天体観測 〜 ITを空から眺めてみてみたい 〜

今後のSNS型ビジネスのよもやまを書き連ねます

誰を相手にビジネスをするか

少し話が逸れるのですが、ふと今まで知り合った人たちを中心にして、ビジネスが成り立たないか?と考えてみるようになりました。

その前に、これまでの私たちのビジネスモデルを考えてみると、私たちは、一般的に常に不特定多数を相手にしてビジネスを成り立たせています。

それは、お客様から設定されたある金額の貨幣をもらい、その代わりにの貨幣価値に見合う何かしらのサービスを提供するというモデルです。

この時に、提供したサービスがお客様が思う価値より低いと、不満が生まれて、いわゆる何かしらのクレームに派生する可能性があります。

ここで、厄介なのは、サービス価値の判断は、お客様の主観で決められることにあり、それはいつでも同じ基準ではなく、あるお客様については、企業側の予想を超える高いレベルを求めてきます。この場合は、サービス提供側は、常に不利になるということです。

もちろん、サービス提供側は常に他の競合者との競争にもさらされていますので、今までのビジネスは、企業側意図したようにはなかなか利潤をあげられない、不安定な状況におかれてます。

これを避けるためには、サービス提供側には、何らかの形でお客様を選択したくなる衝動にかられると思いますが、表立ってなかなかそのようなことは言えません。

そう考えて思い出したのは、あり高級ホテルのエピソードです。そのホテルは、最高のサービスをお客様へ提供するために従業員が自由に使える予算を持たせていて、しばしばお客様満足度に関する事例でよく紹介されています。

そういったエピソードはかなり美談なイメージである、従業員が機転を利かせてお客様の期待を超えるようなサービスをする例がいくつもあげられています。

しかし、このモデルを成り立たせているのも、ホテルに宿泊するお客様全体から得た収入から利益を引いて、その経費の中から捻出されていることでしょう。その経費を、従業員が得意客をつかむために、試行錯誤して使っているのでしょう。

そう考えると、こういったサービスをしている企業は、上手くお客様を選択しているともいえるのではと思えます。

まあ、そもそも高級ホテルに泊まれる時点で、既に客層は限られており、ホテルとしては、さらにリピートしてくれるお客様の方が重要と言えるでしょうから、そういった一見破格に見えるサービスは、他の高級ホテルと差別化する重要な戦略とも言えます。

似たようなモデルは、ディズニーランドでも言えるのかなと思います。

 

 

フレームワークの重要性

何においても、フレームワークというのは大事だと思っています。フレームワークと言うと抽象的かもしれませんが、言いたいは、フォーマットだったり、メソッドだったり、あるいは、アーキテクチャー、デザインと言ってもよいかもしれません。アプローチやコンセプトでもいいのでしょうが、いろいろな表現があって言葉の定義の違いはありますが、、そういった基本の考えをしっかり作っておく事はいつも心がけています。

フレームワークと言っても構える事はなくて、例えば、秋元康のプロデュースである、AKB48です。

あれは21世紀でアイドルをプロデュースするための最高のフレームワークだと思います。

古い方はご存知でしょうがもともと秋元康は、おニャン子クラブのプロデューサーでもありました。その後は、しばらくして、つんくモーニング娘。が一躍アイドルの代名詞に取って変わりました。しかし、AKBのビジネスモデルで、再び一気にアイドルの勢力図を逆転してしまいました。

アイドルだけでなく、その他の女性タレントに対しても、また音楽の売り方も変えてしまったので広く業界に対しても、大きく影響を与えた事になりました。

当初AKBの発表を聞いたときは、おニャン子クラブの焼き直しに見えたのですが、クラスで10番目に可愛い子というコンセプトで、当時は多すぎると感じたのですが48人を一気に売り出すと言う画期的なアプローチだったと思います。しかも、地域性を出して、その後SKEやNMBなど同じフレームワークをコピーする事で完全に制覇してしまった感があります。

たぶん、しばらくは、どんなアイドルを売り出しても、AKBと比較されてしまうので、この秋元康パターンをしばらくは覆す事はできないと思います。

しかも、AKBの略が秋葉原という、何とも秋元って分かってるね、というネーミングが流石です。

オープンであること

提供する形は、オープンでありたい、と言うのは、時代の流れからすると、逆らえないものがあると思います。過去で言えば、Linuxの登場であったり、その経緯をまとめた伽藍とバザールには、衝撃を覚えました。

ソースを公開すると言う、ある意味無謀な試みに見えたのですが、その後にできたコミュニティーと言うのは、クローズドな会社の開発力を凌ぐ物がありました。

その後の流れでは、アップルのアプリ開発だったり、Googleのサービス提供だったりと何らかユーザーが関わる形を残して、相乗的に発展すると言うモデルがどんどん出てきました。

また、初音ミクと言うのも、ユーザーに関しては自由に使えると言う、ある意味常識破りでしたが、その後の流れを見ても、完全にビジネスへ昇華してしまう勢いがありました。

オープンであると言う定義はいろいろあると思いますが、やはりユーザーの裾野を広げることが大事で、ユーザーの優劣にあまり依存しなくても、いろんなレベルで楽しめる要素が必要なのかと思います。また、できれば、薄く広く、ビジネスにできるならそれが今後の働き方のモデルになって、ユーザーが提供者にもなるという、そんな世界観も定着してきていると思います。

ニコ動なんかも、単なる書き込み型の動画サービスと思いきや、ニコ動祭りのリアルなモデルまで発展しているし、やはり、参加型のサービスは、伸びしろが多いのだと思います。

 

つれづれなるまま

昨日の夜に、友人と話して思いついたコンセプトなんですが、きっと既に誰かが思い描いているのだろうけども、やっぱり、ネットで公開しといた方がよくないかね?と言う事で、ブログにすることにしました。

テーマは、次世代SNSと言うもので、しばらく思いつくまま書き足していこうと思います。

とりあえず、キーワードとしては、

 

・今のSNSサービスは何かがピンと来ない

・提供する形はオープンでありたい

・何かしらフレームワークを提唱しておきたい

・幅広く薄くビジネスモデルが作りたい

 

という漠然としたところからスタートします。

 

発端としては、今のSNSがちょっと窮屈だなと言うところから、いわゆるSNS疲れみたいなものでしょうか、Facebook実名主義というコンセプトが特に使いにくい、始めたはいいけど途中から発展しなくなる、Twitterはその場の共有と言う意味では優れているけど、これも何か途中から発展しなくなる、という、今のSNS固有の閉塞感が好きになれないので、やはり第二のFacebookTwitterというのは、必然的に登場するだろうし、今もどこかで生まれているだろうということです。

それが、どのサービスがスタンダードになるかは分かりませんが、特徴としては、実名性と匿名性をうまくブレンドしてくれるもので、かつ知り合いとそうでない第三者の境を気分よく行き来できるものが、いいだろう、ということに落ち着きました。あるいは、バーチャルな世界より、もう少し現実世界に結びつけてくれるものが、いいんでないか、という発想でアイデアを広げようと思います。