月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

塾選びは70点のところがみつかればok

若い人のなかには配属に不満をもって退職する人もいるのだとか。懐かしい言葉です。私も新入社員研修のあと配属希望を2〜3個だしてたしか第二希望でかいた東日本公共営業課という課に配属されました。当時ホリゴメさんという上司がいてその人に憧れて希望した課でした。サーファーで年中真っ黒に日焼けしていて、パリッとしたスーツに髪の毛もジェルで固められていて戦闘民族の香りがする人でした。笑ったときの目尻のシワがイケメンでした。

無事、超スパルタなOJTが始まり22歳の私は毎晩終電で帰宅し、自宅のある小田急線経堂駅を降りてひと気のない細い道に入ったところで、悔しさでしくしく泣く毎日。帰宅後適当に自炊したあと、あまり深く寝ないようにとベッドは入らず上半身だけベッドにもたれかかるようにして寝ていました。

日曜の夜は毎週憂鬱でした。

でも、その環境が良いにせよ悪いにせよ逃げ出さずにやり切るしかなくないですか?毎晩「褒められて育ちたい」と思ってましたけど、まずはこの配牌で東場の一局の真剣勝負に挑むんですよ。

なんでもかんでも「自分に合った」を求めるのは考え方が甘いです。

中高生の塾選びもみなさん「自分に合った」を求めます。それ自体は結構なんですが、100点満点で70点くらいの塾と出会えたらあとは本人の猛勉強でその次の1000点満点が決まります。ちょっと勉強して結果がでないからといって、85点の塾を探すというのは受験が自分の問題だという本質的なところを分かってません。たとえ90点の塾と出会えても、自分が本気だしてやらなかったら70点の塾にいくのとたいして結果は変わらないでしょう。これと同じように自称進の教える勉強は基本クソではありますが、自分が一生懸命やればよほど落ちこぼれることはありません。この点で「塾にいかず学校のことをやれ」という身の程知らずのクソ教員の言い分は、多少なりとも正しいです。

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とはいっても弁護士に頼ってしまう

代行サービスといえば、交通事故にあうと最近は警察に電話して、保険会社に電話して、その次にすぐに弁護士さんに電話してその後の対応をほぼ完全に代行してもらうことにしています。

そうすると私も事故後の交渉をする機会を失っていることになるんですが、素人が相手型の保険会社とまともに交渉するのは無理です。あいつら、こっちを完全に舐めてるのでどれだけ理路整然と話してもこちらの納得する妥協点にたどり着けません。

のわりに、弁護士さんに対応を頼むとほんと一瞬で交渉が進みます。自称進の教員が保護者に弱いように、保険会社の担当者は弁護士に弱いです。

私、交渉ごとは以前会社員時代に研修で原則立脚型交渉というものを学んで以来かなり強い自信があるんですが、対保険会社は無理。別に慰謝料の交渉で成長したいとも思ってませんので、弁護士さんに全部お願いするのが習慣になりました。

受験科目に「交渉」はありませんが、人生で大きめの買い物をするときには必ず交渉は発生します。私の場合は仕事柄、店舗を借りたり退居したり、大きめの工事を発注したり、年に1度は事前に入念にシミュレーションをして交渉に挑むことがあります。

基本的には相手の利益、こちらの利益、妥協点を決めるための基準、交渉決裂してもよいかどうか、あたりを考慮した計算をして相手側に提案をします。

いわゆる論理的思考力が必要になるので、受験生諸君は今のうちは数学を一生懸命勉強しておくと頭が鍛えられて後の人生で数百万円単位で利益をもたらしてくれると思いますよ。

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辞めたい?

最近退職代行サービスが人気らしいです。こないだ前職でつきあいのあった会社の人も「最近の人は、辞めるときにいきなり退職代行会社から電話がきて頭くるわ〜」と言ってました。

今の若い人達は終身雇用されないと分かっていて、しかも若い世代の人数が少ないので会社をやめたとしても次の仕事をみつけることがそこまで難しくない、ということが背景としてありそうです。

しかしそれにしても、なぜ自分で言え(わ)ないのかというのは疑問に残ります。

塾でも退塾したい人は基本的には本人が直接私に伝えてきますが、まれに保護者のかたから連絡がくることもあります。

みなさんなら、お子さんが「塾をやめたい」と言ったときに本人から伝えさせるか親がでるかどうしますか?習い事ですので、本人が何と言おうと続けさせる、という人もいるかもしれません。

退職代行の件については、今の若い人が大切にされすぎた結果なのかも?と私は予想しています。自分に関する交渉ごとを親に代行してもらい続けたら、退職代行サービスもそりゃ使いますでしょう。

そのうち退職代行サービスだけじゃなくて、退塾代行サービスがでてきたりして・・・。いやそれもう保護者の人がやってるか。この場合、子供は親にサービス料2万円を払うことはありませんが、他人とやりとりする成長機会の損失を払います。獅子の子落としとはよく言ったものです。

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愚痴つづく

高校生諸君はもう少し大人の言うことを疑う姿勢を覚えたほうがよいです。教員なんて私からすれば呼吸をするように嘘をつくただの国公立ゾンビです。勉強面でも毎年同じことを繰り返すだけで10年以上進歩していない人がたぶんほとんどでは?税金で食ってるからこそ競争意識なくボケっと働けているのに、よくも「塾は不用」などと言えるもんですわ。一度、高3の通塾率でも調査してみてほしい。

ここ数日、ボロクソ書いてますがなんでかというとうちの塾生が嘘の進路指導をされたからです。私も何もないところでいきなりぶち切れません。実は半年前も西春のクソ教員が私大専願(ry

愚痴はさておき、高校受験と違って大学受験は受験生の数だけ第一志望の合格作戦が異なるので、全員が自分の受験について自分で作戦を練らないといけません。今年11人の3年生を教えてますが全員の細かい合格作戦は考えてあげられません。というか細かい作戦なんて自分で考えるもの。トイレでウンチしたら自分のおケツは自分で拭くでしょ。自分の強みや得意なことは何か自己分析して、それを受験にどうやって活かすのか自分で考えてください。それで不安があればいつでも相談にのります。

作戦立案のためにまずは宿題をシュレッダーにかけて補習を欠席して真っ白な時間をつくってください。忙しくしていると基本的に人は未来のことを考えられません。逆にヒマになると焦りが生じるのでやるべきことを自分で考え始めます。与えられる宿題と補習でその不安を解消する人は、もうそのまま国公立ゾンビとなって卒業後ブラック企業にでも入社して1週間後に退職代行サービスでも使ってください。

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