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中国駐在中アラサラリーマン夫婦の雑記ブログ

2018年GW雲南省旅行② 昆明市内観光~夜行列車で麗江へ

2018年のGWに麗江、昆明、香格里拉(シャングリラ)に夫婦2人で旅した記録二日目。

↓1日目

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 ホテルで朝食~夜行列車のチケットを購入

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1人1,000円ちょっとの激安ホテルで朝食。美味しいとまでは言えないが、中国の朝飯に慣れている人なら、問題なく食せるレベル。写真には写っていないが、麺コーナーも充実していた。

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 朝食を食べ終えたら、Trip.comで予約しておいた夜行列車(麗江行き)の発券をするために昆明駅へ。乗る直前に発券しても良いけど、中国の鉄道駅はとても混むので事前に発券しておくのがおすすめ。

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さすが3連休とだけあって、かなりの混雑ぶり。1時間ほどかけてようやくチケットをゲット。発券のやり方は簡単で、予約サイトで発行された予約番号とパスポートを見せるだけでOK。

この昆明-麗江間の夜行列車、座席の種類が5種類ある。それぞれの値段は以下。

  1. 硬座(二等座席):89元
  2. 軟座(一等座席):137元
  3. 硬臥(二等寝台、3段ベッド):152元
  4. 臥(一等寝台、2段ベッド):226元
  5. 個室:669元

9時間も車内で過ごすので座席は論外として、3~5のどれにするかは悩むところ。勿論5が一番いいけど、2人で2万円強は少し高い気がする。1と5を1枚ずつ購入し、5の個室に2人で寝るなどといったケチ臭いことも考えて、出来るかどうか駅員に聞いてみたが、"不知道"のひとこと。結局無難に4を選択した。

昆明西山森林公园、龍門観光

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無事列車のチケットをゲットしたところで、地下鉄で西山公園駅に移動。昆明駅から20分ほどで、4元/人。

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昆明随一の観光名所・西山森林公園へ続く道。相当な混雑具合。少し歩いた先に公園までのバス乗り場があったが、せっかくなので歩くことに。バスの場合は88元/人。

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アスファルトの道を1時間ほどかけて登る。5分に1回くらいの頻度で運転マナーがなってないバスが通るので、少し危険だった。

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途中でリフトやミニバス乗り場があったが誘惑を断ち切り、オール徒歩で龍門まで到達。所要時間約4時間。

ちなみにこの龍門、「登竜門」の語源になったそう。(諸説あり)

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晴れていたら絶景らしいけど、この日は曇りなのか、PM2.5の影響か、霞がかかっていたのが残念。

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歩数はちょうど2万歩。運動不足のアラサーにはちょうど良いエクササイズになった。

ディナー、そして夜行列車へ

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さすがに疲れたので、帰りはサクッとバスにのり、狙っていた雲南料理屋の醉云南へ。ここは中国の食べログ、大众点评でかなりの高評価だったので、大変期待していた。

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看板料理の一つ、牛汤锅。

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店員さんおすすめのサラダ。

結論から言うと、我々の口にはあまり合わなかった。1枚目の牛肉、柔らかくて美味しいが、一緒に煮ているミントの主張がとても激しい。2枚目の野菜もしかり、悪く言えば道に生えている草の味というか、野性的な味が強いと感じた。

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ということで、雲南料理屋はさっさと出て、途中の昌菜屋で腹を満たして昆明駅へ。夜の9時なのになかなかの盛況ぶり。駅のトイレで歯磨きなどを澄まして22:00発の夜行列車へ乗り込む。麗江到着は翌朝7:30の予定。

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軟座の場合、一つの部屋に2段ベッドx2が置いてあり、4人で一晩過ごすことになる。かなり狭い部屋なので、相部屋になる相手はとても重要。しかも男女で区別してる訳ではないため、一人旅の場合は注意が必要。

我々のルームメイトは、広州出身の若い女性同士のカップル(多分)だった。とても良い方たちで、特にトラブルもなく快適に過ごせた。

本日の費用

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2018年GW雲南省旅行① 出発

面積は日本の25倍、世界遺産の数は52箇所(イタリアに次ぎ世界2位)もある広大な中国。その中国人の間で、一生の内に必ず行くべき観光地第一位として度々取り上げられるのは、万里の長城でも九寨溝でもなく、雲南省/麗江(Lijiang)だそう。

今年のGWはそんな麗江に加え、省都/昆明、絶景スポット/香格里拉(シャングリラ)に夫婦2人で旅行してきた。 

↓大昔に書いた計画記事 

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旅の全体計画

今回の旅で必ず行きたかった場所は昆明、麗江、香格里拉の3箇所。

昆明には、雲南省最大且つ中国全土でも有数のハブ空港、昆明長水国際空港があり、日本からは勿論、私のように北京や上海などから訪問する場合でも、昆明を拠点として旅程を立てるのがベストかと。

一方で、昆明と麗江、香格里拉間は結構な距離があるため、移動時間が出来るだけ短くしたい。

 

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各都市までの移動距離

 悩んだ結果、昆明往復より多少値は張るものの、昆明着、麗江発でフライトを取ることにした。

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ざっくりとした予定は以下。

f:id:sengupta:20180710152227j:plainあらかじめ予約したのはフライトと初日のホテルのみ。労働節休暇中にもかかわらず、フライト代は5万円弱/人とリーズナブル。ホテルの選択肢も結構あり、しかも激安。

いざ出発!

 

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 各都市間の移動距離が長いため、荷物はコンパクトに。

 

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中国東方航空の機内食。味は可もなく不可もなく。

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 予定より30分ほど前倒しで昆明空港に到着。一刻も早く夜の昆明を堪能したかったため、タクシー乗り場へ直行。予め予約しておいた昆明鉄道駅近くのホテルへ。

 

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昆明の空港と中心部の位置関係は北京のそれと似ている。空港は中心部から見て北東に約30キロ。鉄道でも移動できるが、タクシーを使っても100元に満たないので、さっさとタクシーに乗ってしまった。

 

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 ホテルはTrip.comで適当に選んだ金茂酒店。昆明鉄道駅から徒歩10分と立地は良好。写真の通り、外観は若干廃れている感はあるものの、部屋は清潔感あり特に不満はなかった。このホテルのお値段、なんと156元(2,650円)/部屋。朝食付き。北京や上海のホテルと3倍くらい差がある。これぞ地方旅行の特権。

昆明の夜

ホテルに荷物を置いて、早速昆明探索へ繰り出す!!・・・も、時刻は深夜22時過ぎ。駅周辺を歩いてみたが、ほとんどのお店は締まっており、屋台がちらほら賑わっている程度。

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 串屋の屋台。お値段は1本3~5元ほど。左上に雲南省特有のあの食べ物が映っているが、初日からお腹に負荷を掛けたくないので、泣く泣くスルー。

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牛、鳥軟骨、シイタケ、にんにくなどの串を大理ビールで。お味は花椒などのスパイスがたっぷり使われておりピリ辛。ビールによく合う。トレイがラップコーティング(?)されており衛生面に気を使っているところもグッド。ただこの大理V8ビール、アルコール度数が2.5%しかなく、若干物足りない。標高が高いところで飲む場合を想定し、低めに設定されているのかもしれない。

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その後もご当地グルメのお店を探したものの、同じような屋台しか空いておらず、消去法で麻辣烫の超有名店、楊国福へ。旅行先でチェーン店に入るのは少々勿体ない気もしたが、安定のお味で満腹に。

翌日は1日中歩き回る予定なので、あまり深酒せず、サッサと帰宅。

 

本日の費用

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中国人おすすめ!風邪の対処法

中国人おすすめの風邪対処法をまとめました。

久しぶりに風邪を引きました。数日前に「のどがイガイガする…」と感じた翌朝、発熱・節々の痛み・鼻水・くしゃみ。花粉症の症状もピークで、鼻セレブの箱ティッシュが1日で無くなるほど。

日本では風邪の民間療法として、のどにネギを巻くお茶でうがいするといった方法がありますが、中国にも様々な方法があります。中国の友人や同僚からおすすめされた方法5つをご紹介します。注意が必要なものもあるので、参考程度にご覧ください。

1.お湯を飲む

風邪ひいたかも~と言う私に、同僚たちは「大量のお湯を飲みなさい」と連呼。お湯を飲んで発汗、利尿作用を促進し、早く風邪を治すのが狙いだそうです。女性は身体を冷やしてはいけない、という考えが根付く中国では、真夏でも熱々のお茶やお湯をよく飲みます。風邪をひいたときは、いつも以上に大量のお湯を飲むんだとか。

2.生姜湯を飲む

お湯を飲むの応用版ですね。作り方はとっても簡単。鍋にお湯を沸かし、スライスした生姜と赤砂糖(紅糖)を入れて軽く煮込めば完成。赤砂糖は中国のスーパーならどこでも手に入ります。ポイントは寝る前に飲むこと。もちろんいつ飲んでも良いそうですが、飲んでサッと寝るとより効果的だそうです。翌朝少し回復して出社した私に「ちゃんと飲んだ?!生姜湯って効くでしょ?!」と目をキラキラさせて聞く同僚に、思わず笑ってしまいました。

3.カッサをする

刮痧

 

日本ではあまり聞き慣れないカッサですが、中国では古くから伝わる健康・美容法として人気です。数年前ハリウッド女優やモデルが美容法に取り入れ、話題になりましたね。中国語では刮痧(guasha)と言い、象牙や陶器などの素材でできたカッサプレートを使ったマッサージを指します。

血液循環、新陳代謝を促進して免疫機能を高め、小顔矯正やアンチエイジングにも効果があると言われています。ただし食後30分以内、妊娠中、糖尿病の場合は避けるなどの注意点と、施術痕ができることもあるため、事前に確認しましょう。

4.大根スープを飲む

作り方は鍋に水とスライスした大根を入れて、煮立ったら少量のお酢を加えて飲むというシンプルなもの。あまり美味しそうじゃないので試したことはありませんが、のどの痛みにも効くそうです。

5.フルーツを食べる

脂っこい食事は避けて、フルーツをたくさん食べなさいとよく言われました。中国では街中で荷車のおじさんが売っていて、カットされたものも多いです。ビタミンを多くとる、というのは日本でもよく聞きますね。

市販薬は不安…?

中国の友人が風邪をひいた時、日本の市販薬(ルル、パブロン)をあげたところ「副作用はあるの?」「身体にあまり良くないよね?」と懸念する声がありました。東洋医学の自然治癒力を高めて治すという考えから、極力薬には頼りたくないそうです。日本で薬を爆買いする中国人がいるように、市販薬に抵抗のない人もいる一方で、薬は身体に良くないと考える人も多くいるようです。風邪をひいたら風邪薬、と何の疑いもなく薬を飲んできましたが、民間療法を試してみるのもありかなと感じる体験でした。

中国人から好評だったもの

私はのどの痛みから始まるので、龍角散のど飴を重宝しています。中国の友人にあげたところ、効く!と好評でした。喜んでもらえたのが嬉しくて、複数の知人にプレゼントしたところ、みんなから好評♥ハーブ独特の香りが漢方っぽい?せいか、安心できるそう。また大気汚染がひどくてのどが痛いときも、これを食べると多少良くなる気がします。独特のにおいと味が気になる方は、シークワサー味、ミルクタイプがおすすめ。(全部試したところ、ミルクが一番クセ無いです)

以上、中国人おすすめの風邪対処法でした。