SNZKの世界分散株式投資

30代前半から米国メインの世界分散株式投資でメイクマニー。

2018年4月の資産報告

いつも月末か月初に株を買うことにしているんですが、先月末からUbiソフトゴーストリコン・ワイルドランズをプレイしており並行で同じ会社のFARCRY5を猿のようにやっていました。

株のことなど考えずバドワイザーを飲みながらアメリカ製のゲームをやるのは至福です。SNZKはPS4でゲームをしているのでネット経由で手軽にダウンロードでゲームも買える。技術と資本主義の発達は人を(基本的には)幸せにしてくれるものなんですね。

ちなみに、気になってUBIソフトの株価を見てみたらなんと1年間で77%も上がっていました。これは買うのをちょっとためらってしまいますね。

というわけで、あわててSPXLを2万円分だけ買ったのが以下になります。

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これを書いている時点でS&P500は10月の頃の相場まで後退しています。
おまけに為替レートも入れるとたぶんTotal Gainはマイナスですねたぶん。

毎月10万円前後を買い付けたいのでもうちょっとしたらまた何かしらのETFを買うと思います。

Facebookが最近かわいそう

Facebookは顧客データ流出の槍玉に挙げられ、トランプは名指しでAmazonの経営批判、米国市場を引っ張ってきたと言っても過言でない2社は若干苦しい展開になっています。

個人的にFacebookに関して思うところ。企業や個人が使えるFacebook APIはSNZKも一時期暇つぶしに叩いて遊んでいたことがありました。
あれって基本的にはユーザーがFacebookアプリ(ワンピース占いとかのゴミみたいなやつ)を使う前に大まかな住所や友達になっている人たちのリストとか、持って行かれる情報が事前にわかるようになってるんですよね。それを確認もせず使っている大多数の人たちの情報が選挙戦で不正に使われてしまった、っていうことなので基本的には誰も悪くはないはずなんだよなぁ。

事前に許諾した情報をサードパーティがどう使おうが自由のはずなんですが…

日本のソシャゲ重課金問題もそうでしたが、急成長するWeb系の主要顧客は慎重さに欠けて自分のミスを棚に上げて大声でルールの創造主を罵詈雑言で叩き潰すというのは世界中で共通なのかもしれません。

Amexプラチナカードの招待状が来た(3ヶ月ぶり3度目)

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写真は招待状の封筒に入っている内容物の一つ。良い紙を使っているっぽいです。

タイトル通り、アメリカンエクスプレス(AMX)のプラチナカードへクラスアップしませんか?という招待状が来ました。

アメリカンエクスプレスのプラチナカードはWebや街なかでの入会キャンペーンなどでは申し込むことができず、ゴールドカードを使っている人の中から何かしらの条件を満たした人に招待状という形で郵便物が届きます。
この招待状を使って申し込める期限は郵送から3ヶ月間になるのですが、その3ヶ月をすぎるとすぐさま期限が更新された同じものが届きます。
3ヶ月ぶり3度めっていうのはそういうことですね。

Twitterやブログを見ているとこれを欲しがっている人がけっこう多いようなのでどんな使い方をしているか書こうと思います。
プラチナホルダーになりたいあなた、意外とちょろいですよ。

利用額、使用者属性

結論から言うと月額10万円以上使って1年ちょっとでプラチナのインビテーションが来ました。正確な金額は見てないですがだいたい年間で150万くらいでしょうか。

その他、関係ありそうな情報を箇条書きにします。

  • 月額10万円以上利用
  • 会社員
  • 実家都内、現在の住まいも都内
  • 借金なし
  • 勤め先にアメックス・プラチナホルダーがいる
  • 引き落とし口座に金を入れ忘れて督促が来ることが年に数度ある

なんとなく、1番目と5番目がけっこう理由としてデカイんじゃないかなって気がしています。4番めについては車や家のローンはともかく、サラ金に手を出すような人はそもそもカードの色を見るより生活態度を見直せば?って話ですね。

借金なし

都心部に住み、車を持たずマイホームもない典型的な独身勤め人です。ここはクリアしておきましょう。というか、借金苦に喘いでいる人がこのサイトを見ているのかよくわかりませんが。

勤め先にアメックスプラチナホルダーがいる

これはけっこうでかいかもしれません。同じ会社に入ればだいたい同じ収入レベルと推察されるでしょうから審査をする人にしてみれば信用の担保になるのかもしれません。

引き落とし口座に金を入れ忘れて督促が来ることが年に数度ある

2,3日支払いが遅れたとしてもちゃんと口座にお金を払ってさえ入ればそれほど審査には問題がないということだと思います。

どうしたら毎月10万円以上になるか

これもけっこう簡単。普段の買い物はこんな感じです。

  • Amazon
  • 楽天
  • その他ネット通販
  • スーパーの買物
  • コンビニの買い物
  • 携帯電話の料金
  • 飲み代
  • 食事代
  • タバコ
  • 飴ちゃん
  • うまい棒

下の2つは正直ウソなんですけど、まぁとにかくクレジットが使えるところはクレジットで払っていたってことです。

家計簿をつけるのが面倒なのでクレジット支払いにしていた

とくにプラチナへの憧れとか無いんで今のところゴールドのままなんですが、そもそもクレジットで支払う理由は使用履歴が残るのでmoneyforwardなんかのサービスで確認がし易いからですね。

Amexはどこで使えるか

レジにアメリカンエクスプレスのマークが書かれていればもちろん使えますが、日本ではJCB加盟店であればアメックスが使えます。
なのでレジの対応カード一覧にアメックスのマークがなくてもJCBのマークがあれば試しに使えないか聞いてみればいいと思います。

プラチナを持つのかい持たないのかい

どっちなんだい?

「んー、そのうち持つかな?まぁ余裕あればだけど。 」くらいのノリです。
なにしろアメリカンエクスプレス プラチナカードは年会費が14万円です。今のゴールドカードでも3万円の年会費にビックリしているくらいの小市民には高い壁です。

数多くのブログでカードに付帯するオプションの説明はされていますが、意外とどのくらいの買い物でプラチナが来たかを書いているところが無かったので書いてみました。

プラチナでも無色でも、SNZKはクレジットカードで買物をしてmoneyforwardなどの外部サービスと連携させて家計簿アウトソーシングをおすすめいたします。

バークシャー・ハサウェイのポートフォリオが公開されていた

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[Yahoo! Finance: The Berkshire Hathaway Portfolio] (https://finance.yahoo.com/u/yahoo-finance/watchlists/the-berkshire-hathaway-portfolio)

オマハの賢人ウォーレン・バフェットが代表の多国籍コングロマリットバークシャー・ハサウェイが運用している個別株を米国Yahoo!が公開しています。
世界中が長期投資、バリュー投資の見本として崇めるウォーレン・バフェットの勤め先はどんな運用をしているんでしょうか。

最新は上のリンクを見るのがいいと思いますが、2018/04現在は以下のとおりのようです。

これがバークシャー・ハサウェイの投資先だ

  1. AAPL: Apple Inc.
  2. WFC: Wells Fargo & Company
  3. KO: The Coca-Cola Company
  4. IBM: International Business Machines Corporation
  5. GS: The Goldman Sachs Group, Inc.
  6. CHTR: Charter Communications, Inc.
  7. USB: U.S. Bancorp
  8. AXP: American Express Company
  9. DE: Deere & Company
  10. PSX: Phillips 66
  11. MCO: Moody's Corporation
  12. DVA: DaVita Inc.

長期投資をモットーとするだけあって超名門が揃っていますね。日本人でも知らない会社のほうが少ないくらい。
SNZKが知らないのは以下数社でした。

  • CHTR: Charter Communications, Inc.
    ここは通信会社らしいです。アメリカでは「Spectrum」の方で通っている

  • Deere & Company イリノイ州に本社を置く世界最大の農業機械の製造会社らしい

  • Phillips 66 ここは石油精製・石油製品の大手

  • DaVita Inc. 多国籍で展開するヘルスケア会社。中国・台湾にも進出しているが日本には来ていないみたい。

これからグングン伸びそう、みたいな会社はない

やっぱり堅実な会社が多いんですね。SNZKが持ってる株ではAppleが偶然共通でしたね。iTunesエコシステムはもうインフラに近いと判断しているということでしょうか。SNZKはそう思っているんですがApple信者に近いので判断ができません。

IBMはここ10年以上あまり目立たないけれどBlue Geneを無料で使えたり、ちょっとおもしろいこともしていますね。Googleあたりの二番煎じフリーミアムモデルという感じが少し悲しくもありますが。

これは公式情報ではありません

上のポートフォリオYahoo!スタッフが登録したものであって、これ以外にも保有している株があるかもしれないし、すでに1株すら持っていない場合もあるっぽいです。

ところでバークシャー・ハサウェイなのかハザウェイなのかどっちがより英語の発音に近いのだろうか。

通えないジムの立ち上げ資金を提供した話

初めてクラウドファンディング投げ銭した

Campfire: 今までにない本格バーベルフィットネストレーニングジムを福岡で!

キャンプファイアーでとあるスポーツジムの立ち上げ資金募集に一口乗りました。

上のリンクで出資を募っているのは日本ではなかなか人気の筋トレユーチューバー、shofitnessさん。
日頃からかなり参考になる筋トレの解説をしてくれている方です。

300万円の出資希望に対して1週間も経たないのに、すでに金額は1,000万円超え(!)。キャンプファイアーでも大成功の部類なのでしょう。

どんな人に投げ銭したのか

筋トレってどうしても「根性」「気合」みたいな言葉が先行してしまう部分があります。実際同じカテゴリーで人気のあるユーチューバーもそういうタイプが多いです。筋トレの方法ってよりはモチベーションを上げるための動画が人気って感じなのかな。

そんな中でshofitness氏は海外の体系的な筋トレ教科書や理論だった論文を翻訳してわかりやすい動画にしてくれています。
筋トレしない人にはマジわかんないと思うんですけど、器械を使うことで重りの軌道が決まったマシーントレーニングと呼びます。これに対してバーベルやダンベルを使った重りの軌道が決まっていないのをフリーウェイトと呼びます。
shofitness氏はその怪我をする可能性もあるフリーウェイトを丁寧に教えてくれるので人気があるんですね。

www.youtube.com

そのshofitness氏がこの度、福岡県福岡市にスポーツジムを立ち上げるということでキャンプファイアーにアカウントを作ったと。

何が特別なの?ジムとかいっぱいあるじゃん

そうなんです、通えないんですよ。SNZKは寝床も職場も東京23区なので福岡とかちょっと遠い。今日は定時で帰れたから一発ウェイト挙げて帰っか!つって福岡に寄るとか無理。

そんなところになぜパトロン行為をしたのか? いちおう自分なりにいつかリターンがあるだろうと踏んで投資のつもりでやっています。
それにはまず、今のスポーツジムのスタイルをご説明しなければなりません。

コナミティップネスのような総合スタイル

スポーツジムと聞いて頭に思い浮かべるのはこういうところではないでしょうか。
筋トレだけではなく、広い部屋でエアロビクスやヨガのレッスンもある。もちろんプールもあるし、キツい運動の後はサウナ室で最後に一汗をかく。

SNZKが今通っているのもこういうところです。

エニタイムフィットネスみたいな24時間系

最近人気が出ているのはこういうところですね。駅近くの空き物件にエアロバイクやマシーン、申し訳くらいのフリーウェイトが置いてあり店員がいない時間もあるので自助努力で運動をしていく。シャワー室は少ないしたいがいシャンプーなどは備え付けてない。
人件費や機材を減らした代わりに会費は総合ジムに比べれば半額くらい。

来月からここに通おうかと思っています。

Bモンスターやフィールサイクルのようなテーマ型

キックボクシングのような運動でレッスンを組んだり、最新型のエアロバイクを並べた部屋でスピード・負荷を調節しながらカロリーを消費したりするようなところ。
あんまり興味はないんですけど大きな街にはけっこう看板を見かけるのでけっこう人気みたいですね。YouTubeでBモンスターのレッスンは見ましたけど普通にキツそう。

ライザップのような徹底指導マンツーマン型

片手でも余る少数精鋭のインストラクターがマンションの一室など極小面積で初めて、運動だけでなく食事指導なども徹底指導して3ヶ月ほどで目標体重まで減量 or 筋肉増量を目指すスタイル。
こちらも数が増えています。なにしろ上のものに比べると初期費用がブッチギリで安く済みます。それにtwitterYoutubeなど各種メディアに露出するような人がやっていれば30万円の高額費用でも人は来るだろうからうまくハマれば雇われインストラクターでいるよりはずっと給料もあがるでしょう。

ダンベル、バーベルがズラッと並んでいる筋トレオンリー型

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(shofitness氏が今回立ち上げるのはこんな感じ?)

本場アメリカではけっこう多いらしいのですが、ボディビルダーやそれに準ずるシリアス筋トレジムです。有酸素運動は最低限のエアロバイクやトレッドミルのみを置き、フリーウェイト用のダンベルやバーベルがとにかく数多く置いてあるタイプ。
SNZKは去年からフリーウェイトばっかりやっているので都内にこういうのがほしい。

日本では体幹トレーニングやピラティスなど、精神的・肉体的負荷が低い代わりに見栄えのいい体を目指す上ではやや遠回りな種目が人気なため、いかにもガチ勢っぽい雰囲気を醸し出すフリーウェイトは隅っこに追いやられがちです。じっさい前述したようにフリーウェイトはちゃんと指導を受けないと腰やっちゃう人が多いですしね。

とはいえ、ちゃんと使えれば効果は高いのでフィットネス界ではフリーウェイトを怖がらないで!という声も多いです。

イケメンマッチョのジェレミーもこう言っている。

"フリーウェイトエリアを怖がらないで。フリーウェイトはケーブルマシーンよりも有意義な場面が多いよ!"

東京にも流行することを期待しての投資

SNZKには福岡県福岡市というまったく縁もゆかりもない、おそらく一度も行くことはないであろうジムに¥10,000も寄付したのはなぜか。

有名なYoutuberがジムを開くので出資者を募れば1週間立たずに1,000万円集まるってすごいですよね。これが東京を中心に活動するYoutuberであればもっとパトロンが集まることは想像に難くありません。

福岡のこの一件を皮切りにフリーウェイトのブームが東京で起きることをSNZKは期待して1,000分の1に加わったわけです。

フィットネス業界はライザップを皮切りに業界全体で右肩上がりのようです。やっぱり筋肉ほしいよね。という価値観が人口に敷衍したのかもしれません。ライザップは去年の間に株価も2倍になるほどです。軌道に乗ればもうかる事業なのかもしれませんね。

正直言って自分でも遠回りな投資だなとは思っていましたが、福岡でのクラウドファンディング大成功のおかげか、すでに東京周辺でも動きが出ているようですよ。

これはshofitness氏の大成功から数日後のことです。これを書き込んでいるのはマンツーマン型ジムを経営し、自身もフィジークというボディビルの一部門で優勝経験もある久野氏。気を見るに敏い誰かが人気のある人を表に立てればきっと東京のテナント料でもペイできると踏んだのかなーと思います。

こういうダイナミックな動きの中に1万円で入場できるならSNZKがお金を払ったかいもあるなー。
是非都内にもフリーウェイト専門ジムができてほしいものです。

株、債券や不動産以外の投資のお話でした。

橘玲 著,お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方

橘 玲(たちばな れい)さんの書かれた財テク本です。

こちらの作家の本は初めて読みました。
株ブログに限らず、けっこう読んでる人が多い印象だったのでKindleセールになっていたのを機にポチッ。

後半は小さな起業について、前半はかなり堅実な節税など

なんとなく怪しげな方法で金をザクザク儲けましょう!みたいな内容なんだろうと思って今まで買っていませんでした。
この人の本ってなんかタイトルが怪しい雰囲気の多いですよね。

読んでみれば意外なほど堅実でした。

かいつまめば「本業を頑張って収入を増やし、強制的に取られる税金を始めとする固定費を減らす」ことの重要性を説いています。
そしてそれをコツコツと続けていけば総資産1億円も夢ではない、というところから本編が始まります。

橘さんはもともと書籍編集をしていた方だそうで、なるほど目次だけでもわかりやすい。
トレーダーズショップで目次が読めます

個人的に目次でぼんやり大意がわかる新刊とか好きなんです。

後半のけっこうなボリュームはマイクロ起業、自分の仕事を株式会社化した時のお話についてでした。

手元に残る金の確保が最重要

最も重要なことは売れる株や値上がりの間違いない土地を見つけることではなく、毎月(年)払い続ける支出を減らすことです。
他の株のブログでも支出を減らすことについては皆さん口を酸っぱくして書いていますね。

buffett-taro.net

昔からお金持ちになる方法はたった一つしかありません。「収入を増やし、支出を減らし、残ったお金を運用する」ということです。このなかで誰もが簡単にできるのは「支出を減らす」ということです。

上のお二人は実際毎月かなりまとまった投資額を確保しているのですから頭が下がります。
(ちなSNZKは先週酒で3万近くふっ飛ばしてへこんでいる)

ただ、節約とは言っても具体的にどうすればいいんだろう、第一のビールを発泡酒にする?おかずを一品減らす?昼を自炊する?
これらもやった方がいいのですが橘さんは以下の3項目を減らすべきと語っています。

  1. 住宅ローン
  2. 生命保険
  3. 税金

住宅ローン

これについては今でも論争はいたるところで起きています。
しかし、住宅ローン(≒レバレッジ取引)を組んで売却も賃貸にもしないなら賃貸派の圧勝です。
なぜならローンの支払が自分のアセットマネジメントの数十%を占めてしまい株式の運用に回す金を確保できないため。とのことです。

橘さんは冷静に持ち家ですら株と同じ金融資産の一つと考えているのでしょうね。そしてその考え方はきっと正しいのでしょう。

SNZKは生まれ育ちと都内のとあるターミナル駅にほど近いところでした。ここ最近はアベノミクスとオリンピック特需のせいか中古物件の値段がゴリゴリ上がっています。今の時期に終の棲家のつもりで家を買うのはよほど世帯所得に自信がないとできないなーと思う。

保険(生命、医療)

これも色々なところで言われているとおり、なかなか手厳しい意見です。「情弱しか買わねぇよあんなのwww」とまでは言ってませんが、引用すると以下。

有り体にいってしまうならば、生命保険とは、扶養家族の多い低所得者向けの金融商品なのです。

SNZKはすでに8,000円近く払っていた年金積立型の保険をやめて、年間10万円近く手元にお金が残るようになりました。

税金

これについては終始サラリーマンは不利であることを主張されています。自営業と違い全ての金の流れが税金の支払いに直結してしまうためだそうです。
したがって、最も効果的な節税方法は自分の仕事を法人化してしまうことだそうです。本ではこれをマイクロ法人と呼んでいますが、多くの会社員には難しいかもしれませんね。

株についての説明は?

株についても書かれてはいるのですが、マルキールやチャールズ・エリス、シーゲルの本を読んでいる人ならこの部分まるごと飛ばしてもいいかなって感じです。
日本株の取引を前提に書かれているので荒いチャートを読み切るのなんて大変!とか。

このへんは海外ETFの情報をいくらでもとってこられる2018年のインターネットが遥かに優っていると思いました。

初版は02年、改訂17年版との違い

「黄金の羽根」とはいくつもある社会制度の歪な部分のこと。これがマイクロ法人を立ち上げることで得られる節税効果や各種の低金利融資などを指しています。このあたりは是非買って読んでみるといいと思います。
が、あとがきにて語られていますが2017年の改訂版では各種口座とマイナンバーの紐付けや、マイクロ法人で経費として認められにくくなってしまった支出などがあるようです。お金の知識というのは税制改正のように常にアップデートが必要みたいですね。

インデックス投資の本より先に読むのがおすすめ

1年間に投資できる額が100〜200万円くらいならインデックス投資の利回りはたかが知れています。その前に出ていくお金を手元に残すコツを知るほうが単純に金額はでかくなる可能性が高いです。
まだ本格的に株式その他投資を始めていない人は、この本を読んでみるのもいいんじゃないかって思います。

平均収入の一般ピーポーはまずは節約。
blog.snzk.trade

もし投資完全未経験ならこの本もおすすめです。
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新興国に広く投資してくれるETF、VWO

前回のCWIは米国以外全体に広く浅く投資するETFでした。

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今のところ月末に買うのはCWIで決まりかなぁ、と思ってはいるのですが他に数か国に広く浅く投資してくれるETFをメモ代わりに書いていきます。

今回は、他ブログでもとても良く名前を見かけるETFです。

VWO: バンガードFTSEエマージングマーケッツETF

FTSEとは

FTSE Russellとは
日本語のサイトもあってよかった。
FTSEラッセルが正式名称で、ロンドン証券取引所が100%出資しているインデックスの構築と管理を目的とした会社だそうです。調べるまで知らなかった。

エマージングとは

emerging: 新興
market(s): 市場 字のごとく複数の新興国ですね。

バンガードFTSEエマージングマーケッツETF(以下VWO)は新興国全体に薄く広く投資してくれるインデックスなんですね。

諸データ

経費率は超優秀、0.14%。CWIが0.3%と考えると半分以下です。もっともCWIは全世界が対象なので一概に比べてはいけないかもしれませんが。

投資先の国TOP10

  1. 中国: 32.6%
  2. 台湾: 14.4%
  3. インド: 11.8%
  4. 南アフリカ: 7.9%
  5. ブラジル: 7.7%
  6. タイ: 3.8%
  7. ロシア: 3.6%
  8. マレーシア: 3.3%
  9. メキシコ: 3.3%
  10. インドネシア: 2.4%

ロシアも新興国に入っているのは意外です。なんとなく大国のくくりなのかと思っていました。
中国だけで30%を越えてしまうんだから世界経済の中での存在感がよくわかる気がします。

構成銘柄のTOP10

  1. Tencent Holdings Ltd.: 5.1%
  2. Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd.: 3.4%
  3. Naspers Ltd.: 2.2%
  4. Alibaba Group Holding Ltd.: 1.7%
  5. China Construction Bank Corp.: 1.5%
  6. Industrial & Commercial Bank of China Ltd.: 1.2%
  7. Ping An Insurance Group Co. of China Ltd.: 1.1%
  8. China Mobile Ltd.: 1.0%
  9. Hon Hai Precision Industry Co. Ltd.: 0.9%
  10. Reliance Industries Ltd.: 0.8%

1社ごとに調べることはしていませんが中国と台湾の会社がほとんどという感じ。

騰落はCWIとの相関がかなり高い

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Yahoo!USAの比較機能は本当に便利。

画像で紫色の線がVWO、青色がCWIです。特にこの5年はほぼ同じ値動きをしていて相関係数は1に近いですね。
CWIと同じく2008年金融危機で負ったダメージは治りきっていないというのがS&P500と比べると本当によくわかります。これもCWIと同じく20年後くらいの世界経済の成長を信じていないと手を出しにくいETFです。
正直パフォーマンスは悪いと判断せざるを得ない。

NISA期間中はCWIを買おうかと思っているんですが、5年後の経済によってはCWIを一旦売却してこのETFを買うことがあるかもしれません。

次に買うのはCWIか、VWOか。考えておきます。
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CWI: 米国以外の世界全体に分散投資できるETF

米国メインだけど、リスクヘッジもしたい

2018年現在、最強経済国はアメリカで間違いないとは思いますが20年後にはどうなっているかわかりません。
日本に遅れてアメリカも2035年には65歳以上が未成年者を上回るという予想が出ているそうです。

WSJ: 米国の高齢化加速、2035年には老若逆転へ

キツイ言い方ですがお年寄りは生み出す富よりも各種手当てですり減らす分のほうが多い。
こうなると人口が増え続ける国々には後手になってしまいます。今の日本がそうですよね。

長期投資を前提にするなら今のうちから米国以外にも目を向けて投資をしておけば、自分が年老いたときにはそれなりに上がった株価のメリットを享受できるかもしれない。
例えばインドの2016年時点の人口ピラミッドは以下のようになっているそうです。

f:id:snzk-kznr:20180314183418p:plain 世界の人口ピラミッド: インド
2035年には6億人(もっと?)が働き盛りになっているかもしれない、そういう国はきっと経済的にも発展するだろう、たぶん。

ETFでS&P500インデックスのVOOを買うように、各国ごとの代表的なインデックスに連動するETFをフレキシブルに売買するのがかっこいいトレーディングだとは思います。しかし、売買コストやなによりも単純に面倒というのもあるので、最初は米国以外の世界全体に投資するETFを選びたい。

SNZKが使っているSBI証券ではCWIというETFがあったようです。

どんなETFなんだろう?

CWI: SPDR MSCI ACWI ex-US ETF

  • 株価: $39.41
  • 経費率: 0.30%
  • 設定日: 2007/01/10
  • 流通額: $1,555,231

もうひとつ、iSharesのACWXというETFもほぼ同じものがあったんですがSBIでは買えないみたい。 VOOが経費率0.04%というのを見てしまうと0.3%とかクソ高く感じますが、世界中の企業の株価を見なければいけないんだからそれは大変だろうな、と考えれば納得です。

SPDR: 運用レポート 組み入れ上位銘柄は以下のとおり、社名のあとの数字の単位は%です。

  1. TENCENT HOLDINGS LTD. 1.40
  2. NESTLE S.A. 1.29
  3. SAMSUNG ELECTRONICS CO. LTD. GDR REGS 1.15
  4. HSBC HOLDINGS PLC 0.98
  5. NOVARTIS AG 0.96
  6. TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFACTURING CO. LTD. SPONSORED ADR 0.92
  7. ROCHE HOLDING LTD GENUSSSCH. 0.84
  8. ALIBABA GROUP HOLDING LTD. SPONSORED ADR 0.82
  9. TOYOTA MOTOR CORP. 0.82
  10. ROYAL DUTCH SHELL PLC CLASS A 0.72

トヨタも0.82%入ってるんですね、1位のテンセントですらようやく1.4%なのですさまじい分散具合です。

CWIはけっして順調というわけではない

下の画像をみてもらえればわかります。

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(アメリカのYahoo.comでは上の図のようなチャートの比較が簡単にできるので非常に便利。)

S&500に比べてCWIは設定直後に2008年金融危機に襲われて以来、長らく低迷し続けて10年以上経ってようやく基準価額が設定時に戻るかどうか、という状態です。

インデックス投資はそもそもバートン・マルキールも語っているように、過去株式市場はアップダウンを均せばだいたい毎年○%ずつ成長してきた実績を根拠としてやるものだと思います。であれば、設定から10年以上たっているのにまだまともな成長がないこのCWIには希望を見いだせないということになります。
実際SNZKはこのチャートを見てちょっと買うのを躊躇しそうになっています。

過去のデータを見るとCWIにはあまり希望が持てないのですが、いつも拝見しているカン・チュンド氏のブログでも、最初に書いたように人口パワーに期待して新興国に投資をした方がいいのではないかとおっしゃっておられる。

新興国株式ってホントに必要なの?(YESです)

SNZKは東南アジアを旅行していて、どの国にも熱気に圧倒された覚えがあるのでなんとなく期待してしまうのです。行動経済学的にはきっと「見たものが全て」バイアスに分類されるのだろうが、そういうロマンも多少は欲しい。

書いてて思ったけどASEANインデックス連動ETFみたいのもあるんだろうか、あればそのうち買い付けたいですね。

VWOの方は先進国が無いのですが経費率が魅力的ですね

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