時々はぼんやり考える

ライブの感想など

奥田民生 フェスとか2023

年が明けてしまったけど2023年にラビットツアー以外で見たOTのライブの記録です。ツアーをやってくれただけでも嬉しいのにそれ以外の活動も多く「出来る限り会いに行かなくてはッッMTRYにッッ」と熱く心を燃やした一年でした。

 

2023年5月3日(水・祝)
OTODAMA'23~音泉魂

 

1 快楽ギター
2 無限の風
3 明日はどうだ
4 カヌー
5 MANY
6 御免ライダー
7 さすらい

 

確かツアー中にこのOTODAMA(と中野サンプラザ)のチケットを買ったので、ツアーが終わってもMTRYが見られるという精神安定剤となっていた。開演時間きっかりから参加する体力が無かったのでゆったり自分のペースで地元を出発し、昼過ぎに会場に到着した。しばらくプラプラしていたが16:20からのスカパラを待機しやっと本腰入れてステージを見る。その次がMTRYというタイムテーブルなので、OTがゲスト出場する確率はほぼ100%。その時をひそかに心待ちに、ひとまずスカパラで能天気に楽しんでいたら新曲として演奏された「追い越してく星」で、うっかりボーカルをとったナーゴさんに撃ち抜かれる。歌いつつトランペットも吹く姿が勇ましくて…あ…好きです//////と思った。ふわふわしていたら予想通りOTがご登場。白いスーツに身を包み爆裂にイケていたので微妙に感じていたすべての体調不良が治った。そして森羅万象に感謝した。OTの出現に対して周囲は意外と「嘘だろ?!」「まじか?!」みたいな反応だったので、「いや、出るだろ!分かるだろ!」と心のなかでしょうもなく反論していた。みんな「美しく燃える森」がこの世で一番好きな曲なんですか?!?というくらい大盛り上がりしていた。この日初めて聴いたOTの歌声が体の隅々に行き渡り喜びを感じたし、歌うだけじゃなくなんだかノリノリの動きを見せてくれて、そんなものまで見せて頂けるんですか?!?と恐縮した。1曲だけかと思ったら「Paradise Has No Border」にスライドホイッスルで参戦…!これがハイパーあざとかった。ステージを行ったり来たりし注目を集め、間抜けな音で観客をズッコケさせる&沸かせる技を繰り返した。もう骨抜きだよ!!!!!!!!勘弁して~!とヒーヒーした。スカパラが終わり、ここからが本番MTRY。待機している間に周囲の人との隙間も詰まってきてみんなOTを見るモード。故に微妙に視界が埋まって来たのでひやひやしながら開演を待つ。昼間は暑かったのに18時になったら結構肌寒い。登場し、「マイクチェックね」とか言いながら各々「アーアー」言い始めたMTRY。カワヨ…と思ってたら一曲目いきなり快楽ギターで頭が吹き飛んだ。周囲の人はOTガチ勢かと思ってたけどなんとなくノリが重くて困惑してしまった。もっとステージに近いとこは盛り上がってたんだろうか!?でもいいや。とにかく快楽ギターが鳴ればこの世の全てが最高なので何も言うことはない。野外で聴く無限の風も明日はどうだも、何のフィルターも通さず歌声と演奏がダイレクトに全身に降りかかってくる感じでからだに絶対良い。ナチュラル。いくらでも浴びたい。どうにか持って帰りたい。そしてカヌーをやった。会場まるごとOTの世界に包み込まれた。現実に戻ってこれないかと思った。怖さすら感じる良さでした。御免ライダーでイケイケOTを見せつけられ私は簡単に昇天する!OT的にOTODAMAは悪天候のイメージが強いらしく、「ほーら曇ってきた」としめしめというテンションで煽ってきたので不安になったけど天気は崩れなかった。風は去年より強く感じた。その影響か、OTも言ってたけど音が返ってきちゃう感じ。個人的にはあまり良い音には聴こえなかったけど、「音量規制とかが無いフェス」とOTODAMAを褒めていた。ツアー中から伸びたままの長めの髪がなびいてピカピカおでこが丸見えでなんとも愛しい存在でしたわい…。なにも音楽が耳に入ってこない時間があるくらい顔見ちゃった…顔面…が好き…。ふにゃぁとした発言がいくつかあった気がしたけど忘れた。「あと3曲です」と言いお客さんが\エー/と嘆いたときに笑いながら「ありがとね」みたいなこと言った気がする。そぉんなこと言うのか~~…………ため息でる。退場するときはめちゃニコニコしてた。OTODAMAというゆるいフェスがそうさせるのか、リラックスを感じたけど演奏のかっこよさは致死量に達した。

 

 

2023年6月23日(金)
さよなら中野サンプラザ音楽祭

 

1 人間2
2 無限の風
3 手紙
4 荒野を行く
5 音のない音
6 愛のボート
7 白から黒
8 The STANDARD
9 KYAISUIYOKUMASTER
10 ライオンはトラより美しい
11 MANY
12 まんをじして
13 イナビカリ
14 御免ライダー
15 最強のこれから
16 さすらい

17 解体ショー
18 快楽ギター

 

中野サンプラザ閉館に伴い、2か月間ゆかりのあるアーティストが日替わりでライブを行った。歴史あるコンサートホールを愛でがちなOTにとっては寂しいことなのかな、と思いを巡らせた。惜しむばかりではなく「新しくなるなら、それはそれでよい」みたいなニュアンスの発言があり、受け入れますというような、柔軟な姿勢を感じた。セトリは予想していた通りラビットツアーを踏襲する感じだったが、ツアーではやっていない「人間2」で始まったことでいきなり脳天に雷が落ちたョ。リアルにしびれた。「荒野を行く」や「The STANDARD」も聴けて、フェスとは違いがっつりMTRYに浸れる、僕ごのみのワールド オブワールドでした。ダード生で聴いたら照れちゃった。「まんをじして」のイントロで「10分くらいやります」とか言って礼さんとみなてぃに掛け合いをやらせ、OTとゆうたさんは演奏ほっぽりだして踊りだす!というユニコーン的な時間もあった。歌いだしたら歌いだしたらで、その歌声はするどく力強く若々しく生命力に溢れていた。なぜそんな良い声をお持ちで?私の大好きな「音のない音」がツアー振りにまた聴けて嬉しかった。「ライオンはトラより美しい」のアウトロがなぜこんな長いか知ってるか?と観客に問い、「ギターが難しいから自慢してるんだ。だからみんなが演奏し終わってもまだやってるんだ」みたいなことを言っておりそういう情報もっとちょうだい?!?と思った。毎回、「アウトロ長く弾いてるなあ…」と思ってにやにや見てたけど見てほしくてやってたんだ。「やれるもんならやってみろ」とか言われた。ぐはッッ死ッッぬ。3曲目、早くも「手紙」が聴けてクライマックスを感じる。ツアーでは「手紙」と「最強のこれから」は日替わり曲だったので、1日のうちに両方聴く耐性がついていない。(ツアー最終日は両方やったが。)体に重たい感情がのしかかり(OT的に感情を乗せてるつもりは無いかもしれない!私が勝手に感じているだけ!)しんどいけど、このために生きているという感じしかしない。たみおさんの声とギターを聴くという体験はもはや私を維持するための大部分を占めている。まじで全ての苦しみから解放される時間(激重)。最強のこれから〜〜♪のロングトーンがとてもキレイで一本の光だと感じた。というか見えた。可視化。凄すぎてずっとびっくりしていた。いっぱい好きだった。なんかの曲の前に「ギターチェンジするの?!しないの?!」と袖のスタッフの人と一緒にあたふた迷ってて、OT大慌て!みたいな時間がありめちゃ笑った。おちゃめすぎる。

 

 

中津川THE SOLAR BUDOKAN 2023

 

2022年に引き続き、OTの出演が発表された。しかも2日間!!!!これは「ぎふ信長まつり」のキムタクフィーバーに匹敵する一大事ではないか、と隣の愛知県民は強く思ったのだった。というか思え!おののけ!!おい岐阜県民!!!!!

 

2023年9月23日(土)
地球三兄弟

 

1 すっごい汗
2 地球の親玉
3 アースより愛を込めて
4 呼びにきたよ
5 たかまり
6 絵
7 サマーヌード
8 イージュ★ライダー

 

感染症予防の規制が緩和された今年は、去年より観客が多いと体感した。1日目は地球三兄弟。ソロでも真心でも無いステージにどれくらいの人が集まるのか読めなかったが、例のごとく前方は詰まっていたのでステージから少し距離をとってゆとりをもってスタンバイした。17:00スタートなのでライブが進むにつれ空が夕焼けに染まり夜に近づいていった。きれいな空の移り変わりを背景に生演奏を聴くととても贅沢な気分になった。超久しぶりに地球三兄弟の曲を聴いたけど純度100%の楽しさを感じた。シンプルな曲調とゆるい雰囲気でどんどん心がほぐされる。リーダーのTHE EARTHは半ズボン、あと2人は長ズボンで登場。衣装の生地が足りなかったので、リーダーは責任をとって(?)短いズボンになったらしい。それをOしゃんが「みじ」と呼ぶ。長ズボンのことは「なが」。この呼称をお気に召したのか、連呼していた(自分の気に入ったフレーズをごり押しするのって“おじさん”って感じだよね…)。編成上仕方ないけどOTはベースばかり担当してギターを弾いたのは「たかまり」一曲だけだった。この曲大好きで嬉しかった。飛び跳ねた。「ベースは弦が少ないから良い」、とポジティブな発言をした(そういうもんか?)。「明日ベースが雇えなかったので、明日もベースばかり弾きます」みたいなこと言い、ちょっと残念な気持ちになる。ギター弾きOT見たいよー。大スクリーンに映ったアースを見たスパが、「桜井男前だね」と言い大ウケした(私が)。「桜井って言うな」「桜井ってどの桜井?」とか言い会話が脱線する。その後もスパに色々言われるアースが「サングラスのおじさんが怖い」と怖がっていた。かわいそう。サマーヌードはキングだけじゃなくOTも歌った。すんごいクセのある歌唱だった印象。前もこんな感じで歌ってたっけ?ベース弾きながら歌うのは難しんだなあと、見ていてひしひしと伝わってくる感じ。でもあまり聴かない声が聴けたので、なんかポッ😳てなった。

 

2023年9月24日(日)
奥田民生 Solar Session

 

1 ハナウタ
2 さすらい
3 野良猫 w/ うじきつよし, 佐藤タイジ, 伊藤大地
4 雨あがりの夜空に w/ 浜崎貴司, 山口隆, うじきつよし, 佐藤タイジ, 伊藤大地
5 大迷惑 w/ 木村カエラ, うじきつよし, 佐藤タイジ, 伊藤大地
6 イージュー★ライダー w/ 土岐麻子, 木村カエラ, うじきつよし, 佐藤タイジ, 伊藤大地
7 サマータイムブルース w/ 山口隆, うじきつよし, 佐藤タイジ, 伊藤大地

 

2日目はセッションのステージ。事前に詳しい内容は分からなかったけど、ゲストミュージシャンを呼んでOTの曲をやるんでしょうなあ~~と呑気に思っていた。昨日は地球三兄弟だったのでOTソロ成分を欲していた。結果、とんでもなく稀有で貴重なステージで音楽の本質を体験をすることになった。18時半、日も暮れて昨日とはまた違う雰囲気のなか開演。月が出ていた。まず一人で登場し、「奥田民生のステージなので一応やります」というようなニュアンスでソロ曲を弾き語り。ハナウタは初めて生で聴いた。良い曲すぎるだろ。だだっ広い空間でひしめき合った民衆に、アコギと声だけで圧倒的な音楽を聴かせるなんて、かかか神様じゃん?!?!?!と思っていきなりしんだ。3曲目からは続々とゲストが登場し、OTはホスト的な立ち位置で超楽しそうに先輩を迎え入れる。うじきさんとのセッションでは心から音楽を楽しんでる姿を見られて、こちらもハッピー。まるでギター少年だった自分に言い聞かせるように「やったよ!」と誇らしげに言った。わたしが見てきた史上一番無邪気なOTだった。広島のYAMAHAで自分のギターにサインしてもらった話も意気揚々と語る。「かつてはチャボさんがこういうセッションをしていた」とうじきさんが言ったときにやっと思い出したが、そういえばチャボさんが先導に立ったセッションって中津川の定番ステージだった気がする。今後はOTがそういう役割を担っていくのかな…とか思った。「これからはこういうことだけやってきいたい、人生。」みたいなOTの発言もあった。自分が主役で出ずっぱりより仲間を呼んで自由に楽しいステージをしたいのかな。しかもこんな大きいステージじゃなく、会場入口のところで小さいステージでタイテにも載せずに、お客さんが到着したらもうやってる!みたいなのが良いと言っていた。しれっとやっていたいんだよね、分かる。OTってそういう思考だよね、分かる。でも困るからやめて。ゲストで浜崎さんが来た時のOTのリラックスした雰囲気が和んだ。「雨上がりの夜空に」ではレア度高そうなキヨシローに寄せた声が聴けた。サウンドチェックでちょろっと聴こえてきたので大迷惑をやるのは察したけど、まさかカエラ氏が歌うとは思ってなかった。カエラ登場して何か準備してる最中にOTが「ハイやるよっ」と急かしてフライング気味に曲が始まる。すぐに演奏がストップし、カエラが「民生さんのせいだー!」みたいなこと言い、ワーワーとなり再スタート。身振り手振りを付けたスマートな歌い方で本当に華があった。「誰よりもちゃんとしてる」とOT評。ハモリの上パート歌うレアなOTも見れた🙆うじきさんにベース上手いよと褒められ、「えびより?」って返した声が完全にひらがなの「えび」で満点だった。最後の曲に入る前にOTが「夏といえばこの曲!!」を連呼し、誰かが「(サンボの)山口呼ばなきゃ」と言ったら、次は「夏といえば!!山口が来る!!」を連呼しはじめたのが笑った。夏といえば山口が来る!山口さんが夏の季語になった。特に突っ込んだり喋ったりせずギター弾きまくる山口さんの子分みたいなポジションが良かった。終始ゴキゲンなステージだった。ほんとにほんとに大満足の2日間ではあったんだけど来年はもっとギターを弾くOTが見たいッッ。

 

 

2023年12月8日(金)
EXシアター六本木 10th Anniversary 奥田民生×フジファブリック

 

1 The STANDARD
2 KYAISUIYOKUMASTER
3 ハナウタ
4 MANY
5 解体ショー
6 さすらい
7 最強のこれから
8 快楽ギター
9 BEEF w/山内総一郎

 

まだまだ続くよMTRY。まさか12月になってもこのバンドが見られると思っていなかった。フジファブリックの出番を見ているときは周囲にゆとりがあったのに後攻OTを待っている転換時に観客の圧縮が起こり、わりと前方へ詰めることになった。ステージとの距離が近づいて良いけど視界が人の頭で埋もれそうなので、さっきまでのゆとりある位置でも全然良かった。1曲目ダードでわりと穏やかな始まり。多少距離はあるが、すぐそこでOTが歌っているという現実がとても不思議だった。目に力が入りバキバキになった。今この瞬間を捉えろと脳が指令してくる感じ。聴き入るというより、聴こえてくる音を取りこぼさないように必死だった。とにかく全身に力が入った。2曲目、観客の期待を煽るような予兆のような音が鳴り高揚感がマックスに跳ね上がったところでKYAISUIYOKUMASTERが始まる。一列目の人は気を失うんじゃないかと心配するくらい近づいてギターを浴びせていた。観客のあちらこちらに目線をやっている瞳を、こちらからも確認できる位置だったのですごい緊張した。でも1曲目と違い体は自然に動いた。この、ドカドカと重たい音が降ってくるような演奏が唯一無二だと感じる。全身で喜びを感じる。ハナウタは初めてバンド演奏で聴いた。やさしい歌声がバンドに乗ってさらに魅力マシマシになって心に突き刺さるッ。「オワー」って歌詞のところ、ライブで聴くたびに違う歌い方になりそうなので楽しみなポイントだ。例のごとくOTが「もうすぐ終わります」だか「あと○曲です」みたいなことを言ってお客さんを落胆させたとき、いつもならフォローしてくれそうなゆうたさんも「そうだね、終わるね。」みたいな同調するトーンだったのが笑った。「ライブが無いと集まらないから、ありがとうございます」みたいなニュアンスのことと、「終わったら忘年会します」みたいなことも言ってた。MTRY御一行が訪れる飲食店がこの世にあるのか…?と現実味の無さを思う。快楽ギターでぎゅわんぎゅわんとギターを弾くOTを見るたびに私は生きる喜びを噛みしめています(大真面目)。アンコールはフジファブリックの山内氏とセッション。OTは山内氏のことを「そうちゃん」と呼ぶ。そうちゃんがやりたい曲、ということでBEEFが演奏された。曲の始まりに2人向き合ってギターを交互に鳴らしたときの、そうちゃんを見るOTの優しい眼差しが忘れられない…!挑発的でもなく先輩目線でもなく、ただ一緒に弾けて楽しいからニコニコしてるって印象の純粋な笑顔でなんだか心が熱くなった~~!!!BEEFは最高にロックンロールでかっこよさ大爆発していた。こういう音楽だけ聴いていたい。最後に写真撮影があった。OTが観客に背を向けてしゃがんだけど位置が違ったらしく、そうちゃんなどに誘導されて中腰のままヨタヨタと移動したときにジジイみがあって笑った。距離が近かったので一人の人間としての存在感をありありと感じたし温度すら感じとった、なんか~~なまものだった(キモ感想)。OTのかっこよさが今年一を叩き出したのでよいライブ納めでした。たみおさんはどの角度から見ても全身かっこよくて歌うまギターうまの超人間。もう止まらないよOTのかっこよさはッッッッッッ😩

 

奥田民生2023 ラビットツアー ~MTR&Y~

2022年秋、中津川ソーラー武道館で隙のない素晴らしい完璧なMTR&Y体験をした私は満足感でお腹いっぱいになるもしばらくしたらツアーを渇望するカラカラ干物人間になったのであった。ツアーがあることは予想していたけど思ったより早く発表され夢じゃないかと思い完走後もまだ夢だったんじゃないかと思っている。


太陽が見ている
ツアー初日の終演後に「一曲めは手拍子禁止」とのお達しをツイッターで見ていたので、なるほどこの曲かと思った。礼さんが紙コップでテーブルを叩く音から始まるライブ。全く見たことのない新しいライブの始まりかたを見ていると感じた。リズムを刻まれると確かに観客という生き物はそれに合わせて手拍子しがち。ここは紙コップの音を聴く時間なんだから全然いらないわな、と思いながらひとつひとつ聴く。頭から終わりまで完全に手拍子無しで聴けたのは、私が行ったなかではツアー2本目の京都だけだった。あとから思うと貴重な体験。それ以降の公演は手拍子が始まって徐々にフェードアウトする感じ。いちいち注意喚起してたらそれはそれでなんかダサいからまあいいや。太陽が見ているは最新シングルなのでもちろん聴く気まんまんで行ったけど実際聴いてみるといきなり圧倒された。渋い印象のある静かな始まりだけど徐々に膨れ上がるようにOTの存在を感じた。日常からこの場所にたどり着いて今ここにOTがいるってことが頭に刻まれて目を見開いた。ギターソロを聴いたら爆ぜそうになった。OTがいるんだ!!!!!!!って思った。「つめたいままの手のひらを重ね合わせて」から声が高くなっていき高揚感がはんぱない。「俺たちを待ってる誰かがいるかもしれないぜ」と歌う、待ってた~!曲にノるというよりは深く頷きながら噛みしめるように聴いてしまった一曲めだった。


無限の風
日常生活のなかで音源聴きまくっている曲が生演奏されている状況にまだ慣れないし気持ちが追いついてない。ちょっと重い雰囲気を経てサビの「荒野の上に立って〜」から曲調が明るくなり照明も明るくなった気がする。すべてが露わになったようななんだか気恥ずかしい気分。どっしりした演奏だけどスピード感を感じてうかうかしてたらおいていかれそうと思った。


月を超えろ
イントロ無しの一撃必殺な曲なので息が止まった。MTRYが演奏する月を超えろが大好きでな…!バシバシドシドシキレキレのドラムがすき屋…。「イカした君は~」からのギターも大好き。ふだん気にしてる体重もゼロなり無重力のようだった。パーリナィだった。ギターの弾き方も男前で見てると女性ホルモンが超でた。ソロ終わって「今夜ふたりで~」と歌いはじめる時とかにスポットライト当たってかっこよかった。イイもん見たあ~~!!って感じだった。最後に「明日へと」って歌詞を3回繰り返すが全部違った表情を見せ表現力の豊かさになみだ…。「明日へと」選手権OTが優勝だった。


ライオンはトラより美しい
ライオンはトラより美しいくん!!!!!!!会いたかったよ!!!と思った。イントロでキター!って思った。これはまぎれもない天才曲である、OTの特色がよく出ていると思います(誰?)。OTがよく言っている「声は楽器」的なことがよく分かる。声は歌って感じじゃなく演奏のひとつだと感じる曲。まとわりつくような演奏が贅沢を浴びているような感覚になり幸せになる。「子分になれ 取り巻きになれ」の部分しかりこの曲はOTのライブ以外では味わえない旨味みたいなものが詰まっていると思います。


カヌー
カヌーをやった!!!!!カヌーをやったぞーーーーーーー!!!!!と叫びたくなった。ぞくぞくした。それぞれの楽器の音がまじりあって溶けていくのが官能的だと思いました。


音のない音
ソロ楽曲のなかでも一番好きくらいの勢いで好きなので、今回のツアーで一番戻りたい時間でした。愛知公演はMC少なめ口数が少なめだったので、何もしてない時間が流れるのも幸せだなーと感じていたのですが、それって音のない音じゃん!!と合致してひとりで高揚していた。君と僕の日々をつなぐ音をもっと、君と僕のあいだをおよぐ音をもっとおおおお!!!!!OTとわたしのあいだは音楽だったという大発見がありました。はあ、よい。ただ湊さんの魂のドラムで聴くとこの曲の持ち味であるアンニュイさのようなものが欠けたような…気がした…。軽快さすらちょっと感じた。ロックンロールで良かったんだけどね。「まよわせきれいな虹色の迷路」「ふるわせきれいに七色の線路」とかの歌詞に合わせてか、色とりどりの照明にステージが照らされたときがあって、夢?って思った。きれいだった。目に焼き付いている。てかなにこの素敵な詞は。


愛のボート
歌いだしの歌詞「毎日愛のボートで」にちなんで、「毎日」というワードをふくませたMCから急にこの曲に突入するというノリをやっていた。ライブではわりと聴き馴染みがある印象はあるけど嬉しかった。心地よさでトリップしおかしくなりそう、やばぐすりか?アウトロの演奏もたっぷりと永遠に終わってほしくない時間が続いた。


イカントリーロード
ハーモニカホルダーを装着するのに戸惑うというあざといノリをずっとやっていた。もうそれスムーズに付けれるダロ!でもかわいいネ!ってなった。ハーモニカ吹くことによってOTから発せられる音の種類が増えるので“幸”がいっこ増えることと同等である。キャッチ―さもあり切なさもありシャウトもキマってかっこいい。いろんな感情になった。


白から黒
ダウナー系名曲。なにがどうなってこの音楽が生み出されているの?と思うような複雑な演奏を聴いた。有太さんのソロがありすごく価値のあるものを聴いたような気分になった。今回の舞台セットの世界観と曲がマッチしていて、特に「夜の夜景~」からが夢みたいだった(ずっと夢)。没入感ナンバーワンでした。後半で意外と熱い歌い方になるのもライブならではで好き。


明日はどうだ
照明がすんごおく明るくなってお客さんまる見えでびっくりした。わかりやすく、こからはっちゃけるゾーンだと感じた。ギターソロ入る前などにシャウトがあり、そこからは全細胞が民生おおお😭ってなったのであんまり記憶ない。


KYAISUIYOKUMASTER
記憶ない。最高すぎて頭おかしくなりそうだったというかなってた。OTがよくやるギター弾きながら一瞬片足上げる動きかっこいい好き。見られて嬉しい。


トリッパー
びっくりした。こうも最高が続いていいのかと。最高ってこんなに続いていいんだっけ?と思った。どこかでバランスがとられるんじゃないかと。


フリー/まんをじして
日替わり曲。わたし的には均等に2回ずつ聴けました。どちらもすごく久しぶりに聴く気がして選曲にびっくりした。福岡で聴いたまんをじしてはすごく楽しそうに演奏していて良かった。


イナビカリ
楽しすぎた。これも聴いてると重力を感じなくなった。月に行った。


手紙/最強のこれから
日替わり曲。手紙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!個人的には手紙が強すぎました。ソロなんか胸が締め付けられる。伝わってくるものが大きすぎる。受け止められない。最強のこれからは余計な雑念が頭に浮かぶこともなく純粋な気持ちで聴けて純粋な涙が出て思い出しても今泣けそう。


御免ライダー
楽しすぎた。OTからめちゃくちゃ躍動感を感じた。そんなに跳んでくれるならこちらも跳びますとも!!と脚力のすべてをそこに置いてきた。


アンコール さすらい
良お~~。どんなにくたくたヘロヘロでもこれから何でもできると思わせてくれる一発目の音。記憶がないほどにスピーディに終わってしまう曲。マスク越しでなんとなく歌った。たみおさんに聴こえたかな?


アンコール 快楽ギター
パクリ元のLed Zeppelinを歌ってから始まるスペシャルで究極な快楽ギター。高音ボイスが脳天に刺さり体を貫通して割れて中身全部出た。これが快楽で極楽で天国かと知った。最後の歌詞「ふるえてまってな」のところは普通に歌うんじゃなく「震えて待ってな ○○(地名)!」とシャウトしたのでご勘弁と思った。最後の曲で言う「待ってな」は本当に罪。責任をとってほしい。

 

↓自分が参加した公演のメモ↓


23/02/07 ロームシアター京都
・マスクしてれば何してても良いってなったんですよね?みたいなこと言う
・声だしOKとははっきり言わない
・コロナ禍で発声禁止でも、OTライブはもともと騒ぐタイプのライブじゃないから「俺は何も変わらなかった」「星野源は泣いたんですよ?」
・オートモビレで先日京都来た。その時に初めておもての入口に行った。演者はいつも裏口だから裏口のほうが馴染みがある。裏のほうが表。裏が表。みたいなこと言い「白から黒」の演奏に入った(気がする)。
・これでもスタイリストがついてます。こんなのも着てます。←襟がなくボタンとジッパーが両方付いてる難易度の高いシャツ
・みんなの衣装についても話す。礼さんの衣装、仮縫いみたい。有太さんはヒムロック感。みなてぃリハの時と一緒の服着てね?
・ギターを弾くのに袖が邪魔だから腕まくり。半袖が良い。(礼さん「半袖にしてくれって言えばいいじゃん」→OT「言ってるのに!」)
・みなてぃがタバコふかし、OTは飲酒。ロックミュージシャンという感じだった
・今日はツアー2本目だけどほぼ初日
・ギター弾くの久々だから手が痛い。ハーモニカスタンドみんなどうやって付けてるの?斉藤和義に聞けばよかった
・WAO!WAO!と言ってる時間があった


23/03/01 日本特殊陶業市民会館
・OT「名古屋と言えば?」礼さん「シャチホコ」OT「金ってこと?」→あまり会話続かず、盛り上がらずwOTの名古屋への関心の無さが、実に名古屋のライブって感じだった
・有太さん「(名古屋と言えば)食べ物が茶色」OT「食べ物ってたいてい茶色だよ」→(面白いので)拍手が起こる→OT「別に褒めてるわけじゃないです」プイー→有太さん「応えてくれているんだよ」フォロー
・「なれなれしく話しかけてくる代わりに拍手してるってことね」みたいなニュアンスのこと言う。(フゥー!!⤴ってなった)
・舞台セットについて話す。「あそこに地球が見えるってことは、ここはどこなんだ?」というようなこと言う。みなてぃが月をふむふむと眺める時間があった。OT「何してるの?」→みなてぃキョトン
・礼さん「なんで月=うさぎなんだろうね?」→OT「そりゃ(月の模様が)そう見えるからでしょ」
・アンコールはめずらしく舞台上手から登場。みんな下手から出てくるものだと思ってるのでアンコールし続ける。「もう登場してますよ。いつまで手拍子してるんですか」としてやったりみたいなこと言う。
・今日は8公演目。ずいぶん前に始まったのにまだ8。手が痛いし。19時開演は遅い。←なにかしら文句言う
・MCのときは休憩してる


23/03/11 川口総合文化センターリリア
・ステージに向かって話しかける系のお客さん不届きものが多い
・川口名物の「太郎焼き※」を食べたOT(※いわゆる今川焼き)。クリームがたっぷり入っていて胃がむかむかした。もう飯いらない。あんなに一度にクリームを食べることは普通無い、みたいなことを言っていた
・有太さんはこの会場にパイプオルガンを弾きに訪れたことがある。口々に「ここにパイプオルガン無いじゃん」とか言われる(同じ建物の別のホールにあるらしい)。
川口市の印象。この辺に住んでる知り合い(?)がわりと多い。スタッフとか。
・会場へはみんなで車で来て、「ああここだ」「着いた着いた」とか言ってたらセレモニーホールとかいう別の建物(斎場)に間違えて行っちゃってた。←草
・古いコンサートホールがお好きなOTなので会場を褒める。古いホールは良い。でも別に残してほしいわけではなく、川口市が新しくしたいと言えば「そうすか。」と思う
・「毎日こういう仕事してるから」みたいなこと言い、「毎日、毎日…」→愛のボート
・歌いだしがあやふやというかハッキリ歌わない箇所が多かった印象。歌詞カンペがあるのに?
・退場するとき、振り向かないけど手だけうしろにやって両手でバイバイしていた。なんだそのかわいい技は
・退場するときに流れるWhat a Wonderful Worldに合わせてちょっと歌った。ラブい


23/03/25 福岡市民会館
・あきらかに機嫌が良くて口数が多いOT。シャウト多かった。浮ついてた。
・紙コップ持ちながら登場の礼さん、でも既にテーブルに紙コップは用意してある。「なんだ、あるじゃん」みたいなこと言ってた。礼さんに近い座席だったので、初めてまじまじと礼さんの観察ができた。トリッパーのイントロなどでかわいいゆるい踊りをしていた。
・ギターをいじりながら「説明するとお~~…」と、今なにを調整したのかを自分から教えてくれた。「ここにツマミが4つあるでしょ。牛の胃袋のように」
・ライオン~のアウトロが終わりそうなとき、1列目中央のお客さんに向かって手を伸ばしたのが見えた。ピックを渡したんだと認識したときに頭がハテナマークでいっぱいになり、心ここにあらずみたくなってしまい次の曲はまともに聴けなかった。OTという人間の行動は一生不可解であると思い自分も動揺したけど瞬間的に\キャー/と黄色い悲鳴が響き渡ったのはおもしろ体験でした。グリム童話とかおとぎ話の世界かと
WBCの話したりギターのネックでペッパーミルポーズしたり。中継で流れる曲(Separate Ways)をちょっと演奏したり、「なんでこれが使われてるんだ、失恋の曲だっつうのに」みたいなこと言う
・退場する前舞台上手に挨拶来てくれたときに一番近くで見れて“人間”を感じた
・「また来ますね」って言った

 

セトリも舞台セットももちろんMTRYも今までで一番かっこよく最高なツアーでした。言葉にはできないので簡素な文章になってしまう。この満たされた気持ちがいつまでも続けばいいなと思っています。リアルタイムなお気持ちまとめもあります↓
https://min.togetter.com/LrZ6CKG

購入したチケットの記録2022

2月19日 LIVE M-1ツアースペシャル2022静岡公演 ¥4,500
2月26日 LIVE 東阪若手お笑いライブVol.3 ¥2,500
2月26日 LIVE 大須漫才コレクション ¥3,000
3月9日 LIVE M-1ツアースペシャル2022愛知公演 ¥4,500
3月11日 LIVE UNICORN “狙ったエモノは逃さねぇ” Zepp Osaka Bayside ¥9,500
3月12日 LIVE 超よしもと漫才ライブ ¥2,800
3月19日 配信 UNICORN EBI&UNICORN“狙ったエモノは逃さねぇ” Zepp Haneda ¥6,000
4月12日 LIVE UNICORN EBI&UNICORN“狙ったエモノは逃さねぇ” Zepp Nagoya ¥9,500
4月13日 LIVE UNICORN EBI&UNICORN“狙ったエモノは逃さねぇ” Zepp Nagoya ¥9,500
5月3日 LIVE Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス ¥9,500
5月8日 LIVE OTODAMA’22〜音泉魂〜  ¥8,800
6月25日 LIVE 大須よしもとお笑いライブ ¥3,000
6月25日 LIVE 東阪若手お笑いライブVol.3 ¥2,500
6月30日 LIVE よしもと名駅4丁目ライブ ¥2,500
7月3日 配信 お抹茶煎じ隊ライブ五番煎じ 抹茶演舞~濃茶~ ¥2,000
7月19日 配信 トーク『2700八十島のメンタルの話』 ¥1,000
7月18日 LIVE TRICERATOPS tour 2022 “Unite / Divide” ダイアモンドホール ¥6,500
8月16日 LIVE 夏だ!祭りだ!お笑いライブだ!  アルピーvsお笑い超ヒーローズ  ¥4,000
8月28日 LIVE THE COLLECTORS  “Living Four Kicks 2022″ クラブクアトロ ¥5,200
9月25日 LIVE 中津川ソーラー武道館2022 ¥9,500
9月9日 配信 シン・りょう24それぞれの逆襲 ¥1,800
10月23日 LIVE カベポスター×令和ロマンツーマンライブ『逆襲のロボにゅんたん』 ¥2,000
10月25日 LIVE よしもと名駅四丁目ライブ〜東名阪交流会〜 ¥2,000
10月28日 LIVE ポルノグラフィティ 18thライヴサーキット“暁” iichikoグランシアタ ¥9,900
11月30日 配信 M-1グランプリ2022 準決勝 ¥2,800
12月5日 LIVE ポルノグラフィティ 18thライヴサーキット“暁” センチュリーホール ¥9,900
12月6日 LIVE ポルノグラフィティ 18thライヴサーキット“暁” センチュリーホール ¥9,900
12月25日 LIVE 黒帯寄席 大須演芸場 ¥3,000

今年は中津川ソーラー武道館の日記しか書いていませんがこのような催しに足を運んでいました、という記録。2021年と比べると配信とライブの比重が逆転しました。振り返るとお笑いライブをよく見たなあと思ったので「笑」と、音楽のライブには「音」と記してみました。チケット代も様々でお笑いのチケットは音楽ライブと比べるとぐんと安く感じついつい買ってしまうみたいなところがあります(^^ω)ビレッジのライブに行けてないのでそろそろ行かねば、と思っています。