シルヴィアな日々

詩の心で宇宙をみます

濁流をこそ!!

詩というと

なんとはなく静寂な空気感をかんじる…

なぜ?

けたたましく猥雑な詩があってもイイんではないか

静謐…小奇麗に…その美的言語感覚からはみ出す言葉は枝葉の如く摘みとってしまう

いや、待て…枝葉こそ…枝葉に満ち満ちた…どうも不格好な言葉の海

濁流をこそ!!

濃密なパフェ

セックスが 終わったあとの 京プラWルームで
おとうちゃんと行った
阿倍野交差点の喫茶店で
チョコレートパフェ食べたこと 思いだす
地下の喫茶
客の居ない密閉された店内
濃密なパフェ
無口で 思いつめたような2人
思いっきりの閉塞感が思い出の中で凝縮されて息づく

風景

足を踏み入れてはいけない世界

行ってはいけないよう…って心のなかで囁く声

向こうに見えるのはどこにでもある風景なのに…
そこへ行くと世界は終わっているんじゃあないかな
って思ってしまう

当然
そこへ行ってしまえば確実に世界があって~その向こう側へも行けるのですが……

川向こうの樹木の向こう側は行ってはいけない世界
そこで世界が終わってる……

はじまり

詩人の目で世界を見つめたらどんな風なのだろう

見えなかった風が見え

聞こえなかった街の声や夜のつぶやきも聞こえてくるんだろうか?

真夜中へ向かっていく~時が濃密度を増していく…グラグラの官能の時…真夜中の充足…

だがしかし、

ウィンドウのスリガラスが濃いブルーに染まる頃には

時は濃いブラックコーヒーのグラグラのめまいから一気に開放されたように…

いつの間にか

しらけた

日常という名の時のはじまり

魔術的なる真夜中からの開放に

ふっと…安堵する