三文会

東大周辺で毎週土曜朝に行っている勉強会です。毎週違う人の話を聞きながら、参加者と発表者が相互に議論をしあいます。テーマ、参加者ともに多様性が特徴です。※2020年3月から、オンラインで開催しています。

【4/27】梅棹忠夫氏『知的生産の技術』――第2回 頭がよくなりそうな本 戦後日本編

個人の関心で「頭がよくなりそうな本」を講読しています(「頭がよくなりそうな本をたくさん読むのは頭がよくないのではないか」とのご指摘をいただいていますが)。

そのうち比較的、読みやすいと思われる戦後日本で発表された文献の感想を、2024年に1カ月に1回の予定で共有しております。

今回は、民族学者の故・梅棹忠夫(うめさお・ただお)氏が1969年に発表した『知的生産の技術』を紹介します。

前回、紹介した小泉信三の『読書論』の他、文化人類学者の故・川喜田二郎氏の『発想法』など、京都大学の同僚たちの方法を学問分野を超えて紹介し、議論を提起した文献です。

最終章は、2025年を前に読んで衝撃を受けました。

これまでに何度か三文会で話題になりながら、通して紹介する機会がありませんでした。

あくまでも素人の感想である点はご容赦ください。

今後の予定は下記の通りです。敬称は略させていただきました。

日も内容も変更があり得ますので、最新の情報は本ウェブサイトでご確認ください。

2024年3月30日(土)第1回 小泉信三『読書論』(済み)
2024年4月27日(土)第2回 梅棹忠夫『知的生産の技術』(今回)
2024年5月25日(土)第3回 板坂元『考える技術・書く技術』
2024年6月29日(土)第4回 渡部昇一『知的生活の方法』
2024年7月27日(土)第5回 高根正昭『創造の方法学』
2024年8月31日(土)第6回 花村太郎『知的トレーニングの技術』
2024年9月28日(土)第7回 外山滋比古『思考の整理学』
2024年10月26日(土)第8回 立花隆『「知」のソフトウェア』
2024年11月30日(土)第9回 松岡正剛『知の編集工学』
2024年12月28日(土)第10回 畑村洋太郎『技術の創造と設計』

[文献]

梅棹忠夫, 1969, 『知的生産の技術』岩波書店. https://www.iwanami.co.jp/book/b267410.html

【一分間スピーチのテーマ】

資料の保存はどうしていますか?(Gmailで送る、Notionに貼り付ける、物理スクラップブックに貼り付けるなど)

【発表者】

熱川豊紘(にえかわ・とよひろ)

1986年和歌山県生まれ。東京大学文学部を経て、2012年に同大学大学院学際情報学府修士課程を修了。専門は科学・技術政策。在学中、財団法人東京大学新聞社(現、公益財団法人)に勤務。三文会事務局に出向。現在、電気通信企業に勤務。

【スケジュール】

  • 8:00~8:30、参加者の自己紹介+発表者のお題に沿ったコメント(一分間スピーチ)
    • 三文会では会のはじめに、参加者のみなさんにひとり1分程度お話しいただきます。
  • 8:30~9:40、発表
  • 9:40~10:00、参加者と発表者の感想

8:00開始は固定ですが、その他の時間は変動する場合があります。

【参加費】

無料

【参加方法】

  • 事前登録は不要です。
  • Zoomで開催します。(※事前のダウンロードが必要です)
  • 時間になったら下記のURLをクリックし、入室してください。マイク付きイヤホンを使うとより快適です。

三文会では発表者・参加者・運営を募集しています。

興味のある方はsanmonkai.utあっとgmail.comまでご連絡ください。

【4/20】能登の珠洲にボランティアに行ってきました

能登の珠洲にボランティアに行ってきました。

「ボランティアが足りない」という言葉がSNSでは見受けられますが、ボランティアが増えれば解決する話なのかというと、全くそのような単純ではなく、様々な要因があるように思います。

自分の体感や現場で活動している方から聞いた話を中心に、あくまで一人の参加者としての考えや意見をお伝えしつつ、もし能登のボランティアに参加する場合には、どのような点に気を付ければいいのかについてもお話をします。

【一分間スピーチのテーマ】

災害ボランティアやダークツーリズムの経験があれば教えてください。

(なければボランティアに参加したいと思ったことがあるか、参加したいと思ってやらなかった理由、そもそもボランティア参加に興味ない理由などについてお話をいただけるとうれしいです)

【発表者】

石川県珠洲市でボランティアをしてきた方

【スケジュール】

  • 8:00~8:30、参加者の自己紹介+発表者のお題に沿ったコメント(一分間スピーチ)
    • 三文会では会のはじめに、参加者のみなさんにひとり1分程度お話しいただきます。
  • 8:30~9:40、発表
  • 9:40~10:00、参加者と発表者の感想

8:00開始は固定ですが、その他の時間は変動する場合があります。

【参加費】

無料

【参加方法】

  • 事前登録は不要です。
  • Zoomで開催します。(※事前のダウンロードが必要です)
  • 時間になったら下記のURLをクリックし、入室してください。マイク付きイヤホンを使うとより快適です。

三文会では発表者・参加者・運営を募集しています。

興味のある方はsanmonkai.utあっとgmail.comまでご連絡ください。

【4/13】お薦めのサブスクを教えてください

事情があって、サブスク(サブスクリプション、定額制契約)を見直しています。

いつの間にか結構な金額を支払っていて驚きました。

逆に、便利なサブスクがあれば知りたいと思っています。

皆さんの知恵をお貸しください。

[資料]

youtu.be

【一分間スピーチのテーマ】

お薦めのサブスクがあれば教えてください。

(一分間スピーチでは名称を先に伺い、順に詳しくお話を伺います)

【発表者】

三文会事務局

【スケジュール】

  • 8:00~8:30、参加者の自己紹介+発表者のお題に沿ったコメント(一分間スピーチ)
    • 三文会では会のはじめに、参加者のみなさんにひとり1分程度お話しいただきます。
  • 8:30~9:40、発表
  • 9:40~10:00、参加者と発表者の感想

8:00開始は固定ですが、その他の時間は変動する場合があります。

【参加費】

無料

【参加方法】

  • 事前登録は不要です。
  • Zoomで開催します。(※事前のダウンロードが必要です)
  • 時間になったら下記のURLをクリックし、入室してください。マイク付きイヤホンを使うとより快適です。

三文会では発表者・参加者・運営を募集しています。

興味のある方はsanmonkai.utあっとgmail.comまでご連絡ください。

【4/6】科学と政治――『南海トラフ地震の真実』(東京新聞)から考える

和歌山県の公式ウェブサイトにおいては「南海トラフでマグニチュード8~9クラスの地震が今後30年以内に発生する確率は、70~80%(令和4年1月1日現在)とされています」(24年3月17日閲覧)。

皆さんの中にも、南海トラフ地震に対して、おおむねこうした数字を元に、かなり逼迫した問題であると思っている方もいらっしゃるかと思います。

が、この数字は昭和初期の現在からすればかなり杜撰ともいえる研究に端を発し、その研究を発展させたものがベースとなっていて、また他の巨大地震とも数字の出し方が異なるという、様々な科学的とはいいづらい思考に基づいた数字になっていえます。

本発表では、本書が明らかにした様々な事実の指摘を元に、

・科学と行政

・善意と正しさ

・研究倫理と社会貢献

などを皆さんと考えたいと思います。

[文献]

小沢慧一, 2023,『南海トラフ地震の真実』東京新聞. https://tokyo-np.hanbai.jp/products/detail.php?product_id=7435

【一分間スピーチのテーマ】

あなたが家を買うとき(あるいは買うと想定したとき)、どのようなことを意識しますか?

【発表者】

くらら

大学にかかわる書籍の編集などを経て、現在大学職員のようなものをしている。

【スケジュール】

  • 8:00~8:30、参加者の自己紹介+発表者のお題に沿ったコメント(一分間スピーチ)
    • 三文会では会のはじめに、参加者のみなさんにひとり1分程度お話しいただきます。
  • 8:30~9:40、発表
  • 9:40~10:00、参加者と発表者の感想

8:00開始は固定ですが、その他の時間は変動する場合があります。

【参加費】

無料

【参加方法】

  • 事前登録は不要です。
  • Zoomで開催します。(※事前のダウンロードが必要です。)
  • 時間になったら下記のURLをクリックし、入室してください。マイク付きイヤホンを使うとより快適です。

三文会では発表者・参加者・運営を募集しています。

興味のある方はsanmonkai.utあっとgmail.comまでご連絡ください。

【3/30】小泉信三『読書論』――第1回 頭がよくなりそうな本 戦後日本編

個人の関心で「頭がよくなりそうな本」を講読しています(「頭がよくなりそうな本をたくさん読むのは頭がよくないのではないか」とのご批判をいただいていますが)。

そのうち比較的、読みやすいと思われる戦後日本で発表された文献の感想を、2024年に1カ月に1回の予定で共有したいと考えております。

今回は、経済学者の小泉信三(こいずみ・しんぞう)が1950年に発表した『読書論』を紹介します。

戦後日本での学問への熱意とともに、現在でも納得できる(多分、学問が好きな方は既に実践しているであろう)学習・研究の方法がうかがえます。小泉は「読書」だけでなく語学、観察、文章から書斎の設計にまで言及しています。

あくまでも素人の感想である点はご容赦ください。

今後の予定は下記の通りです。

日も内容も変更があり得ますので、最新の情報は本ウェブサイトでご確認ください。敬称は略させていただきました。

  • 2024年4月27日(土)第2回 梅棹忠夫『知的生産の技術』
  • 2024年5月25日(土)第3回 板坂元『考える技術・書く技術』
  • 2024年6月29日(土)第4回 渡部昇一『知的生活の方法』
  • 2024年7月27日(土)第5回 高根正昭『創造の方法学』
  • 2024年8月31日(土)第6回 花村太郎『知的トレーニングの技術』
  • 2024年9月28日(土)第7回 外山滋比古『思考の整理学』
  • 2024年10月26日(土)第8回 立花隆『「知」のソフトウェア』
  • 2024年11月30日(土)第9回 松岡正剛『知の編集工学』
  • 2024年12月28日(土)第10回 畑村洋太郎『技術の創造と設計』

[文献]

小泉信三, 1950,『読書論』岩波書店. https://www.iwanami.co.jp/book/b267405.html

【一分間スピーチのテーマ】

普段どこで読書をしますか?

【発表者】

熱川豊紘(にえかわ・とよひろ)

1986年和歌山県生まれ。東京大学文学部を経て、2012年に同大学大学院学際情報学府修士課程を修了。専門は科学・技術政策。在学中、財団法人東京大学新聞社(現、公益財団法人)に勤務。三文会事務局に出向。現在、電気通信企業に勤務。

【スケジュール】

  • 8:00~8:30、参加者の自己紹介+発表者のお題に沿ったコメント(一分間スピーチ)
    • 三文会では会のはじめに、参加者のみなさんにひとり1分程度お話しいただきます。
  • 8:30~9:40、発表
  • 9:40~10:00、参加者と発表者の感想

8:00開始は固定ですが、その他の時間は変動する場合があります。

【参加費】

無料

【参加方法】

  • 事前登録は不要です。
  • Zoomで開催します。(※事前のダウンロードが必要です。)
  • 時間になったら下記のURLをクリックし、入室してください。マイク付きイヤホンを使うとより快適です。

三文会では発表者・参加者・運営を募集しています。

興味のある方はsanmonkai.utあっとgmail.comまでご連絡ください。

【3/23】村上陽一郎氏『新しい科学論――「事実」は理論をたおせるか』を読む

先週2024年3月16日(土)の「雑談会」で話題になった、科学史学者で科学哲学者の村上陽一郎(むらかみ・よういちろう)氏(東京大学名誉教授)による『新しい科学論――「事実」は理論をたおせるか』(1979)を紹介します。

公害、資源有限論などで科学が失権を呈したとされる1970年代を背景として「科学は、客観的な理論から成り立っている」という「常識的な考え方」に再考を促した文献です。

[文献]

村上陽一郎, 1979,『新しい科学論――「事実」は理論をたおせるか』講談社. https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000129000

【一分間スピーチのテーマ】

物事の見方がガラッと変わった経験はありますか?

【発表者】

熱川豊紘(にえかわ・とよひろ)

1986年和歌山県生まれ。東京大学文学部を経て、2012年に同大学大学院学際情報学府修士課程を修了。専門は科学・技術政策。在学中、財団法人東京大学新聞社(現、公益財団法人)に勤務。三文会事務局に出向。現在、電気通信企業に勤務。

【スケジュール】

  • 8:00~8:30、参加者の自己紹介+発表者のお題に沿ったコメント(一分間スピーチ)
    • 三文会では会のはじめに、参加者のみなさんにひとり1分程度お話しいただきます。
  • 8:30~9:40、発表
  • 9:40~10:00、参加者と発表者の感想

8:00開始は固定ですが、その他の時間は変動する場合があります。

【参加費】

無料

【参加方法】

  • 事前登録は不要です。
  • Zoomで開催します。(※事前のダウンロードが必要です。)
  • 時間になったら下記のURLをクリックし、入室してください。マイク付きイヤホンを使うとより快適です。

三文会では発表者・参加者・運営を募集しています。

興味のある方はsanmonkai.utあっとgmail.comまでご連絡ください。

【3/16】雑談回

すみません。

年度末の諸事情により、今回は久々に雑談回とさせていただきます。

1分間スピーチでみなさんがお話できそうなことを共有し、それらについて話したり、今後の発表内容についてみなさんに相談したり、三文会の運営について相談したりしたいと思います。

【一分間スピーチのテーマ】

5分くらいならちょっと喋れそうなキーワードを2、3個挙げてください。(趣味、仕事、いままで勉強してきたこと、最近読んだ本などなど)

【発表者】

三文会事務局

【スケジュール】

  • 8:00~8:30、参加者の自己紹介+発表者のお題に沿ったコメント(一分間スピーチ)
    • 三文会では会のはじめに、参加者のみなさんにひとり1分程度お話しいただきます。
  • 8:30~9:40、発表
  • 9:40~10:00、参加者と発表者の感想

8:00開始は固定ですが、その他の時間は変動する場合があります。

【参加費】

無料

【参加方法】

  • 事前登録は不要です。
  • Zoomで開催します。(※事前のダウンロードが必要です。)
  • 時間になったら下記のURLをクリックし、入室してください。マイク付きイヤホンを使うとより快適です。

三文会では発表者・参加者・運営を募集しています。

興味のある方はsanmonkai.utあっとgmail.comまでご連絡ください。