私の表現活動について4

動くと疲れる。動かなくても疲れる。

ではいつなら疲れていないのかという問いには、

寝てる間ですかねと軽く返すがそれは希死念慮の思考だ。

起きたすぐだってもう寝たことに疲れを感じている。

完全に自己の位相を失っている場合とは、

属していないということではなく、

むしろ勤め人が地点を見失う。

所属フリー(芸人)にはフリー(芸人)として広い場があって落ち着きが得られ、

不安定さを装うことだってできる。

部品としての佇まいが最も客観視できない立場であり、

マヘルの演奏は形式に身を置く前提で、

その前提にバグを起こすことでどこでもないところへ、

Unknown Happinessに行くためだったのかなと、

前置きはここまでにしておいて

 

「観察」と題したものを五つ作って終わりとしたのが2021年5月だ。

https://ynightpoolm.bandcamp.com/album/--5

4月だった。

今確認した。

たまに聴き返すが、まあそりゃといいますか、

気に入っている。

 

次に作るものは決めていないが、

楽器を触ると何かはできる。

鬱病を回避できているのは、

案外丈夫な体を持っているというところと、

まだ音楽を作れるからという点にある。

 

複数人で行う録音のプロジェクトを始めた。

Google Driveに各々素材を入れ込み、

それに誰かが何か付け足していくのを繰り返し、

音楽をつくる。

イデア自体は学生時代の頃のもので、

当時は企業として観賞用の音楽をつくるための手法として考えていたが、

そんなバイタリティが自分にないのは考えるまでもなかったので、

暇つぶしと消化不良を解決するために当該試みに流用して始めた。

フォルダにアクセスできる人数は現時点で13人。

今確認した。

動かすのをサボっていたら完全に止まってしまった。

動くと疲れる。動かなくても疲れる。

ではいつなら疲れていないのかという問いには、

煙草を吸い込むときですかねと軽く返すがそれは文学気取りの戯言だ。

小説をここ5年読んでいません。

先月小林泰三の「密室・殺人」を読み返しました。

高校生の時分に読んだのを再読するのが一番たのしい。

こんなんではだめなので、

参加したい人いたらお声がけください。

よっぽどでなければ前科者でも受け入れますが、

乱行パーティを主催しているような奴だと、

面談ののち不採用とする場合があります。

気味が悪いので。

 

対外活動としてのライブは、

さいきん「庭」というノイズ集団に混ぜてもらえることが多いのでそちらと、

ソロで何回かやっています。

庭はそのときどきで何かやれることを考えて、

ソロはそのときどきで何かやれることを考えて、

やりすごしています。

インストが多いのでソロの場合でも歌は少ないです。

かつてやっていたギター弾きながらうたうのは嘘となりました。

 

新しくバンドをやる計画があるのですが、

そこでは歌をやります予定でありますので、

壊れておりますうたを考えておりますつもりですますので、

頑張ったらいいんじゃないでしょうかね。

ドラムをやってもらうひとは私が一番信頼している人ですので、

このあいだ数年ぶりに会ったらなんだか精神病の気を思わすような、

なんせ談笑しながら煙草を持つ手が震えておりましたので、

文学気取りの戯言かよと、

鬱病患者の洒落もどきかよと、

なんだか不安だなぁと楽しみにしておりますです。

 

こんなところでいいですか?

では今から大原優乃ちゃんのYouTube鑑賞に戻りますので…

それでは。

 

 

追記:azusa dies for hymnという私が主導していたバンドの音源をでっちあげますので、近々お知らせします。

私の表現活動について3

 デモ録り(Odradek)については結局アルファベット分全部作ったので完了した。結果を全部繋げて一つの音声ファイルにして、適当に動画のループを編集したものに載せてYouTubeに上げてしまった。無駄に長いことスローペースに続けていたものが終わってしまって少し寂しい気持ちにしばらくなっていた。振り返ってみると、いつ始めたかはあまり覚えていないが、データの記録を遡ると判明するのだろうが流石に面倒臭すぎるのでやらないが、「私の表現活動について」と題してブログ文章を書いた最初のを確認すると2018年11月12日なので、たぶんその近辺だと思うが、終わったのはツイートを遡ればわかる(音源が出来上がったら即日アップロードしていたので)、2020年5月24日でした(ツイッター遡るのは苦じゃないのね)。一年半近くかけているのに26曲程度か。遅い気がするけどそれが悪いのか良いのかはわからないな。とりあえず自分でやると決めたことを、社会に言われるでもなく一つやり終えたのでまあよしとしてしまいました。URL貼りますね。

 

youtu.be

 

 自分の動画のリンクコピーしにいく前に一回YouTube佐藤ミケーラ倭子の動画を観に行ってしまいました(完全に冷凍食品さんの影響です)。ミケちゃん、トゥルースリーパーだよ!!!

 

 まあそれを経て、さあ音源集2に取り掛かろうかなと思ってたんですが、まだ何か経たいなと思いまして、別ベクトルでもう一個やろうと始めました。『観察』というシリーズをですね、始めました。始めようと思ってしまったんですよ若奥様。同世代で結婚してる人どれくらい居ますか?僕知り合いで2人くらいしか知らないよ。早くみんなの色メキ立った話、聞かせてよ、人の生(ナマ)を知りたいよ。気軽にメール送れる人1人も居ないことに気がついて辛いんだよこっちは。ライン?とかを気軽に、大学の同期とかに送って、それに対して返信が来る人が本当に羨ましい。いや、送るという段階に至れる人が本当に羨ましい。自ら能動的に人と関わる行動に出れて、それを社会的にもおかしくないと自覚した上で自然に振る舞えて、そういう人にはそういう才能が

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(しばらく読書をする)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『観察』というのは、カフカのまあ1st.であるわけなのだけど(この中では、「インディアンになりたい」が一番好きだった)、Odradekに続きまたカフカかよと自分自身少し恥じるところもないわけではないが、自分の表現を世に出し社会的な位置づけに置いてみたいという欲求に対しておあつらえだと思ってしまったのだからしょうがない。そう、この活動は社会的な、対外的なアプローチとして動いたつもりではある。完全に自主的なものだから意味ないんだけどね。

 

 2~3曲程度と、自分で録った写真(ジャケット的な)を1セットとして、bandcampにアップロードする。bandcampというところは、全曲視聴できるのが前提で、ダウンロードが必要なら金銭を指定してそれを許可できるサービスである(合ってる?)。自分は一曲100円でやらせてもらうことに決めた。金がもらえたら試みとしてニヤニヤできるけど、聴いてもらうだけでも結構嬉しい。ちょっと集中して作るつもりなので、興味を持ってもらえる方にもそのつもりが伝わるといいが、インターネットのみのコミュニケーションだと自分の性格もあいまって伝わるのがなかなか難しそうですね。

 

 まあ、やるので、ちょっとスベってるかな......、に耐えきれなくなるまではやるので、よろしくお願いしますというところです。

 

 ええと、これです↓

ynightpoolm.bandcamp.com

 

 

 全然関係ない話なんですけど、僕は対人関係というものをまるで理解していないみたいで、自分にとっての真剣で関わり始めようとすると全人を不快にさせることが薄々わかってたのが直近で思い知らされたので、コロナ禍は関係あるかどうかはまだ位置付けられていないけれど、見えるもの全ては一度断絶された上で、やさしいひとたちがしょうがなくかまってくれているんだということを忘れないように生きなくてはならないのだと、まあ、落ち込んで、やるしかないかと、辛うじて椅子に座っております。

私の表現活動について2

 宅録はあまり進んでおらず、デモタイトルにアルファベット振ってたらようやく「R」まできたくらいなので、Zまでいったらやめようと思います。あんまり楽しくなくなってきた。居酒屋や喫茶店で痛い話に花を咲かせてる男女の会話を隠し録りしてたりする方が楽しい。近頃はスマホを机上に置いておくのが当たり前になって、こういったフィールドワークが本当に捗ります。録音のストックが溜まって、溜まるのはいいんだけど行き場がなく、外付けHDから腐臭が漂うようになってきた。

 

 ライブを二回しました。一つはソロ、もう一つはバンドで。今年の3月末にソロ(かなり前だ、もっと早く書きゃよかった)をやった。bokugo(https://twitter.com/bokugobokugo?s=20)こと透湖ちゃんが開催したイベントでした、レコード屋の中でした。ギターで歌をやるしかできなかったけど、まあこう、出るものをやるか、あーよくなんねえ気がするけどもうやるしか、となって、結果信頼できる人には褒められたりしたので良かったは良かった。本番までの一ヶ月くらい、家で持ち曲を丹念に練習して、当日は曲に飽きて崩壊させられるだろうとの目論みで挑んでその通りになったので、今後に生かせる手法を身につけたかもしれないが、次はうまくいきそうにない気がする。当分歌なんかやりたくないと思ったが、あ、今書いてて思い出しましたけど、そういえばその後にも一回人前で歌ってました。工藤冬里のライブを観に行ったら、なぜかそこの会場の店主から君もやりなよ、聞いてみたいな。と乗せられて、工藤冬里を観に来た聴衆の前でなぜか一番最後に演奏をしてしまった。一人で、ギターを借りて、歌いました。おおよそ、その3月のライブの様子に近かったと思う。終わった後、工藤さんには社交辞令かもしれないが「あ、良かったです」と軽く言われたので、「もうちょっと観たかったです」と私は返し(その日の冬里さんは自分のバンドが演奏する中9割は寝ていて、ラスト一曲でむくりと起き上がりバイオリンをめちゃくちゃに弾きながら歌い上げて終わる、という内容のライブだったため)、そうすると後日TwitterのDMで工藤冬里から直接、彼のライブ音源のダウンロードURLが送られてきた。俺と、俺のツイッターを把握してたことに驚きつつも(あの人ちょっとインターネットっぽいところあるんですかね、都々逸で「寝落ちスマホに起こされて~」的なこと唄ってたような気もするし)、ファイルを開いてみると洋画っぽい何かの映像を編集したものに、聴いているだけで酩酊しそうな工藤さんのソロライブが10分くらい繰り広げられている音声が乗せられていて、観足りなかった分は要求してみるもんだなと思った。

 ええと、それで、バンドの方のライブの話。こちらは前回書いた「私の表現活動について」でも触れた、何人かでスタジオ入ってるだけの活動の人達と出た。もうひとり人数を増やして、その人物がライブハウスのスタッフだったのもあって、イベントへのライブ出演の話がその集まりを対象に来たので軽々しく出ることにした。バンド、としてしまうのに少しのためらいはあったが、まあいいやとりあえずやろう、やってから考えよう、人前での演奏をフィードバック材料に使おう、となった。メンバーが普通にみんな働いていたり、それぞれちゃんとバンドをやっていたりで忙しいので、集まって練習があまりできない。なので、出演時間に集まってぶっつけで何か音を出すリハもなし、という、逆にそれがアツいよねと言い分けする大学生のようなライブ姿勢であったが、一目立ちくらいはできたのか、と思う。僕の下手な唄いはアレいらなかったですね、詩を間違いました。僕は仕事が終わってそのまま会場に駆けつけて出演まで一滴も酒を飲まないでいた反動で、演奏を終えた後すぐさまビールを買いに走ったら、知り合いのノイジシャンからまず一杯ご馳走になり、企画者でもあった例のライブハウススタッフのバンドメンバーにお礼の酒でも奢ろうとするも「ここは私が払うわ!」と謎の女性に全て支払われてしまう始末、終演後しばらく財布を開くことさえできなかった。「カッコ良かったです」との言葉もいただき、ライブイベントでトリを務めるって、すげ~んだな~。と、感動した。工藤冬里氏の件も含めて、最近演奏した機会では全て最後にやった(とうこちゃんのは出順アミダくじだったし、バンドのは俺が当日20時までは確実に仕事してると伝えてあったからだけど)。最後にやるのは気を張る時間が長くなるから少し辛いなと思った。

 

 バンドの方は様子貼ります(抜粋)→(https://soundcloud.com/takahiro-yuyama/azusa-dies-for-hymn-01)

 

 透湖ちゃんのイベントのやつの弾き語りの方はTwitter漁ったら誰かが撮ってたのあったけど見返したらキモかったので紹介しません。

 

 当分は、複数人でやるのを主軸に頑張っていこうと思います。「azusa dies for hymn」という名前になっています。

 

 ・作曲して、録音

 ・↑を踏まえて、演奏会

 

の予定。演奏の会場についてはいいところの案あっためてあるのでそこで自主企画を打ちます。

 

そんときに自分のソロもやるので音まとめておきます。以上です。みんなで自殺しましょう。

2019.1.2

 もっとこう、顔のいい女を見たときとかの、負の感情が内と外に同時に向かうような複雑なのを、うまいこと形にできたらと思うのですが、皆さんはどうですか?

 

 年末に誰に見せるでもない文章を書くのが好きで、毎年何かしら書いていたのであったが、今回の年越しではやらなかった。大抵、その年を振り返って残ったものを、何とか文章化していたが、今の自分が立っている位置も掴めず、まとめるほどの何かをしているわけでもなく、ただ誤魔化して形にしてしまって小満足で愉快に年を跨いで、千鳥足で近所の神社にお神酒をもらいに行き、その後部屋でおもしろ荘をがはがは眺めるのを回避した。インターネットニュースで渋谷のスクランブル交差点が酷い人ゴミになっているのを確認して、だれか一人くらい刺すやつがいてくれと願っていたら、竹下通りで軽自動車が人を撥ねまくっていた。麻原彰晃の死刑に対する報復だと供述していたけれど、そんなものはその場で適当についた嘘であってほしい。暗いやつが姫始めにソープランド行く感覚の行動であってほしい。

 

 学生のときに「通り魔を刺す」という名前でノイズギターインプロを試みていたが、あれは単に言葉遊びだけじゃなくて、今から人を刺そうと集中している人間を刺す、その難易度の高さを言いたかったはずだった。別にどうでもいいが。

 

 未だにお金を日本銀行の前で燃やしたいと妄想しているので、年末ジャンボ宝くじを買っておけばよかった。次回から忘れないようにします。

 

 臭くて汚ねえライブハウスをつくったことがあります。

 

 俺は酒を飲んでいるときにしか文章を書かない。

 

 ぼくのりりっくのぼうよみ、自殺くらいしてくれないと発言の採算が合わないが、あれが野放しにされていることと、ミキがM-1で毎回高得点を獲得していることだけが、現代日本における問題点でありますので……

 

 みなさまよいお年を迎え入れておりますでしょうか?人生に限界な人、10人くらい集まったら、みんなで大阪に和室の大部屋取って永野のDVD観たあと、高層ビルくらいの大きさのギターアンプを爆音で鳴らして、天皇生前退位する前にパチンコ玉をぶち込んでやりましょう。その前に石野理子ちゃんを生で見ておきたいな……。

私の表現活動について

 音楽が好きなので、音楽を作っているが、作っているだけなのである。

 

 高校生くらい~25歳までに作った音源の中で、少しは良いのではと思えるものをまとめて『作品集1』とし、比較的ちゃんと聴いてもらえるのではという人選で、5人くらいに無理やり送りつけた。それを区切りとし、また新たな気持ちで音楽に向き合っているつもりである。

 ようやく、自己創作のスタートラインに立ったという、気持ち。

 

 アパートの部屋でひたすら楽器を触って作っている。『作品集2』を作る、という目的で作っている。

 

 現在の作業工程としては、感性の触手を伸ばし、掴む作業になると思う。

 「Odradek ~」というナンバリングで、ひたすらにデモを録っている。Odradekというのは、フランツ・カフカの小説にでてくる正体不明の小存在のことである。

 だいたい数時間で作る。良し悪しはいいから早く一曲を完成させて、とにかく数多く作ることを目標としているが、平日は創作に時間を割けないくらいに普通に働いているので、なかなか進まない。

 

 「Odradek ~」は、録るとすぐさまインターネットに公開する。誰かに反応をもらえるんじゃないかという気持ちもあるけど(もらえないけど)、公開をすれば作品として完結した感じがするので、次にすぐ移ることができるのでそうしている。インターネットと言えども、一度出してしまえば少し自分から離れた気がして、客観的な評価もしやすくなるような気がする。

 ごちゃごちゃ言っていますが、音楽を褒められてえ~、まともに褒められた試しがない。

 

 それを10個、20個くらい作ったら、作品集に入れる曲に取り掛かろうと思う。

 今の段階では、2曲ほど候補を持っている。マスタリングの工程がよくわからないから誰かに頼んでみたい。東京芸大で音響を学んだ人間と、ユザーン(知っている人ならわかると思うが、彼は相当音響にうるさい)にPA技術を褒められた人間を友人に持っているので、うまいことアレをどうこうやって、利用しないといけない。

 

 あとは、複数人で楽器を持ち寄ってスタジオに入り、作曲するという活動も一年前から始めた。一年前から始めたのに、まだ三回くらいしか実施できていない。自分の脳以外の要素を入れて創作したいという気持ちを、この活動で満たしている。

 

 だから何だという感じですが、私はいきいきしていて、適度にうまくいっていなくて、幸せ者です。

SONIC YOUTH 『Goo』

2018.8.18

SONIC YOUTH 『Goo』

 

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 盆休みの遠征を終え、日本国内で最も乗り心地の悪い特急列車「しおかぜ」の揺れに心底やられながら、田舎にある自宅への帰路をただただ進んでいる。酒の飲み過ぎと煙草のふかしすぎで胃と喉がやられた。昨日の夜は、薄闇のBARで若い女を見て、マン毛の一本くらい頼めば見せてくれるかもしれないと思ったこと以外覚えていない。あとポカリスエットを飲んだ分量きっちりの透明のゲロを吐いた。

 

①Dirty Boots

 ソニックユースって聴いたことないんだよな。いや、あるんだけど、なんか歪みがソリッドな感じがしてすぐ聴く気がしなくなってやめちゃった。躁鬱気味のオシャレな女は、大学の同級生のそういう女はみんな聴いてた。なんかしこりたくなってきちゃった。タンジェリンドリームを間違えて再生してしまったのかと思ったのも束の間、すぐにロックミュージックになった、歌い方元気だなー。コピーしやすそう。ギターのコピーなんて何年やってないんだろう。ギターを弾き始めておそらく十年くらい経ってるけど、全く上達してない。セーハでコードを抑えると5秒くらいで手が耐えられないくらいに痛くなって、つらい気持ちになっておしまい、力の入れ方が良くないんだと思うけど、手マンと一緒でやり方がよく分からないけど人にも訊き辛い、どうにも恥ずかしい問題です。手マンのこと考えてたら曲が終わっちゃった。ソニックユース、本当はスティーブ・ライヒとかの現代音楽の曲をやってるだけのアルバムは全部聴いたことあります。

 

②Tunic(Song for Karen)

 またフェード・インかよ。ギター単連音のリフばっかだなー。歪みがソリッドだ。こういうのはうるさいようで全然うるさくなくて、なんか満ち足りない気になる。小さく聴こえるんだよね。音量がじゃなくて、音楽の大きさ(広さ?)が。飽きてきちゃったな。ちょっと一回しこっていいですか?終わりらへんの左右のギターのズレが良かった。

 

③Mary-Christ

 ハリー・パーチが始まったのか、と思ったらすぐにカウント、なんで二回やったの?いいねそういうの。なんか歌い方Pinko Pinkoみたいじゃない?ちょっとふざけてるのがそう聴こえるだけか。Pinko Pinko好きなんだよね、基本バカだけど「Cheekbone」みたいなすげえいい曲をさらっと持ってるところとか。あーこの曲はドラミングの感じが良くて好きだなー。細かくてパタパタしてるのが良い。ギターってこう弾いたら売れるの?

 

Kool Thing

 ライブで聴くと良い曲で、おススメです。

 

⑤Mote

 ソニック・ユースはイントロに力を入れる傾向にありますね。そこでワクワクしたら曲が始まって少しがっかりする感じ。みんなこんなの聴いてられんの?3 : 30~ラストまでいいじゃん。こういうのばかりやっていたらいいのに。でもちょっと素人くさいかもしれない。

 

⑥My Friend Goo

 ストゥージズじゃんイントロ歪み。いいじゃん。最近、単純に外でちんこ出したくなるんですけど、そのときの気持ちに似ている曲です。「Goo Goo Goo」がいいですね。ラストGooで締めるのイイ!

 

⑦Disappearer

 劣化版Pixies?でも2 : 30~かっこいい。

 

⑧Mildred Pierce

 劣化版Pixies

 

⑨Cinderella’s Big Score

 飽きてきちゃった。みちょぱでしこりました。

 

⑩Scooter + Jinx

 このアルバムで一番いい。俺、マイブラも「Touched」が一番好き。

 

⑪Titanium Exposē

 かっけー!ボリューム上げちゃった。ソニック・ユース、かっけえじゃん!!!正直みんなが褒めまくるから嫌いだったんだよ。これはかっこいい。でも最後まで歪みが好きになれなかったな。大学生みたいな曲の終わらせ方してんじゃないよ。お布団におしっこかけて寝よ。おやすみなさい。

白濁

 他の大勢と同じくして、中学の時分というのは私も気が狂っているとしかいいようがなかったものであるが、その狂い・惑い・苦しむ最中の深夜、家族が寝静まった家から抜け出し、自らが通う中学校のテニスコートに侵入しては、女子テニス部員が練習時に替わりばんこで座る高台の審判席の座席部に射精をして、この精液が蒸発し雲に留まり、雨に混じって地上に降り注ぐのを思っては、何かしてやったりの気になっていたものであるが、残念なことに私が体液を付着させたい対象である聡明な女生徒諸君は、往々にして雨模様の予報を察知した親御さんが持たせたご立派な傘を用意しており、従って例の悪意混入の雨に触れることとなるのは、野蛮の一言に尽きる雨中強行走破手段を取る阿呆面の男子生徒に限られると決まっている。

 

 これは表現の現場に当てはめることもでき、野外自慰行為に等しいものは、女なんかは相手にもされず、少し頭が足りないような男–––少数の、まるで“気狂い”を模索しているような–––から、とても生産的とはいえないような“ウケ”を有難迷惑で感じ取るだけだ。いつも、いつも、そうだ。虚しくなる。女どもは空模様に敏感で、可愛く装飾がされた折り畳み傘を、でかい缶バッチ付けたリュックサックの中に忍ばせている。そして恐ろしいくらいタイミングよく、それを広げる。

 

 しかし、懲りずに私はこの、涙ぐましい低俗から抜けることができない。そうでないと、やる意味など到底見出せない。今日も、おそらく死ぬまで、楽器屋や貸しスタジオの掲示板に次の文を打ち付けっぱなしにしておくことだろう。

 

「誰か一緒に犯罪しましょう 当方ギター」