セカンドポスト

雑記(フットボール/エンジニア/旅行/語学)

ウィーンにきて14カ月が経った、そして今後について

ウィーンにきて11ヶ月が経った - セカンドポスト (hatenadiary.com)

 

3か月も備忘録を更新していなかった。というのも日本での転職活動をしていて最終的に日本への本帰国が決まり、それまで面接だったりいろんな人が会ってくれたり、ヨーロッパ一人旅をしていたから。

 

就職先が決まったら最終報告的に更新しようと思っていた。

 

直近の予定

仕事の面は直近はオースト”ラ”リア系のITコンサル企業でコンサルポジションとして働くことになった。本国ではかなり有名みたいだけど日本ではまだ小さく10名以下の企業。

また帰国してすぐ、LASKファンの友人がFC東京の試合を見に来てくれることに。本当にうれしいしまたすぐに友人に会えることが本当にうれしい。

 

帰って早々は友人の結婚式だったり家探ししたり、割と忙しいかもしれない。

就活

就活は1月ごろから始めた。で結局決まったのは4月の中旬に内定が出た。まぁ普通のスピード感ではあると思う。

就活の狙い

狙っていた軸は以下

  • 英語を使う企業
  • ITコンサルの分野
  • 業務範囲(扱うソリューションや顧客の範囲)が広い
  • 年収が前職より高い

最終的にオファーもらえた企業は2社。

転職エージェントは使ったけどもどのエージェントも紹介してくるのは大手外資コンサルファームだった。ちなみにオファーもらった2社は大手外資コンサルファームではないがやってる領域は同じようなところではある。

採用プロセスの所感

企業パターンに分けて振り返る

  • 大手外資コンサルファーム→書類は通るがWebテストが難しい。面接までたどり着いたのはほとんどなかった。
  • 日系大手コンサルファーム→書類が通らない。通ったとしても面接が割と定型的で細かくプライベートまで聞いてくる。(子供の予定やなぜその高校を選んだかまで聞かれた)
  • 外資中規模コンサル→大手と同じく書類は通る。より実務に沿った面接内容でケース面談やプレゼンを求められることがあった。
  • その他外資(メーカー系)→書類は通る。面接も具体的に業務シーンとこちらのプライベートやキャリア志向がマッチするかを探りながら話を進めることを意識されていた。

 

最終的には外資中規模コンサルの2社様からオファーをいただいた。

決め手は前職の経験を生かせること、英語を使う機会が多いこと、サッカー系の案件もあることが決め手。裁量が大きいポジションで大変かもしれないけどまあ何とかなるだろうとは思っている。

自分自身の市場需要としては大手ではそこまで需要は高くないが1レイヤー下げると市場価値が高くなる、という感覚。日系企業はブランクを見てくるし外資はより能力にコミットしてくる。自分はそんなに能力低いとは思わないけど得意不得意の分野、対峙する人のタイプに左右されることが多いんだなと思った。

ワーホリからキャリア転職する人へのアドバイスとしてはまぁそんなに焦らなくても大丈夫そうですよ、と自分の領域では言えると思う。ただハイクラスを目指すのであれば地頭がよく、話が上手い人はハイクラス狙えるんじゃないかと。自分はWebテストが大の苦手なのでそこがネックだった。ぶっちゃけあと2年くらい欧州で放浪してても就職は問題なかったと思う。

オーストリア生活のBefore/After

  1. LASKの試合にできる限りいくこと
  2. ヨーロッパを周遊すること
  3. フルタイムのポジションを獲得すること
  4. ドイツ語のレベルをB2まであげること
  5. エンジニアとしての領域を広げること
  6. フットサルやる

もう1と2に関してはたくさん満喫した。これ以上ない経験をたくさんさせてもらったし恩返しという意味でも必ずまたLASKのゲームに戻ってきたいと思った。というか絶対戻ってくる。

この期間で訪ねた国は23か国、フットボールも70試合くらいは見た。こんな1年はもう過ごせないと思う。

4については簡単な会話はできるようにはなったけどもまだまだ。ドイツ語が話せればもっと友達もできただろうなとも思う。そういう意味でもやっぱり学生でヨーロッパに来るのがファーストステップとしては大事だと思う。キャリアとしても人脈構築としても。自分の場合、今回が初回の海外生活でやっと英語がまともに使えるようになったかつ英語の必要性をダイレクトに感じた。からの第3言語になるのが一番ベタなパターンだと思う、少なくともウィーンでは。やっぱり若さは大事だなと痛感もする。20歳でここに来てたらもっと楽しめてたなあとか。

逆の立場になって考えたら母国語(日本語)で話してくれた方がそりゃ仲良くなれる。ただ今の自分であれば英語でのコミュニケーションでも基本的には問題ないから日本に帰ったら英語話者の友達もできるかな。

5はまぁたまにUdemyで勉強したり、英語のエンジニア動画見てエンジニアの思考は鈍らないように頑張った。それが活きるのかどうかは次の職場に入ってから。

6はフットサルもサッカーもできた。日本に帰ったらフットサルしかしないだろうけど、久々に年間通してサッカーで来てよかったしフットサルに活かせればなぁと思う。

 

お金の面では正直問題はなかった。レストランで基本的には週20hで働きながら遊んでるだけだったしそれでもまだ貯金は残ってる。こんなに旅行したのに。もちろん自炊したりとかは必要だけど別にめちゃめちゃ節約したわけでもない。料理自体は好きでLASKファンの友人にシェフしてる人がいて料理教えてもらったりした。安いカフェバーやマーケットも教えてもらったりしたから自然と節約はできていたと思う。

 

今後の目標/キャリア

今後はまずキャリアに戻ることと英語を業務で使えるレベルにすること。が短期的な目標。そしてまた欧州移住にチャレンジしたい。永住とかは考えていないけども短期間で良いのでまたオーストリアに住みたい。もし子供ができたらこの経験をさせてあげたいなぁとも思う。まぁ子持ち家族になったらなかなか海外にも行けなくなってしまうと思うから悩ましいけど。

長期的なキャリアは日本に帰ってからまた熟考したい。

LASK

オーストリア生活のすべてとも言っていいほどの存在。最初はまぁ年間通してサッカー見に行けたら良いなぁと思って移住したけど、もうLinz, Guglは第2のホーム。このクラブ、ファンがいなければホームシックになっていただろうし友達も大してできず、ただ海外で生活しただけになっていたと思う。

時間ともにその興味は愛に変わっていった。

もちろん最初は変なアジア人として見られていたけども愛を示せば仲間になってくれる。個人的にはどこに住んでいようとも好きなクラブの試合があればどこへでも行けるだけ行くのは普通だと思ってはいるものの、50人ほどしか来ない平日アウェイ、死ぬまで忘れられないモスタル、クラブハイライトになるリヴァプール、ほとんどのアウェイゲームには足を運んだ。結果コアメンバーからはたくさん助けてもらったし、ホーム最終戦、メッセージバナーまで出してもらった。これは帰ってこないわけにはいかない。

クラブも自分のことを取材してくれてYoutubeまで作ってくれた。本当に感謝している。でもドイツ語で喋れたらよかったなぁ。

みんなで夜中まで飲んでLinzで夜を明かした日々も忘れられない。

 

もしこのブログを読んでいるこれからヨーロッパ圏に住む日本人のサッカーファン、特にその国に好きなクラブがなければまず住んでいる街のクラブの試合に足を運ぶことをお勧めする。そして愛を示す。そうすれば少なくともなにかは起きる。自分はViennaに住んでいてLinzのクラブのファンだけどもRapidやAustria、GrazのSturmファンの友人もいる。

対戦のある週末の前後には煽りあって冗談を言い合う、勝てば煽る。Rapidファンの友人たちには今でも5-0でボコったことを言い続けてる。逆に大敗した試合のことも煽られる。そして対Redbullでは連帯を示す。これも大事なコミュニケーション。

改めて小さい頃からスタジアムに連れて行ってくれた両親、フットボールの素晴らしさを教えてくれたFC東京やいままでの指導者、チームメートにも感謝したい。

また仲のいい友人たちはFC東京の結果もチェックしてくれている。ダービーの結果や順位、馬鹿試合だったみたいだけどどうした?など聞いてきてくれる。いつかトレーニングマッチ組んでくれるといいな。

 

一応ワーホリの備忘録はこれで終わりにする予定。

結局サッカーで終わるのかい、とは思ったけども、それを通して信じられない数の友人ができたし、体験もできた。もし彼らが東京に来たら最大限のおもてなしをしたい。

そしてまたLandstrasslerのゴール裏に戻ってきたい。そのためにもまた日本に帰って仕事頑張ろう。

 

Servus、みんな、またね

ポーランド旅行記②-Legia Warzsawa

Servus

 

クラクフからワルシャワに移動して2泊過ごす。

メインはLegiaのホームゲーム。

 

ワルシャワ観光①

夜6時頃の到着。かなり肌寒く5℃くらいだったと思う。宿にチェックインして旧市街を散策しながら夕食を取る。時折雨も降るのでかなり寒い。

朝からは旧市街の散歩からスタート。メイン通りを抜けて主要な観光地を回った。

 

時間が余ったのでワルシャワ蜂起博物館へ。ワルシャワ蜂起と言えばLegia ウルトラスが披露したコレオグラフィくらいしか自分はしならなかったけど、どれだけ街が破壊されたのか、当時の生々しい展示が多くあり価値のある訪問だった。特に掲示物や標識などがドイツ語とポーランド語が併記されているあたりに心がぐっと来た。オーストリアに来てドイツ語が少しわかるのでどのような内容が書いてあるか理解できるとより史実の理解度が深まる。ドイツ語、特にドイツのドイツ語は語気が強いので命令形の文言だったりはかなりきつく聞こえる。個人的にもあのテンションはなかなか慣れないので当時のポーランドの人々もより一層ストレスを感じたのではないかと思った。

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Legia Warzsaw

メインのLegiaのゲームへ。今冬にローン加入した森下のおかげでウルトラスフリークス以外にも名前は知れ渡ったであろう。ポーランドと言えばLegiaの印象はまだまだ強いがここ数年はなかなか調子が出ていない。

スタジアムのファンショップには長蛇の列。またウルトラスショップも併設でこちらにも多くの人が。ステッカーやアディダスの商品(いいの?)もウルトラスショップには並んでいた。気軽に買えるステッカーやスカーフの収益は世界一ともいわれるコレオグラフィの資金に使われている。


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試合内容

調子は出ていないもののスタジアムはほぼ満席の2万人強。しかしウルトラスからはドイツ人監督への"Auf wiedersehen"(サヨウナラ)や強化部への抗議の幕が前半は続いた。それでも声量は大きく、ゴール裏以外からも声が出ている。ただ個人的には約50人ほどのアウェイPiastファンに目が行ってしまう。前半早々に個人技からLegiaが先制。前線のクオリティはやはり高い。しかし、Legia ディフェンスの隙を逃さずロングボール一本で同点。この時の50人ファンと選手たちの狂喜乱舞は羨ましく思えた。3℃で雹や雪の舞う3月のアウェイLegiaとのゲームでのゴールはうれしいだろう。結果的にはその後Legiaが突き放しLegiaの勝利。

森下は可もなく不可もなく。ミスもほぼなしだが如何せんボールがなかなか回ってこない。基本的に中央経由で攻撃が進むのでサイドまでボールが来ない。オフェンスでのランニングが魅力の選手だけどなかなか生かす場面をチームとして作ってもらえていない印象。ただトランジションでのランニングや球際のディフェンスはほぼノーミスで問題なかったと思う。

 

ワルシャワ観光②

夜の便で帰るため、少し離れたヴィラヌフ宮殿へ。

ポーランドヴェルサイユ宮殿とも呼ばれているが、本家に行った時も雨降って地面ぐちゃぐちゃだった思い出。

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最後もポーランド料理で締めて空港へ。

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終わり

次の旅はバルティック、ラトビア/エストニアフィンランドをサクっと回る予定。フットボールラトビアで見るつもり。

 

ではまた

ポーランド旅行記①-Wisła Kraków

Servus

 

インターナショナルブレイク前、オーストリアブンデスは試合ないと思ってポーランド旅行を決行。その後優勝プレーオフがその週末に開催されることを知る。しかも家から一番近いRapidとのアウェイ。一週間で予定が決まるのは凄い、Jリーグも見習ってほしいが基本的に各スタジアムが各クラブ所有なのでできることなんであろう。

 

旅程

クラクフと1泊、ワルシャワで2泊する旅程。各都市で1試合ずつWisła KrakówとLegia Warzsawaというポーランドでも歴史の長い2つのクラブを見る予定。

 

クラクフ

夕方着のRyan airクラクフへ。駅から市内へは電車で約30分程度。時間も遅かったので市内の中心街をふらっと歩いて小腹を満たす。Zabkaという見た目も中身もファミリーマートのコンビニでホットスナックを買って食べ歩き。夜も23時までやっているのでかなり利便性が高い。

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Wisła Kraków

市内中心部からトラムで15分強で着く好立地。街自体が小さいのでどこに行くにも行きやすい。ちなみに同じ街の1部クラブCracoviaも10分程度の立地。ポーランドフットボール文化の高さを感じる。

クラブカラーは赤青という素晴らしいカラーリング。スタジアムの外観はライトアップされていて綺麗。ファンショップにはクラブオリジナルのアパレルがかなり豊富にそろえられていた。見た限りウルトラスショップは外にはなさそうであった。

クラブはエクストラクラサ優勝14回(2位)、通産の勝ち点でも2位の古豪。Legiaとはナショナルダービーと呼ばれ、Cracoviaとのダービーは聖戦(ジハード)と呼ばれる。そもそもクラクフの街としてのタイトル数はポーランド1で小さい街ながらワルシャワよりも街自体の熱は熱いのかもしれない。

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試合を見るまで知らなかったけどポーランドには国内クラブ同士のフレンドシップがあるという。ゴール裏にはRuch Chorzów(隣町のKatowice近郊のクラブ)があって不思議に思ったがフレンドシップクラブらしい。東欧フットボールに詳しい長束さんのツイートによるとくっついたり離れたりいろいろ繰り返しているらしい。この1年間で東欧フットボールに触れることが多かったので是非東欧フットボールクロニクルは読んでおくべきだったと痛感する。

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試合内容(Wisła Kraków - Miedź Legnica

戦力的に優位なWisłaが押す展開。ロングボールからの一発の抜け出しかウインガーによる1on1でゴールに迫る展開。お互いにCBがキックミスしたりロングボール被ったりと特別レベルは高くはないがスタジアムの雰囲気は素晴らしかった。アウェイファンが0だったのは少し寂しいけど。

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クラクフ観光

次の日はワルシャワへの移動までクラクフの観光。

Wawel castle

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やることもあまりないのでとりあえずダメもとでアウシュビッツに行ってみたらなんと自分の前でチケットが完売に。さすがに萎えたけども周りを散歩することに。ここの周りにも多くのフットボールグラフィティが。

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ワルシャワ

電車でワルシャワへ向かう。列車内ではペットボトルの水が配られる好待遇。ポーランドが徐々に好きになりつつある。

 

ワルシャワ編に続く

ウィーン在住LASKファン アウェイ遠征記 vs SCR Altach

Servus

長い間やってなかったアウェイ遠征記

試合プラス旅行が久しぶりなので書こうと思う。

実際にはルステナウとのアウェイがブレゲンツであった時に試合後にクリスマスマーケットに行くとかはあったんだけどイングランド以降あんまり大きな旅はなかった。プレーオフに入ったら遠方はあってもクラーゲンフルトくらいだろうし。

 


今回の旅程

ウィーンからアルタッハまで電車移動→ドルンビンで1泊→Karrenをハイキング→インスブルックでサウナ

アルタッハまで

今回も他のLASKファンと一緒に列車旅。リンツで合流する。自分はひと足先にウィーンから乗る。朝7時半発。前日に大家とルームメイト探しの件、家賃の折半方法で1時くらいまで揉めてたのでマジで眠い。

日曜日なのでスーパーやってないのから前日に飲食物を買っておいた。いうてもでかいアイスティーと当日はパン屋はやってるから後回し。

先月日本に帰った時にドンキで買った日本のお菓子詰め合わせをみんなに試してもらった。1番の人気はビッグカツだった。フェイクシュニッツェルだ!ってめっちゃ気に入ってオンラインで買おうとしてた。2番目はキャベツ太郎、3番目はじゃがりこだった。個人的にはじゃがりこが一位だと思ってたんだけどな。

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列車はスキーシーズンともあってほぼ満席。4人掛けに4人で予約していたんだけど1人が来れなくなって1席空いたのでたまに他の人に席を譲ったりしていた。どの人もみんなSt Antonというスキーリゾート地に行く人か帰る人。

1人目はマンチェスターから来たイギリス人。訛りですぐにイギリス人ってわかった。スキーしにくるのは3回目らしい。前日に家の近くの日本よくレストラン行ってきたらしい。自分たち3人はマンチェスターリヴァプール、ロンドンに行っていたので盛り上がった。本人も言っていたがロンドンは優しくない、マンチェスターリヴァプールはフレンドリーだ。オーストリアも日本もまぁ同じだと思うけど。ウィーンはあんまり優しくない。逆にリンツの人たちはかなり義理堅いし時間も守る。フォアアールベルクまで来るともっと優しい。なんかみんなニコニコしてる。アジア人が珍しくて見られてるだけかもしれないけど。今回の旅でもアルタッハのファンが車乗っけてくれたりしたし、泊まったAirBnBの人もめっちゃ優しい。

2人目は1等車買ったのに席を予約しなかったせいで座れなかった人。終始文句言ってたアメリカ人女性。なんかずっとアメリカは自由だ、50の州からなる偉大な国だ!みたいなことを言ってた。予約しなかったのが悪いのにオーストリア鉄道はなんて酷いんだ!と叫んでた。友人の1人が世界で1番愉快なテーブルへようこそと言って少し落ち着いてた。こういうユーモアが咄嗟に第二言語で出るのが羨ましい。その後も終始自慢してた。5つの大陸を制覇したとか毎年世界中を飛び回っているとか。

自分でも驚いたのがイギリス人の英語の方が聞き取りやすかった。アメリカ英語で育ってるからアメリカ人の方が楽かなと思ったけど違った。

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アルタッハ

日曜だし田舎だし何もやってない。なので公園で飲みながら遊んでた。途中、アルタッハのファンのおばちゃんが通りかかり、公園まで乗っけてくれることに。

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アルタッハはフォアアールベルク州の最大の都市であるドルンビンの近くの街ではあるものの、人口約6000人。でもスタジアムには3、4000人はアベレージで来る。ルステナウも新しいスタジアムが建設中であったりフォアアールベルクはかなりフットボール文化が根付いている地域である。アウェイゲームにも街の規模と距離を考えてもそれなりに多くのファンが来る。アルタッハとルステナウのダービーでは過激なパイロショーも披露される。スタジアムの箱こそ小さいがウィーンダービー、グラーツダービーにも引けを取らない盛り上がりだ。

試合

アルタッハアウェイ(とシュトルム)はいつも例のピンクユニフォームでプレーする。この日も同じ。そのため冒頭19分はボイコット。19分からはハートの黒白ボードを掲げながらコレオ。この日はBWTの本社前でピンクユニに対する抗議も行われた。BWTのスローガンをいじったアンサーとして、あなたたちは私たちの色と共に生きる必要がある。というかバナーで抗議した。そしてRBとの試合前に同時心肺蘇生トレーニングのギネス記録挑戦に使われたハート型のスポンジをピンクに塗って装飾した。まぁギネス挑戦もある種のビジネス面でのパフォーマンスに使われたのだろう。

内容は下位に沈むアルタッハに終始押し込まれる。決定機はかなりの数相手にあったがLawalの好セーブと相手の決定力に助けられてドロー。こちらの決定機は皆無。Zuljが前節の退場で不在。彼がいないと何も起きない。ロングボールのターゲットもなし、ボールを貯められる選手もいない。DFラインで繋ごうというのに当初からチャレンジしているけど前に進むのは結局ZuljかHovarthの個人技。ファイナルサードもZuljとUsorの個人技にたまにLjubicicが詰めるだけ。

流石にこの日はブーイングが出た。ウルトラスは挨拶いらんからさっさと帰れと。その後も監督とファンで少し話し合い。個人的にはZuljがいないしどうしようもない、どうしようもないのは問題だけど編成が若手とベテランに偏りすぎているし、冬に取ったのも実績はあるけど欧州からは離れていたBerishaとバイエルンのセカンドにいた選手だけ。夏もRBのセカンドにいたHavelとドイツ2部から買い戻したAndrade、Sturmで試合に出てなかったLjubic。まともに主力になるのはAndradeだけだ。Berishaはまだコンディションがフィットしてないみたいだし。中村頼みorマークが集中して浮いたところをいかせていた昨季からかなりスケールダウンはしている。試合後の報道ではロッカールームの雰囲気は最悪だとも言われている。もうチームになれてない、的な。

 

ただSagederはトップリーグ初監督でこの編成、ヨーロッパも並行、なかなかよくやっているとは思う。もちろんベストじゃないけど、クラブがもっとサポートして欲しい。転売目的バレバレの選手獲得でチームが勝てないんじゃ意味がない。俺たちはヨーロッパに出れればいいんじゃなくてブンデスリーガを獲りたい。

 

他会場の結果で上位プレーオフへの進出は決まった。最終節はRBとのホームゲーム。

Landstrassler - Altach - LASK 0:0 (0:0)

 
 
 
 
 
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ドルンビンへ

友人たちと別れフォアアールベルク最大の街ドルンビンへ。この地域の電車は30分に1本あればいい方。ちなみにグラーツ近くのハルトベルクは1,2時間に1本だ。

この日はWokでテイクアウトしておわり。オーストリア人とペルー人夫婦のAirBnBでお世話になった。

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Karrenへハイキング

朝は10時頃の出発でカフェで朝食。中心地を散歩したけど日本でいうと徳島とか宮崎の駅前よりもっとこじんまりしている。東中野駅前くらいの規模かな。

ちなみにフォアアールベルクの方言はフォアアールベルク語と言われるくらい難解でウィーンやリンツオーストリア人でも理解できないらしい。日本でいう津軽弁や沖縄弁みたいな感じ。なんかよくわからない挨拶を発せられた気がする。

 

朝食後はKarrenという山をハイキング。事前にKomootというハイキングサイト/アプリでEasyとなっているコースを参考に上ったんだけど普通にめちゃきつかった。きつかったので片道だけで断念し頂上からはケーブルカーで帰った。

頂上に着くやもう真っ白。分厚い雲でなんも見えない。見えなさ過ぎて逆に展望デッキが怖かった。

Wanderwege am Karren Dornbirn | Karren Dornbirn

 

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インスブルックでサウナ

ハイキング後は2時間近くかけてインスブルックへ戻りサウナへ。年末のテルメウィーン振りのサウナで楽しみ。

行ったのは駅から徒歩10分のこちら。

Hallenbad Amraser Straße [Schwimmbecken & Saunabereich] | IKB

パノラマサウナが最高であった。ルーフトップにありインスブルックのアルプスの絶景を見ながらサウナと外気浴。天気も良かったので気持ちよかった。サウナは全自動のアウフグースで30分毎に自動注水と天井にアウフグース用のファンがついている。さすがに人力のテルメウィーンの灼熱アウフグースよりは劣るが形式と掛け算すれば点数はトップレベルである。価格は19.2ユーロ。

としまえん庭の湯や後楽園のラクーアに行くような価格帯。テルメウィーンはそれより高いしサウナだけ入るができないので短時間だと割高である。

 

さいごに

遠方遠征に行き、泊まってアクティビティしてサウナに入って帰る。なんら日本でのAway Daysと変わらない日々であった。インスブルックのサウナはまた来たい。

 

ではCiao

ウィーンにきて11ヶ月が経った

Servus

 

ワークパーミットは残り1ヶ月。あと少しで1年が経つ。

 

今回は振り返りというより現状をまとめようと思う。

 

仕事

ウィーンでの仕事は3月末で終了。

7月スタートを目処に日本での転職活動を開始した。エージェントメインにITコンサルを中心に見ている。ただオーストリアに帰ってくることも視野に入れたいのでどうキャリアを作っていくのか悩んでる。

外資系大手はうまくいかなかったのでどうしようかなぁと。自分はWebテストがマジでできない&1年のブランクはシビアに見られる現実を突きつけられている。

 

これだけがやりたい!って感じはないので知り合いで面白いことやってる人で一緒に働かせてくれる人がいたら連絡ください。フットボールでもIT,DX界隈でもオッケーです。

 

ヨーロッパでの生活

ウィーンでの生活は非常に満足している。9日間だけ東京に帰ったけどやっぱり東京は人が多すぎる。あと空気悪くない?花粉もしんどい。でも飲食店、スーパー、コンビニ、などの利便性は世界一だと思う。水道水はオーストリアが世界一だと思う。

 

交通機関は正直都内であればウィーンと変わらない。郊外に出るとやはり東京のほうが発達している。どこ行っても人多いし。

 

友人関係

先日、約1年ぶりに味スタで友人になったオーストリア人と再会することができた。応援するクラブは違うが移住当初は様々お世話になった。

それ以外にもウィーンに住むLASKファンの友人はよく気に掛けてくれるし本当に心の支えになっている。

フットボールも一つの目的で来たこのワーホリでまた仲間が増えたし、何より助けられた。サッカーには夢があると某クラブの元社長が言っていたがこれは本当だと思う。

 

フットボール以外でも職場には日本人がいたおかげで日本語でコミュニケーションとれるのは精神的にも助かったと思う。初めての海外生、たしかに日本語ゼロで生活した方が英語力もドイツ語力も上がるだろうけどやっぱりハードルは高いと思う。愚痴や困ったこと、日本語で話せた方がストレスのマネジメントはしやすいと思う。

 

残りの期間

3月いっぱいは仕事をするけども4月5月は平日は基本暇。なので旅しようと思う。ヨーロッパやアフリカに回りたい。フットボールも見れればいいかな。UEFAのノックアウトステージももしチケットが取れれば。今考えているのはイタリアでセリエAポルトガル(またはスペイン)でフットサル、ケニア辺りでサファリツアー、北欧周遊、トルコへスウォヴィクの応援に行く、などなど。

もしこの辺り、一緒に合流しようなんて人がいれば連絡ください。

 

 

ではCiao

某エナジードリンク企業のJリーグクラブ買収について思うこと

 

レッドブルJリーグ参入へ J初の外国資本企業オーナー誕生も J3大宮が最有力候補― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 

レッドブルによる大宮アルディージャの買収。

正直大宮についてここ最近の状況について詳しくはないがNTTがあんまりやる気がなさそうと言う話だけは聞いている。

 

この買収の噂について、自分が見る限り、日本では比較的好意的に受け止められている印象を受けた。この好意的に受け止められている状況はクラブの伝統や文化の面から見ると非常にまずいと思う。

 

日本にもドイツブンデスリーガのファンは多くいる。多くの日本人も活躍している。にも関わらず、、、

 

BVBやUnion Berlin、E.Frankfurtなど、オーストリアで言えばRapidのウルトラスに憧れるのはご自由にではあるが、彼らがどうやってクラブや文化を守って来たのか?

クラブとスポンサーの言うことに前ならえしか出来ない人間には想像は出来ない。

Jリーグスタジアムに来て他人や他クラブの団体が行うスタジアムでの抗議活動に無関心ならまだしもバカにしてSNSに晒し上げている人間にこの買収によって何が起きる可能性があるのか、想像出来るはずがない。

そのくせに"サポーター"、"ウルトラス"と自称する。

他クラブが乗っ取られる可能性がある?レッドブルに元クラブの文化へのリスペクトなんてない、リスペクト警察の出番だろ。抗議のステッカーや段幕なんてダサい?意味ない?やってから言え。

他クラブで起きたことは自分のクラブに起きない保証はあるのか?他クラブが壊される=次は自クラブかもしれない、そんな危機感を持てるか?だから他クラブだろうと敏感に反応する必要がある。

最悪のシナリオが訪れた時、お前の居場所はスタジアム、クラブにあるのか?あるとすればお前はただのクラブの一消費者に過ぎない。お前はクラブの一員でも仲間でもない。 

 

伝統と歴史は尊重します、GKユニのソックスの色で。クラブ公式カラーはオレンジネイビーのまま、でもユニフォームはレッドブルの統一ユニフォームです。スタジアムではオレンジの物は身につけないでください。

これで納得行く人間、自分の愛するクラブで同じこと言われても納得できる奴だけがレッドブルの買収を歓迎しろ。

 

ぶっちゃけオーストリアにいて、ザルツブルクRBライプツィヒの試合も見て選手のクオリティは非常に高い。ここ数年はビジネス面もピッチもピークほどではないものの一定の成果は上げている。現にオーストリアブンデスリーガの各クラブにはザルツブルクのセカンドチームからの加入選手は比較的多いしポテンシャルの高い良い選手達である。

リーグや国のフットボールレベルが向上するのは良いことではある。だがしかしそのフットボールは誰のものなのか?

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トロフィーや大金よりも伝統と情熱に勝るものはない

 

お前のクラブがレッドブルに買われたらどうする?

ウィーンに来て10か月が経った

Servus

 

ワーホリ生活もあと2か月。そろそろ帰国の準備も始めないといけない。まぁ遊ぶために6月まで残るつもりではあるけれども、かといって貯金も削らなきゃいけないし。

 

  1. LASKの試合にできる限りいくこと
  2. ヨーロッパを周遊すること
  3. フルタイムのポジションを獲得すること
  4. ドイツ語のレベルをB2まであげること  →ドイツ語/英語ともに再開した
  5. エンジニアとしての領域を広げること
  6. フットサルやる→サッカー含め

進展があったのは4と5。

やっぱり何かしらここに来た意味とか結果を出さないといけないなと思って、一番手っ取り早い語学に手出した。せめて日常の会話くらいにはついていけるようになろうと思って。ぶっちゃけ英語もB1レベルにしか達してないと思うけど。そりゃそうだ、勉強していないんだもん。ドイツ語も然り。でもなぜかリーディングとライティングのテストだけならB2だったのは謎。まぁそれなりに活字なら理解できているのだろうと思った。

 

エンジニアとしての領域という部分では、UdemyでHTMLとJSの講座を取って一通りこなした。2週間何もしなかったらすぐ忘れるけどまぁ次何か触る機会があれば思い出してくれるでしょう僕の脳のメモリーが。あとはノンデザイナーズブックを読み始めた、読み始めたはいいんだけど、この本は物理的な本で読むべきだった。電子書籍だと別ページの振り返りが難しいから。ウィーンで買うのは難しいから仕方ないけどさ。でもキャリアに復帰した時にパワポだったり提案資料作りにも役に立つかなと。もしチャンスがあればマーケとか花形みたいなポジションも経験してみたいし、アプリ作るうえでもUIデザインでは役に立つかもしれない。

 

転職活動は徐々に進めていて、英語を使うポジション、オーストリアに関係のあるポジション、コンサル系など見てる。コレっていうようなポジションには限ってなくていろいろチャンスがあればやってみたいと思っているところ。

 

ではまた。

ciao