学び直しって何ですか?
明けましておめでとうございます。と実際に言ってから、もう1ヶ月近くが過ぎました。(笑)そして、前の更新から1年近く経ちました(^_^;)
もう言い訳できませんよ、何をしてたんや!
いろいろと、それなりに忙しくしていましたよ。環境も大きく変わって、と言い訳したら、後半の内容の説得力がなくなりそうなので、ここらへんで、止めときます。
でも、環境が大きく変わったのは間違いありません。
それは、「会社を辞めて、大学に行き始めたから」です。
なんの話ですか?あなたのプライベートなことは興味ありませんが・・・はい、毎回ですが、少しお付き合いください。
大学に行き始めたと聞いて、以下のようなことが思い浮かびました?
- 話題の学び直しか?
- フリーランスになるつもりか?
- 大学?教員か?
いいえ。どれも違います。学び直しをしたくて行くわけでも、フリーランスとして独立するためでも、大学の先生になるためでもありません。
じゃあ、何のために行くの?
研究です。博士課程の学生として、研究をするのです。
はい、ここでさらに疑問。
- それって楽しいの?
- 生活はどうするの?
- 今更学生?40も近いというのに?
心配して頂いて、ありがとうございます。(誰もしてないと思いますが)
あくまでも私個人の意見なので、ここは聞き流してもらっていいのですが、研究をすることはその成果を社会へ発信、適用させることで、より良い世界を構築することに役立つものだと思っています。もちろん、予想していなかった負の側面が出てしまうことはあるのかもしれませんが。
これまで出会った研究者の方々を見ていると、自分のテーマを話すときには、非常に楽しそうに、イキイキとして話していらっしゃるのをよく覚えています。だから、研究している本人は非常に楽しいのだと思います。
そして、私はというと、今している研究内容、その成果を世の中に発信でき、少しでも世界を良くできる可能性があるのなら、働いている場合ではないのではないかと思ったのです。
だから、会社を辞め、研究に専念すべく、学生となりました。もちろん、生活していくのは、厳しいです。いくら奥さんに少し協力してもらっているとはいえ。(会社を辞めた次の年の税金すごいですよ、どこかでお伝えできればします)
さて、今日お伝えしたかったことは、私が会社を辞めて、学生になったという報告ではありません。応援してもられば、うれしいですが、皆さんに少し、考えてもらいたいことがあるからです。
それは、タイトルにもなっている「学び直しって何ですか?」です。
先に私の意見を言います。私が捉えている学び直しという言葉、大嫌いです。心の底から思っています、何ですかその言葉?直すって何?常に学べよ!、1日1日を大切に学び続けろよ!って思ってます。
もちろん、働きながらだと時間がないとか、どうしてもまとまった時間が必要だとか、わからないではないです。
でも、別に働きながらでもできることはたくさんあると思います。
そして、本当に時間ないですか?無駄にしている時間ないですか?まず、自分の1日の時間の使い方を見直してみましたか?自分の時間の最適化を図ってみましたか?
こういうことしている人って意外と少ないと思います。
それもした上で、それでも、したいこと、やりたいこと、なりたい自分がある。そしてそのためには、もっと時間が必要だと思うのであれば、やっちゃえばいいと思います。そこまで思っている人は、さっさとやっちゃえばと思います。
そういう人を全力で後押しする、支援する、そんな制度だと嬉しいですね。
でも、私が捉える学び直しという言葉には、なんだか、一度リセットをするとか、違う自分に生まれ変わるだとか、連続的ではなく、途切れや区切りがあるような印象を持っています。
なんで、リセットしたり、生まれ変わったり、する必要があるのかでしょうか。今の自分には不満だから?だったら、少しずつでも、変えて行けばいいのに、なんだか、ガラッと変わるとか、そんな印象を持つのは私だけでしょうか。
これが私が学び直しという言葉が大嫌いな理由です。
そして、よく引き合いに出される「人生100年時代」。これはこれで新たな示唆や議論を巻き起こしたという意味では、意義のある言葉だと思います。
でも、難病の私から言わせてもらえれば、100年生きる保証なんてないですよ、もっと言うと、明日生きている保証も誰もしてくれませんよ。
だったら、もっと今を大事にしながら、今、今日を生きることを大切にし、常に自分をアップデートしていくことを心掛けてはどうでしょうか。そして、少しずつ、なりたい自分や描く未来に向かって行くのはどうでしょうか。
皆さんは、学び直しますか?それとも、学び続けますか?それとも、何もしない?
それでは、皆さんが少しでも良い一日を過ごせるように。