下町散策

sawa12_32006-03-30

先週末、所用で押上に行った。
昼に用が終わってしまい、次の約束までにだいぶ時間があったので散策をした。
歩くのが好きなのである。

押上から吾妻橋を渡って浅草へ。
日曜らしく、人であふれていた。みんな楽しそうである。
人ごみはかなわないので裏通りをこそこそ歩いた。

その後、かっぱ橋へ。
金物屋を一軒一軒見てしまった。

とある店にて、使い勝手のよさそうな金具を発見した。
金具の衝動買い。お会計は819円なり。

その後、元浅草にある母校の白鴎高校へ。
いつもは門が固く閉ざされており、なかなか入れないのだが
その日は部活やら委員会やらで無防備であった。
校舎に足を踏み入れたのは卒業以来のことである。

さてさて、私には10代の頃の記憶があまりない。
性格も全く違う。自分の中では「別人」レベルである。
なので、その頃の自分のことがはっきり思い出せないのだが、
実際母校を目にすると浮かび上がってくるものは多々あるものなのだということを実感。

中高一貫制になったということだが、校舎内はほぼ変わりない。

校舎と校庭を散策。不審者と通報されても文句は言えないが、きちんとした身なりで堂々と歩いていたので爽やかに挨拶をされた。よしよし。

自分では覚えているつもりでも忘れてしまっていることや、忘れていそうで頭の隅にあること、色々頭の中を巡ってなかなか感慨深いものであった。
母校への愛着なんてないだろうと思っていたのになあ。

今更ながらブレイブ・ストーリー

宮部みゆきはすごい。
どうしてこんなことができるのだろう、といつも不思議に思う。

そして癖になる。

今更だが、この作品はすごい。

小学生の主人公 + SFストーリー。

私には なじめなそうなものばかりだと一瞬身を引きそうになったが
いざ始めると、ところがどっこいで。

主人公が成長していく過程、というには厳しすぎる試練の数々。
容赦なし。けっこう苦しい。

でも、読後感は爽やか。FFシリーズをクリアしたときによく似ている。そんな感じ。

小学生の頃を少し思い出した。

アニメ版がはやくみたいなあ。

ニホンゴわからない

sawa12_32006-02-12

とある研修会にて。

会場はほぼ満員で、私の左の席は数少ない空席であった。

その席に女性が立ち、私に向かって言った。

「この辺、いいですか?」

・・・いいけど・・


「この辺」ってなんだー!!

座席を抽象化しないでクダサイ。。
ああ、ニホンゴってむづかしい・・・

荒川様

sawa12_32006-01-31

東京に住んでいる。
それでも、冬場は空が澄んでいて富士山がよく見える。

通勤ルートの戸田橋は、チャリには高低差がしんどい難所で、
毎日通っていてもなかなか慣れないところである。

橋を上がりきったとき、富士山がくっきりと見えると何だか救われたような気がする。
汚い荒川も、枯れ草だらけの河川敷も、澄み渡って見える気がする。

荒川様、と拝んでも良い様な気にさえなってくる。


風景というものは心で見るものなので、見る客体そのものよりも、自分の心のあり方を映す鏡として捉えてもよいのかもしれない。

東京の狭い空だって、泣きたくなるくらい美しい、と感じることもあるのだ。


あっという間に1月が終わってしまった。

つかぬことをお聞きしますが・・・

sawa12_32005-10-23

タヌキを目撃した。
しかも近所のお宅の庭にて、である。

どんな田舎に住んでいるのだろうと思われそうだが、一応都内、23区内である。
閑静な住宅街、とはよく言われるものの。
タヌキって・・

当然誰も信じてはくれない。

しかし、見たのだ。

言い張る私に、一人の友人が投げかけた。

「黒っぽいポメラニアンかなんかじゃないの??」

・・・・

そうともいえるかもしれない。

黒ポメ・・・そんな種類はいるのか??
疑問である。

毎日の通勤ルートであるタヌキ発見現場のお宅では、
毎朝庭に水遣りをしている年配の女性がいる。

明日こそ、勇気を持って。

「つかぬことをおききしますが・・・」