実家の蔵から大日本帝国政府の戦時国債(三分半利公債)が出てきたので財務省に問合せてみた 1/3。
実家が田舎で蔵がある家は数十年単位で蔵の大掃除をやるかと思います。
例外なく我家もお盆前に蔵の大掃除を決行しました。
実家が江戸時代に商人文化が栄えてたところに位置しているため、蔵の中にいかにも価値がありそうな古いタンスが多く今まで処分できずに放置されてきました。でも今回は未来の子孫のために今ここで決断すべきだと思いタンスも処分しようということで、家族でタンスや中のもの一つ一つ議論しながら処分するもの残すものを決めて大掃除しました。
そんな折、今までここ四半世紀誰も触れてなかった古タンスの中から見たこともないものがでてきました。
それがこれです。
賜金?
辞書で意味を調べてみると、
賜金(たまわりきん)=天皇や国から下賜(かし)される金。下賜金。※下賜=高貴な人が身分の低い人へ物を賜ること。
とのこと。
中身ですが、
古い書体ですがざっと目についたのは、大日本帝国政府、三分半利公債証書、大蔵大臣、昭和十八年発効。
あと金額ですが、壱千園(千円)。
昭和十八年の国債?
終戦が昭和二十年の八月だから戦時中。
そりゃ、発行元が大日本帝国政府ですよね。
いわゆるこれが戦時国債ってやつ?
どうして我家に?
少し調べてみると昭和十八年は白米10Kg=3.36円らしいので銘柄により差が大きいが現在10kg=2,000円とすれば2,000/3.36=595.2
単純に現在の貨幣価値で考えると、595.2倍。約600倍の価値になってるということですね。
壱千園(千円)は現在の約60万円。
他にもこの債券以外に違うに金額の債券や書類がでてきて、壱千八百圓、壱千貳百圓といった記載があります。
金額にも驚きなんですが、
そもそもこの戦時債券などはいったいなぜ我家に?これは何なの?
いろいろ疑問がわいてきたので明日にでも財務省(旧:大蔵省)に電話で確かめみることにしました。
※続く