まえがき
こんにちは、さつま芋です。
スプレッドに関するブログ記事は少ないようなので、私なりの評価法を紹介してみます。
スプレッド
FXの場合、ASK (アスク 買値)とBID (ビッド 売値)に僅かな価格差があり、その差をスプレッドと呼んでいます。
つまり、この差額が実質的な手数料に相当します。
このスプレッドにより、買った瞬間にスプレッド分の損失(含み損)が発生します。
国内FX業者のスプレッドはドル円であれば0.2ピプス(0.002円)くらいですが、実はこの程度の差でも勝敗に大きな影響を及ぼします。
仮に利確と損切を1ピプス(0.01円)とした場合でも、実質的な値幅は下図のように利確までは遠くなり損切までは近くなります。
FXは上下二択なので、もしスプレッドがなければ勝率は50%を見込めます。
しかし、0.2ピプスのスプレッドがあると勝率の見込みは40%に下がります。
つまり、スプレッドに10%の劣位性があることになります。
この条件で勝ち越すには勝率50%以上が必要なので、10%以上の優位性を創出しなければなりません。
あとがき
スプレッドを評価してみましたが、トレードにおける値幅の影響は非常に大きいことが分かります。
実際に、利確と損切の値幅を変えることで勝率も調整することができます。
例えば、利確5ピプス、損切50ピプスにした場合、勝率の見込みは90.9%になります。
ただし、この条件では勝率90.9%に収束しても引き分けです。
【FX雑談】必要勝率 - さつま芋の勉強日記 (hatenablog.com)
勝ち組を推察すると、勝率そのものではなく、微細な確率の差を鮮明に感じ取っていると言えるのではないでしょうか。
以上、さつま芋でした。