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↑すごいでかい保冷バッグ
京都に引き続き大阪LIVEです
あいにくの雨
久しぶりのシャングリラ
シャングリラの場所分かりにくくて前回は道に迷ったのですが、グランフロントまで行って、真横に道を横断すれば分かりやすいことに気づいて今回はスンナリ到着
雨の待機つらいべ
前回まで白で統一していた衣装ですが、今回は三人黒装束で登場
お兄さんのシャツは白と同じトライバル柄の色違い
テッチは前回よりも髪が短い気が?
白い顎髭をきれいに揃えてオサレ
↓↓↓ライブメモ(うろおぼえ意訳版)
master mindからの駆けつけ4曲
4曲めはSandy's Sundayで盛り上がって、もはやアンコール終わりの雰囲気
○八熊
「もう真っ白… 4曲で燃え尽きた」
「『ありがとう〜!』って終わりそうになった」
「出てきたら湿気がすごくてびっくりした」
しばしおじさんが水を飲むのを鑑賞する客
○客
「キャー! ひゅー」
○八熊
「ステージのスターを冷やかすんじゃない」
○八熊
「シャングリラはいつぶり?」
○客
「てさぐりー」
○八熊
「てさぐりっていつだ?」
「前は控室の窓の外は野っ原だったのに…」
「ビルがガンガン立ってて」
「爆破してやる。キライなんだ」
○八熊
「あっ 今日なんか言おうと思ってたの」
「何だっけな」
○兄
「改札で…」
○八熊
「あっ そうそう今日ここへ来るとき、新幹線に乗る前にコーヒー買って」
「切符をこう挟んでエスカレーターに乗ろうとしたら、ベルトのとこに切符が当たってはねとんじゃって」
「探してもないの」
「エスカレーターに乗って上まで行ったかなと思って上がってみたけど無くて、また階段を降りて、もう1回見てみたけど無くて…」
「もうこれは駅員さんに言うしかないと思って説明したら」
「駅員さんがに『もう時間がないのでとりあえず乗って、大阪で切符を買ってください。こちらで見つかれば相殺します』って言われて」
「『え〜? 見つからなかったら自腹?』と思ったんだけどとりあえず乗ることにしたら」
「駅員さんがいい人で一緒に着いてきてエスカレーター乗ってさがしてくれて」
「そしたら新幹線の前で『ただいま切符の落とし物が…』と放送してて、俺だー!ってなって」
「その放送している駅員さんのとこに行ったら『どこへ行く切符ですか?』『いつ買いました?』って身元確かめようとするの」
「そしたら着いてきてくれた駅員さんが、彼はもうコッチ側の人間だから、『大丈夫ですこの人です』って言ってくれて…」
「やっぱ日頃の行いだね」
めでたしめでたし
実は私も今回のライブチケットを無くしたのですわ
しかも大阪と新宿のぶん両方… 大ショック!!
発券して1日半たって気づいて、ダメ元で発券後に立ち寄ったホムセンに行ってみたら、親切な誰かが拾ってサービスカウンターに届けてくれてた〜
きゃー いい人がこの世にいるー!
ホムセンの人は厳重に金庫に保管して置いてくれてた
ありがたや〜
私も善行を積もう
ペイフォワード!
セトリは京都とほぼ同じですが、テッチコーナーのGREEDがNO HUMANにチェンジ
あと新曲のタイトルですがワンダーアイランドじゃなくラウンドなんとかと言ってたような…?
わたくし聞き取りは苦手なのです
(このライブメモも超テキトー)
前回も書きましたが、「継続は愛なり」八熊氏めっちゃ気合いのボーカル
なんか「裸になりたい」並の気合じゃない?
否定派の私もみごと調伏
お気に入りなのかなー
○八熊
「ちょっと時間があったんで曲を作ってるんです」
「あの写真集についてたアルバムは、バーっと一本で作ってそれをみんなでいろいろ作ったんだけど、今回のは1人でギター弾いて、次はベース入れて、ドラム叩いてってやってんの」
「家だからマイク3本くらいだけ立てて…」
「で、なんかシンバルの音が高いな、と」
「そしたらテッチが『シンバルを埋めたら?』って」
「で、庭に2か月くらい埋めてて、また掘り起こして鳴らしてみたの」
「ぜんぜん変わんない」
○テッチ
「もっと埋めなきゃ」
? 土に埋めて錆びたら音が変わるということなんでしょーか
(よーわからん)
○八熊
「テッチに誕生日にもらって、シンバルがもう3枚くらいある」
「ジャーンと鳴らして『あっ テッチの音がする』って」
「俺たち仲いいだろ。誕生日プレゼント交換してんの」
また新曲書いてるんだ
ずっとコンスタントに曲を作り続けるってすごい
すごいことだよ
解散も休止もメンバーチェンジもなくずっと供給があるってファンもすごいしあわせだね
○八熊
「つくづくいい仕事だと思うんだよ」
「いやあまり仕事って思ってないけど」
「こうやってわーっとやってたらお客さんが喜んでくれて」
「いい仕事だな、と」
アンコール
兄がギターをはずして浦くんに渡す
○八熊
「どしたの?」
○兄
「壊れたから直してもらってるの。優秀な彼がすぐ直してくれる」
○八熊
「(客に)では端から順に生い立ちを話して」
○兄
「…ぼくは1965ねん北海道の倶知安で生まれました」
「いろいろあって今に至ります」
「なおった」
お兄さんはいつもマイペースだなぁ
今回もすごくよいLIVEでした
音酔いした〜
シャングリラは久しぶりでしたが、音の響きが良く、ステージが高く、客席は段差がついてて見やすいとこでした
CDとかで安定した音を聴くのもいいけど、やっぱり生音は格別
定期的に爆音を浴びるのは美容と健康に良い!!
3月に読んだ本のメモ
●「出会い系サイトで70人と実際にあってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」花田菜々子
タイトルがクソ長いけど、内容はそっくりこのまんまのドキュメンタリー
(たぶん夫に浮気されて)離婚寸前、さらに仕事上の悩みを抱えた30代女性が出会い系サイトに登録する
出会い系といっても色恋だけのものではなく、マッチングした人と「時間とテーマと場所を決めてお話ししましょう」というもの
たとえば「○日○時に新宿のカフェで30分本の話をしましょう」みたいな感じ
いや〜
都会じゃないと成立しないシステムだなぁ
ちなみになぜこの人が本をすすめるかというと、この人は初期の下北沢ヴィレバンの店長で本の仕入れの知識には自信があったため
サイトに登録後はガンガン人と会っていく
色恋目当てのサイトじゃなくてもどうにかそっちに持って行こうとする男、なんだか怪しげなビジネスの人、勧めた本にダメ出しする男などいろいろ
でも普段の生活では繋がれないおもしろい人もいっぱい出会っていく
筆者は次第に煮詰まっていた状況から決断を選び、人生がふたたび動きはじめる…
スラスラ読めるしなかなかおもしろかった
人生煮詰まり気味で絶望している人や人生に退屈している人には、ある種の打開策の提示だと思う
いろいろな人に会うことによって悩みが薄まったり、意外なところからヒントをもらったり、人との繋がりができたり…
悩んでいる人は「とにかく動いて人に会う」というのはいいかもしれません
まあその分エネルギーも必要とするだろうけど
ただなんとなく読後感が良くないのは、この人がサブカルを煮詰めたような女なのでちょっと鼻につくからかなぁ
さっきと打って変わって清浄な本です
星野道夫さんは有名な動物写真家でわたしは小学校のころから好きでした
図書館でよく動物写真集をながめていたものです
ところが星野さんは移住していたアラスカで撮影キャンプ中にヒグマに襲われて亡くなってしまったのでした
まだ43歳でした
当時はショックだったな〜…
この本はアラスカに住む星野さんがまわりの人や自然などについて書いたエッセイ
なんというか、アラスカの生活は日本とはなにもかもが違って、すごい体験をしてるのに淡々と冷静で美しい文章なんですよね
遠くに住む親戚の優しいおじさんから手紙をもらってるかのようです
名著と呼ばれるのが分かる気がします
なんとなく人生のうちにもう何度か読んだ方がいい気がするので、売ったりせず手元に置いておこうっと
3月はほんと見たい映画なくて、マニアックな映画ばかりやってるミニシアターへ
消去法で「テルマ&ルイーズ」という90年代の映画を4Kでリマスターしたものに決定
30年前の映画か〜
でも監督はリドリー・スコットだから期待
…結果、大当たり♪
エンドロールが流れたあと「いや〜!映画ってほんとにいいもんですね」って言いそうになった
そもそも私は映画があまり好きではないのだ
2時間で起承転結を描くからどうしても物語に無理が出てきやすいし、ドラマチックにするため人の死や暴力、エロを強調しがち
自分のペースで話を追えないしね
本や漫画はマイペースに読めるし、想像の余地が多いから好きなのだが
でもこの映画を見て「なるほど映画にする意味ってちゃんとあるんだ〜」と今更ながら思った
スピーディーな展開、明確なテーマの提示、美しい人やファッション、かっこいい車に小粋な音楽、壮大な南アメリカの風景…
見どころいっぱい
こういうのは文字だけだと限界があるよね
2時間で全部体感できるのはすばらしい
さて映画の内容はというと、
独身でウェイトレスのルイーズと専業主婦のテルマは友達同士
二人とも30半ばくらいの設定なのかな?(外人の年齢はわからん)
2人は週末に泊りがけのドライブに行く
テルマは横暴モラハラで浮気している夫と10代で結婚して以来、家に閉じ込められ世間知らず
やっとのことでドライブに出発し、立ち寄ったドライブインでハメをはずしてしまいレイプされそうになる
彼女を助けるため男を撃ち殺したルイーズ
2人のトラブルだらけの逃避行がはじまる
とにかくテルマの危機管理能力の低さにずっとイライラするのだけど、だんだんたくましくなっていくテルマ
ルイーズは比較的しっかり者だけど過去にトラウマを持つ
正反対の性格だけど旅をしながら2人は友情を深めていく
ラストシーンは「あー…そりゃこういうラストになるわな…」という感じ
賛否両論だったそうだけど、私はこれで正解だと思う
ていうかこれが映画というものだと思う
劇中、女の友情とともに男社会のクソっぷりが描かれるのだが、正直30年たっても現実はそんなに状況変わってないことにビビる
me too以降少〜しだけマシになりつつあるかもしれんが
この映画でまともな男性は2人だけだったぞ
ちなみにクソ男の1人として、デビュー時のブラッド・ピットが出てるのだが、その身体のあまりの美しさに驚いた
ブラッド・ピットになんの興味もなかったけど、なるほどこりゃ世界的スターになるはずですな
それにしても90年代のファッションや車のデザインやっぱり好き
無駄が多く貧乏臭くないので見てて楽しい
フォードのサンダーバードで恐竜が出てきそうなユタ州の荒地をかっ飛ばすシーンは爽快じゃ
2月に読んだ本のメモ
●「そうざい料理帖 巻一、二」池波正太郎
鬼平犯科帳などで有名な池波先生の軽めの料理エッセイ
池波正太郎の時代小説にはしばしば美味しそうな場面が出てくる
鬼平が行きつけの小料理屋で、あさりと浅葱を小鍋で煮て一杯やって、最後はごはんを入れて雑炊にしたりする
マジで美味しそう
池波先生はそれを地でいってるのである
といっても自分で料理するわけではなく、妻に作らせたり銀座へ食べに行ったり
昭和の文豪って感じですなあ
なかなかに亭主関白な場面もあるけど、まあこれは時代ですね
食べたものを日記のように毎日メモしてたり、先生は食べることが本当にお好きなよう
がんばれば1時間くらいで読める内容だけど、昼休みとかに1章か2章ちびちび読んだ
●「違国日記1〜11巻(完結)」ヤマシタトモコ(漫画)
ちょっと気になってたので大人買い
35歳独身の少女小説家の槙生(まきお)の姉夫婦が交通事故死した
槙生は死んだ姉とは性格が合わず絶縁しており、死んだ今でも許すことができないほど確執がある
成り行きで1人残されたの女子高生の朝(あさ)を引き取るハメになり、ぎこちない同居生活がはじまる
衝撃的な出来事は冒頭だけで、あとは槙生と朝の生活がすすんでいく
斬新だと思ったのが、中心人物である朝が普通の女子高生なこと
漫画ってやっぱり特別な才能があったり、容姿がすごくかわいかったり、強い意志があったりする子の物語が多いじゃないですか
朝は素直に育てられた普通の子で、その描写がすごくリアル
たとえば
「『両親が死んでいるちょっと特別な子』と思われたくて、初対面の同級生に話してしまう」
とか
「やっとの思いで同性愛を打ち明けてきた幼なじみに対して『そういう友達がいるのってちょっとカッコイイし』」みたいな返しをする
とか
基本的には素直でとてもいい子なのだが、ちょいちょい子供らしいイタさや無神経さがのぞく
でも15歳ごろって一部の大人びた子以外はマジでこんな感じだよね
物語がすすむにつれ、本人らや周りの人の状況や心情が徐々に明かされるのだが、はっきりとは描かれないものも多い
読者はセリフのないコマやわずかな表情から「なぜ姉はあの夫と結婚したのか」とか「夫は朝を愛していたのか」などの疑問の答えを想像する
なんだか漫画というより純文学を読んだあとのような不思議な読後感だった
何度か読み返してみたい
今度ガッキー主演で映画になるらしい
ガッキー=槙生らしいがガッキーがかわいすぎてあまり合ってないような…
槙生は美人だがめんどくさい性格で孤独な狼のような女なのに〜
私のイメージはむしろ「朝=15歳頃のガッキー、槙生=35歳頃の吉田羊」かな
2月の映画はPERFECT DAYSです
この映画あらすじを聞いた時から気になってたんだよね〜
そして実際見て見たらドンピシャ!!私の好みNO.1!!
平山(役所広司)という中年男の生活のはなし
平山が住むのは推定家賃3万のボロアパート
毎朝、彼は近所のおばあさんが竹箒で道を掃く音で目覚める
布団をたたみ、顔を洗い、髭を剃って身支度を整える
小さな植木たちに水をやり、缶コーヒーを買って車で出勤
黙々と丁寧にトイレの清掃の仕事をし、夕方には銭湯へ
夕食はいつもの居酒屋
読書をして就寝
これが平日
休日はコインランドリー、銭湯、古本屋とカメラ屋を順に巡り、夜は歌の上手いママ(石川さゆり!)のいる小料理屋で一杯
判で押したような平山の毎日の繰り返し
もう私これがたまらんのですよ
完璧に無駄のない僧侶の生活のようなルーティン
平山の生活が繰り返される映像、わたしずっと見てられるわー
まさにパーフェクトデイズ
彼は異常に無口で、親しくつきあう人もない
でも銭湯の常連のおじいさんやカメラ屋古本屋の店主には常連として好意的に認知されてるし、居酒屋の店主(甲本弟)は「おかえり〜」と迎えてくれて同じ酒を出してくれる
薄いつながりがあちこちにある
彼は孤立しているわけではない
映画の前半はこんな平山の生活をかいま見る構成なのだが、正直私は映画を見ながら「大事件などが起きてこの平山の平穏な暮らしが崩されませんように!!」と心から祈ってた
まあ映画なので、案の定後半にちょっとしたことが起きるんだけどさ
私、もっと歳をとったら平山のような平穏なルーティンをこなす暮らしがしたいと考えていたので、すごい良いロールモデルを提示された気分
規則正しい生活をする、仕事は全力、身だしなみと清潔を保つ、ゆるいつながりを複数持つ、継続している趣味がある、植物や動物を育てる…等々
素敵〜
ちなみにほかの人のレビューをちょっと読んでみたら、だいたい好意的なコメントだったけど、「どうみたらいいのか分からん」「退屈。何も起こらない」という否定的な意見も少しあった
「なんだとー!」とちょっとムカついたが、すぐに思い直した
否定的な人はたぶん若い人なのだ
たしかに若い人がこれを見て「こんな暮らしがうらやましい」とか思ってちゃいけないよな
もっとガンガンいかんと
というわけで今のとこ私の暫定1位映画です
音楽もキャストもよかった
私の1位は「ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ」だったんだけどな〜とか思っていたら、監督同じ人かよ!
私この監督が好きみたいですね
ほかの作品も見てみようかな〜