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<2016年1月5日>AI、インバウンドで需要の伸び予測

 

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<ポイント>

・ライドシェア(相乗り)サービスで中国首位の滴滴出行の利用者は現在約4億人で、1日のサービス利用回数は2千万件

・力を入れているのは、ビッグデータ分野。ある地点の15分後の車の需要予測を85%の確率で的中させられるまでになっている。将来的には、最短ルートの探索と、渋滞予測。これにより適切な配車、走行が可能になり、渋滞緩和を実現させたい考え。またその先には完全自動運転も視野に入れる。

・昨年5月、滴滴は米アップルから10億ドル(約1200億円)の資金を調達しており、世界的に需要予測と自動運転を求める流れが強まっていくと予測される。

 

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<ポイント>

・米ラスベガスで5日(米国時間)から開かれる世界最大の家電見本市「CES」の主役は、人工知能(AI)と自動運転。一方、スマートフォンの勢いは早くも失速している。

・米民生技術協会(CTA)チーフエコノミストショーン・ドゥブラバック氏は自動応答端末の市場が17年に前年比52%増の450万台、売り上げは36%増の約6億ドルに成長すると予測。

 

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<ポイント>

・オリンピックとインバウンドをにらみ、国内ホテルの新規客室供給が2020年までに6万室を超す予測

・全国にあるホテルの客室数は16年3月時点で約85万室。

・一方、20年に訪日客が4000万人に増えると、東京都だけで約3万5000室の追加需要が発生、1万室以上が不足するという予測もあり。

 

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<ポイント>

・ANAが訪日外国人の医療渡航を支援する事業に参入

亀田メディカルセンターでの受診と、全日本空輸の往復航空券、空港などへの送迎車、ホテル宿泊をセットにする。

二泊三日で約86万円。年内に50人のツアー参加を目指す。

 

2016年の海外企業の日本企業M&A実績

日経より、2016年のM&A実績を抜粋。

 

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<ポイント>

・2016年1~12月の日本企業による海外M&A件数は635件と前年と比べて13.4%増え、過去最多を更新した。金額ベースでは10兆4011億円。なお、そのうち3.3兆円はソフトバンクによる英アーム・ホールディングスの買収によるもの。

海外企業による日本企業の買収は件数が201件と前年より2.4%減少したものの、金額ベースでは2兆5587億円と前年比2.5倍。

国内企業同士のM&A件数は9.3%増の1816件で、金額は7.6%減の3兆6534億円

・2017年のM&A件数は過去最多になる見込み。

 

<所感>

海外企業の日本企業の買収が201件で金額ベースが約2.56兆円とすると、一件当たり約130億円での買収となる計算。あくまで平均だけれども。

この中には記憶に新しい鴻海によるシャープの買収(3,888億)があり、勝手にその金額が大きかったものと想定して、この買収を除いて考えてみたとしても、一件当たり約110億円での買収という計算になる。

国内企業同士のM&Aの平均買収額が約20億円であるところと比較するとスケールが段違い。どれだけ海外企業がスケールを大きくM&Aにお金を使っているのかがわかります。

 

以上!

 

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