読み始めるまで、小説だと思い込んでいました。ブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』。
実際には、息子さんの中学校生活について書いたノンフィクション。このタイトルは、息子さんの言葉だそうです。やっぱり、中学生は感受性豊かというか、受け止め方が純粋ですよね。もちろん皆が皆そうではないと思いますが。。
イギリス社会について描かれていて、異文化に触れる感じが、ちょっとテーマは違うんですが、私的には『くもをさがす』を思い出しました。
迂闊にも息子さんのことを表現するのに「ハーフ」と書きそうになってしまうのですが、そういや子どもの頃、日本で「ガイジン」と呼ばれて傷ついたという話を授業でやったなと思い出したり。そういうことも含めて、考えさせられることの多い本だったと思います。