読もうと思ったキッカケは、このブログを続けることが面倒でなんとか楽に書けないものかと常々思っていたところに、この本の表紙のフレーズ「自分と人生が変わる~」が目に入ったことだ。
ただ、この本を読む前から書くことで自分の心の内面が可視化されて対応を思案する過程が起こるから、小さいながらも良い方向に変化しているような気にはなっていた。著者もまた同じようなことを感じていたようであり、共感を得られて嬉しかった。
つまるところ、習慣にするということは、「面倒くさい」と思っている心にどう折合いをつけるかなんだと思う。
行動を起こしやすくするために、自身で思い込んで設定している「ハードル」を思いっきり下げてやることで、「自分勝手に」「まとまりのない文章でも可」として、「とにかく書いてみればいいんだよ」みたいなことが述べられているように感じた。
書く内容の作法とすれば、「誰か(相手)」を傷つけてはいけないこと。
あと、印象に残ったのは、書くことで「呪い」は、少しずつでも解けていくものだと思ったことだ。
過去に身近な人や他人から色々と言われたり、ネットでの情報に触れるに付けて、知らず知らずのうちに「呪い」にかかってしまっているような気がするのです。
書くことは、「呪い」からの意識を自分自身に向けるツールになると思った。
それから、内容とは関係は無いのだが、読んでいて気になったのは、文章表現として「でも」がよく使われていることだ。これば、僕自身が「呪われて」いることかもしれないが、「でも」はあまり使っては「いけない」という思い込みがあった。本書では、この「でも」がそれなりに使われており、少し、自身の呪いが解けた気がした
もう1回くらい読み直した方がよいかなと思える本でした。