sgtakeru のログ

メモ。

Linux Mint12でOracle Java7のインストールとFirefoxのJava-Plugin有効化

Java6 Update 29を利用しないと、Javaの脆弱性を突いた攻撃を受けます。

ひとまず、現状システムのJavaのバージョンを確認すると次の3つが(ii)でマークされていた

$ dpkg -l '*sun-java6*'
ii  sun-java6-bin            6.26-1linuxmint1
ii  sun-java6-jdk            6.26-1linuxmint1
ii  sun-java6-jre            6.26-1linuxmint1


Ubuntu11.10では、sun-javaは既に提供されていないため、上の脆弱性を回避するには
Oracle Java、OpenJDKを利用する必要があります。

これまでは、LffL Java : Ferramosca Robertoリポジトリからsun-java6を利用していましたが、今回は、OracleのJava7を入れてみます。

sun-java6の削除

$ sudo apt-get purge sun-java6-bin sun-java6-jdk sun-java6-jre

入手からインストールまで

インストールは次の2つのサイトを参考にしてます。
(1): 【Ubuntu】JAVA 7 (JDK 1.7.0) インストール (ただ、色々問題が・・・):なんでもかんでもコンピュータ:So-netブログ
(2): How To Install Oracle Java 7 (JDK) In Ubuntu ~ Web Upd8: Ubuntu / Linux blog

ダウンロードは Java SE Downloads から、
ライセンスを確認し、「jdk-7u2-linux-i586.tar.gz」をダウンロードし、適当な場所に解凍します。
僕はDesktopに解凍しました。

インストール先のディレクトリを作成します。

$ sudo mkdir -p /usr/lib/jvm/
$ sudo cp -R ~/Desktop/jdk1.7.0_02 /usr/lib/jvm/.

システムに対してjavaの設定を行います。僕の環境ではppaのリポジトリを追加することができなかったので
スクリプトに実行権限を与えて手動で実行しました。

$ chmod 755 ~/Downloads/update-java-0.5b 
$ ~/Downloads/update-java-0.5b 

結構時間がかかります。


終わったのでバージョンを確認します。

$ java -version 

java version "1.7.0_02"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.7.0_02-b13)
Java HotSpot(TM) Server VM (build 22.0-b10, mixed mode)

FirefoxJava-Pluginの有効化

僕の環境のFirefoxは「Firefox 10.0 Mozilla Firefox for Linux Mint mint - 1.0」。まず既存環境のプラグインを削除しますが、以下のどちらにもディレクトリやファイルが存在しませんでした。

rm -f ~/.mozilla/plugins/libnpjp2.so ~/.mozilla/plugins/libjavaplugin_oji.so
sudo rm -f /usr/lib/firefox/plugins/libnpjp2.so /usr/lib/firefox/plugins/libjavaplugin_oji.so

Firefoxのアドレス欄に「about:plugins」を実行してもJavaに関するものはありませんでした。

(2)のサイトの手順に従い、Java-Pluginを有効化します。

sudo update-alternatives --install /usr/lib/mozilla/plugins/libjavaplugin.so mozilla-javaplugin.so /usr/lib/jvm/jdk1.7.0_02/jre/lib/i386/libnpjp2.so 1062
sudo update-alternatives --config mozilla-javaplugin.so

次の確認サイト Java のバージョンの確認 にて、有効になっているのかのチェックを行います。
(2)の記述では100%エラーになると有りますが、java1.7.0_02、Firefox10.0の組み合わせではエラーがでませんでした。


ただ、(1)のサイトに以下の手順で有効化を行った場合、確認サイトでチェックを行うとFirefoxが固まってしまいます。

# mkdir -p ~/.mozilla/plugins
# ln -s /usr/lib/jvm/java-7-oracle/jre/lib/i386/libnpjp2.so ~/.mozilla/plugins/

まとめ

脆弱性のあるsun-java6からOracle Java7に変更しました。
それに伴い、FirefoxJava-Pluginも変更しました。

まだ、sun-java6を使っている人は、この機会にOracle Java7やOpenJDKに変えてみてはどうでしょうか。


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Ubuntu Japanese Teamから正式にメーリングリストにてsun javaの利用停止の案内がでているそうです。
[ubuntu-jp:3967] Sun JDKパッケージをお使いの方はご注意ください