心療内科に行くまで

 

 いわゆる燃え尽き症のようになってから、1年くらいは気にしてなかったのですが

大学3回生の時、周りの人が就活に向けてやる気を持って取り組んだり、中々内定が出なくて焦っているのを見ているのに

何の意欲もわかなかったのはちょっとおかしいのかな?と思い始めました。

それが3回生の4月頃で、心療内科で診てもらった方が良いのではないかと親に相談するも、元気そうに見えるから行く必要がない

と言われました。

抑うつ状態は発作が出にくいので、中々気づいてもらえません。

そこで、スクールカウンセラーの所に通い約3ヶ月相談を重ねて、ようやく心療内科に行くことが出来ました。

しかし、その頃(今もですが)は対人緊張や人混みの中でしんどくなりやすいというのがあったので、うつ病ではなく社会不安障害と診断されました。

 

底に落ちた日

誰ともあまり喋らないな、と思ったのは中学生になってからだった。
この頃から高校卒業まで、様々な嫌がらせを受けた訳だけど ひとまずそれは置いておく。
心というか感情に麻酔をかけ始めたのは高校生の時だと思う。
それでも学校の嫌な事から逃れるように趣味に没頭した。
当時の僕はお菓子作りや料理に興味があった。
漫画に出て来たケーキを自分なりに再現してみたり、うどんを打ってみたりとそれに情熱を注いでいた。
ところが大学1回生の時に僕の心がパンクした。
その時まで注いでいた(あふれていた)情熱が一瞬で無くなったのである。
感情、熱意、やる気などが全て消え失せた。
今まで燃えていた炎にバケツ一杯の水をかけられたみたいに。
どれだけ深いか分からないような、落とし穴に落ちた気分だった。
しばらくは動く気にもなれず、暗闇の穴の底でぼーっとするしかなかった。