SALT MONEY / SUPER DEATH JAPAN TOUR 2023

 

 

オーストラリア・ブリスベンのSCREAMO/MATHCOREバンドSALT MONEYと、同じくブリスベンのDIGITAL HARDCORE/CYBERSKRAMZプロジェクトSUPER DEATHを招聘し、6/28-7/3にかけて来日ツアーを開催します!

 

 

 

 

COVID-19のパンデミック以降、こういったDIYな激情ハードコアバンドの来日ツアーは初となるのではないでしょうか!

物価が上昇し続ける昨今ですが可能な限りチケット代は安めに抑えました。

また、20歳以下の方はかなりお得になるU-20チケットも各会場用意しましたので、若いみなさんにも是非この機会に激情ハードコアやDIYバンドならではの実験的な表現に触れてみていただきたいです!

 

 

 

 

 

 

 

 

6/28 (水) 横浜B.B.STREET

w/ WOMBSCAPE, OAKTAILS, SHAPESHIFTER, DRASTIC BOYS

OPEN 18:30 / START 19:00

ADV ¥2800 / DOOR ¥3500 / U-20 ¥1800

TICKET: TIGET

 

 

ツアー初日は横浜でカオティックハードコアフェスティバル開催決定!CONVERGEやTDEPを彷彿とさせる強烈なマスコアを展開するwombscapeが出演してくれます。2018年にはスウェーデンのポストハードコアバンドTengilの来日ツアーを主催・帯同するなど国内シーン形成にも強く影響を与えているバンドです。

SAD SCREAMOを標榜するOaktailsは、Fall of TearsやRiTTLEBOY等と共に日本国内からポストハードコアを更新し続けるバンド。2020年にはフロリダの叙情派ハードコアSecret Keeperの来日ツアーを帯同し、2021年には彼らとのスプリットをリリース。メロディックハードコア/ポストハードコアの未来を提示する最高の作品に仕上がっています!

僕がドラムで参加しているバンドShapeshifterは、ONLY THE LAST SONG, HETH, abiuroといったバンドのメンバーと共に2021年に活動をスタートした新しいバンドで、グラインドコア/パワーバイオレンスを軸にしながらハーシュノイズを取り入れた音楽性で、これまでに2枚のアルバムをリリースしています。

さらに横浜の若き日本語叙情派ハードコア/メタルコアDRASTIC BOYSが出演してくれます!一度HOLLOW SUNSで共演したのですがその時もエネルギッシュなライブで最高だったのでこの日も地元を代表してフロアを熱くしてくれることでしょう!

 

 


 

 

 

 

6/29 (木) 新宿MARBLE (東京)

w/ SOCCER., RUSANTI-MAN, FALL OF TEARS  

OPEN 18:30 / START 19:00

ADV ¥3000 / DOOR ¥3800 / U-20 ¥2000

TICKET: e+ (5/1 10:00販売開始)

 

 

海外バンド招聘ができなくなったコロナ禍はUNGULATESをレーベルとして機能させることとなり、EMO/SKRAMZバンドのみならず、くだらない1日やdownt, とがるのように、"DIY音楽の影響を受けたJ-ROCKバンド"の音源もリリースし、僕自身もこれまでの活動より幅広いシーンとの出会いが増えました。その中で、激情ハードコアバンドの来日公演をあえて所謂"邦ロック箱"で開催してみようと思い、ツアー2日目は東京の新宿Marbleをブッキング。

こちらもコロナ禍で衝撃の出会いを遂げた荻窪拠点の超絶技巧オルタナティブJ-ROCKバンドルサンチマンが出演!既に大型フェスティバルにも多数出演している人気のバンドですが、ぜひともSALT MONEYとやってみたいとのことでオファーを快諾してくれました。

また国産ポストハードコアの新星Fall of Tearsが出演!ポストロックに影響を受けた壮大なバンドサウンドとシャウトで表現される叙情的な日本語詩が魅力のバンドで、この音楽性でありつつも揺らぎのmiraco氏や春ねむり, Hyuga等とのフィーチャリングを多数実現していてシーンの枠を壊す勢いで精力的に活動しています。

そしてUNGULATESからはレーベルとして今後も強くプッシュしていきたい若き国産EMO/SKRAMZバンドsoccer.が出演!2022年にフジロック出演も果たした音速ばばあとのスプリットでは90's Emoやエモリバイバルシーンの影響を強く受けたサウンドを展開していましたが、現在製作中の音源では激情ハードコア色を強めていてライブの爆発力も凄まじいです。

自身の音楽性に近いシーンでの活動のみならず異種格闘技戦を好む3組だからこそ、Salt MoneyとSuper Deathとの化学反応を楽しみにしています!

 

 

 

 

 

 

 

6/30 (金) 心斎橋火影 (大阪)

w/ VISION OF FATIMA, POETRY OF TORCH, SANO EX MACHINA, SLUG

OPEN 18:00 / START 18:30

ADV ¥3000 / DOOR ¥3800 / U-20 ¥2000

TICKET: e+ (5/1 10:00販売開始)

 

 

ツアー3日目は大阪編!この手の音楽をやるにはベストなベニュー火影で、今ツアーが決まって必ずやりたいと考えていた京都のカオティックハードコアVison of Fatimaとの共演が実現!叙情派/激情ハードコアやメタルコアを咀嚼しノイズのフィルターを通過させた音楽をプレイするバンドで、SALT MONEY / SUPER DEATH両アクトとの共鳴間違いなし。

同じく京都のpoetry of torchは来日両バンドと同郷Blind Girlsの来日ツアーにも出演してくれていた国産エモバイオレンスの最高峰。毎度ブチ切れすぎてるライブを見せてくれるので今回も本当に楽しみです。

大阪のSano Ex Machinaはずっと気になっていて見てみたかったバンドで、Raw & Melancholic Emoviolence Actを標榜する通り非常に生々しい質感のSKRAMZを鳴らしていて、どんなライブをしてくれるのかすごく楽しみにしています。

これまでにShapeshifterで数度共演している大阪のSLUGは暗闇の中で轟音スラッジ地獄を作り出す圧倒的なライブを見せてくれているので今回もすごく楽しみです。

 

 

 

 

 

7/1 (土) 新栄REFLECT STUDIO (名古屋)

w/ UNDERSCREEN, TIVE, UNDERMARK, SOCCER.

OPEN / START TBA

¥3000

TICKET: メール予約 (お名前と枚数をご連絡ください)

 

 

ツアー名古屋編は今年活動を開始したばかりの新バンドunderscreenとの共同で開催。まだライブ数回目ながらONE STEP CLOSERの来日公演に抜擢されるなど注目されているバンドでこれからの活躍が楽しみです。

昨年のSoul Ameria Recordsからのスプリットシリーズ"Post Marked Stamps"のリリースも記憶に新しいUndermarkはThe Sun, Crows Caw Loudly, by the end of summer等のメンバーからなる新しいバンドで、00年代を感じる不穏な空気感溢れるサウンドがたまりません!今回初めてライブを見ることになるのですごく楽しみです。

また大阪からはTurnstile等も彷彿とさせるオルタナティブでクロスオーバーなハードコアサウンドが最高なバンドTiveが来名。こちらも今回初めてライブを見ることになります。

東京からは新宿編に続き今ツアー2度目の出演となるsoccer.が出演。ツアーが決まった時、全帯同を打診したのですが今回は叶わず。それでもこうして複数回共演できることでメンバーとのバイブス生まれること必至でしょう。彼らの名古屋でのライブは貴重なので、お近くにお住まいで気になっている方はこの機会に必ずチェックしましょう!

 

 

 

 

 

 

 

7/2 (日) 水戸SONIC (茨城)

w/ TO OVERFLOW EVIDENCE, CURVE, TRUE FIGHT, SONIC GRANDMOTHER, DIMENSIONS OF CHORD

OPEN 17:00 / START 17:30

ADV ¥2800 / DOOR ¥3500 / U-20 ¥1800

TICKET: TIGET

 

 

今年2月に茨城のつくばPARKDINERでto overflow evidence / Curve / Dimensions of Chordの対バンがあり、ツアーブッキングを進めていたタイミングだったのでto over / いわきSONICの後藤さんに福島編をやれないか相談したところ、系列店である水戸でやるのはどうかということで繋げていただき、ツアーセミファイナルはungulates tourとしては初となる水戸での開催が決定!

そのまま3バンドに打診したところ全バンド快諾してくれて、せっかく茨城でやるならということで地元のバンドももっと呼びたいということで声をかけたTRUE FIGHTも音速ばばあも二つ返事でOKしてくれて出演者がすぐに確定しました。話早すぎて最高です!

SONICを代表して出演してくれるto overflow evidenceは結成20年以上の日本を代表するポストハードコアバンドで、ドラマチックな曲展開と叙情的な日本語詞がたまりません!地元の福島県小名浜で毎年ONA FESを主催していることでもお馴染みの東北の宝です。

Curveも今年結成20周年を迎える東京小岩拠点のレジェンダリーなポストロック/エモバンド。一昨年から僕がサポートドラムとして参加していて、去年には2012年リリースの名作"Till The End"の10周年記念盤をungulatesよりリリースしました。

Dimensions of Chordは去年出会って衝撃すぎた茨城の不穏なポストハードコアバンド。

RegulateやOne Step Closerの来日サポートにも抜擢され、Bloodaxe Festivalにも出演を果たし今や国内のユースクルーを代表するバンドとなったTRUE FIGHTのローカルショウでの盛り上がりに期待です。

そしてungulatesからsoccer.とのスプリットをリリースしている茨城の若手J-ROCKバンド音速ばばあも出演!昨年は若干20歳前後の若さでFUJI ROCK FESTIVALに出演を果たし、衝動溢れる最高のステージを見せてくれました。彼らも地元でどんなライブをするのかとても楽しみにしています!

 

 

 

 

 

 

 

7/3 (月) 新代田FEVER (東京)

w/ SANS VISAGE, MORERU, KOKESHI

OPEN 18:00 / START 18:30

ADV ¥3000 / DOOR ¥3800 / U-20 ¥2000

TICKET: e+ (5/1 10:00販売開始)

 

 

今ツアーが決定し、Salt Money / Super Death両方のメンバーから必ず共演したいと連絡をもらったmoreruにオファーをしたところぜひ、とのことで出演が決定!ノイズと狂気に満ちたエモバイオレンス、というか唯一無二なmoreruワールドを展開しているバンドで世界観的にもベストマッチだと思います。

kokeshiはポストメタル/激情ハードコアの名門Tokyo Jupiter Recordsからリリースしたニューアルバム"冷刻"が凄すぎてオファーしました。ポストメタル・ドゥーム・ブラックメタルを飲み込んでゴシックな世界観で表現しているこちらもまた唯一無二なバンドで、現ボーカル亡無さんが加入してからはまだライブを見れていないのですごく楽しみにしています。

そして僕がやっている激情/ポストハードコアバンドsans visageも出演します!sans visageの2017年のオーストラリアツアーで、ブリスベンで共演したのがLumens。そのメンバー2人が新しく結成したバンドがSalt Money。さらに、ツアーを帯同していたBlind Girlsで今ギターを弾いているのがSuper DeathのLukeということで縁ありまくりで、今ツアーでも必ず共演したい!ということでファイナルに出演が決まりました。

今ツアー最大キャパの新代田FEVERでアンダーグラウンドな表現がぶつかり合う一夜。興味がある方は必ずお越しください!

 

 

 

 

 

SALT MONEY (bandcamp, instagram, facebook)

 

 

Dean Strike (Vo), Shawn Weinert (Gt), Issac Downs (Gt), Jasper Webb (Ba)により結成された、オーストラリア・ブリスベンを拠点に活動するバンド。

 

2020年にメンバーが主宰するLumens House RecordsとTeam Glasses Recordsの共同でEP "Eternities"をリリース。

実はこのタイミングでLumensとSalt Moneyの来日ツアーをungulatesで企画していたのですがCOVID-19のパンデミックにより断念。

2021年に同じくLumens HouseとTeam Glassesの共同でEP "First Breath"をリリース。

またマレーシアのUtarid Tapesより"Eternities" "First Breath"をコンパイルしたテープをリリース。

2022年にフルアルバム"Love of my Life"をLumens HouseとBad Habit Recordsの共同でリリース。

 

激情ハードコアやスクリーモ・ポストハードコアを基軸に、ブラックメタルメタルコア・マスコアの要素を取り入れており、Loma Prietaの狂気・Poison The Wellのヘヴィネス・The Dillinger Escape Planのカオティックさが共存しているような音楽で、同郷のBlind Girlsや、NuvolasculaやFrail Bodyといった激情ハードコアのファンはもちろん、SeeYouSpaceCowboyやFor Your Health, Static Dressのような近年の00s Screamo Revivalムーブメントのファンも魅了するサウンドです。

 

現在はドラマーが不在のため、僕がツアードラマーとして全公演プレイします!

 

 

 

SUPER DEATH (bandcamp, instagram, twitter, facebook)

 

 

Blind Girls, Lumens, Spear of Schlonginus等のバンドで活動するLuke Sweeneyによるソロ・CYBERGRINDプロジェクト。

ニューメタル・インダストリアル・激情ハードコアをブレイクコアのビートに乗せてノイズの海に放り込んだような前衛的な音楽性で、どんなライブになるのかとても楽しみです!

 

 

 

今ツアーに関する質問・相談ございましたら

ungulatestokyo@gmail.com

までお気軽にお問い合わせください!

SANS VISAGE SOUTHEAST ASIA TOUR DIARY その7

Sans Visageの東南アジアツアー日記。

いよいよ衝撃のフィリピン編スタート

 

5/3 (金) @ MANILA

 

起きてホステルのテラススペースに行くとまさかのマンゴーの木がドカンと生えていて、そこにバナナの房もドカドカぶっ刺してあって、オーナーのおっさんが食べな!とフレッシュマンゴーとバナナを無限に食わせてくれて早速フィリピン最高!となる。

夜のライブの時間まで3人で過ごす流れなのでめちゃめちゃ時間ある!さっそく散歩開始、上山が暑くて汗かいたから着替え買いたいということで99ペソ(200円くらい)ショップを発見して上山がフィリピンでのファッションを確立させる。

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この店で流れてたHayaan Mo SilaというDJ KhaledのI'm the Oneみたいな曲にハマって滞在中ずっと聴いてた 笑

 

昨夜からもしやとは思っていたけど、シンガポール・マレーシアで毎日飲んでいたテータリクという激ウマミルクティーがフィリピンではポピュラーではないことを知りガッカリ… でも早速それに代わる最高ドリンクを発見

ジューススタンドみたいなスムージー屋でフレッシュなフルーツをその場でスムージーにしてくれてタピオカトッピングして120円くらい、最高すぎる!

試してみたかったフィリピンのファストフードJollibeeで軽食。フィリピン行ったことある友達が「ジョリビーのおすすめはチキンだけどベジタリアンはスパゲティがいけると思うよ」とか言ってたから注文したら思いっきりミートソースじゃねえか!となる。

その後はGrabでマカティという都心エリアに移動。車に乗り込むととにかく渋滞がエグい!!地図で見ると15分くらいの距離でもマニラ都心の日中は常に渋滞しているのでどこへ行くにも1時間はかかる印象。そして運転マナーが地獄でめちゃくちゃ危険だしプッププップと日本の1000倍くらいクラクション鳴らす。当然のように運転手も誰もシートベルトしてないけど逆に不安で俺はずっとシートベルトしてた。

マカティを少し散歩してからSleeping Boy Collectiveの全員がオススメしていたヴィーガンレストランCosmicでヴィーガンバーガーダブルパティ。めちゃめちゃうまい!!メニューもたくさんあるので俺は滞在中ここに通うと決意。

食後はオススメしてもらったMilkeyway Cafeでフィリピン名物ハロハロ。これもめっちゃ美味しかった!割とクラシックなカフェで平日の昼だったこともあり他の客はスーツとかドレス着ててラグジュアリー。短パン履いてるのは俺たちだけだし上山はタンクトップで入店できるのかよと思ったけど問題なかった

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ハロハロがフィリピンのものって知ってました?日本のミニストップにハロハロあるよってフィリピンの人たちに見せると全員に「ウベアイス乗ってないしこれはハロハロじゃなくてただのかき氷でしょ」って言われる 笑

フィリピンかなり暑いのでこういうシャレた店だと冷房かなり強くて、その中で冷たいもの食べて体温激低下 このときのさみーさみーって言ってる上山の写真好きなんで見てください

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この日のライブはもともとはSleeping Boy Collectiveを通じて別の人に組んでもらう予定だったのがなかなか動けるプロモーターが見つからず、ちょうど日本から同時期にフィリピンツアーしに来ていたZIRASHICOMMUNiCATESのツアーに急遽合流させてもらう形になっていた。SBCがこの日のオーガナイザーと交渉して組み込んでもらったのでサンビザとしては両バンド初対面だしオーガナイザーとも連絡手段がなくてフワッとした状態。

会場のNoise GarageがFacebookとかのSNSないしどこにあるのかわからなくて、SBCのメンバーに聞いてもシーンが違うみたいでみんな「Las Pinasにあるパンクベニューだけど行ったことないし詳しい場所はわからない」と。自力で調べまくったら数年前のここでのライブのフライヤーに住所が載ってるのを発見してなんとか把握。ありがとうグーグル。

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衝撃の15バンド出演!!この日のライブは5時スタートだけど、SBCのみんなは仕事してから来るから会場に着くのが遅くなるとのこと。タイムテーブルも知らないし俺らは何時に行ったらいいかなって聞いたら「日本の3バンドがヘッドラインでたぶん演奏するのは11-12時くらいだから、9-10時くらいに行けば十分。絶対に5時には行かないほうがいいよ、疲れちゃうし」とのこと。でも、主催も誰か知らない状態で夜中に行って演奏して帰るだけってのは味気ないし、シーンも見たいし交流もしたいからイベント中盤くらいから行こうか、と3人で8時くらいにGrabを捕まえて会場へ向かう。

車に乗り込むと相変わらず最悪の運転マナーで爆速で飛ばしてくれて、街灯のない真っ暗闇へとズンズン進んでいってここで不安のピーク。住所によるとここだと思うよって言われたところで降りると暗闇の中に10人くらい人がいて、音も聞こえないしどういうことだよ、転換中?って思ったらオーガナイザーっぽいCrust Punkなおっさんが挨拶してくれて会場へ案内してくれる。

15バンド出演ということでどんな会場なんだろうって思ったらキャパ40くらいのめちゃくちゃDIYなベニューでいい感じ。で、おっさんがお前らの出番ここでいい?と出演順を手書きしているところで、まさかとは思ったけど、イベント始まってなかった。それどころかローカルバンドも会場入りしてなくて俺らが一番乗りみたいな状況と把握。5時スタートのイベントで、8:30に俺ら着いて、何も始まってない。15バンド出演予定。これはヤバイ。フライヤーに"5PM SHARP"って書いてあるんですよ。5時"きっかり"スタートって意味ですよ。

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壁にこれ直接ペイントしてあってすごい!

 

とりあえずビールでも飲むかと会場の隣の商店みたいなのを見ると鉄格子がしてあって、ああ夜はやってないんだなって思ったらまさかの鉄格子越しに買い物するスタイル…これ、治安やばいって意味ですよね…

 
 
 
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nighttime shopping in the back street of manila 🇵🇭 #svsea2019 #35mm #ricohff3

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ビール買って地べたで飲んでるとちょっとずつ人が集まってきて、音を出し始めて9時くらいにクラストパンクのバンドからなんとなくイベントスタート笑 もう疲れてたけど音鳴るとやっぱりブチ上がるし、客のパッションもかなり良い!

これだけバンド数いるしジャンル的に今日はたぶんみんな15分くらいのセットなんだろうと仮定してサンビザも短いセットでパッとやるか、と考えていたんだけど、最初のバンドしっかり30分くらい演奏してる… 続くツーピースのノイズグラインドのバンドも30分。まじかよ。ということで俺らも25分くらいやることにする。

途中で外に出ると50人くらい人がいてまた まじかよ となる。住所のわからない会場で、スタート4時間押しで、イベント概要出るの2週間前とかで、なんでこんなに人集まるんだ… SNSでの告知より口コミのほうが大事なのかも。日本のシーンとの差がすごいというか、あらゆる出来事が衝撃的すぎ。。

最初は3バンド目に演奏でいいかって言われたんだけどそれだとSBCのみんなが間に合わないということで、出番を変えられないかと改めて主催の一味の女性に話をしたら「そんなのもちろんOKに決まってるじゃない、パンクシーンではすべての人間が助け合って出来ている。時間に間に合ったバンドから演奏するし、間に合わなければあとでやればいい。どこにも問題ないでしょ?」と言われ感動。

ただでさえ暑いフィリピンで空調ゼロの会場でハードコアのライブはちょいちょい外に空気吸いに出ないと生命の危険を感じるレベルで暑い。

 

ってところまで下書きが書いてあったのでここまで公開しておきます 笑

途中ですみません!

SANS VISAGE SOUTHEAST ASIA TOUR DIARY その6 移動日

Sans Visageの東南アジアツアー日記。

 

5/2 (木) 移動日

 

Kimiが朝ホテルまで来てくれて、近くのレストランで朝食を食べてさあホテルをチェックアウト、と思ったら意味不明な事件が発生、ある程度面白いんですがここでは伝えきれないので気になる人は直接メンバーに聞いてください…。

空港行きのGrabを呼んでKimiと最後の一枚をパシャリ。寂しい!

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KimiTerr Recordsというレーベルをやっていてマレーシア国内のバンドを中心に多数リリースしていて、またInquiry Last Sceneryというエモヴァイオレンスのバンドをやっていて(ドラマーが遠方に住んでいて現在は活動していないのですが)2018年に来日もしていて、最終日にはsans visageで共演もしました。今回のツアー各地のプロモーターを紹介してくれて、マレーシアの日程ではジョホールバルを除いた全日程を帯同し運転・マーチ含むあれこれと面倒見てくれて、彼がいなければこんなにスムーズにツアーできなかったと思います。彼もまた僕らの一回り近く年上ながらも精力的かつ献身的にシーンへ貢献しまくっているアジアパンク界重要人物の一人。ここだけの話ですがArwithと新しいバンドを組もうとしているところらしくとても楽しみにしています。改めて本当にありがとう!

 

機内ではボヘミアンラプソディ見れてブチ上がりました

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マニラに着くとフィリピンのプロモーターSleeping Boy CollectiveのCJとRexが迎えに来てくれていて、彼らの運転でローカルフードが食べられるレストランへ。フィリピンではシンガポールやマレーシアに無数にあった(かつ、毎日行きまくった)半野外のフードコート的レストランは全然なくて、欧米の影響を受けたスタイルの店が多く並んでいる。ここでSBCの一員でもあるIrrevocableのLenianとTaniが合流してディナー。

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食後はシャレたカフェに移動してコーヒー片手に雑談。彼らによると東南アジアにツアーに来る多くのバンドがシンガポール・マレーシア・インドネシアを周るもののあまりフィリピンには来てくれないらしく、来てくれてありがとうと感謝された。こんなに手厚く歓迎してくれてこちらこそ感謝しきれない。

実際僕らが東南アジアツアーをしようと最初にArwithに話したときもその3ヶ国を周りたいと相談していて、ちょうどPiri Reisにフィリピンツアーをしないかという話があるということでPiri Reis / Sans Visageで帯同ツアーできたら最高だね!となりこの旅程に。残念ながら彼らのスケジュールの都合で実現しなかったけど、フィリピンでの日々はこれまでの常識を覆されまくるショッキングな出来事の連続だったので今回来ることができて本当に良かった。

ツアー前からシンガポールとマレーシアには友達がいたけど、フィリピンには全く知り合いがいないしバンドもほとんど知らなかったので不安だったけど、初日から圧倒的ホスピタリティで迎えてもらってゆっくり話もできてかなり安心。フィリピン国内のシーンの話やSleeping Boy Collectiveの活動について(彼らとの出会いは個人プロモーターとして活動する上ですごく刺激的だったので後日別ポストで書きます)等々いろいろな話をして、夜も遅くなっていたのでホステルへ送ってもらって就寝。

 

つづく。次回からいよいよカオス極まりないフィリピン編スタートします。

SANS VISAGE SOUTHEAST ASIA TOUR DIARY その5 DAY5

Sans Visageの東南アジアツアー日記。

 

5/1 (水・祝) @ KUALA LUMPUR

 

前日はKimiの家で睡眠。近くにモスクがあるみたいで早朝からアザーン(ムスリムの礼拝時間を伝える放送)が爆音で聞こえてきてマレーシアを実感…けど6時くらいであまりにも早すぎるのでだらだら二度寝三度寝。

この日は会場近くにホテルを取っていたので昼頃にKimiに車で送ってもらいチェックイン。一休みしてからまたKimiの運転で川へ遊びに!

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奥にいるKimiの哀愁いいっすね

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なんとこの川に野生のドクターフィッシュ(皮膚の角質食べる魚)がいて、爆笑案件があったんですがここでは書けないので気になる方は会ったときに聞いてください 笑

川辺のオープンカフェがあって、ソファでリラックスしてテータリク飲んで、同じくホリデー満喫してる現地のおじさんたちと交流もしてバカンス感全開の気持ちいい時間だった!

 

それから会場に移動してマレーシア最終公演スタート!またキャパ50くらいのスタジオで、この日はなんとソールドアウトで満員!本当に嬉しい!

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まずはマレーシア激情Virginia on Duty!Blue FriendやSjanseとのスプリットもリリースしているスリーピースブチ切れSKRAMZで最高のスタート!

前日に引き続きSocial Circuitが出演してくれて、ここまでは普通に明るいままやってたんだけど続くPiri Reisで照明ゼロに!2016年の来日ツアーでも鶯谷What's Upで共演していて、その時もかなりのカオスを作り出した彼らだけどホームはさらに説得力が違う!!真っ暗闇の中エモバイオレンス炸裂、客もめちゃめちゃにモッシュしててカオス極まりない空間を作り出していて恐怖すら感じる凄まじいライブを見せてくれました。

そしてOrbit Cinta Benjamin!彼らはUtaridと共に2000年代の東南アジア激情シーンを牽引していたバンドで、6月末からヨーロッパツアーに行くことが決まっておりその前にこの日をリユニオンショーに選んでくれて嬉しい!客も待望してた感が凄くてモッシュの嵐、Piri Reisに続きこちらも真っ暗闇の中激カオティック極まりない空間を作り出していた。

そしてSANS VISAGEマレーシア最終公演!レジェンドたちが暗闇の中カオス空間を作り出していたけど、俺らは電気つけてやりました笑 スタンドの高さは変えられないしやっぱりマイクは2本(以下略)

終わって集合写真!

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また外のフードコートで打ち上げ!今回のツアーはArwith(Piri Reis, Utarid)がシンガポール・マレーシア・フィリピン各地のプロモーターと繋げてくれて実現しました。彼のおかげで素晴らしい経験ができています。本当にありがとう!!

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ArwithがやっていたUtaridは2005年にマレーシアのバンドとして初めてヨーロッパをツアーしたバンドで、マレーシアでは誰もが「Utaridが切り開いてきたから今のマレーシアのDIYシーンがある」と語るレベルのリビングレジェンドで、今でも若いメンバーとバンドをしていて、テープ専門レーベルUtarid Tapesでリリースし続けていて、海外のバンドのツアーも手厚くサポートしていて、アジアのシーンにとってかなりの重要人物なのに俺らにも超超フランクに接してくれて本当に感謝してるし尊敬しています!

 

疲れ果てるまでハングアウトしてからホテルに戻って就寝。

 

つづく

SANS VISAGE SOUTHEAST ASIA TOUR DIARY その4 DAY4

Sans Visageの東南アジアツアー日記。

 

4/30 (火) DAY 4 in MANTIN SHAH ALAM

 

もともとのツアー日程ではこの日はMantinという田舎町?工業地帯?みたいなところでやる予定だったんだけど、ツアー始まる1-2週間前くらいから現地のオーガナイザーと連絡とれなくなってキャンセルに。直前でマレーシアのみんなが動いてくれて、Kuala Lumpurの隣町Shah AlamというところのレーベルVerruckterのNickがリプレイスメントショーを主催してくれることに。内容確定して情報出しできたのは、まさかの前日 笑

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朝起きてKimiと朝ごはんへ。Kimiおすすめのフードコートで食べたおかゆBubur Ayamがおいしかった!〆にマンゴーフロートいってこれも絶品。

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マンゴー色のシャツ着てマンゴーシェイクの看板と宣伝車と一枚。

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Kimiの運転で2時間くらいかけてKuala LumpurにあるKimiの家に着いて一休み。

ライブまで時間があったのでさらに観光。Batu Cavesという洞窟へ。顔に疲れが出てきてる 笑

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ここはクアラルンプールから1時間くらいで着くので、ツアーで来るバンドを連れて行く観光地の定番。実は去年の10月に観光で来た時にも連れてきてもらったので半年ぶり2回目 笑

 

Kimiの奥さんと合流してディナーへ。Kimiの友達がやってるレストランがあるフードコートで食事。ここで食べたテンペがうまかった!それからまたマンゴーシェイク笑 うまいけど1Lくらいあってかなり腹がやばかった

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腹ごしらえもばっちりでいよいよ会場のTeko Lagu Studioへ!リハスタだけどだいぶ広めでFLATくらいあるかな?何よりこれまでの会場の中で一番エアコンがしっかり効いてて快適!

スタートは8:30だけど俺らが着いたのは9時くらい。前日の告知で一体何人来るんだろうって思ってたけど、この日は祝前日で、翌日のKL公演が別のハードコアのイベントと被ってて迷ってた人が結構いたみたいで、KLからのお客さんも多かったみたいでだいぶ集まってくれた!

たぶん俺たちの到着を待っててくれてたっぽくて、着いて割とすぐにInvalid Formatが演奏開始。80'sのハードコアを彷彿とさせるサウンドのショートチューン連発でブチ上がり!ライブだと音源以上にチャカチャカした音の感じで名古屋のMilkを感じる、って思って話したらメンバーみんな好きみたい!でYouTubeみてたらこのライブ動画で思いっきり着てました 笑

続いて去年11月のジャパンツアーをungulatesで主催したSocial Circuitが出演。半年ぶりの再会嬉しかった!

彼らはインドネシアBeeswaxシンガポールTapestryとの東南アジアエモ3バンドスプリットカセットを出したところで、全バンドかなりいいのでぜひチェックしてみてください。俺も欲しかったけどこの日には間に合わずで残念!

続いてSans Visageの出番。今日はドラムのスタンドの高さも変えられる!すごい!快適!でもやっぱりマイクは2本しかないので上山と樋口に。

またフードコートで軽く打ち上げしてからKimiの家に帰って就寝。

 

その5へつづく

SANS VISAGE SOUTHEAST ASIA TOUR DIARY その3 DAY3

Sans Visageの東南アジアツアー日記。

 

4/29 (月) DAY3 in MELAKA

 

Herryyadiの家で起床、シャワーを借りたら人生で一番水圧ないというか文字通りチョロチョロで笑ってしまった 蛇口の水は勢いよく出るのでたらいを使ってどうにか汗を流す。シンガポールのホテルでもらってきたアメニティのインスタントコーヒーを飲みながらだらだら準備して、Herryyadiに高速バスのバス停まで送ってもらう。

ここで今回ジョホールバルでいろいろ手伝ってくれたRyanも見送りに来てくれた。彼は過去にThe Monaco Heartattackというバンドをやっていました

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高速バスでジョホールバルからマラッカへ。3時間くらいだったかな?

マラッカのバス停に着くとInquiry Last SceneryKimiがクアラルンプールからわざわざ2時間くらいかけて迎えに来てくれる神対応で、まずはホテルにチェックイン。シャワー浴びてちょっとリラックスしてから観光へ。

Kimiは大学時代ここらへんで暮らしていたということでいろいろ案内してくれて、まずはMelaka名物のココナッツシェイク。うまい!ベジタリアンレストランも入ってるフードコートでランチして、夕暮れの美しい浜辺にあるモスクでチル。

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街中に移動してさらに観光。

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ただの観光客です笑

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ココナッツミルクのかき氷チェンドルでクールダウン。

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いい時間になってきたので会場のAdam Music Studioへ!ここもキャパ50くらいのリハスタみたいな感じ。

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会場に着くとエレクトログループTahvoleに続きグラインドのMaitakが演奏していて、酒を買おうと下に降りたら樋口がヤバイ飲み方してる地元のパンクキッズと仲良くなっててクソ笑った

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そしてこの日のオーガナイザーSidがボーカルを務めるSkramz~HardcoreバンドTerderitha!ライブも良かった!

11時くらいにSans Visageツアー3本目のライブスタート。シンガポールジョホールバルはドラムの音にはそんな問題なかったんだけど、この会場の常設スネアが死ぬほどテープミュートされててポコポコとしか鳴らなくて相当クソだった。でも竿と合わせたら気にならなそうだったので続行。ちなみにツアー中どの会場も基本的にハイハット・スネア・イス等スタンドのネジが死んでて高さは変えられないのがデフォルト笑 あとここもマイク2本しかなかったので上山と樋口に。

この日がMXHDAZLANっていうプロフェショナルのカメラマンが入ってくれてて、彼の写真がすごくいい!

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ピョンと飛んでるのが主催でTerderithaのボーカルのSid。最高のやつです

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そしてインスタで過去最高のLikeを獲得したこの写真もこの日です笑

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これまで全公演でアンコール求めてくれてて今回も例に漏れずで、せっかくだからみんな近寄って間近でライブ楽しもうよって言ったらこんなにギュッと来てくれた!

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アンコールはみんな携帯で撮影しててフラッシュでキラキラしてる中で演奏してまた感動してしまいました。ツアー来て本当によかった!

コントラスト爆上げと謎のポーズでメタルコア感マシマシの集合写真。

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終わったあとはまた野外のフードコートみたいなところに行ってMelaka名物のAsam Pedasという激辛スープ料理を食べて上山が激ハマりしてた。2時頃までハングアウトしてからホテルに戻って就寝。

 

その4へつづく

SANS VISAGE SOUTHEAST ASIA TOUR DIARY その2 DAY2

Sans Visageの東南アジアツアー日記。その1はこちら

 

4/27 (日) DAY 2 in JOHOR BAHRU

 

起きたらAnveaが迎えに来てくれて朝食、フードコート的な飯屋(シンガポール・マレーシアに無限にあります)で食べて、まずはレコ屋Surface Noiseで買い物。特に上山はすげー量買ってた笑

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それからMarina Bay Sandsに行って、

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スーパーマンバットマンと写真撮って、

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Gardens by the Bayに行って、

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とベタな観光をしてから、AhmadとShafiqも合流してタイ料理でランチ。シンガポールはミックスカルチャーの国で、インド街から中東街、チャイナタウンからタイのエリア、バーとか高級レストラン・高層ビルが並ぶ都心はかなり西洋の影響があるし、10分くらい歩く中でディズニーランドかってくらい景色が変わっていって面白い。

ホテルで荷物を回収してGrabでマレーシアとの国境へ。みんなとはここでお別れ、さっそく寂しい!!

 

荷物がけっこうあるから若干不安だったイミグレーションもスムーズに通過。シンガポール→マレーシアはゆるいけど、マレーシア→シンガポールは厳しいらしくて、Massa Neraはそこでかなりてこずったらしいので、これから東南アジアツアーするならシンガポールスタートのほうが絶対おすすめ。

国境を越えたところでJOHOR BAHRU公演のオーガナイザーHerryyadiとこの日対バンするローカルバンドHalalのベーシストBujalが迎えに来てくれて遅めのランチへ。Herryyadiとはこの日初対面だったけどめちゃめちゃいいやつですぐ仲良くなれてよかった!そこでシンガポールから来ていたIstilahとも合流。

国境を出て車に乗り込むとすぐにかなり景色が変わって、こんなに近いけどやっぱり違う国なんだと実感。緑が多くて建物古くて道ガタガタ笑 ここが田舎だからってのもあるけど。ちなみに公用語はマレー語だけどみんな英語話せる。

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会場のLotus Jamming Studioへ行くも、まだ時間があったのでコンビニで酒買って駐車場で飲酒スタート。ここで上山が18%のビールを見つけて飲んでて最高だった

フライヤーには8:30スタートって書いてあるから7時くらいに入りできるのかなと思いきやリハスタの会場の前の客っぽい音漏れが全然鳴り止まなくて、いつ終わるんだよって思いながらだらだらビール飲んで最高になってから9時くらいに会場入り。フライヤーに会場借りる時間書くなよ笑 キャパは50くらいのサイズ感でお客さんは30人くらいいたかな。

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この日は衝撃のチケ代5リンギット(150円くらい)笑 その分かなりマーチ買ってくれてよかった!マレーシアではジュースが50円くらい、ローカルのレストランで1食200円くらいの物価の中で1200円くらいに設定したTシャツをバンバン買ってくれるのはまじでありがたい。

10時前くらいにローカルバンドPeter Lunchからのスタート。20代前半のメンバーによる新しいバンドでまだ音源等がないからノーチェックだったんだけど、これが衝撃すぎた!!

RAWにも程がある質感の演奏に、ギャーギャーと泣きわめき散らすボーカルでまさにタイムスリップして90年代の激情ハードコアが生まれている瞬間を原体験しているんじゃないかって感覚を覚えてめちゃめちゃ感動しちゃって、樋口と上山も激ブチ上がっててこの感覚を共有できて嬉しいしツアー来て本当に良かったって思った。小銭稼ぎのリユニオンよりパッション溢れる現在進行系のバンドのほうが最高のライブすると再確認。

続くシンガポールIstilahは日本の5000,IlillとRûthとの4wayスプリットもリリースしている激情ハードコア。こちらも悲痛な叫びを聴かせる生々しいライブで良かった。すると、ここでまさかのシークレットアクト登場、ジョホールバルのポストハードコアSeyogiaがボーカルレスで出演してExplosions in the Skyも感じる美しい轟音ポストロックを聴かせてくれた。そして待望のジョホールバル激情Halalは音源からもSuis la lune愛が伝わる号泣スクリーモでライブが見れるのを本当に楽しみにしていたバンドで、やっぱり超良くてグッと来まくっちゃいました

そして12時くらいにSans Visageツアー2本目のライブスタート。マイクは2本しかなかったので上山と樋口に。日曜日の深夜にこれだけの人が残ってくれてるのがありがたすぎる。みんな翌日の仕事は大丈夫なのか!?

初日のシンガポールはすでにけっこう友達がいたからアットホームにやれたけど、ここでは誰も知らないフロアでやることになるのでどうなるかな、と思ったけど、蓋を開けてみたらジョホールバルがツアー中いちばんオーディエンスの熱量を感じたかもってくらい熱狂してくれて、そこでもまた感動… 次東南アジア来るときもここは絶対来たい。

終わったあとは疲労しきって、外は暑いし中もエアコンあんま効かないしどこ行っても暑すぎて汗止まらなくて死にそうになってた。とにかく水をガブガブ飲んで汗ビショビショのままマーチして、上山はソファで小一時間くたばってた笑

そこそこ人捌けてからまたフードコート的な飯屋で打ち上げ。シンガポールでは酒飲むやつもけっこういたけど、マレーシアは人口の6割がムスリムで、酒飲む人自体が少ない上に飲む人も日本みたいに「よっしゃ飲むぜ」って感じにもならないので、打ち上げはコーヒーとかミルクティーを飲みながら談笑、腹減ってる人は軽く飯食おうみたいな自由さが良かった。

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2時くらいまでハングアウトして、Sans Visage x Halal な一枚を撮って解散、Herryyadiの家へ。3時くらいに着いて、Tシャツのサイズ仕分けをしたりして4時くらいに疲れ果てて就寝。

 

その3へつづく