精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

WMDCC2024(対スイス、準々決勝)

※画像はカーリングとは無関係です。

昨晩行われたWMDCC2024予選最終戦、日本はスイスと対戦した。

日本チームは、ここぞという集中力を見せ、ショット率でも同等か、スイス以上の出来で、6エンドまで終わり同点に追いつかれるも、7エンドのパワープレーでビッグエンドを作り、最後は逃げ切り勝ち切った。

だが、運までは味方にはできなかったということだろうか、勝敗数の関係で、同率2位ながらも予選を通過することはできなかった。

ちなみに、同グループ予選通過の1位ノルウェー、2位スイスにはいずれも日本チームは勝っているという皮肉な結果にもなった。

よって、日本チームはグループ内では5位、全体では9位、オリンピックポイントは12ポイントを獲得したので、この点では4人制(男女とも)よりもいい結果が残せたと言っていいのではないだろうか。

 

さて、先ほど、本大会の準々決勝を観戦していたが、各グループを勝ち上がった6チームのなかで、夫婦ペアが実に3チームあり、兄妹ペアが1チームというデータがあることがX内で流れてきた。

これは何を意味するのか。

たまたまかもしれないが、ミックスダブルスの場合、当たり前だが、メンバーが二人しかいないし、しかも、男女の異性とペアを組んで戦う。

二人で意見が分かれた場合、仲介に入る3人目のメンバーはいないのだ。

そこで、重要になるのがコミュニケーションとか、意思疎通とかといったところになるのだろう。

夫婦もしくは家族などであれば、長い時間を一緒に過ごすことになるので、円滑に物事を進めるには、どうしたらいいのか、予め対策は立てやすい。

日本選手権などにも、地方から勝ち上がってきたチームなどには、夫婦ペアが目立つ。

 

技術的な問題もさることながら、技術がトップレベルでもそれが二人でプラスになるとは限らないのだ。

幸か不幸か、今回出場のSC軽井沢クラブは、家族関係ではないが、(おそらく)クラブ内では先輩後輩ぐらいの間柄だろう。

僕はあくまで素人ではあるが、今大会観戦していて時々、先輩風になびいている後輩の図みたいな表情が見て取れたのは、気のせいだろうか…。

 

しかしながら、準決勝に駒を進めたのは、夫婦ペアのスイス、夫婦ではないエストニアとなった。

明日スイスの夫婦ペアは、スウェーデンの兄妹ペアと、エストニアは、準々決勝のカナダ(夫婦ペア)に続き、同グループで予選で対戦して負けている、もう一組の夫婦ペア・ノルウェーと対戦である。

こうやって見ると、またいろいろと興味が尽きず、面白く観戦できそうである。

WMDCC2024(対フランス)

※画像はカーリングとは無関係です。

データが全てではない、そんな試合だった。

日本時間25日午前1時に対フランス戦が始まった。

その時点で日本は、同率3位で、フランスはまだ1勝していなかった。

しかも、今大会、フランスは初出場というではないか。

 

ショット率では互角、もしくは、データによっては日本が上回っていた。

だが、この試合、日本はどうもアイスを読み切れていないのか、ミスショットが目立った。

山口選手も声があまり出ていなかったように思うし、少し表情も硬かった。

それでも、フランスは喰らいついてきて、まさかの4エンド、4点のビッグエンドを献上してしまう。

パワープレーも1点に抑えられて、試合は、エクストラエンドまでもつれ込んだ。

 

小穴さんが解説で仰っていたように、日本は普通に置きたいところに置けば勝てたのだが、そこをフランスは決めてきていた、のだ。

もう予選も終盤、予選敗退が決定しているフランスにとって、この勝ちにこだわる周年というか、真摯な姿勢というのは、今夜、予選通過がかかった最終戦、グループ最強と思われたスイスと対戦する日本にこそ必要なものだろう。

 

おそらくは、他チームの動向などにもよるだろうが、昨日のフランスのように、自分たちの勝利だけを信じて戦うしかない。

そんながむしゃらで楽しい、いいゲームを予選最終戦で日本チームには見せてほしいと思う。

WMDCC2024(対ドイツ、対トルコ)

※画像はカーリングとは無関係です。

昨日の対スペイン戦に続き、昨晩のドイツ戦、先ほど終わったトルコ戦と、イタリア戦での敗戦を引きずることなく、見事に切り替えることが出来ているようで、今現在まで3連勝。

これで、また予選グループ内では、同率2位にまで浮上して、まだ予選通過も自力で可能なところまで上がってきた。

あと、残すは2試合、フランス戦、そして最終戦はスイスが相手である。

フランスは、グループ最下位だし、よほどのことがない限り敗戦はないだろう。

 

問題は、ここまで6連勝、独走かと思われたスイスが、まさかの、デンマークに負けてしまうという(ちなみにデンマークに日本は勝っている)波乱が起きた。

一体、何が、スイスに起きたのか、全て試合を見たわけではないので、これは、日本がもう一波乱起こしてもおかしくない感じが出てきた。

 

ドイツ戦、トルコ戦とどちらも目立った致命的なミスはほとんどなく、トルコ戦のラストエンド、最後の一投は可能性があっただけにちょっとドキドキしたけど、ほとんど危なげなくつかんだ勝利と言っていいだろう。

インタビューの様子やオフショットの画像などからも連勝して、肩の力が取れた、いい笑顔や表情を見せてくれている選手たちには、頼もしささえ感じてしまう。

 

すでに、予選7位以上が現段階で確定して、来年の同大会の出場枠は確保した日本チーム(SC軽井沢クラブ)。

次は、前人未到の2年連続の予選通過、そして表彰台へと期待は膨らむばかりだが、その辺り、予選今晩のフランス戦までしか放送しない予定のNHKさん、なんとか結果が出たあかつきには、柔軟な対応をお願いできないものだろうか。

WMDCC2024(対スペイン)

日本時間の昨夜午前1時からWMDCC2024、予選Aグループの5試合目、対スペイン戦が行われた。

男女通しても、スペインという国は、4人制のチームがあるのか、あっても世界選手権などでは、B-divisionにいるのか分からないが、ほとんど見たことがないが、ここまで全敗でことカーリングにおいては、あまり普及している国ではないのかもしれない。

 

一方日本は、午前の試合で、イタリアに世界基準のカーリングに歯が立たなかった。

連敗は、何としても避けたいところで、まだ勝ち続ければ予選通過も見えないこともない。

 

試合が始まり、序盤、日本ペースで試合が進み、複数点の連続スチールなどスペインには負けることはなさそうだった。

だが、それでもスペインなりに、しっかりとしたカーリングはしていたように思う。

 

あり得ないが、もしも、スペインが日本選手権に出たら、そこそこ勝ち星を挙げられるのではないだろうか。

おそらく、スペインでも練習する場所もろくにないなか、世界選手権という大舞台に立っている選手たちには、敬意を表したい。

今回、フランスもあまり見ない国なので、そういった過酷な環境で修練しているのではないだろうか。

 

さて、日本はこれで、3勝2敗、同率3位につけ予選通過に可能性を残している。

だが、そこまでの道は険しいものがある。

このグループは、スイスが無敗で独走、イタリアが1敗で追走し、この2チームはもう負けることは考えにくい。

そこで、今同率3位の4チームは、日本、エストニアノルウェー、ドイツである。

エストニアには負け、ノルウェーには勝っているので、今晩この後のドイツ戦は負けられない。

なんとか、日本勝利を信じて、応援したいと思う。

がんばれ、ニッポン!

WMDCC2024(対デンマーク、対イタリア)

大会3日目を迎え、日本チームは、日本時間で昨晩、デンマーク戦をいい形で勝利をして、勢いに乗るかと思えた。

昨晩の試合は、確か、ロースコアで均衡した状態で迎えた第7エンド後攻パワープレーが見事にハマって一挙4点のビッグエンドを作り、勝利した。

 

だが、今日さきほど終わったイタリア戦は、僕が見る限り、次元が違うような圧倒的な強さを見せつけられた印象だった。

イタリアには、北京オリンピックで金メダルに輝いて、この種目の女王とも言える、コンスタンティーニ選手がいる。

4人制でも日本チームはもう、イタリアには勝ったことがあまりない印象。

ペアを組んでいる男性選手は、北京の時とは違うけれど、とにかく、一投目、コンスタンティーニ選手のドロー精度がずば抜けているし、これに伴い、いつの間にか、イタリア優勢な配置になってしまう。

挙句、日本は苦しいショットばかりをさせらるという試合展開で大差をつけられてしまった。

 

そんなイタリアに土をつけたのが、現在4勝無敗のスイスである。

選手のことはあまり詳しくないけれど、スイスはおそらくこのまま、独走態勢にはいるだろう。

予選は10チーム中、3チームしか勝ち上がれないから、1敗でスイスを追走するエストニア、イタリアには勝っておきたかったが、終わったものは仕方がない。

今晩深夜のスペイン戦は勝って、明日のドイツ戦につなげたいところである。

がんばれ、ニッポン!

WMDCC2024(対エストニア)

スウェーデンで行われている今回の世界ミックスダブルスカーリング選手権2024、時差が7時間あるらしい。

よって、1日3枠、最後の試合開始が午前1時となってしまう。

 

ノルウェー相手に勝利したことで、応援するこちらも是が非でも起きて観戦しようと思い、あくび連発しながら、なんとか試合開始時間にこぎ着けた。

始まってみると、ミックスダブルスにしては珍しくロースコアで試合は進む、好ゲームではあったが、第7エンドのミスが響いて、惜敗を喫してしまった。

この試合、印象としては、後半については、常に相手が先手を取り、日本は防戦するしかなかった、ような印象があった。

 

これが相手が調子が良かったのか、日本がアイスなどのアジャストできなかったのか、は僕には分からないが、次戦、このあと、デンマークとの対戦で修正してくることだろう、期待している。

デンマークに勝って勝ち星先行するか、または連敗となるか、カーリングには引き分けはないので、まだ、予選通過云々という段階ではないが、やはり、勝ちと負けでは負けから学ぶことはあっても、連敗しても先にはすすめないのが、現実の勝負の世界なのだ。

がんばれ、日本。

 

 

WMDCC2024(対ノルウェー)

日本時間で今日、今シーズン最後の公式戦、世界ミックスダブルスカーリング選手権2024(WMDCC2024)が開幕した。

日本代表は、「SC軽井沢クラブ」上野美優(23)・山口剛史(39)ペア。

上野選手は、今期4人制・SC軽井沢クラブのスキップとして日本一になった。

山口選手は、ロコソラーレの藤澤選手との「フジヤマペア」で、世界選手権5位という好成績を残しているベテランである。

上野・山口ペアは、今シーズンから始動したチームだけど、何と初出場ながら今年の日本選手権で、世界ランキング上位のペアを抑えて日本一になり、代表権を獲得した。

今年すでに行われた4人制の世界選手権では、日本は男女とも予選通過もできぬまま大会を終えてしまったことが、未だに上野選手本人もそうだろう、いちカーリングファンとしても悔しい思いをまだある意味消化できずにいる。

 

そんななか、始まったWMDCC2024、レギュレーションは、全20チーム(国)、10チームずつの予選リーグを戦い、上位3チームが決勝トーナメントに進む。

日本の入ったAグループには、ノルウェー、スイス、エストニア、フランス、イタリア、スペイン、トルコ、ドイツ、デンマークがいる。

ざっと見たところ、スイス、イタリア、日本といった予想で予選通過は十分可能ではないだろうか。

もちろん、予選とは言え、4人制の戦績を踏まえると、容易ではないだろう。

 

しかし、今日行われた初戦強豪ノルウェーに対して、最終エンド1点ビハインドで有利な後攻で勝ち切ることができた。

この、1点差でも勝ち切ること、これが4人制の世界レベルではなかなかできず、やきもきした印象があった。

まだ、予選1戦目だけど、試合をしたペアは去年とは違う顔触れのような気もするけど、確か去年3位のノルウェーに勝ったのは、選手たちはもちろん、ファンとしても手ごたえのようなものを感じてしまう。

プレッシャーをかけるわけではないが、去年、松村谷田ペアがなし得なかった世界選手権金メダルを今から期待してしまう、胸アツ雨の土曜日。