インドの通販
インドのグッズの通販サイトに出会った。店名はあげない。
ウェブサイトは気さくなデザインで、決して洗練されているわけではないが、親しみがあってビジネス的には良い作りだ。行ったこともないが「そう、これがインドだ」って感じがして、僕はまぁまぁ悪くない印象になったので、いろいろと安いものを買った。例えば魔法のランプやガネーシャの印刷された金糸布やコップ、皿など。
通販カートを決済するとアフターフォローで「買ってくれて有難う」というメールがきた。そこには年末年始の挨拶や、とても丁寧な文章が書いてあって、また中々いい対応だ。時事ネタを入れ込んでテンプレ感を消している。こういうサイトのようなニッチビジネスはライバルがいないので営業努力をしなくなってしまうのだが、とても丁寧な印象を残すメールで、僕は多少なりともこのサイトを好きになった。
昨日インドグッズの通販で買った皿とコップが届いた。あしらいが施されている金属の皿とコップだ。想像したよりも軽くてあまり気に入らず灰皿にしてしまった。僕はこのサイトで二度と買い物をすることがないだろう、と思った。
ポケビジョン閲覧不可、APIをアクセスブロック
僕はポケビジョンのAPIを使ったプロジェクトで一億円稼ぎたいぜと妄想していたので辛い。
ポケビジョンというのが何かというのを簡単に説明すると、
ポケモンGOでは歩き回ってポケモンを捕まえるのだが、闇雲に歩けばとても大変、次節は夏なので夏バテ熱中症必至である。ところがポケビジョンを使うとポケモンが地図上のどこに居るかがわかる、という便利ツールである。
ポケモンGO本体には「足跡機能」という近しい機能が搭載されているのだが、それがバグで動かないのでみんなポケビジョンを使っている。ポケビジョンを見て、「あと5分あっちにカメックスが出てる!」とか言って走っていくのが楽しかった僕としては、ポケモンGOに今、楽しみはない。
今日のアップデートで足跡機能自体が廃止され、ポケビジョンも使用不能になっており(7月31日17時現在)、ポケモンの居場所を知ることができない。(いくつかのポケビジョンライクなアプリは息をしているが、API制限のせいかマップに表示される数は絶望的に少ない)
ビジネス的にいっても、継続率の谷にあたるような時期に、運営は「利用規約がどうたら、ハッキングがどうたら」とか
感情的な対応をするべきではなく、(もちろん長期的な展望を見据えてだとは思うが)優先順位的には世界中の過疎ったポケストに対応してほしいし、なにしろ僕はポケビジョンAPIを使ってサービスを作りたいんだから、ポケビジョンに復活してほしい。
実際ユーザとしてもポケビジョンがなくなったらポケモンGOを続けることは難しいと思う。コンシューマゲームをソシャゲが駆逐したように、一度便利に慣れてしまった体はそう簡単に不便には戻れない。
POKEMON GO、世田谷公園のミニリュウ
ポケモンゴーが日本で発売されて1週間ほど。CP高い=めちゃ強い(つよく見える) というソシャゲライクになったポケモンステータスではカイリューが無双状態。
みんなカイリューが欲しい。課金してでも欲しい。だがポケモンゴーにガチャはない。カイリューを作るにはミニリュウを集める必要がある。
ミニリュウを31匹集めるとカイリューに進化する。その素材となるミニリュウは手に入りにくくて、全国の水辺にレアポケモンとして出現する。
ただし、世田谷公園だけは『ミニリュウの巣』と云われていて、他のエリアと比べて圧倒的な効率でミニリュウを集められる。世田谷公園といえば、少し前まではランナーやスケボーキッズ、犬の散歩や子連れの散歩などで賑わっていた都心のセレブな公園だ。噴水があってその噴水がけっこうすごい。
さて、ポケモンゴー発売と同時に、世田谷公園はポケモンゴーの広告効果のポテンシャルをこれでもかと見せつけるように、子供からおじいさんまでの『サトシ』でごった返した。
今の世田谷公園には、過去訪れていた犬を飼っている人やランナーは見受けられない。全員シオンタウンに送られてしまった。
平日も休日も、驚いたことに朝も夜中も関係なくフジロック級の密度でお客さんが押し寄せている。ゾンビパニック映画さながらの密度で人、人、人がいる。各キャリアの中継基地は通信エラーを吐き出しつつもポケモンを捕まえたい人々でごった返している。ミニリュウが出現すると、人々はそこに向かい(pokevisionというツールで場所が把握できる)スワイプしてボールを投げている。
今や世田谷公園には充電を販売している人もいる。10分100円だ。商売人の鏡だ。売店のおばちゃんは気だるい様子もなく、キオスクを超える客数を炎天下のしたさばいている。
ミニリュウさえ発生すれば、人々は集まるのだ。何かレアでニーズがあるポケモンが発生する場所にポケモンマスターは、サトシは集まる。
三軒茶屋の喫煙所/カレーパン
私は暖かい午後の日差しを受けながら三軒茶屋駅前の喫煙所で座り込んでアメリカンスピリットを吸っていた。昼過ぎの打ち合わせも終わり、夕方の打ち合わせまで何をしようかな、お腹も空いたしラーメンでもどうかな、でも時刻は午後3時、美味しいラーメン屋さんは仕込みの時間帯だ。こういう時間帯にやっているラーメン屋さんは隙間産業、美味しくないんじゃないかな、などと思っていた。
すると目の前におばさんが立った。タバコを吸っている。その手にはビニール袋を持っていて、ビニール袋には数十個のカレーパンがはいっている。
私は、きた、と思った。
カレーパン星人だ。
髪の毛も茶色くてボリュームがあるおばさんで、どこかエスニックなペイズリーのワンピースは、インドカレーを想起させる。私はカレーパンを買いに西友へ向かうことにした。