は美味しそうですが、自然界にはあり得ないものです。
人間が、魚を焼いて食べよう、って思って、塩でも振ろう、って感じになって作り上げたもの。
そうやって、自然界にないもの、家具とか電化製品とか?人間は作り上げることが出来る。
そこにはちゃんと因果法則があって、火や塩がないと、そしてその使い方を知っている人の手や火が通る時間やその他、色々な条件がないと焼き魚は出現しません。
クマとか、取った鮭を焼いて食べようとかあり得ない。火の使い方も知らないし、何かを焼くという概念がないし。
だから、もし人間が欲しいものがあって、その条件を揃えることができれば、それは現れる。
急に派手なものを作り上げたりする事はできないから、気付きにくいけど、長ーいスパンで考えたら、ちゃんと心で現実世界を作り上げてるんですよね。
条件が揃えば、更地に自分が思い描いた家を建てて、それが出現しちゃったりするわけで。
運勢だって宿命だって、人はみんな自分で作っている。
もちろん、その因果関係は前世からのものとかもあるのでしょうけれど。
(算命学は前世を肯定している学問!)
今の瞬間をどう過ごしたいと思うかで、今の瞬間に未来の行き先のレールの方向を少しだけ変えられる。
自分の不遇や幸運を、運勢や宿命を理由にするのは、逆に悪業を作ることになる。
一番大切で覚えておきたいことは、私たちがコントロール出来るのは今の瞬間の自分の心だけということ。
現在起きている状況は、過去の集積だから、今の瞬間にはどうにもならない。
でも、次に起きることは今の瞬間の思考や行動で決まっていく。
いつでも自分の心と言葉と行動に気をつけると良いみたい。