しののめモンテッソーリ子どもの家ブログ

東京都江東区にあるモンテッソーリ幼稚園類似型保育施設です

課外活動・絵画の時間

しののめモンテッソーリ子どもの家では、降園後に課外活動として、絵画のお教室を開催しています。
銀座伊東屋の絵画イベント等でも講師を勤められる女子美術大学教育研究会所属の飯塚淳子先生に担当いただいています。
今年は希望者が多くて2クラスでの開催!
毎回、楽しいテーマを用意してくださるので子どもたちも絵画の日を心待ちにしています。

この日は絵の具を使って…。
隅々までくまなく塗りたい子、鳥さんだけ塗りたい子、周りに好きな絵を描きたい子。
どのように描いても良いところを見つけてたくさん褒めてくれるので、絵を描くのが大好きになります。 
 

 

年少さんのお世話

年少さんが入園して、年上のお友達が年少さんのお世話をする姿が見られます。
「出席シールはここに貼ってね」
「このおしごとは、こうやってやるのよ」
手が止まっているお友達に、教師が声をかけずとも自然と教えてあげている姿を見ると、たてわり保育の良さを実感します。

学年が上がったばかりの年中さんも、自分たちより下の子が入ってきたのでお世話したくてソワソワ…。誰か困っていないかな?とキョロキョロしている子もいて微笑ましいです。

とはいえ、なんでもやってあげてしまうのではなく、1人でどこまでできるかな?と上手に見守っている姿も見られて、お兄さんお姉さんになったんだなぁ!と思わされます。

自分がしてもらって嬉しかったことを、お友達にもしてあげようと思える優しい心が育っていますね。
 

 

自分でボタンつけ

【自分でボタン付け】

年長さんです。
「先生、トレーニングウェアのボタンが取れちゃった」
自分でつけてみると言うのでお任せしました。
針を使ったおしごとには年少さんから取り組んでいるので、年長児ともなるとボタン付けもできるようになっています。

普段は薄着のKくんですが、自分でボタンを付けたトレーニングウェアをこの日は一日中着用していました。
嬉しい誇らしい気持ちも自信となり、次に繋がるステップとなりますね。
 

 

卒園製作

しののめモンテッソーリ子どもの家では、毎年卒園製作として年長児はクロスステッチの刺繍の作品を仕上げます。

年少さんの初めには画用紙に1本の糸で直線を縫うおしごとから始め、年長児の最後の集大成としてクロスステッチの刺繍の額の作品を仕上げます。

自分で絵を描いて、図案にし、好きな色の糸を選んでクロスステッチの刺繍をします。
3学期に入ってから、毎日少しずつ、自分のペースで進めていきます。
初めは時間がかかる子もいますが、だんだんと形になって見えてくると、早く仕上げたい!と自分の作品の完成を楽しみにする気持ちが伝わってきます。

卒園式で初めて保護者の方に披露します。
どの作品もとても素敵ですね。
園生活の思い出の一つとして、お部屋に飾ってくださいね。
 



お雛様の製作

年少さんの お雛様のです。

それぞれ個性があって素敵ですね。

折り紙を折って、お顔を描いて、糊で貼っていきます。

ペンを使ったらお隣のお友達に「どうぞ」としたり、
迷っているお友達がいたら教えてあげたりと、入園から1年が経ち子どもたちの成長も感じます。

 

【おしごとのご紹介】お茶のサービス

【おしごとのご紹介】

「お茶のサービス」

この活動は、準備から片付け、テーブルの上を最初と同じ状態に戻すまで、長い過程があります。
目的のためには順序だてて行動していくことが必要であることをこのような活動を通して学びます。

初めに教師が活動内容を紹介します。子どもは活動の手順をよく見て脳裏に焼き付け、それを思い出しながら実際に行います。
正しく行うには、慎重に、上手に手をコントロールすることが必要です。
繰り返し行うことで、手順を覚え、美しい所作になっていきます。

手を洗うところから始まり、エプロンをつけ、茶びつの中の用具を一つずつテーブルの上にセットします。
急須に茶筒から茶葉を入れ、お湯を注ぎます。
茶葉が開く間に茶碗を温めます。
お茶の濃さが均等になるように人数分注ぎます。
お茶を飲み終わったら、急須の茶殻をあけ、後片付けまで行います。

しののめモンテッソーリ子どもの家では、全て本物の道具を使用しています。もちろん、お湯でお茶を作ります。

これまでにたくさんの「注ぐ」おしごとをしてきたからこそ、お湯も扱うことができるようになるのです。
 
 
モンテッソーリでは子どもの活動を「おしごと」と呼んでいます。イタリア語のLAVOROの直訳です。