神戸市内の私的都市交通論

「神戸市内の私的都市交通論」とは銘打ってみたもの、これは完全なる僕の妄想であり、全くの与太話として捉えて頂いて構わない。


さて、本年、2018年は神戸港開港150周年を迎え、神戸港を中心に貿易を軸に発展してきた神戸市としてはまさに節目の一年であった。また、1123日には、大阪での万国博覧会の開催が決定し、今後関西一円で経済を盛り立てていくという流れが加速した年でもあった。

ところで、日本、勿論関西でも訪日外国人が依然として多い傾向にある。ここ神戸も外国人を始め多くの観光客で溢れている。(正直自分的には庭すぎてどこがいいかが分からないが。)だが、これ以上貿易都市として、観光都市として、また我々が生活する街として発展していくためには、今ある資源を最大限にプロデュースしていく必要があると考える。

貿易に関しては全くの門外漢であるので、ここでは置いておき、交通を軸とした都市開発について考えていきたいと思う。


ここで僕が推していきたいのが、

ポートライナーの延長と三宮地域の再開発

②地下鉄の阪急接続

神鉄の三宮延長

の三点だ。観光という観点無きに等しいが、勘弁して欲しい。


まず①について。

現在ポートライナー神戸空港三宮間と三宮ポートアイランド内間の二系統あるのだが、初期線の三宮ポートアイランド内間ですら造られたのは1981年、いわゆるポートピア'81の年である。その頃には三宮駅近辺の土地割りは確定し新たに地平に軌道を作ることが出来なかった。そこで道路上の高架で軌道を造るというアプローチが取られた。しかしその影響もあり、ポートライナー三宮駅の位置がどの交通機関からも行きにくいという現象が今もなお起こっている。そこで次のような再開発を行ってはどうだろうか。

ポートライナーフラワーロード地下に軌道変更した上で新神戸駅まで延長する。

これによって、神戸空港から新幹線への移動がスムーズに行われる。ただし、神戸の観光都市としての側面は薄れるかもしれない。

そこで問題となるのが地下鉄どうすんねん問題であるが、それは後述する。

フラワーロードを歩行者専用として大規模に造り直す。

ポートライナーを地下に通すとすれば阪神の更に下に位置することになる。つまり最地下から順にポートライナー阪神電鉄の軌道、さんちか・阪神コンコース、歩行者専用道路という格好になる。地上は東京駅の駅前広場の感じにしてはどうだろうか。

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また、JR三宮駅を橋上駅舎とし、二階を玄関口にし、フラワーロードまで歩道橋で繋げる。これによって現在ある三宮交差点の信号を全廃し、歩行者の安全、自動車交通のスムーズを図る。そうして出来た、二階に相当する空間に新たに駅前広場を作り、先述の歩行者専用となったフラワーロードに接続し、、地上部分をバスターミナルの拡張に使ってはどうだろうか。また、その駅前広場に再開発の象徴としてBE KOBEのモニュメントを置くのもアリだと思う。


続いて②である。

これは現実に検討されている案件であるが、現実性に疑問符がつくのも事実である。従って、この与太話にお誂え向きであることは言うまでもない。

と冗談を言っていたところで何も始まらないので、書いていくとする。

神戸市下で最も人口増加が大きいのは西神地域である。中には大阪へ出勤する人も多く、この案を実行するメリットは十分にあると思われる。

・三宮接続

上述の①の再開発で地下鉄再開発で北神線と地下鉄線を三宮駅で分離する格好で再構築する。その上で地下鉄線は布引町の交差点で右折し直接春日野道駅に接続する。北神線はそのまま現軌道を進み、谷上へ向かう。

・待避線

市当局は否定しているが、上沢に待避線を作るという報道がなされた


最後に③である。

神戸電鉄は現状新開地止まりで必ず神戸高速線を使わなければ三宮、更に大阪に出ることは不可能である。そこで、神戸電鉄湊川で新たに軌道を分岐し、湊川公園東側を進み、そのまま直進しJR神戸線の直前で左折し神戸駅をつくる。直進し、②で空いた阪急の旧線を利用し三宮まで進むという案である。


以上が僕の神戸に抱く妄想であり、単なるホラ話である。繰り返すがこれは与太話である。実現性、論理性に関しては全くのクソである。一高校生の寝言とでも思っておいてもらえばいい。