せいふふのブログ

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日本の少子化について

日本が少子化になった背景って、”子供にお金がかかる”、”共働き世帯や晩婚化の増加”等のライフスタイルの変化が要因なんだろうと思ってました。

 

しかし、そもそも本質的な要因が、別にあったことに気付かされたので、ちょっとまとめてみました。(きっかけは木下斉さんのVoicyを聞いたことです。詳細は聞いてみてください。)

 

間違った「少子化対策」が続く原因【1/4】原因を歴史から考える(2023/1/10 #0523) | 木下斉 一般社団法人AIA代表理事/内閣府地域活性化伝道師「木下斉の今日はズバリいいますよ!」/ Voicy - 音声プラットフォーム

 

まず、少子化の現状をおさらい

① 18~65歳までの生産年齢人口は、2021年で7,450万人レベル。これが今後一気にとてつもないレベルで減っていきます。2023年頃には6,500万人で1965年と同じレベルになる。65歳以上は3,600万人、高齢化率は既に30%であり、これからも段階的に伸びていく。0-14歳の比率は世界的には25%である一方で、日本は11%。こんなやばい現状の下、政府は何をしようとしているのかと気になるところ。

総務省|令和4年版 情報通信白書|生産年齢人口の減少 (soumu.go.jp)

 

岸田さんの異次元の少子化対策とは? 

岸田首相が昨今言い始めた異次元の少子化対策の論点は以下。

  • 児童手当を中心とする経済的支援強化
  • 幼児教育や保育サービスなどの支援拡充
  • 働き方改革推進

「異次元少子化対策」議論スタート 児童手当拡充、財源が焦点―政府:時事ドットコム (jiji.com)

 

とのことで、上記から現役世代(既に子供を産んでいる人達向けが中心)に対するもので、今までの対策と何が違んでしょーと思ってしまうのが第一印象。

 

では、少子化になった真因とは?(大きく3つあります)

1.産児制限

全く知らなかったのですが、そもそも日本は少子化政策を取ってきたから、少子化になったという事実です。いわゆる戦後の”産児制限”という政策です。これが少子化の発端となった要因です。

 

太平洋戦争時代まで話は遡ります。終戦当時、焼け野原となった日本でしたが、満州等、海外に住んでた人の引き揚げに加え、第1次ベビーブームが始まり、爆発的に人口が増えていきました。その当時の日本政府は、こんな狭い国土に7,000万人以上の人が住んでしまったら、抱えきれなくなってしまうという懸念を持っていました。


ここで、占領政策を進めていたGHQがでてきます。GHQとしては、何としても日本を2度と戦争を起こさせないとの目的から、人口増から国力をつけさせないよう、人口増加を押さえたいとの考えを持っていました。

 

その事がGHQ主導で進めた産児制限という政策につながりました。産児制限とは、その名の通り堕胎や避妊によって意図的に子供を数を減らし、制限をかけることです。

 

GHQ産児制限に、当初日本政府は反対していたが、結局は折れ、認めることになります。この政策が発端となり、日本人が子供を持つという事に抱く価値観自体を変えさせてしまったことが、その後ずっと日本の少子化に影響を与え続けることになりました。GHQに従った政府は、産児制限を推し進めるため、以下のようなことを実際に行っています。

  • 少子化のメリットをメディアを使ってアピール
  • 計画出産モデル村の登場
  • 中絶の合法化、避妊用具の供給
  • 少子化推奨映画の製作(松竹で)

等、ありとあらゆる方法で、出産や子供を持つという事に対する日本人のマインドを根こそぎ変えていったんです。

 

この施策の影響を受け、1946-1949年は毎年270万人ぐらい子供が産まれていたのが、その後一気に150万人まで落ち込み、第一次ベビーブームが終焉。

これを見ても団塊世代が日本の成長のドライバーとなったのは、確かだと思うんですけどね…。

出生数・出生率(人口千対)の年次推移 -明治32~平成12年-の図

図表1-1-7 出生数、合計特殊出生率の推移|令和2年版厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える-|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

 


一方で、戦前は多産多死で1,000人産んでも100人は無くなってしまう程リスクが高く、子供を沢山産んでいたという事もあると思います。5歳に至るまで死亡率も高く、乳幼児の死亡率は戦後劇的に改善しています。

 

赤ちゃんが無事に育つ国 : 乳児死亡率は世界最低レベル、母子手帳も貢献 | nippon.com

 

産児制限は、当時の人達だけでなく、その子供達の世代まで確実に大きな影響を与えました。今でも以下のような価値観が、どこかしらで私たちの中にも残ってしまっているはずです。

  • きちんと収入があり養っていけるようにならないと子供を持つことができない
  • 半端ものではだめ。子供は2人までが良い。
  • 家庭の中で子供を育て上げられない親はだめ
  • 子供を沢山産んでる人達は非国民 ←これは流石に今はもうないですかねw

このように、子供が産まれることに対して、ネガティブに捉えるように刷り込まれていったのです。今の70代ぐらいの親世代は、経済力がない人が子供を産むべきではないと、実際に思っている人が多いと思います。恐らく私の親もどちらかというとそう思っているはずです。

 

更に悲しい事実があり、この産児制限を進めたことによって、中絶も合法的に認められるようになり(=推奨される)、1957年頃の中絶割合は、なんと40%近くまで上昇しました。これはどう考えても異常です。これ程までに日本人の価値観を変えさせられたとは、今まで生きてきた中で全く知りませんでした。

2020年度の人工妊娠中絶届出件数 前年度比1割減 | 家族と健康 | 一般社団法人日本家族計画協会-JFPA-



上記にあげた産児制限を発端にした価値観の変化が、未婚化や晩婚化に影響をもたらしたのは紛れもない事実。

 

こうして、ゆるやかな二人っ子政策を取ってきた日本は、標準家庭(両親+子供2人=4人)となるもの、いわゆる核家族が当たり前の価値感となっていきました。当時の産業政策とも大きく絡んできますが、政府としても新築一戸建てやマンションを沢山建てたかったんですよね。なぜならば、GDPに占める建設費の割合が相当大きかったからです。(今でも10%ぐらいを占めている感じ)

 

太平洋ベルト(福岡、大阪、名古屋、横浜/川崎、東京)を中心として、結婚後、実家から独立して夫婦2人で住み、子供ができて3-4人の家族となる(=家を建ててくれるので、GDPに大きく寄与)。でも、今まで子育ては祖父母含めて大家族で見てたのはどうするのかというと、ここで、奥さんが子育てに専念する専業主婦という概念が生まれ始めます。結局のところ、親2人で5-6人の子供の面倒見るのは到底無理で、標準家庭である子供2人に落ち着いたという感じです。

 

また、大都市では、そもそもの家の作りの前提が家族4人ベースである3LDK等になっていきました。今の東京で、5LDK等の物件はあったとしても少なく、軽く数億はかかってしまって、普通の人にはとても買えないレベル。

 

子供の教育費はたしかにかかるけど、それよりも地価が高かったことが大きく影響してます。東京で子育てするのは、教育費の問題ではなく住居費の問題で少子化になっているとも言えます。

 

2.第3次ベビーブームを作れなかった

団塊ジュニア世代(1971年~74年生まれ)が就職氷河期とも重なり、ベビーブームを作れなかったことが、少子化問題に拍車をかけました。非正規雇用が増えたのも1990年頃からであり、男性の生涯未婚率もここから、どんどん高くなり、結婚自体しなくなってしまった。(男性の生涯未婚率、1950年1.7%、1990年 5-6%、2021年は3割程度まで上昇)

地方で急増…男性の生涯未婚率「35年で6倍超」が示すほの暗い未来予想図 女性の生涯未婚率は4%→15% | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 

3.少子化対策が寄与せず

最後に、1990年以降に始めた少子化対策が上手く行かなったことです。1989年の出生率が1.57となり、前回丙午(ひのえうま)である1967年よりも下がり、日本政府は大騒ぎになり、ようやく少子化対策を打つ検討をし始めました。

 

丙午に生まれた女の子は、気性が激しい女の子になるとの迷信で、極端にその年の出生率が下がります。実際1967年の出生率は前年比で▲25%減少。

 

この丙午の数値を下回ってしまったのが1989年。大騒ぎはしたものの、結局実際の対策実施までに4年の時間がかかり、1994年から少子化対策を始動。

 

内容としては、保育所の量的拡大や低年齢児(0-2歳児)保育や延長欲しく等の多様な保育サービスの充実等。国/企業や地域社会も含めた社会全体で子育て支援をしていくことを狙いとしていたもの。その後、育児手当等の施策を取ったが、これらが上手くいかなかった。

 

結局のところ、現役世代の人に育児支援の支援や手当の拡充を行ったとしても、3人目を産むということにはつながらない。なぜなら、晩婚化が進み、3人目を産む頃には適齢期を逃してしまっており、出産リスクが高まってしまうから。

 

これらの要因から、合計特殊出生率が1.3近くまで大幅に下がることになっていくわけです。やはり、いくら育児支援を拡充しても、子を産む親が子供を持つという事に対する価値観を変えさせられてしまっていることが、やはり一番の要因。

図表1-1-7 出生数、合計特殊出生率の推移(図)
図表1-1-7 出生数、合計特殊出生率の推移|令和2年版厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える-|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

 

では、これからの対策は?

① 早期結婚へのインセンティブ

25歳ぐらいまでに結婚すれば、何らかのインセンティブをあげる、または25歳までに子供を産めば、こういう特典があるなど、まずは政府主導で、若い内に結婚した方が良さそうだなーと若い人達に思わせることが大事。何かのイベントでご飯を食べに行く際には、補助金を貰えるとかも含めて。そもそも人に出会えず、結婚をしないこと(=事実婚含めて)が問題。

2021年の初婚平均年齢は31歳、1990年は28歳。この3歳は結構重要。結局は3人目を産むかどうかに大きく関わってくるので、晩婚化が進めば進む程、子供を多く産むモチベーションは下がってしまう。


② 移民に対する施策の向上

子供が大きくなるまでには時間がかかる。老人の介護だけでなく、子育ての方にも移民の方々にも働いてもらうようにしてもらう。税金を払ってくれているのに、参政権を与えていないのはおかしく、こういった権利等も見直すべき。


③ 婚外子に対する認識を変える

未婚のまま子供を産むという価値観に否定的、という日本人のマインドを変えるべき。フランスやスウェーデンでは5割程度は婚外子婚外子が持つ相続等の権利は改善されているが、認識自体を改めた方が良い。

 

標準家庭がベースで、子育ても夫婦だけでやるんですというのは、おかしい価値観。しかも、結婚したら子供は女が育てるものという勝手なイメージまで植え付けられてしまってきたのが、今までの日本の実情。

子供はお金がかかると思い込んでるだけであり、実際に教育費のウェイトはさほど重くはなく、むしろ35-40歳にもなってくればお金の問題ではなく、出産に関わる年齢が問題になってくる。
 
お年寄りの面倒を見なくてもよいように作ったのが年金であり、それを子育てにも仕向けるべき。若い人に投資することは、未来への投資になるはずなので。

 

共働きで家事、子育て、全てをやりくりしている女性は、本当にスーパーウーマンだと思います。日本ではワンオペ自体が当たり前のように受け入れられている節がありますが、これは普通ではないです。本当にやりすぎなぐらい、やっているのが今の日本です。

 

以前住んでいたシンガポールでは、多くの共働きの普通の家庭でも、メイドさん(フィリピン人の方)を雇っていましたし、台湾でも同様にメイドさんを使っているようです。

 

とにかく産児制限の影響で植え付けられた価値観を変えていくことに加えて、現状の共働きのオペレーション自体が普通ではないという事を理解し、少しでも状況を変えられるよう、行動を起こしていくことが大事なんだと思います。

 

私も共働き家族であり、まずは自分の家族に対して、自分ができる範囲で、より良い方向にいくようアクションを取っていきたいと思います!

 

ではでは、頑張っていきましょう。

Have a nice day!

広く弱くつながって生きる 佐々木俊尚

2年前からほぼ毎日聴いているVoicy(音声プラットフォーム)。言い換えれば、声のブログみたいなものです。

このVoicy、何が良いかと言うと、”ながら”で聴けるというのが何よりもメリット。ジョギングしながら、洗濯を干しながら、風呂掃除しながらと言った感じで、それはもう非常に便利。

クリエイターさん達にとっても、Youtubeで動画作成するよりも圧倒的に手間が楽。さらに文字でブログを書くよりも楽、そして自分の考えや言いたい事を、言葉と言う想いを乗せて発信ができる点がメリットとなり、Voicyのパーソナリティ=発信者の数もどんどん増えているようです。

そんなVoicy、現在フォローしている方は、6人。ちきりんさん、木下斉さん、佐々木俊尚さん、伊藤洋介さん、尾石晴さん、たいろーさん。

はじめは、ちきりんさんだけでしたが、そこから派生してこの6名の放送をせっせと聴いています。

その内のひとり、ジャーナリストの佐々木俊尚さん。元々毎日新聞社で警視庁捜査一課などを取材担当されていた経歴をお持ち。話のネタも幅広く深いもので、Voicyのタイトル通り、「毎朝の思考」として、色々と考える気づきを与えてくれています。

著書も書かれており、図書館で予約したこの本、「広く弱くつながって生きる」を読んだ感想を残したいと思います。

❝ 組織の考え方が全部ヒエラルキーになっているからです。ヒエラルキーという固定化された構造があり、それに則ってうまく物事を進めないといけない。❞

会社組織というのは、驚くほど縦の関係で成り立っており、中々フラットな関係は築けないものです。私自身、ヒエラルキーの無い組織に身を置いたことがなく、今働いている会社でも、体質的には旧日本軍となんら変わりの無い体制のもと、粛々と働いています。

とはいえ、日本企業で働く以上、そのどうしようも無い部分は割り切って、普段の仕事をやっているのもまた事実。

本来、チームとして働くのであれば、各々が活かせる領域において、それぞれがリーダーシップを発揮して、熱量を高く持って推進できることが理想形。

現実的には、この強烈なヒエラルキーのもと、”Look Eastしかり”、”Look 社内の幹部”しか見なくなり、全ての判断が上のご意向に則って物事が運ぶ仕組みが形成されていくわけです。

❝ 弱いつながりを手に入れるノウハウは、まずは社会活動をきちんとやる必要があるでしょう。

ボランティアでもサークル活動でもかまいません。フェイスブックなどを見ると山ほどイベントがありますので、

何らかの催しに積極的に参加してみることが大事 ❞

では、ヒエラルキーの無い組織とはどんなものでしょうか。佐々木さんは、この本で、”弱いつながり”という表現でヒエラルキーの無い組織を表し、弱いつながりが持てる方法を教えてくれています。

私は、ボランティアに興味が無いわけではありませんでしたが、今まで経験ゼロ。これを機に何かしらのアクションにつなげていきたいと思います。早速フェイスブックでチェック。まずは行動が大事。

❝ 友達に見返りを求めない。私にとって友達の定義は、利害関係の無い人。❞

当たり前のことだけど、たしかに友達ってそうだなと。友達と呼べる人を思い返しても、利害関係の"利"の字も存在しない人達ばかり。そして、友達に見返りなんか求めてたら、絶対に友達という人間関係は築けないですよね。

❝ 人を判断する7条件

①自慢ばかりしている人

②誰かと知り合いなのを自慢する人

③自分にばかりベクトルが向いている人

④人の悪口や何に対しても文句ばかり言う人

⑤お説教の多い人

⑥物事を損得で考える人

⑦業界内の話しかしない人❞


大抵、この人とは気が合わないなーと思う時は、上のどれかに当てはまっていることが多いw。

自分への自戒も込め、自分がそうならないよう、これらの7条件は意識したい。

フェイスブックの2つの利点

①人間関係の持続

②信用の担保 ❞

自分の周りでは、フェイスブックは段々とみんなやらなくなって来ている傾向。

なんとなくフェイスブックって、そもそものマンネリ化に加え、捉え方によっては自慢話しの場になってしまうこともあり、自己満の世界で終わってしまう事も多いのも衰退の要因かと。

とはいえ、自分としては、良いことをみんなにシェアできるなら、それで良いじゃんという考え方です。自分が感じて良いと思ったことを友達にもシェアし、それでもし何らかためになって、もしハッピーになって貰えるなら、それで良いのではというものです。

なので、佐々木さんも言っている通り、見ている人にとって、なるべく価値を与えられる情報提供ができるよう心がけて、フェイスブックは続けていきたいと思います。

❝ 大切なのは、笑顔、好奇心、謙虚さ 。ひとつにはいつも笑顔でいること。❞

年を取ると、上記のことって、忘れてしまいがちです。上記が欠けている人には、どうしても近寄りがたい存在になってしまいます。

❝ 継続的に社会にコミットしつつ、自分が生活できるだけのお金を得ることが一番理想的な人生。❞

人は生きていくうえで、何らな社会的なつながりを持って生きていかなければならない生き物です。その昔を辿れば、元々は狩猟採集民族として、集団行動してましたよね。

ですので、これからの人生、特に大事にしていかなければならないことは、仕事を抜きにして、どれだけ社会的なつながりを保っていけるかだと思います。

どれだけお金があって、FIRE(Financial Independence Retire Early)=経済的独立、が早い内にできたとしても、他者とのつながりも無いとしたら、全く面白味が無い人生になるのは明白。

❝ 家族で囲炉裏を囲む、友人達とバーベキューをするというイメージ。❞

佐々木さんが言っている上記のイメージ、こんな感じで人間関係を築けていけたら、本当幸せですよね。自分もそんな関係性、広く弱く、決してとぎれることの無く、つながっていける人間関係を作っていきたいと思います。

ではでは、ということで、今日も一日頑張って行きましょう!
Have a nice day!

これが日本のEV意向率の実情か!(マンションEV充電スタンド説明会)

先日、自宅マンションのEV充電スタンド説明会なるものがあって参加してきました。EV充電スタンド自体の設置は、マンションの総会で既に認可され、設置完了済みということで、今回の説明では、実車を使用した充電方法に関するものでした。(この説明会を受け、申請書を提出した後、充電できるようになる流れ)

認可された際の総会には参加していなかったので、住民の方々の間で、実際にどのような議論がなされて、今回の充電スタンド設置に至ったのか、背景はあまり把握していません。

ただ、個人的にはEV充電スタンド設置については大賛成です。将来的には、EV充電ができるということが、マンション自体の資産価値にも間違いなくプラスに働く要因になるからと思っているからです。

現時点では、日本ではEV普及が中々進んでいない状況下で、反対派の声も恐らく多数あった中で、よく認可まで辿り着けたなーというのが感想です(関係者の方々、本当お疲れさまだったと思います)

この説明会を通して、私が何よりも驚いたのは、説明会に参加した住民の少なさです。参加者わずか10名。現在住んでいるマンションは、800世帯程あるので1.3%程の低い参加率。

仕事柄、自宅マンションに駐車されている車を結構見てしまう方なのですが、平置き駐車で目につく範囲(機械式が主流なので)で、EVは日産:リーフと三菱:アウトランダーPHEVの2台ぐらい。なので、全体ではEVの数はあっても5-6台ぐらいかなーと思ってました。

で、実際に説明会参加者10名の内、EV所有者は4名なので、大体そんなものだろうーという感は当たっていました。

が、しかし、全く当たっていなかったのは、EVへの意向人数(興味がある人)です。ここでいうと、10人の内、所有者4人を引いた6人。たった6人!!! 私的には、何だかんだ言っても20人ぐらいは、EVを検討中 & 興味がある人がいて、この説明会にも参加するんじゃないかなーと思ってました。全くの見当はずれ。。。。。

以前、マンションの管理会社の方と話した際、マンションの駐車ロット数:800台の内、100台程度は空きスペースになっているとのことでした。ということは、駐車されている車は700台、その内EV(BEVとPHEV)は4台(EV比率:0.6%)となり、残り694台はガソリン/ディーゼル車となります。

日本で車を買い替える年数は平均で約7年、少しデータは古い(2017年)ですが、日本の保有台数の内、車齢で7年以上を占める割合は約50%とのことなので、ざっくり計算しますと、694台×50%で349台が買い替え対象台数になります。

つまり349台の内、6人が今回の説明会に参加したということは、次に車を買う際に、EVへの買い替えを検討している割合としては、最大でもわずか1.7%となります。繰り返しますが、最大でわずか1.7% !!!(EVへの意向率から実際の購入までとなれば、恐らく半分もいかない転換率になると思うので、今後直近でEVに買い替えする人は、たぶん3人ぐらい)

このマインドでは、そりゃEV普及は中々進まないわけですよね。たまたまこのマンションにおける結果がそうなのかもしれませんが、それにしてもちょっと少なすぎる感は否めません。

加えて、参加者の10名の内、60-70代っぽい方々:5名、50代っぽい方々:4名、しかも全員男性という属性。現役世代である30-40代の人達は私を除いていないという状況。

うーん、、、本当にこれで良いんでしょうかね…。住んでいるマンションが新しくはなく、詳細な年齢層は分かりませんが、たぶん50代以上の世帯が多いとは思います。

とはいえ、一定数の現役世代はいるはずであって、その世代がEVに興味を示していないっぽい結果が、本当にやばい状況だと思います

「中国EV市場はどんどん拡大」で記載した通り、いくら日本メーカーが「ハイブリッド車の方がエコで素晴らしいんです!」と訴求したとしても、世界はもう待ったなしでEV化が進んでいます。

※グローバル EV販売台数  2022年累計(1-9月):681万台、シェア13% 

Global Plug-In Electric Car Sales In September 2022 Exceeded 1,000,000 Global passenger plug-in electric car sales reached a new all insideevs.com  


2022年は、日産:SAKURA、三菱:ekクロス EV等、軽EVが日本市場に投入されたことで、日本市場におけるEVシェアは大幅にアップはしています。

※ 日本市場 EV販売台数 2022年累計(1-9月):6.9万台、シェア2.7% (前年1.1%から2.5倍以上アップ)

日本国内における電気自動車の売上とシェアを確認【最新情報/2022年9月】 - EVsmartブログ 欧米や中国などを中心に、世界ではEVのシェアが急拡大しています。日本国内では過去数年間にわたり普及が停滞していましたが、2 blog.evsmart.net  

ただ、それでもEVシェアはわずが2.7%です。日系各社メーカーは、EV普及に向けて頑張っているとは思います。とはいえ、欧州・中国を筆頭に、制度を変更され(ガソリン車は遅かれ早かれ廃止の流れ)、そのルールに乗っ取り日本では考えられないレベルの速さでEV普及化を推し進めている連中には、どうあがいても勝てない状況に追い込まれています。

SonyとHondaもEV第一弾が2025年前半投入とかって言っていますが、それじゃ遅いんです。その時点でもうEV市場の勝敗は決まっていると思います。

日本というガラパゴス市場にいると、まだまだEVなんて早いんじゃない?という雰囲気がなんか漂っていまよね。それは年齢層が上の人達に限った話しではなく、若い世代の人達にも同様に当てはまると思います。

大袈裟かもしれませんが、今回の自宅マンションにおけるEV充電スタンドの説明会において、EV普及に対する今の日本の縮図のようなものが垣間見れた気はしています。

私としても、まだEVには乗れておらずバリバリのガソリン車に乗っています。ただ、次回購入の際には、間違いなくEV(BEV or PHEV)が入ってきます。

EVは”値段が高い”、”充電が心配”というところも、まだまだ払拭できていない部分はあると思います。しかしながら、軽EVの投入等によって手が届く代物にもなってきてますし、充電スポット等のインフラも、自動車メーカーがますますEV車を推し進めることによって、充電インフラも更に拡充され、充電の心配も軽減されてくると思います。

「EVはどうかなー」と悩んでいる方も、まずは一度でも良いのでEVを乗ってみてはと思います。その加速性しかり静寂性しかり、今までのガソリン車では味わえなかった新しい体験がきっと得られるはずだと思います。

私もEVを手に入れ、BEVやPHEVで得られるNew Lifeをいつか体験したいなーと考えています。

ではでは、今日も頑張っていきましょう!
Have a nice day!

EV車が沢山@EV:LIFE FUTAKOTAMAGAWA

二子玉川で開催していたEV車展示のフェアについての話しです。このイベント、昨年から実施され、今回が2回目とのことです。

ここに展示されている車両の大半が年内に買えるとなると、新車EV比率が1%にも満たない日本でのEV普及も、ようやく進んできた感じです。

国産、外車含めて沢山のBEVモデルが展示されていましたが、それでもテスラ/モデル3から、わざわざここに展示されている車に乗り換える人はいないだろうと思います。

それほど、テスラが持っている魅力(ドライビング性能、OTAによるソフトウェアのアップデート、独自の充電インフラ:スーパーチャージャーを持つ点等)は、凄まじいものと言えます。

とはいえ、ガソリン車からのBEV乗り換えについては、全然あり得ると思います。特に、ヒョンデ/IONIQ 5は、非常にコスパが良い車なので、韓国ブランドに対して、ネガティブなイメージを持っていない人にはかなり受けると思います。

 

1.ヒョンデ/IONIQ 5

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グローバルで見れば、そもそも売れているEVであり、実績のあるモデルです。

  • 21年累計販売台数は67,000台

  • ジャーマンオブザイヤーを受賞

  • ノルウェー(BEV比率:80%以上)で、22年2月販売でトップ等

ですので、今からEVを出そうとしている日本のメーカー(トヨタ/bZ4X、スバル/ソルテラ)は、グローバルに高い評価を得ているIONIQ 5とは、周回遅れの状況。

追う展開でありながら、追えるようなステージ(スペック、価格面から)に立っていないという印象です。

ヒョンデの展示場所は、改札口をでて、駅から一番近く目立つ場所。説明員も積極的に来訪者に声をかけていましたし(会員登録の誘い含めて)、かなり真剣にIONIQ 5の認知度を上げようという、力の入れ具合が伝わってきました。

会員登録内容は、氏名、生年月日、住所、連絡先等、最低限の情報でした。保有車両の有無、購入意向度に関する項目はなかったので、タッチポイントを増やすことを主眼においたものだったものと思います。

IONIQ 5、それにしてもめちゃくちゃ後部座席が広い。ミニバン並みの全長4635mm、ホイールベース3000mmともあって、室内空間は快適そのもの。

”外部給電を使って、後部座席でリモートワークが出来る”と謳っているだけであって、今までの車とは違う価値観を訴えていることがよく分かりました。

内装のデザインは至ってシンプルですが、大型液晶ディスプレイといい、外観含めてEV感があって好印象。走行距離も498~618km(WLTC)と十分。税込み車両価格も479万~589万円とのことで、日本での認知度さえクリアできれば、本当売れるんじゃないでしょうかね。

2.SONY/VISION-S

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デザイン的にも、かなり化けそうと思わせるモデル。ホンダとの協業が発表されたばかりで、注目度も高く、多くの人が見に来ていました。助手席まで伸びるインパネの作り等、Honda-eとのデザイン等、何となくベクトルが同じような気もします。

VISION-Sについては、Hondaとの協業においては関係の無いモデルになりますが、今後のモデルについては、以下の体制になるとのことで、ファブレスとはまた違った形で、お互いの強みを活かせることになり、今後の展開に期待ですね。

  • 新規合弁会社:車両の企画、設計、開発、販売

  • ホンダ:製造

  • SONY:モビリティー向けサービスプラットフォーム

3.Volvo/C40リチャージ

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写真が上手く撮れていなかったので、HPから引用

インテリアの基本デザインは、XC40ベースなので、その点目新しさはなかったです。元々のデザインがかっこいいので、ガソリン車の感じのまま、EVに乗り換えたいという方には良いと思います。

搭載されているGoogleナビも触ってみましたが、操作性が高く、とても使い易かったです。

XC40、XC60で2018、2019年にカーオブザイヤーを取ってますし、日本での評価もとても高く、1月から一般向けのオンライン販売が始まったばかりではありますが、EVモデルでもそれ相応に人気がでると思います。

価格は719万円、バッテリー78kWh搭載で航続距離485km(WLTC)とのことで、日産/アリア、アウディ/Q4 e-tronあたりが競合になる感じですね。

4.SUBARU/ソルテ

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トヨタのbZ4Xがサブスクになることが判明し、Subaruの販売戦略も年内に販売することは決まっているが、販売戦略は未定とのこと。加えてちょっと気になったのが、ブースの雰囲気や説明員の態度(積極的に話しかけるような仕草は無し)を見ると、EV販売に対する本気度は?という感じです。

価格は未発表となっていますが、上にあげたIONIQ 5が競合になることは間違いないですが、スペック、価格的(IONIQ 5より安いことは無い)に見ても、非常に厳しい状況と言わざるを得ないと思います。

ブースで会員登録をしてみましたが、登録内容もEVに関する項目も無く、あくまで普通の内容(保有車両や次回車検の情報等)であり、どちらかと言うと、既存モデルの販売につなげるためのものでした。

IONIQ 5の日本市場進出は、bZ4Xやソルテラの前に合わせてきたと思いますが、トヨタやスバルがEV販売に対しておよび腰になっている中、一気に攻められてしまう気はします。SUBARUにも、EV販売の本気度を見せてもらって、ここから頑張ってほしいところです。

5.中国EVメーカー

1日目のお昼過ぎにに行ってきたんですが、沢山の人でかなり賑わっていました。場所的にも、駅を降りて直ぐなのでアクセスしやすく、二子玉川のライズショッピングセンターの広場という立地が、とても良いと思いました。

二子玉川は再開発されたエリアであり、マンションも沢山建っており、若いファミリー層も多いので、ショッピングついでに、このEVフェアに来られた方も多かったと思います。

日本では、EV普及はまだまだという状況ですが、お隣の中国ではEV化が益々進んでいます。

中国での21年度の販売台数は352万台(前年比:2.6倍)、NEV(新エネルギー車)が占める割合も13.4%(20年度:5.4%)と、一気に増えています。

この中国での販売を牽引したメーカーは、

  • 中国:BYD、Wulingを筆頭に、EV新興メーカーXpeng、NIO、Li Auto

  • アメリカ:テスラ

となっており、今回の二子玉川のフェアで展示されているモデルではありません。中国でのEV販売の熾烈さは、半端ない状況になっています。

NIOも、2025年以内に日本への進出を考えているようであり、既に2周回ぐらい先を言っている中国メーカーのEVモデルが、この二子玉川のフェアに展示される日も、そう遠くはないものと思っています。

ではでは、今日も1日頑張って行きましょー!

日本の家の断熱基準は、最高レベルであって最低レベル

タイトルが何ですか?っていう感じですが、これが今の日本の建築業界の実態のようです。

 

新築マンションや注文住宅の宣伝を見る際、このような表記が多いです。”断熱等性能等級4(最高等級)。国が定めた基準と比較すれば、確かに嘘ではないですが、世界基準と比較した場合、最低レベルになります。

 

要は、比較対象をずらした話をしており、この事が分かっていないと、広告を見た瞬間に「お~最高等級か~。なら断熱は大丈夫そうだな~」と大抵の人は思うはずです。間違いなく、私もそう思ってしまいます。

 

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断熱の世界基準

では、日本の断熱基準は世界と比べるとに見て、どうなっているのでしょうか?私が見た中では、この表(及び下段資料含めて)が分かりやすかったので引用しております。(HEAD研究会エネルギー『断熱会議 2022』より)

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HEAD研究会エネルギーTFチャンネル - YouTube

日本での最高基準は、等級4となっていますが、これはそもそも1999年に作られた古い基準となっており、断熱等級4だとしても、以下の通り、冬の夜、暖房を切った場合、翌朝部屋全体の暖かさが均一に保たれているわけではないのです。つまり、日本で最高等級とされる等級4でも、全然断熱性能が無く、十分では無いということです。(詳しくは、上のYoutubeから内容を見てみてください)

 

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一方、欧州では、冬の寒さを凌ぐには、HEAT20-G2(等級6)、HEAT20-G3(等級7)の高気密高断熱のグレードが求められています。

 

日本では、欧州に比べて遥かに低い基準である等級4でも、まずは建築物省エネ法を、2025年から適合基準を等級4で義務化(そもそも現状、義務化すらされていない)して、現状を打開しようとしていましたが、今回も国会提出が見送られてしまったとのことです。

 

この結果で、この分野に関して日本の出遅れが更に拡大し、日本として温暖化対策に向けて何を考えているのか、私から見ても良く分からない状況に陥っています。

 

省エネ基準適合率

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現状、新築マンション、戸建てで見ると、等級4に適合している住居は70%を超えています。(なので、義務化することはそんなに難しい話ではないはず)

 

その上の、ZEHレベル(等級5)に至っては、新築戸建てで25%、マンションではわずか2%しかない状況。つまりは、その上のHEAT20 G2以上となっている住居は、ほとんどないのです。日本人はどれだけ寒さを我慢して、暖房設備に頼って生きているんでしょうかね…(私も含めてですが…。)

 

これも全て、冬の家は寒いものという固定観念からきていますよね。私も全く抜け切れていませんでしたが、この事実(日本の家の断熱性能は良くない)を知ってしまった以上、自分ができる範囲内で、改善していきたいと考えています。

 

だって、今の時代、こんな車を販売しているメーカーから車を買いませんよね?でも、住居の場合、このような状態のまま(断熱・気密性能等も全く分からない)、多くの方が購入してしまっているんですよね。本当にこれは、不都合な真実だと感じています。

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ではでは、というわけで、今日も一日頑張っていきましょう!

Have a nice day!

断熱に目覚めた

タイトルそのまま通り、断熱に関して最近目覚め始め、今は完全に覚醒している状態です。テレビでも家の番組(”ビフォーアフター”や”渡辺篤史の建もの探訪”)もわりと好きな方で、元々興味があった分野でもありましたが…。

 

これだけは確実に言えることですが、今後、家を戸建でもマンションでも、新築/中古に関わらず購入する場合、自分の中では、間違いなく、”高気密””高断熱”が最優先事項となりました。これはもう完全に揺るがない自信があります(だって、良いことしかないですから)

 

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断熱に目覚めたきっかけ

 

そもそもなんで断熱に目覚め始めたかというと、きっかけは昨年から聴き始めている木下斉さんのVoicyで、岩手県にある「オガール紫波町」の取り組みの回を聴いてからです。

 

2021/7/30 #0008 図書館らしくない図書館 | 木下斉 一般社団法人AIA代表理事/内閣府地域活性化伝道師「木下斉の今日はズバリいいますよ!」/ Voicy - 音声プラットフォーム

 

ここで紹介されていた超高断熱賃貸の話しから、高気密・高断熱という概念を知り始めました。そこからは色々と断熱に関するブログを見たり、Voicyの中でも話がでていた建築家の竹内昌義さんの存在を知ったりして、本(あたらしい家づくりの教科書等)を読み始めました。

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https://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%84-%E5%AE%B6%E3%81%A5%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%81%AE%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8-%E7%9C%9F%E4%B9%8B-%E5%B2%A9%E5%89%8D-%E6%9D%BE%E5%B0%BE/dp/4865270590

 

調べた結果、今までの自分の考え方(仮に家を注文住宅で建てるとしたら、家の広さとかデザイン等、外面の見える部分が重要事項となっていた)が、全て覆され、「家づくりで一番重要な点は、見えない部分をどう大事に考えるかが重要」、ということを思い知らされました。

 

つまりは、断念・気密性能を高め、太陽や風の力を上手く活かして設計し、部屋全体が快適で居心地のいい家を作る、に尽きることだと思います。

 

断熱、気密を高めると何がメリットになるのか?

ざっくりあげる以下の点になります。

 

  • どの部屋でもムラのない室温の実現
  • ヒートショックの防止(実は年間で17,000人ぐらい亡くなっている)
  • 冷えは万病のもとであり、寒さを無くすことで健康・長寿につながる
  • 冷暖房費が少なくなり燃費の良い家になる
  • 省エネ/省CO2につながるエコハウスになり、未来にも貢献

 

自分の子供時代を思い起こしても、冬は部屋が寒いのが当たり前との認識で、寝ている時にも頭の上に電気ストーブを付けて、寝ていたことを思い出しました w 

 

特に廊下やトイレ、風呂場等、暖房器具がないエリアの寒さは強烈で、耐え忍んでいた記憶しか残っていません。

 

調べるまで知らなかったのですが、ヒートショックで亡くなられる方の人数は、交通事故で亡くなる数(年間:8000人)よりも多いそうです。こういうことも全く知りませんでした。

 

そういえば、高齢者の方がお風呂場の浴槽で亡くなられる方のニュースが流れてきますが、それがヒートショックによるものだったんですね。

 

断熱の基本は窓から

 

とはいえ、今は賃貸マンション暮らし。引っ越す予定もなく、家を建てるわけでもない。では、今の自分にできることは何か?と考えた時、まずできることをやってみました。

 

それが、窓の断熱です。なぜ窓の断熱かというと、熱の出入りは主に窓からきているからです(夏は7割、冬は5割)

 

ですが、日本で普及している家の窓は、大抵、断熱性能が低いアルミサッシです。この点、私も全然知らず、恐らく多くの方もあまり認識されていない点なんだと思います。(当然、私の家の窓も全てアルミサッシでした)

 

持ち家ならば、断熱性能が高い樹脂サッシ等にリノベできますが、我が家では賃貸なのでできません。では、できることは何かなと考えたところ、DIYで内窓を自分で作れば良いという結論に至りました。

 

早速作ってみました。DIYの内窓はネットをググれば、先人の方達が色々とやり方を教えてくれていますので、それを参考にすれば、だれでもできると思います。DIY等、全くやってこなかった自分ができたので、工具を使うことに慣れている人ならば、あっという間に作れちゃうと思います。出来上がりは、こんな感じです↓

 

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ちなみに私は以下のサイトを参考にさせて頂きました。

 

【内窓DIY】5,000円以下の作り方|賃貸でも2重窓で断熱効果抜群! - 清八商店 (neobp.net)

 

で、効果はどうだったかというと、非常に満足してます。

 

まず、結露の低減。今まで毎朝、雑巾でふくと滴るぐらいの水滴があったものが、ほとんど無くなりました。部屋の温度も+1.0~+1.5度程度、高まった感じです。僅かではありますが、この温度の差でも寝ている時の感じは、全然違います。

 

ということで、こんなちょっとしたDIYでも効果がでる断熱ですので、家の構造からしっかりと断熱・気密を考えて設定すれば、今までの概念(冬の部屋は寒い)は、全く変わるんだろうなーと感じています。

 

また、①エコハウス、②太陽光発電、③EV(電気自動車)、これら3つのつながりに関して、個人的に非常に興味を持ち始めています。

 

今まではマンションでも戸建でも住めれば、家はどこでも良いかなと思っていたものが、ちょっと方向転換しそうな感じです。(つまりは、上記を実現するために、ちょっと戸建を買いたいなーと思い始めている)

 

どうなるか分かりませんが、興味があり、さらに今後話題になっていく分野なので、自分としても色々と調べて知識をつけていきたいと思っています。

 

ではでは、今日も一日頑張っていきましょう!

Have a nice day!

ルーティン化の重要性

”やる気スイッチ”と聞くと、英語の学童スクールとして長女が通っていた”キッズデュオ”を思い出します。本来ならば、やる気スイッチは外から引き出してもらうものではなく、自分の内からなるものなので、ちょっと履き違えてしまっている感じもありますが…。それはさておき、

 

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自分ルールを作る

 

先日、木下さんのVoicyを聞いていたら、モノゴトに対するやる気の問題は、”自分ルールを作ることが重要”だと聞き、正にその通りだと感じました。

 

voicy.jp

 

まず、何をするにも、人に言われて何かをやらされると、間違いなくモチベーションは下がります。これは、親が子に”勉強しなさい、片づけなさい!”とあれこれ言われることや、上司からの命令を受けてやる仕事等ですね。私もそうですが、人から言われると一気にやる気が無くなります。

 

なので、自分で主体的に動き始めることがとにかく大事。これがまずスタートにあって、次に継続するために、どうやり続けていくのかが問題。これは、冒頭自分ルールが大事だと言いましたが、私の場合は、何をするにもルーティン化させてしまうことが一番だと考えています。

 

例えば、私の場合ですと、毎朝起きたら外にでてジョギングすることが、ルーティン化となっています。ですので、これを朝しないと、何だか気持ちが悪い状態に陥ってしまいます。

 

とはいえ、毎朝ジョギングに行きたく行きたくて仕方が無い、という心境にはまだなっておらず、当然、冬の寒い日等は外に出るのが面倒臭いですし、体の調子が悪くて走りたくない日もあります。でもそんなときでも、ジョギングはできなくても極力外にでて、代わりにウォーキングしたりしています。

 

とにかく、朝起きて一旦外にでないとスッキリしないという体に、いつの間にかなってしまいました。つまり、これが”朝起きたら走る”という、ひとつのルーティン化になっている例と言えます。

 

他にも何か資格を取るために、朝一定の時間を設けて勉強したりすることも、ルーティン化のひとつになります。過去、簿記3級とFP3級を勉強した時にも、この方法を使って、勉強に対するやる気を継続させました。

 

自分の反省も含めて、基本的に人間は怠惰な生き物であるということを肝に誓っており、そこをどうにか仕組み化して、動かせるスキームを作れれば、人は色んなことに、もっとチャレンジできるものと思っています。

 

スマホを通してSNSYoutube、無料漫画等、誘惑されるものばかりで溢れていますの。そこをどう断ち切るかも、自分なりのルールを作って歯止めをかけることが重要なんだと思います。

 

22年が始まってもう1ヶ月経ち、今年の目標としてまだ明確に掲げられていませんが、やりたいことは色々と考えています。"Time is money" 限りある時間の中、過去でもなく未来のためでもなく、今を生きるために、自分の時間、家族の時間、友達の時間、それぞれバランスを取りながら、しっかりと目標を定めて、楽しんでいきたいと思います。

 

ではでは、今日も一日頑張っていきましょう!

Have a nice day!