FENDI (フェンディ) 2018SS メンズコレクション
イタリアを代表するブランド「フェンディ」
デザイナー / シルヴィア・ベントゥリーニ・フェンディ
ちなみにレディースを担当しているデザイナーがカール・ラガーフェルド。
当時はコートやバッグの裏地として使われていたダブルFモノグラムの”ズッカ柄”。
それをカール・ラガーフェルドが表地に使い始め今やフェンディを表す代表的なアイコンになっています。
そして2018SSメンズコレクションではそのダブルFのズッカ柄が色々なところに使われています。
例えばこういう形です。
<2018SS>
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541614
ネクタイにも使われています。
<2018SS>
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541573
ジェットキャップのツバの部分とベルトにも使われていますね。本当に色々なところに使われています。
寒色系や中間色を使ったルックが多かった2017SS。
2018SSは暖色系のルックが多いです。
- デザイン
- シルエット
- カラー(素材)
- 柄
の内 3.カラー(素材) と 4.柄 をカジュアルにバランスを取ったコレクションになっています。
コレクションのキーワードは
- ダブルFのズッカ柄
- ネクタイ
- シースルー素材
- ハイウエスト
となっています。コレクションの方を見ていきましょう。
「トップス」
セットアップ
上段<2017SS>
下段<2018SS>
上段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24297/421120
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24297/421155
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24297/421175
下段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541593
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541601
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541641
2018SSのほとんどのルックが股上の深いパンツをハイウエストに着こなしています。
そしてパンツの裾をダボつかせることなくアンクル丈を徹底しています。
ライトグレーのセットアップにインナーの襟を大きく開けた男らしい着こなしにレディースライクなバッグを合わせていますね。
「トップス②」
半袖シャツ
<2018SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541649
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541638
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541580
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541654
2017SSには無かった半袖シャツメインのルックです。
シャツを使ったルックは全てタックインの着こなしになっています。
レザー素材を組み合わせていたり、柄のモチーフも電話や電気スタンドなど面白いプリント柄になっています。
「トップス③」
ノースリーブシャツ
<2018SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541577
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541624
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541635
真ん中と右のルックはノースリーブシャツに着丈の短いベストをレイヤードしています。
そして股上の深いパンツをハイウエストで合わせてすごい脚長に見えますね。(元々長いんでしょうけど…)
「小物」
柄物ネクタイ
<2018SS>
左上から時計回り
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541572
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541617
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541640
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541587
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541615
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541611
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541613
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541596
2017SSには無かったネクタイを使ったルックです。
2018SSは全部で51ルック。その内15ルックにネクタイが使われています。全体の3割ほどになります。
カラー(素材)、柄、でカジュアルにバランスを取っているので
ネクタイを使ったルックは必ずアウターを合わせてタックインの着こなしをしています。
小物で装飾性をプラスした着こなしなんですけど柄物ネクタイの威力というか存在感が凄いなという事で、こちらの画像をご覧下さい。
<2018SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541580
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541572
柄物ネクタイがあるのとないのとでは全然印象が違いますよね。目立つ首もとに柄物を使うと一気に脱地味な着こなしになります。
先程の画像もネクタイの部分を指で隠すと意外とシンプルな着こなしだったんだなということに気がつきます。(ショートパンツのルック以外…笑)
「素材」
シースルー素材
<2018SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541609
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541603
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541607
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541618
結構スケスケですよね笑。
2017SSでは使われていなかったシースルー素材。
「ドリス ヴァン ノッテン」もジャケットのインナーでメッシュ素材のようなスケスケなカットソーを使っていました。
「フェンディ」はアウターとパンツですからね。面白いですねシースルー素材。
ドレスとカジュアルのバランスということになると左から二番目のルックのように着こなす感じになりますかね。
シースルー素材 × ペールトーンな着こなしでした。
「ボトムス」
ジャケット × ショートパンツ
<2018SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541604
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541607
ジャケットとショートパンツのセットアップの着こなしですね。
ショートパンツの丈が・・・。
でもライトブラウンの革靴と肌の色が近いことで脚長に見えますね。こういうパターンで脚長に見せることもできますね。
「ボトムス②」
ショートパンツ
上段<2017SS>
下段<2018SS>
上段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24297/421133
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24297/421183
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24297/421139
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24297/421177
下段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541581
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541633
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541644
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541621
2017SSとの違いは2018SSはショートパンツもハイウエストで着こなしている所ですかね。
ショートパンツを使ったルックは2017SSが11ルック。2018SSが12ルックとなっています。
ロングアウター × ショートパンツの着こなしは「アミ アレクサンドル マテュッシ」でもありましたね。
「ボトムス③」
フルレングスパンツの変化
左2つ<2017SS>
右2つ<2018SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24297/421118
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24297/421124
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541596
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541588
2017SSで使われていたワイドパンツは2018SSでは無くなっています。
2018SSは股上が深いテーパードパンツをハイウエストでアンクル丈で着こなしています。
右2つのルックのようにサスペンダーを使うのはいいアイデアですよね。パンツのシルエットもきれいに見せることができそうですし。
タックインの着こなしの時にベルトをしていると目立ってしまうので、その解決策としてサスペンダーはいいかもです。
「小物②」
サングラス
<2018SS>
左上から時計回り
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541579
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541591
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541601
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541645
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541615
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541596
若干デザインは違いますけど「ドリス ヴァン ノッテン」も丸型フレームのサングラスでしたね。
「小物③」
バッグ
<2018SS>
左上から時計回り
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541612
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541622
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541636
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541578
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541651
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541632
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541630
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541616
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31546/541625
バナナの皮、蛇口、電気スタンド、電話。プリントされてるモチーフが面白いですよね。
バッグは本当に種類が多いです。
その中でもトートバッグが多く使われていましたね。
「最後にゆる~く」
- デザイン
- シルエット
- カラー(素材)
- 柄
3.カラー(素材) 4.柄 をカジュアルにバランスを取ったコレクションでした。
柄物ネクタイの存在感は印象的でしたね。あのアイテムだけで脱地味になってしまいますからね。
ただあれを実際使うとなったら難しそうですね。無地じゃなくてあの柄ですからね。
そしてハイウエストな着こなし。今まで見てきた2018SSの中でも特にハイウエストでした。
来年は股上深めのパンツでサスペンダーを使ってみたいな着こなしが来るんでしょうかね。
今から楽しみです。
それでは、また。
ビビッドカラー・ネオンカラーのご利用は計画的に!?
「アミ アレクサンドル マテュッシ」2018SS の記事を書いていた時に見つけたルックをまずはご覧下さい。
<2018SS>
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543005
2017AWからの流れで2018SSもビビッドカラー・ネオンカラーが多く使われていました。
柄もストライプ柄やチェック柄など無地のルックはほとんど無いほどでした。
そしてこのバイカラー柄のオープンカラーシャツを使ったルック。
腰回りにネオンカラーのピンク。そしてロングベルトも相まって腰回りに視線が誘導され過ぎてしまうなと思ったわけです。
ビビッドカラー・ネオンカラーは発色が良いので視線誘導したい時にはいい方法だと思うんですけど、
この画像のルックはスタイルをよく見せているのか疑問に思いました。
そこでこんな比較画像を作ってみました。
左のルックはトップスが同じ配色でストライプ柄
右のルックは全体が同じ配色(ピンクは使っていません)でタックインの着こなし
<2018SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543039
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543005
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543009
もちろんモデルさんの身長などの違いや写真を撮る角度の違いもあると思うんですけど。
やはり真ん中のルックはネオンカラーのピンクに視線を誘導されてしまってあまりスタイルよく見えないのかなと思います。
左のルックはトップスが同じ配色(襟が黒ですけど)でストライプ柄。そしてボトムスはロングベルトの垂らしている部分も含め黒で統一しています。
タックインの着こなしですけど真ん中のルックのようなネガティブなネオンカラーの影響はない印象です。
ボトムスを黒でまとめている事に加えて、ネオンカラーの影響でトップスに視線が誘導されるのでタックインの着こなしですけどスタイルがよく見えます。
右のルックは真ん中のルックと全体が同じ配色でタックインの着こなしですけど
ネオンカラーの視線誘導の影響がないのでスタイルがよく見えます。
ロングベルトの影響はありますが・・・。
そこでビビッドカラー・ネオンカラーをどの部分で使うのがいいのか調べてみました。
まずはアスレジャートレンドの「ゴーシャ ラブチンスキー」です。
靴→パンツ→カットソー→アウターの順で並べてみました。
<2017AW>「ゴーシャ ラブチンスキー」
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28877/497213
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28877/497227
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28877/497211
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28877/497232
この発色のいい色をアウターで着るのは勇気がいりますけど Yラインシルエットを構築するのには最適ですね。膨張色と収縮色の関係ですね。
カットソーのルックは視線がトップスに誘導されて脚長に見えますね。
トラックジャケットを腰巻きして腰位置を隠してグレーのパンツ→白スニーカーと繋がって見えますね。
う~ん、パンツに使うとその部分だけが脚の長さに見えてしまうかなと思います。
靴にネオンカラーを使う着こなしは海外スナップとかでもよく見かける着こなしですね。ただ靴以外はもっとダークトーンでドレスライクな方がバランスはいいですよね。
「ゴーシャ ラブチンスキー」がカジュアルライクでしたので
次はドレスとカジュアルのバランスを意識した着こなしの「ニール バレット」。
靴→パンツ→ニット→ジャケットのインナーの順で並べてみました。
<2017AW>「ニール バレット」
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28239/485041
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28239/485058
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28239/485040
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28239/485070
先程の「ゴーシャ ラブチンスキー」とはアイテムの違いはありますけど、それよりも使っている”面積”が違いますね。
左のルックは黒のブーツにビビッドな赤のラインが数センチ入っているだけですけどパッと目を引きますよね。
靴全体がビビッドカラーというのが苦手な方にはいい解決策ですね。
パンツに使う場合はロングアウターで見える面積を制限する着こなしが良さそうです。
トップスに使う場合は先程の「ゴーシャ ラブチンスキー」の着こなしも良かったですけど
「ニール バレット」のように大きめサイズのニットであればボトムスはシンプルにドレスライクにバランスを取るのがいいですね。
インナーで使うとトップスに視線誘導されるのでドロップショルダーなルーズなサイズ感のジャケットの大きさが際立って見えますね。(画像切れててすみません)
次は「ニール バレット」よりもさらにドレスライクな「サルヴァトーレ フェラガモ」。
「サルヴァトーレ フェラガモ」の使い方はもっと限定的です。
<2017AW>「サルヴァトーレ フェラガモ」
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28248/485608
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28248/486894
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28248/486895
アイテム全体ではなくビビッドカラーを柄で取り入れています。
右のルックはトップスの先端部分(首元、手首、裾)から見せてますね。セットアップなので少しギークな着こなしにしてバランスを取っているんですかね。
発色が良くて目立つので少しだらしない印象に見えなくもないかなって感じですね。
次はさらに先端でビビッドカラー・ネオンカラーを使った着こなしです。
<2017AW>「ケンゾー」
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28449/490732
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28449/490734
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28449/490683
ビビッドな赤のグローブ。
グローブは差別化にいいかもしれないですね。
<2017AW>「ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ」
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/29834/516583
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/29834/516581
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/29834/516511
海外スナップでお馴染みのビビッドカラー・ネオンカラーをスニーカーで取り入れた着こなしですね。
真ん中のルックも素敵ですけど、スニーカーの色を際立たせるならスニーカー以外のアイテムを黒でまとめてしまうのがいいですね。
<2017AW>
左「ゴーシャ ラブチンスキー」
右「ヴァレンティノ」
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28877/497222
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28207/488053
帽子で取り入れた着こなしです。
「ゴーシャ ラブチンスキー」の方はインナーの柄でも取り入れていますね。
帽子以外をドレスライクにして、ビビッドカラー・ネオンカラーを帽子で取り入れるのが一番お手軽ですかね。
あとはMBさんが紹介していた「UNIQLO U」2017AWのサコッシュとかですかね。
ビビッドカラー・ネオンカラーはとにかく発色がいいのでどの部分で取り入れるのか気をつけないといけないですね。
先端部分の小物で取り入れるのかアイテム全体で又は柄でなのか、アウターを使って制限するのか結構戦略的に考えないとですね。
目立たせる方向性の差別化なので悪目立ちさせないようにしないと簡単にスタイルが悪く見えてしまいますからね。(個人的には帽子で取り入れようと思っています)
最後にネオンカラーのピンクを使ってちょっとギークに着こなしている「アミ アレクサンドルマテュッシ」
そしてビビッドカラー・ネオンカラーを使わなくてもいいんじゃないとも思わせてくれる「アミ アレクサンドルマテュッシ」
<2017AW>「アミ アレクサンドルマテュッシ」
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28430/490032
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28430/490036
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28430/490016
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28430/490014
それぞれグレーのアウターと黒のアウターにネオンカラーのピンクを合わせた着こなしの違いになっています。
ほんのちょっとした事なんですけど、そこが大きな違いを生み出すって感じですかね。
ただ右のルックのように「脱地味」を実現するためにモノトーンのボーダー柄バッグを持って、襟を片方出してちょっとギークに着こなすのもいいですよね。
左から二番目の色柄物シャツの襟を見せてトレンドのグレーのチェック柄ジャケットを合わせた着こなしも素敵です。柄×柄の着こなしですね。
「UNIQLO U」2017AWのMBさんのメルマガでもあったゴージラインが低いジャケットってやつですよね。
と、まぁビビッドカラー・ネオンカラーを使わなくても素敵なトレンドフルな着こなしはできるということですね笑。
ただ、もっと「差別化」をという方は”ネオンカラー×柄”をミックスした着こなしを楽しむのもいいですよね。
ほんの数センチでも視線誘導効果のあるビビッドカラー・ネオンカラーのご利用は計画的に。
という事で、このへんで終わります。
ami alexandre mattiussi (アミ アレクサンドル マテュッシ) 2018SS メンズコレクション
フランス パリ発のブランド「アミ アレクサンドル マテュッシ」
デザイナー / アレクサンドル マテュッシ
まずカラーの話を先にしておきます。
2017SS
- モノトーン、ダークトーンが多めです。くすんだオレンジ色をアクセントカラーに使っています。
- チェック柄、ストライプ柄が多めです。リーフ柄、ボーダー柄。柄物もモノトーン、ダークトーンがベースになっています。
2018SS
- モノトーン少なめです。ビビッドカラー、ネオンカラーが多めに使われています。ここら辺は2017AWからの流れですね。
- チェック柄、ストライプ柄が多めなのは2017SSと一緒です。
- 2018SSから新たにハイビスカス柄とバイカラー柄が登場しています。
「トップス」
ロングアウター
上段<2017SS>
下段<2018SS>
上段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24451/425202
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24451/425174
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24451/425186
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24451/425215
下段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/542999
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543034
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543025
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543018
色と柄の変化が大きいですね。
左下のベージュのステンカラーコートは袖をロールアップすると裏地がネオンカラーです。(スゴイ笑)
しかもインナーはハイビスカス柄のオープンカラーシャツ。
そしてロングベルト。2018SSの全36ルックのほとんどに使われています。特徴的な着こなしのひとつになっています。
ロングアウターを使ったルックは
2017SSが12ルック → 2018SSは8ルック
と減ってはいるんですけど他のブランドと比べると多めな印象です。
ロングアウター × サンダル の着こなしは差別化に良さそうかも。
「トップス②」
コーチジャケット
<2018SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543029
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/542998
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543023
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543031
コーチジャケットも色と柄の変化が大きいですね。
デニム素材、ネオンカラー、チェック柄とバラエティ豊かなラインナップです。
「トップス③」
オープンカラーシャツ
<2018SS>
左上から時計回り
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543033
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543022
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543005
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543001
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543035
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543039
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/542997
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/542990
オープンカラーシャツもバイカラー柄やストライプ柄と色も柄もバラエティ豊かなラインナップです。
ボトムスをモノトーンやダークトーンにしてバランスを取っていますね。
今年無地のオープンカラーシャツを買った人も多いでしょうから、来年はこういう流れになるのかな!?
「セットアップ」
ジャケット × スラックス
上段<2017SS>
下段<2018SS>
上段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24451/425172
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24451/425203
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24451/425214
下段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543030
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543040
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543043
セットアップのルックは2017SSも2018SSも3ルックずつとなっています。
モノトーンの2017SSから鮮やかなブルーを使った2018SS。
ロングベルトの存在感がスゴいです。
「ボトムス」
ショートパンツ
<2018SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543007
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543032
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543044
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/542991
「アミ アレクサンドル マテュッシ」のショートパンツの着こなしで多いのはセットアップ。
派手ですけどね。右のルックのデニムのセットアップはいいですけど。
あと海外のブランドはショートパンツにハイソックスやブーツ、ハイカットスニーカーを合わせる着こなしが多いですよね。
黒のライン柄のハイソックスはサッカーの審判のイメージが。(自分だけかな…)
「ボトムス②」
ショートパンツ
左2つ<2017SS>
右2つ<2018SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24451/425191
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24451/425209
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543037
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543045
ショートパンツのルックは
2017SSは2ルック → 2018SSは8ルックに増えています。
多色使いのハイビスカス柄のインパクト強いです。
ただロングアウター×ショートパンツの組み合わせはいいかもしれないですね。
「小物」
スカーフ
<2018SS>
左上から時計回り
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543002
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543036
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543026
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/542996
2018SS全36ルックの内25ルックにスカーフが使われています。
見える面積は2センチ3センチ位だと思うんですけど目立つ首もとなので
このくらいでも充分な効果がありますね。
「2017AWからの流れ」
ビビッドカラー、ネオンカラー
<2017AW>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28430/489998
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28430/490004
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28430/490038
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28430/490041
2017SSでは無かったビビッドカラーとネオンカラー。
2017AWから登場し2018SSも引き続き使われていますね。
「最後にゆる~く」
2017SSからガラッと変わってきました。
色と柄の影響が大きいですかね。
多色使いのハイビスカス柄やビビッドカラーやネオンカラーを使ったバイカラー柄のオープンカラーシャツ。
トロピカルな雰囲気全開って感じです。
ただやはりイメージやドレスとカジュアルのバランスを考えないと
<2018SS>
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31634/543041
このように南国のホテルの従業員のようになってしまいます。
ワイドパンツについて
<2017SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24451/425182
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24451/425187
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24451/425201
2017SSは全34ルックありました。
その内ショートパンツが2ルック。細身のパンツが3~4ルックぐらい。それ以外のほとんどがワイドパンツのルックでした。
2018SSはほとんどワイドパンツのルックはありませんでした。ショートパンツが8ルック。細身のテーパードパンツが多くなりました。
”ロングアウター × サンダル” ”ロングアウター × ショートパンツ” の着こなしは個人的にすごく気になりました。この組み合わせ要チェック。
それではまた。
KAZUYUKI KUMAGAI (カズユキ クマガイ) 2018SS メンズコレクション
日本を代表するブランド「KAZUYUKI KUMAGAI」
デザイナー / 熊谷和幸
まずカラーの話を先にしておきます。
2017SS
- モノトーン、ブルー、インディゴ、ベージュ
- リーフプリント柄、ボーダー柄、チェック柄
2018SS
ストリートなルックが多かった2017SSから
ドレスライクに変化した2018SSのルックを見ていきましょう。
「トップス」
ロングアウターの着こなしの変化
上段<2017SS>
下段<2018SS>
上段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24897/432485
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24897/432486
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24897/432489
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24897/432509
下段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551879
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551883
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551904
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551908
2017SSと比べると少しずつドレスライクになっています。
2018SSのアウターはシワが少ない落ち感のあるものが多くなっています。下段左から二番目は特に。
柄が入っているアウターもモノトーンにして、モノトーン以外の色を使うときもダークトーンのカーキを使っています。
小物もドレスアイテムのハットを使ったり、2017SSでは使われていなかったスカーフが2018SSでは多く使われています。
スニーカーも単色使いになっていますね。
「トップス②」
ライダースの着こなしの変化
真ん中2つ<2017SS>
左、右<2018SS>
左から時計回り
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551889
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24897/432491
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551886
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24897/432492
先程のロングアウターの着こなしと同じようにモノトーンな着こなしになっています。
2018SSは同色同素材のスカーフやロングベルトが使われていますね。
「セットアップ」
ジャケット × アンクル丈パンツのセットアップ
<2017SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24897/432504
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24897/432505
<2018SS>
左上から時計回り
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551880
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551881
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551885
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551910
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551909
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551907
2017SSはコーチジャケットやフード付きブルゾンを使ったルックが多かったんですが
2018SSではそれらのアイテムは登場していません。
2018SSはセットアップのルックが多く登場しています。
そして2017SSはリネン素材を使っていましたが
2018SSは艶があって落ち感のある素材が使われているのでドレスライクな印象になっています。
オープンカラーシャツもシワが少ない艶のある素材が使われています。
柄物オープンカラーシャツにセットアップの着こなしは素敵ですね。ワイドテーパードパンツも「差別化」に良さそうです。
「セットアップ②」
ショートパンツを使ったセットアップ
<2018SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551882
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551900
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551902
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551901
ショートパンツの丈の長さがいいですね。
めちゃめちゃ短い丈ばかりでしたから、このくらいが落ち着きます。(笑)
ショートパンツはカジュアルアイテムなので子供っぽい印象になりがちです。
→大人っぽくするためにドレスライクにしよう
→ドレスライクにするとシンプルで地味な印象に
→脱地味を狙って装飾性を加えよう
→やり過ぎると子供っぽい印象に・・・。
みたいなループにはまりがちなショートパンツの着こなし。
「カズユキ クマガイ」のショートパンツ攻略法は
- セットアップにする
- ドレスアイテムを使う
- モノトーンでまとめる
- 柄物を使う
- アイテム数を増やす
って所ですかね。「脱地味」「装飾性」を実現していて素敵な着こなしですね。
「ボトムス」
ワイドテーパードパンツの着こなし
<2018SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551898
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551903
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551905
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551906
艶のある素材でストンと落ち感のあるワイドテーパードパンツ。
ロングベルトを垂らすように艶のあるスカーフを引っかけているところが面白いですね。
「2017AWからの流れ」
ワイドテーパードパンツ
左<2017AW>
右<2018SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/29143/501499
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551906
2017SSでは使われていなかったワイドテーパードパンツ。
2017AWから登場し2018SSでも使われています。
「2017AWからの流れ②」
ドット柄、同色同素材のスカーフ、ロングベルト
左<2017AW>
右<2018SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/29143/501494
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/32154/551889
2018SSはドット柄が少し減りましたね。ドレスライクにということですかね。
ドット柄以外もチェック柄やヒョウ柄も引き続き使われています。もちろんモノトーン、ダークトーンで。
「最後にゆる~く」
「カズユキ クマガイ」は2017SSから2018SSにかけてドレスライクに変化しています。
コーチジャケットやフード付きブルゾンなどのルックがなくなり、セットアップのルックが多く登場しています。
ストリートな着こなし、アスレジャートレンドからドレスなトレンドへと向かっている印象です。
- グレーのチェスターコートのシワのない落ち感のある生地
- 同色同素材のスカーフ
- ショートパンツの着こなし
- ワイドテーパードパンツ
- ブラウンカラー
ここら辺は特に印象に残りました。
VALENTINO (ヴァレンティノ) 2018SS メンズコレクション
イタリアを代表するブランド「ヴァレンティノ」
デザイナー / ピエールパオロ・ピッチョーリ
2017SSコレクションまではデザイナー/マリア・グラツィア・キウリ と一緒にコンビを組んでデザインしていました。
マリア・グラツィア・キウリ が「ディオール」へ移籍したため
2017AWからはピエールパオロ・ピッチョーリ が単独でデザインしています。
2017SS
- トレンド / ミリタリートレンドを取り入れていました。
- カラー / モノトーンをベースにアースカラーやインディゴカラーなど
- 着こなし / タックインの着こなしが多く、裾をダボつかせるような着こなしはありません。
2018SS
- トレンド / スポーティーなトレンドを取り入れています。
- カラー / 暖色系、寒色系、中間色、モノトーンと非常にカラフル
- 着こなし / タックインの着こなしはありません。裾をダボつかせるというかフレアシルエットの着こなしは結構あります。
「2017SSから2018SSの流れ」
上段<2017SS>
下段<2018SS>
上段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/423994
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/423990
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/423963
下段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542838
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/546106
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542804
2018SSはミリタリーからスポーティーにガラッと変化してきました。
2017SSと比べると2018SSは
- デザイン / カジュアル
- シルエット / カジュアル
- カラー / カジュアル
- 素材 / ドレス (カシミヤやシルクなどのドレス素材が多く使われています)艶を意識しているんだと思います。
そして2018SSの全50ルックに共通している着こなしをまずは見ていきましょう。
<2018SS>
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542810
全50ルックに共通している着こなしは首に巻かれた細いエスニック調のストールです。
洋服の外側に出さずに内側を通してロングベルトのように裾から出す着こなしです。
これ面白いアイデアですよね。
そして全50ルックの内45ルックに使われているアイテムがこの同色同素材の細いストール付きシャツです。
こちらのシャツはカラーや素材を変えて、またインナーに使ったりと色々な着こなしで登場します。
ポケットの位置やカフスのデザインなんかもいいですね。
そして全50ルックの内29ルックに使われているテーパードパンツ。
艶のある素材が使われていてベージュが1番多く12ルック使われています。
そしてそして全50ルックに使われている派手なスニーカー。
そしてそしてロゴプリント柄。
と2017SSでは使われていない、又は使われてはいるけどこんなメインではなかったアイテムや着こなしを見ていきましょう。
と、まぁ大部分の説明は終わったんじゃないかなと思いますが見ていきましょう。
七三分けは全・・・・・まぁいいですね(笑)
「トップス」
ロングアウターの着こなし
上段<2017SS>
下段<2018SS>
上段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/423959
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/423971
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/424021
下段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542856
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542861
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542871
2017SSにはなかった派手な色が使われています。
ただそこまで鮮やかなトーンではないように思います。
そしてロングアウターには必ずサイドラインパンツを合わせています。
スナップボタンを開けて裾を広げてちょいダボつき気味なので全体的にルーズなシルエットになっていますね。
なので艶のある素材を使ったりエスニック調のストールやストール付きのシャツなどで
視線を誘導してバランスを取っているんだと思います。
「トップス②」
2017SSには無かったアイテム、コーチジャケット
<2018SS>
左上から時計回り
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542817
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542872
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542840
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542845
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542831
黒の無地から色違い、3色使ってるものや刺繍デザインが入っているものもあります。
コーチジャケットにはストール付きのシャツを合わせていますね。
サコッシュも登場しています。
モノトーンのルックと右下のカーキのルック以外は結構カジュアルライクですよね。
「トップス③」
2017SSには無かった、レザーアイテム
<2018SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542824
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542866
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542867
スポーティーなサイドラインパンツにレザートップスを合わせたルックですね。
真ん中のルックはバランスが取れていて素敵だなと思います。
シャツ襟でスナップボタンで着丈の短いピンクのレザー素材。しかもくすんだピンクなので使いやすそうです。
ライダースとコーチジャケットをミックスしたようなデザインですね。
「カラー」
2017SSには無かった、ネオンカラーアイテム
<2018SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542855
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542815
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542860
ネオンカラーのアイテムを使うときはインナーでほんの少し見せるだけで充分な効果がありますね。
パンツで使うときは他のアイテムをもっとドレスライクにしないとバランス取るのが難しそうです。
「着こなし①」
カットソー・シャツの着こなしの変化
上段<2017SS>
下段<2018SS>
上段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/423965
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/424013
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/423980
下段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542868
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542858
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542810
2017SSは無地だけど艶のある素材でハリのある生地を使っています。
パンツのベルトは同色同素材を使っていますね。
タックインの着こなしでウエスト位置が丸見えになってますが靴はパンツの色に合わせて脚長に見えるようにしています。
2018SSはタックインしたルックは1つもありません。
そしてサイドラインパンツや派手なスニーカーを使ってカジュアルライクになっています。
なのでストールを使ってドレスライクな雰囲気を出しつつ視線を誘導してシルエットのバランスを取っているんだと思います。
「着こなし②」
デニムオンデニムの変化
左2つ<2017SS>
右2つ<2018SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/424001
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/424002
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542827
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542828
2018SSはリジッドデニムに変化しています。
デニムシャツと同色同素材のデニムストールが使われていますね。
まとまりがあってドレスライクな印象になっています。
「着こなし③」
モノトーンの着こなしの変化
上段<2017SS>
下段<2018SS>
上段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/424015
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/424023
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/424018
下段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542870
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542863
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542871
分かりやすくデザイン、シルエット、柄という部分がカジュアルライクになっていますね。
「着こなし④」
ワントーンの着こなしの変化
上段<2017SS>
下段<2018SS>
上段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/424003
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/424007
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/423960
下段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542851
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542839
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542853
「ヴァレンティノ」はワントーンの着こなしが非常に多い印象です。
2017SSは半分ぐらいのルックがワントーンです。
若干数は減りましたが2018SSもワントーンルックはあります。
2018SSのワントーンルックはカラフルになっています。
「小物①」
バッグの変化
<2017SS>
左上から時計回り
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/424010
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/423962
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/424008
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/423991
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/424020
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24289/423981
<2018SS>
左上から時計回り
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542814
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542843
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542832
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542862
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542809
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542857
2017SSはダークトーンの迷彩柄や動物モチーフ柄のクラッチバッグなどでしたが
2018SSは今までの画像にも数多く登場しているサコッシュバッグなどもそうでしたがカラフルなものが多いですね。
「小物②」
派手なスニーカー
<2018SS>
左上から時計回り
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542811
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542846
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542821
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542836
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542830
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542834
かなり派手なデザインのスニーカーばかりですよね。
「2017AWからの流れ」
ロゴデザインとサイドラインパンツとスニーカー
上段<2017AW>
下段<2018SS>
上段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28207/488080
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28207/488016
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28207/488065
下段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542858
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542810
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31524/542867
2017SSには無かったロゴプリント柄とサイドライン柄。
ロゴプリント柄は洗練された印象に。(ただLVMHとちょっと似てるような…)
2017AWも2018SSも全ルックスニーカーが使われています。
「最後にゆる~く」
2017SSからガラッと変わってきたので個人的にはすごい面白かったです。
徹底してスポーティーなトレンドを遊び尽くした感じですかね。(笑)
前回の「ベルルッティ」同様「ヴァレンティノ」もワイドパンツやショートパンツはありませんでした。
このコレクションではテーパードパンツかサイドラインパンツだけを使っていました。
アクセサリー類を白で統一しているのが爽やかで素敵でしたね。上のバッグの画像で確認できます。
1番印象的なのはエスニック調のストールの使い方ですかね。首に巻いて洋服の内側を通してロングベルトのように裾から出す着こなしですね。
同色同素材のストール付きシャツも良かったですね。ポケットの位置もユニークですし。
「全然関係のない話」
2017AWの「ルイ・ヴィトン」のコレクションを見てレザーキャップが欲しくて色々探していました。
なかなかレザー素材って無かったんですけど見事セールでゲットできました。
「ディオール」に移籍したマリア・グラツィア・キウリのコレクションを見たら、
なんと・・・・・、
<2017AW>「ディオール」
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/29378/507871
レザー素材のベレー帽!!
格好いい!!!
と、全然関係のない話でした。
それではまた(笑)
Berluti (ベルルッティ) 2018 SS メンズコレクション
「ベルルッティ」2018春夏メンズコレクションを紹介していきたいと思います。
「ベルルッティ」17-18秋冬コレクションのルックは以前書いた記事にも登場しています。
トレンドを大人っぽく自然な形で取り入れていて、とにかくシンプルで格好いいという印象でした。
2018春夏と比較するために2017の春夏コレクションの画像を見たんですけど・・・、
もうとにかくビックリの一言です。
なんというか野暮ったいんです。(失礼)
なんなんだこれはと思い調べると、2017秋冬からデザイナーさんが交代したそうです。
すごく納得しました笑。(失礼)
2017秋冬コレクションからクリエイティブディレクターに就任したのは
ハイダー・アッカーマンさんです。
という訳でデザイナーさんが違うんですけど2017春夏のルックや
ハイダーアッカーマンさんが就任した2017秋冬からの流れ
自身のブランド「ハイダーアッカーマン」の2018春夏のルックも少し交えながら見ていきましょう。
カラーの話を先にしておきます。
2017SS
- アースカラーのベージュ、カーキ、ネイビー、ブルー系
- 白、グレーは少しだけ、黒はほぼ使われていません。
- 柄物はなし。
2018SS
- 「トップス①」
- 「トップス②」
- 「トップス③」
- 「セットアップ」
- 「ワントーンの着こなし」
- 「ハイダー・アッカーマン流着こなし」
- 「ボトムス」
- 「2017-18AWからの流れ」
- 「個人的に気になった着こなし」
- 「最後にゆる~く」
「トップス①」
ロングコートを使った着こなし
<2017SS>左
<2018SS>中、右
左から時計回り
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24540/427231
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544089
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544092
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544100
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544116
どうですか。
左のルックの2017SSはなんか野暮ったく感じませんか!?
2018SSの4つのルックがモノトーン+1色なので余計そう感じるのかもしれないですけど。
そして”艶”のある素材がさらにドレスライクな印象にさせているんでしょうね。
ドレスアイテムの黒コートにカジュアルアイテムのモノトーンのサンダルの合わせは
ドレスとカジュアルの大胆なバランスの取り方が素敵ですね。
白のコートのほうもインナーにスポーティーなジップアップブルゾンを合わせて
大胆にバランスを取っています。
白のコートって買おうと思ったことないですけど、こういう合わせならいいかもと思っちゃいます。
「トップス②」
ジップアップブルゾンの着こなし
<2017SS>左2つ
<2018SS>右2つ
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24540/427213
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24540/427224
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544106
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544110
”艶のある素材”って大事なんだなと思わせてくれる比較画像になっています。
もちろん色や靴の違いはありますけど、カジュアルライクなシワの2017SS
ドレスライクなシワの2018SSって感じですかね。
シワの見えかたが変わってきてしまう”艶のある素材”って大事ですね。
「トップス③」
ジャケットを使った着こなし
<2017SS>上段
<2018SS>下段
上段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24540/427211
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24540/427214
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24540/427225
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24540/427226
下段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544108
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544113
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544114
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544129
繰り返しになりますけど”艶のある素材”って大事ですね。
2018SSはネックラインが広めで胸元が開いてる着こなしになっています。
レザージャケットにスポーティーなパンツを大胆に合わせています。
「セットアップ」
デニム素材のセットアップ
<2017SS>左
<2018SS>中、右
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24540/427227
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544111
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544090
インディゴカラーの持つ印象の違いなんでしょうかね。
こうやって並べると結構違いますよね。
2017SSはパンツにセンタープレスが入っていてドレス要素もあるんですけど
トップスのボタンが大きくて目立っている、ポケットのデザインの違い、袖の長さなど
インディゴカラーと相まってこんなに印象が違うんでしょうかね。
17-18AWもそうでしたが18SSもデニムのセットアップが出てきましたね。
「ワントーンの着こなし」
ニット素材のタンクトップ・ニット × スラックス
<2018SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544091
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544093
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544101
先程のセットアップのルックもそうでしたがワントーンのルックが結構多く登場しています。
2018SSの全36ルックの内13ルックがワントーンルックになっています。
右のブラウンのワントーンルックは艶も相まってドレスライクになりすぎてますね。
「ハイダー・アッカーマン流着こなし」
タンクトップ × 同色同素材を肩掛け
<2018SS>左2つ「ベルルッティ」
<2018SS>右2つ「ハイダー・アッカーマン」
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544091
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544093
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31610/542559
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31610/542551
同じ着こなしを見つけました。
「ベルルッティ」「ハイダー・アッカーマン」どちらも同じデザイナーさんが手掛けているんだという事がよくわかります。
ブーツのデザインなんかも結構似てるんですよね。
ちなみにほぼ柄物がない「ベルルッティ」に対して、「ハイダー・アッカーマン」はほぼ柄物です。(笑)
デザイン、シルエット、カラー(素材)、柄、ちょっとずつ違うんですけど大きな違いに繋がっているのがよくわかりますよね。
アイテム数を増やすことで「脱地味」な着こなしを実現している画像でした。
「ボトムス」
スポーティーなサイドラインパンツ
<2018SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544128
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544123
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544124
白とサックスブルーのサイドラインパンツはこのブログ初登場なのでまとめてみました。
メンズコレクションでこういう色のサイドラインパンツって珍しいんじゃないですかね。
今ちょっと「ゴーシャ ラブチンスキー」のコレクション覗いてみたら、白のサイドラインパンツ使われていました。(笑)
すみません勉強不足でした。
艶のある素材とタックインの着こなしでドレス要素をプラスしてますが
ドレスとカジュアルのバランス的にはかなりカジュアルライクでスポーティーですね。
ただ艶のある素材を使っているので上品な印象です。
「2017-18AWからの流れ」
ジャケットのデザイン
<2017-18AW>左
<2018SS>右
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28423/489625
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544103
ダブルジャケット8ボタンのセットアップです。
これ格好いいですよね。
ボストンバッグ
<2017-18AW>左
<2018SS>右
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28423/489627
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544113
メンズコレクションの中ではかなりデカイですよね。
レディースからの流れなのか・・・・・。
スーパービッグサイズのバッグの流れが来るのかな!?
「個人的に気になった着こなし」
中途半端にタックインするギークな着こなし
<2018SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544100
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544093
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31673/544096
真ん中のルックがすごく自然で素敵な着こなしだなと思ってまとめてみました。
右のルックは中途半端にタックインしてウエストの位置がバレてしまっています。
真ん中のルックはトップスとパンツの色を黒で合わせているので
どこがウエストの位置かパッと見はわかりません。
しかも首もとに生地があるので視線を誘導することもできています。
そしてレイヤードしている白い生地の見えかたなんですけど
左のルックのようにキチッと白いレイヤードの生地が見えるのも素敵なんですけど
キチッと見えすぎて逆に不自然な印象になっているかなとも思います。
そこを真ん中のルックは自然にタックインして
自然にレイヤードの白い生地が斜めに見えているように思うんですけど。
あれっ、僕だけでかね。(笑)
このタックインとレイヤードの見せかたは参考になるなと思ったんですけど。
真ん中のルック素敵ですよね!?
「最後にゆる~く」
1.デザイン
サイドラインパンツやサンダルなどカジュアルアイテムもあり
ロングコートやジャケット、比翼シャツなどのドレスアイテムもありました。
2018SSの「ドリスヴァンノッテン」や「ディオールオム」に登場した
ショートパンツやワイドパンツは使われていませんでした。
アクセサリー類も使われていませんでしたね。
2.シルエット
IラインシルエットかYラインシルエット
基本細身のシルエットでしたね。
3.カラー(素材)
この要素の部分が「ベルルッティ」というブランドの強みなのかなと思いました。
柄物ほぼなし。アクセサリーなし。ショートパンツなし。ワイドパンツなし。シルエットで遊ぶこともなし。
ですが、”艶のある素材”を使うことで見ごたえのあるものになっているのかなと。
”艶のある素材”を使ってスポーティーなトレンドを取り入れつつ
ドレスとカジュアルのバランスを取っているんだと思います。
アクセサリーなどを使わなくても
”艶のある素材”を使うことで「装飾性」は充分実現していました。
DIOR HOMME (ディオール オム) 2018 SS メンズコレクション
フランスのブランド「ディオール オム」
デザイナー / クリス ヴァン アッシュ
「腰周りのユニークなデザイン」
分解と再構築という言葉がピッタリ
<2018SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544408
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544474
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544421
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544462
左の2つのルックはジャケットを腰巻きしているように見えますが
これ”袖だけ”なんだそうです。(笑)
”腰巻き専用小物”このアイデアいいですね。
”肩掛け”っぽくしてもいいかもですね。
アクセサリーのような小物を使うのもいいですけど
こういうドレス素材の小物も良いですよね。
特にロングベルトが苦手な方には良さそうですね。
春夏は使うアイテム数が少なくなるので重宝しそうな予感。
袖だけだから・・・、いや高いか。
こういうユーモアとセンスがあるアイテムを
MBアイテムで作ってほしいなー。
そして右の2つのルックはジャケットのウエスト部分を
スラックスにドッキングさせているアイテムです。
これかなりバリエーションがありまして
スラックスの他にもショートパンツ、シャツ、
ニット、ポロシャツと数多くのアイテムに
ドッキングしております。
「んっ!?」っとなるこのデザイン
この後もどんどん出てきますよ。
「ディオール オム」2018 SS コレクションです。(急になんだ⁉)
ユニークなデザインのルックからスタートしてみました。
カラーの話を先にしておきます。
モノトーン、ビビッドな赤、ボルドー、ベージュ、サックスブルー
となっています。
先程のルックにほとんど使われていますね。
ワイドパンツも多く使われています。
そしてあのパンツも・・・。(期待はしないで下さい)
2017SS、2017AWの画像も交えながら見ていきましょう。
「セットアップ ①」
テーラードジャケット × スラックス
上段<2017SS>
下段<2018SS>
上段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/424978
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/424974
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/424986
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/425043
下段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544406
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544418
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544425
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544471
セットアップのルックの数でいうと
2017SSは18ルック→2018SSは7ルックに減っています。
ダブルのジャケットを使ったセットアップが
2017SSは0ルック→2018SSは1ルック使われています。
2017SSのセットアップはハーネスを組み合わせていたり
サンバイザーやバッジ、ドカンとワイドなパンツであったり
穴が開いていたりと派手なセットアップが多くありました。
それに対して2018SSは落ち着いた印象です。
側章デザインなんかは2017SSから継続しているんですが
2017SSは色を使った側章デザイン(上段左から2番目)
2018SSはモノトーンのテキスト柄の側章デザイン(下段左から2番目)
になり落ち着いた印象です。(インナーのシャツの柄の影響もあると思いますが笑)
小物も細いストールを使ってドレスライクな印象に。
2017SSはとにかく色々な種類のセットアップがたくさんありました。
<2017SS>
上段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/425022
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/425035
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/425017
下段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/425013
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/425046
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/425041
簡単に言うと派手なセットアップが多かったですね。
2018SSもないわけではありません。
1ルックあります。
<2018SS>
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544427
2017SSと同様に総柄のセットアップはあるんですが
2018SSの総柄のセットアップは細いストールを使って
ドレスライクな印象になっています。
「セットアップ ②」
ノースリーブジャケット × スラックス
上段<2017SS>
下段<2018SS>
上段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/424977
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/425045
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/425005
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/425009
下段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544414
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544467
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544429
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544473
デザイン的には先程のテーラードジャケットを使った
セットアップと同様に落ち着いた印象ですね。
シルエットは2017SSと比べてジャケットの着丈が短くなり
ウエストの絞りを強くしてワイドパンツと合わせることで
Aラインシルエットを意識した着こなしになっていますね。
そしてノースリーブの着こなしにも変化があります。
2017SSはインナーのシャツやカットソーも徹底して
ノースリーブなものを合わせていたんですが
2018SSはインナーの半袖にノースリーブを合わせた
レイヤードの着こなしに変化しています。
インナーの半袖は必ず袖をロールアップしています。
2018SSのレイヤードは個人的に少しカジュアルな印象です。
ん~袖が見えない方が格好いいかな~。
「着こなし」
ノースリーブアイテムを使った着こなしの変化
上段<2017SS>
下段<2018SS>
上段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/425039
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/425016
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/425027
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/425036
下段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544465
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544438
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544442
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544455
2017SSのトップスはノースリーブシャツ、カットソー
だけという着こなしでした。
2018SSはノースリーブニット × 半袖シャツという
着こなしに変化しています。
アイテム数が多いほど「脱地味」に繋がる着こなしです。
靴が白ベースのスニーカーなのでカジュアルライクな印象になっていますね。
ストリート感強めな印象といいますか
なのでレザーのオペラシューズとかだとバランスが良くなりそうです。
MBさんのメルマガでも格好いい着こなしがありましたよね。
というよりMBさんの着こなしの方が素敵でした。小物使い含めて。
「小物①」
アクセサリー
小物といえば先程から気になっていた方も多いと思いますが
手首に巻いてるリボンですね。
多くのルックにこのリボンは使われています。
個人的にこのリボンは気になります。
でも悪目立ちしちゃいますかね!?
今度試してみます。
「ディオール オム」のアクセサリーの付け方は
”重ね付け”になっています。
実はリボンもブレスレットとの重ね付けになっています。
そして首元も
<2018SS>
上から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544410
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544464
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544431
手首同様に首元も長さの違うネックレスを重ね付けしています。
短い方のネックレスの付け方はすごい参考になります。
襟と襟の間だけネックレスをちょこっと見せるのはいいですねー。
「ショートパンツ」
あまり期待しないで下さい。
<2018SS>
上段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544436
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544415
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544432
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544447
下段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544460
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544409
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544472
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544470
これは短すぎですよね・・・。
昔のサッカー選手のパンツ位短いですからね。(プラティニ、ジーコ、etc.)
ショートパンツのルック
2017SSは0ルック→2018SSは13ルック登場しています。
0→13なので急増してます。(全部短いんですけどね…)
ワイドパンツのルックも増えています。
2017SSは11ルック→2018SSは15ルック
2018SSのパンツのシルエットはキッチリと分けられている感じです。
2018SSの全46ルックの内訳
- ショートパンツ/13ルック
- ワイドパンツ/15ルック
- 細身のパンツ/18ルック
「小物②」
2017SSからの靴の変化
<2017SS>
左上から時計回り
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/425052
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/425049
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/425051
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/425050
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/425053
<2018SS>
左から時計回り
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544449
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544451
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544477
2017SSはブーツや短靴とレザーシューズがあり
スニーカーは黒のアッパーに白のソールとモノトーンベース
アッパー部分は低くおさえられ、つま先も細いデザインでした。
2018SSはレザーシューズを使っていません。
黒の超ハイカットスニーカーに
白ベースのややシルエット大きめのスニーカーが使われています。
2017SSからカジュアルライクになった印象ですね。
2018SSの全ルックに共通している部分は
ショートパンツには黒の超ハイカットスニーカーが使われています。
フルレングスのパンツには白ベースのスニーカーが使われています。
「小物③」
サングラスの変化
上段<2017SS>
中段<2017AW>
下段<2018SS>
上段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/424983
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/425037
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24448/425028
中段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28428/489752
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28428/489784
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28428/489797
下段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544423
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544466
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544444
こうやって並べるとマトリックスみたいですね。
2017SSはモーフィアス。
2018SSはトリニティ・・・みたいな。(笑)
2017AWの近未来的な雰囲気から
2018SSはスポーティーな感じに変化してますかね。
こう見ていくと2018AWのサングラスの形がどうなるのか気になります。
「2017AWからの流れ」
転写プリント柄
<2017AW>
左から時計回り
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28428/489820
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28428/489818
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28428/489814
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28428/489813
<2018SS>
左から時計回り
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544419
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544462
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544463
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31683/544461
こういうの転写プリント柄って言うんですかね。
2018SSは色を使ったプリント柄になっていますね。
その分柄の面積は2017AWと比べると小さくなっています。
「最後にゆる~く」
「ディオール オム」2018SS コレクションいかがだったでしょうか。
2017SSと2018SSを比べると
- セットアップのルックが少なくなりましたね。
- そしてショートパンツのルックが急増。ただあの短さは・・・。
- ワイドパンツも増えていましたね。
- 艶のある比翼シャツも使われていました。
- 柄物は大分落ち着いた印象。
- 2017SSでは使われていなかった、テキスト柄が多く使われていました。
小物使いも印象的でしたね。
- ジャケットの袖だけの腰巻き専用アイテム
- 細いストールも素敵でした。レディースライクですけど。
- 手首に巻いたリボン
- 首元のネックレスの重ね付け
差別化の方向性と言っていいのかどうかわからないですけど
- 目立たせる方向性
- 全体に馴染ませる(溶け込ませる)方向性 (同色同素材など)
他にも色々な方向性があるとは思うんですけど
この2つの方向性の使い方がすごく上手かったなという印象です。
DRIES VAN NOTEN (ドリス ヴァン ノッテン) 2018 SS メンズコレクション
ベルギーのブランド「ドリス ヴァン ノッテン」
デザイナー / ドリス ヴァン ノッテン
2018年の春夏メンズコレクションが発表されました。
2017年の春夏メンズコレクションからどのような変化があったのか
画像を交えて見ていきましょう。
先にカラー(素材)の話をしたいと思います。
17SSは
18SSは
「トップス」
「18SSはジャケットにスラックスを使ったセットアップのルックがない!?」
「その代わりあのアイテムが・・・」
<17SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24748/429980
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24748/430002
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24748/430000
<18SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544299
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544318
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544309
18SSはジャケットにスラックスを使ったセットアップがありません。
(ジャケットにショートパンツのセットアップはあります)
セットアップはないですが
艶のある着丈の長いジャケットが多く使われています。
太ももの辺りまで着丈があるので相当長いですよね。
17SSでジャケットが使われたルック
- 全部で5ルックあります。
- その内シングルは1ルック。ダブルは4ルック。
18SSでジャケットが使われたルック
- 全部で12ルックあります。
- 全てシングルのジャケットが使われています。ダブルはなし。
- 全てのジャケットの着丈が長いわけではないですからね。
「17SSで使われていた柄物ブルゾン。18SSでは・・・」
<17SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24748/429986
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24748/429994
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24748/430011
<18SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544338
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544331
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544315
18SSでは柄物スイングトップが多く使われています。
柄物ブルゾンは1ルックしか使われていません。
同じ柄物アウターですがスイングトップには襟が付いているので
ドレスライクな印象になっています。
「ボトムス」
「17SSで多くのルックに使われたワイドパンツ。18SSでは使われ・・・!?」
<17SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24748/430006
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24748/430022
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24748/430005
<18SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544335
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544302
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544349
先程のセットアップの着こなしでもそうでしたが
17SSはワイドパンツが多く使われていました。
が、18SSではほぼ使われていません。
18SSの中で1番ワイドなパンツは
<18SS>の真ん中のルックになります。
これをワイドと表現するのは微妙ですね。
裾をダボつかせる位のワイドパンツがなくなり
ほとんどがテーパードパンツ又は細身のパンツへと変化しています。
裾をダボつかせる着こなしもありません。
「ショートパンツの丈が・・・」
<17SS>
上段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24748/429988
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24748/429993
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24748/429997
下段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24748/430028
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24748/430032
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24748/430034
<18SS>
上段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544296
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544298
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544325
下段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544336
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544348
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544346
17SSは裾幅広めのショートパンツでしたが
18SSは・・・・・短すぎる!!
太ももが半分以上出てます。
17SSでも短いショートパンツのルックはあるんですけど
ロールアップして短くしているんですよね。(2ルックほど)
17SSショートパンツのルック
- 全23ルック(短い丈 2ルック / ハーフ丈 21ルック)
18SSショートパンツのルック
- 全25ルック(短い丈 18ルック / ハーフ丈 7ルック)
短い丈のショートパンツのルックが激増しています。
女性なら大歓迎ですけど。
男でこの短い丈は・・・。う~ん。
「小物」
「ドリス ヴァン ノッテンのショートパンツのルックといえばのアイテムに変化が」
上段<17SS>
下段<18SS>
上段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24748/430029
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24748/429999
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24748/430010
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/24748/430014
下段左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544308
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544342
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544298
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544332
「ドリス ヴァン ノッテン」のショートパンツのルックといえば
ソックスとブーツ。
17SSのラインソックスに紐ありブーツから
18SSは無地のソックスにサイドゴアブーツへと変化しています。
17SSの全59ルックほぼ全てに
足元(サンダル、短靴、ブーツ)は ”黒” が使われています。
18SSも全59ルックあるんですが
足元に黒が使われいるルックは大体15ルック位ですかね。
17SSはほぼ全て→18SSは全体の25%位に減少。
余計なデザインを取っ払ってドレスライクにしています。
MBロジックを学んでいる者からすると
ショートパンツは脚がどれだけ露出しているか
肌の部分が長ければ長いほど脚長に見えるので
インビジブルソックスにオペラシューズや
エスパドリーユなどを合わせます。
なのでソックスにブーツを合わせる着こなしは新鮮ですよね。
「17SS、17-18AWでは使われていませんでしたが・・・。18SSで登場!!」
<18SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544305
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544350
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544309
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544352
"ウォレットチェーン"
パンツだけではなくアウターにも使われていますね。
あまり派手になりすぎないように細いチェーンが使われています。
「過度に目立たせない小物使い」
<18SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544302
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544316
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544310
「ドリス ヴァン ノッテン」の小物使いは過度に目立たせない。
ウォレットチェーンでもそうでした。
そしてこちらの画像の
同色同素材のネクタイにベルトもそうです。
同色同素材にすることでドレスライクでありながら
「脱地味」「装飾性」を実現しています。
ネクタイピンもさりげなくて良いですね。
「サングラスは・・・」
<18SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544314
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544324
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544318
サングラスは薄い色の丸フレーム。
そういえばMBさんもアヤメの丸メガネかけてましたね。
「着こなし」
「ロングコートのベルトは・・・」
<18SS>
左から時計回り
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544323
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544297
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544334
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544344
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544311
ロングコートのベルトは
上段の真ん中のルックのようにキッチリと着こなすのではなく
ベルトを巻いて少しはだける着こなしになっています。
17SSではなかった着こなしです。
「パンツの裾」
17SSではパンツの裾をたっぷりダボつかせる着こなしをしていましたが
17-18AWからの流れでこの18SSも
パンツの裾はダボつかせないように着こなしています。
「17-18AWからのデザインの流れ」
「肩」
左<17-18AW>
右<18SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28412/489154
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544338
角ばったショルダーのボックスシルエット。
ちょっと不自然な印象ですよね。
左<17-18AW>
右<18SS>
左から
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28412/489204
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31681/544349
肩から腕にかけての刺繍柄。
「装飾性」を意識したデザインになっています。
「最後にゆる~く」
17SSから17-18AW、そして18SSとやってまいりました。
流れはこんな感じですかね。
- デザイン / ドレスライク
- シルエット / ドレスライク
- カラー / カジュアルライク
- 素材 / ドレスライク
MBさんが仰っているようにトレンドが
「ドレス」に向かっているんだなという印象です。
- ジャケットのルックが増えた
- ブルゾン→襟が付いているスイングトップ
- ワイドパンツ→テーパードパンツ
- 紐ありブーツ→サイドゴアブーツ
- パッチリペア加工デニム→リジッドデニム+刺繍、アイスウォッシュ
- 艶のある素材が増えた
ドレスに寄せているので
ドレスカラーのモノトーンをあまり使わずアースカラーを多く使ったり
柄×柄×柄ミックスの着こなしであったり
小物を使った着こなしであったり
でカジュアルにバランスを取っているんだと思います。
小物を使った着こなしは印象的でした。
同色同素材のネクタイやベルト
細いウォレットチェーン
”目立たせる”のではなく、”全体に馴染ませる”ことで
「脱地味」「装飾性」を実現しているところが良かったですね。
17-18 AW メンズコレクション「デニム」
各ブランドがデニムをどのように着こなしているのか
見ていきましょう。
「デニム オン デニム」
「オフ-ホワイト(OFF-WHITE)」
左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28375/488259
中 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28375/488230
右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28635/499483
右の「カルバン・クライン」のルックはMBロジック的な着こなしですね。
細身のシルエット(若干裾がダボつき気味)に
黒に近いダークトーンのリジッドデニムを使い
ドレスにバランスを取っています。
さらにインナーに黒のタートルネックを使うことで
視線を誘導するとともにドレス要素をプラスしています。
靴もドレスアイテムの革靴を使っています。
デニムオンデニムの着こなしですが
1、デザイン
2、シルエット
3、カラー(素材)
のシルエットとカラーをドレスにバランスを取っています。
細かい話ですがデニムジャケットの袖の先端部分
手首が見える、右のルック「カルバン・クライン」
手首が見えない、中のルック「オフ-ホワイト」
印象が全然違いますよね。
先端の印象恐るべし。
中のルックのルーズなサイズのブーツカットは
レディースではよく見かけますよね。
メンズにもこの流れが来るんでしょうか。
左のルックのデニムジャケットは
コートのインナーで使ったら良さそうですよね。
ダークトーンばっかりになる秋冬の着こなしの差し色に使えそうです。
ネオンカラーは差別化に良さそうですね。
「デニム オン デニム」+「コート」
「クリスチャン ダダ(CHRISTIAN DADA)」
左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28413/489260
「ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ(1piu 1uguale3)」
中 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/29834/516523
「フィット ミハラ ヤスヒロ(FIT MIHARA YASUHIRO)」
右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/29613/511986
MBロジック的な着こなしの「フィット ミハラ ヤスヒロ」。
MBさんがよく仰っているバランスの取り方になっていますね。
100%ドレススタイルのスーツから
30%カジュアルにバランスを取っていく方法ですね。
1、デザイン
2、シルエット
3、カラー(素材)
1、デザイン
ジャケット → デニムジャケット
スラックス → デニムパンツ
革靴 → スニーカー
2、シルエット
変更なし。
パンツの裾をダボつかせないようにアンクル丈に。
下半身の1番細い部分の足首を見せて細さを強調。
メリハリのついたYラインシルエットになっています。
3、カラー(素材)
黒 → リジッドカラーと白
ウール → デニム
ドレスとカジュアルのバランスが取れた着こなしになっていると思います。
またコートを羽織ることによって腰位置を隠せるのもいいですね。
(モデルさんのスタイル良すぎですよね笑)
「デニムジャケット」
「カッパ(KAPPA KONTROLL)」
左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31032/533826
「エディションズ エムアール(Editions M.R)」
中 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/31496/540064
カジュアルライクなデニムジャケットにスラックスと革靴という
MBロジック的な着こなしになっています。
「カッパ」のルックはソックスにもアイコンマークが
プリントされていますね。
「エディションズ エムアール」はストールを使って
ドレス要素をプラスしています。
「ワイドなデニムパンツ」
「マーカウェア(MARKAWARE)」
左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/30401/525032
「トーガ ビリリース(TOGA VIRILIS)」
右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28810/496129
ドレスライクなアウターにワイドなデニムパンツに
黒の革靴という着こなしです。
そしてどちらも色落ちしていないデニムパンツを使っていますね。
「マーカウェア」はAラインシルエットを意識した着こなしに
「トーガ ビリリース」は上下ユルユルのルーズなシルエットになっていますね。
どちらも差別化を意識した着こなしになっています。
「デニムジャケットの素材を変えると」
「ニール バレット(Neil Barrett)」
左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28239/485065
右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28239/485069
1、デザイン
2、シルエット
3、カラー(素材)
3、カラー(素材)を黒のレザー素材に変えるだけで
すごいドレスライクになりますよね。大人な雰囲気。
使ってみたい衝動を抑えきれず
少ない文字数ですが「目次機能」使ってみました。(笑)
17-18 AW メンズコレクション「柄物ニット」
前回は「無地のニット」にこれからのトレンドのキーワード
「脱地味」「装飾性」をどのように取り入れているのかを見てきました。
今回は「柄物ニット」です。
鮮やかな色を使えば使うほどカジュアルに
たくさんの色を使えば使うほどカジュアルに
色を使う面積が大きければ大きいほどカジュアルになります。
どのような柄をどのように取り入れているのかを見ていきましょう。
「ミッソーニ」は
グラデーション柄に +1アイテムを加えました。
「ミッソーニ(Missoni)」
左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28243/485347
中 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28243/485342
右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28243/485328
「ミッソーニ」のグラデーション柄は地味すぎず派手すぎない
バランスの取れた「柄物ニット」になっていると思います。
ニットの裾部分がダークトーンになっていて
パンツの色と合わせているのでウエストの位置をわからなくしています。
しかもスニーカーのアッパー部分がダークトーンでソールが白なので
全体的にすごく脚長に見える着こなしになっています。
そしてさらに「+1アイテム」としてニットと同じ柄の
ニットキャップを使って「装飾性」を実現しています。
ドレスとカジュアルのバランスが取れた素敵な着こなしになっていると思います。
ニットキャップのかぶり方もベレー帽をかぶる時みたいに
斜めにかぶっていて素敵です。
「ミッソーニ」はこの他にも
「ミッソーニ(Missoni)」
左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28243/485334
右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28243/485345
先程のルックは全体にグラデーション柄。
光沢のある柄が全体に入っています。
柄の使い方、取り入れ方に違いはありますけど
どちらのルックも「脱地味」「装飾性」をうまく取り入れていますね。
このルックはセットアップのジャケットの上からニットを
着ているんでしょうかね。
首元の感じを見ると、ジャケットの襟を立ててみたいな。
あれ、先程のルックもかな。(笑)
だとすれば大胆な着こなしですね。
「マルニ」は
ボーダー柄にさらにもうひとつ柄を加えました。
「マルニ(MARNI)」
左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28238/484962
右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28238/484975
鮮やかな色を使えば使うほどカジュアルに
たくさんの色を使えば使うほどカジュアルに
色を使う面積が大きければ大きいほどカジュアルになります。
という事でカジュアルライクなニットですね。
ボートネックで首元をスッキリ見せて
ハイウエストのワイドパンツにタックインをして
柄物ニットの見える面積を少なくしてバランスを取っているんでしょうかね。
「プラダ」は
ニットというキャンバスに絵画のような柄を
左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28244/485416
中 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28244/485442
右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28244/485441
すごくアートなニットですね。
モノトーンにプラス1色2色位なので使いやすいニットだと思います。
絵画のような柄で大人っぽいですしね。
全体に色柄を使っているのでシルエットでは遊ばずに
ジャストサイズにしてタックインをした着こなしになっています。
帽子、ストール、アクセサリー、ファーベルト、クラッチバッグ、靴と
小物使いも充実してますね。
そういえばレザー素材やベロア素材の光沢のある
ベレー帽やキャップをよく見掛ける気がします。
「コーチ」は
前面プリント柄ニット
「コーチ(COACH)」
左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/27753/478306
右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/27753/478302
前面プリント柄のモチーフは恐竜と犬以外にも
スペースシャトルやパフェなどもあります。
う~ん、ドレスとカジュアルのバランスからすると
少し子供っぽいイメージになってしまうので
着こなすのが難しい柄物ニットですよね。
先程の「プラダ」のように絵画のような柄物ニットだと
大人っぽいイメージなので着こなしやすいと思うんですけどね。
「コーチ」のニットの色のベースはペールトーンのピンクと
ダークトーンのネイビーなので使いやすい色のベースではあるんですけどね。
プリント柄のモチーフが与えるイメージであったり
使っている色の多さや面積や鮮やかさなどを考えないとですね。
「ドルチェ&ガッバーナ」も
前面プリント柄ニットです
「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」
左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28252/485664
中 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28252/485737
右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28252/485658
「ドルチェ&ガッバーナ」も前面プリント柄ですが
そのモチーフがハート、王冠、格好いいウサギになっていて
色もダークトーンでインナーにシャツ、パンツはスラックス、
シルエットもIラインシルエットにして
バランスの取れた着こなしになっています。
そしてアクセサリーでも「装飾性」をプラスしています。
あんまり付けすぎると不自然な印象、格好つけてる感が出てしまうので
細身であんまり主張が強すぎないものがいいと思います。
ニットの色のベースがモノトーンや
柄のモチーフによって大きくドレスとカジュアルのバランスが
変わるので注意したいところですね。
「ドルチェ&ガッバーナ」も
プリント柄のモチーフと着こなしに注意しないと
「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」
左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28252/485728
中 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28252/485688
右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28252/485716
うん、柄のモチーフには気をつけないとですね。
クラッシュデニムにスニーカーを合わせる時は特に。
すごくかわいいんですけどね。
「ドリス ヴァン ノッテン」の
柄物ニットはビッグシルエット
「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」
左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28412/489182
中 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28412/489184
右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28412/489171
柄が全体に入っていますけど落ち着いた色味と柄なので
使いやすい柄物ニットだと思います。
ドレスアイテムのニットとはいえ全体に柄が入っていて
ビッグシルエットなので
ボトムスはアンクル丈のスラックスに革靴を使い
ドレスとカジュアルのバランスを取っています。
シルエットはYラインシルエットですね。
「ドリス ヴァン ノッテン」
ビッグシルエットの柄物ニットに合わせるパンツを変えると
「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」
左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28412/489181
中 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28412/489168
右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28412/489177
先程の3つのルックは細身のスラックスに合わせていました。
もちろんニットのデザインに違いはありますけど
見比べると印象が全然違いますよね。
それでもデニムは過度に色落ちしているものやダメージがあるものではなく
不自然な印象になりすぎない色落ち、ダメージのデニムが使われています。
裾はダボつかせないようにロールアップしています。
そしてインナーに白シャツを使ってドレスにバランスを取っていますね。
このルックにロングコートを合わせると
バランスの取れた着こなしになると思うんですけどね。
ビッグシルエットの柄物ニットに合わせるパンツは
注意して選ばないとですね。
左のルックだけニットの着丈が短くて腰位置が丸見えになっています。
なのでスタイルが悪く見えてしまっています。
(体型の整ったモデルさんならいいのかも・・・)
シルエットも少し中途半端ですし
これは注意したいところですよね。
他の2つのルックと見比べると一目瞭然です。
MBロジックで解決するならば大判のストールを使って
腰位置を隠してしまえばOKですね。
「J.W.アンダーソン」「エチュード スタジオ」の
柄物ニットは超ビッグシルエット
左、中「J.W.アンダーソン(J.W.Anderson)」
左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28152/483621
中上 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28152/483626
中下 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28152/483631
右「エチュード スタジオ(Etudes Studio)」
右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28607/493037
すごいの一言です。(笑)
「J.W.アンダーソン」はこの秋冬「ユニクロ」とコラボしますね
どういうデザインのものになるのか楽しみです。
鮮やかな色を使えば使うほどカジュアルに
たくさんの色を使えば使うほどカジュアルに
色を使う面積が大きければ大きいほどカジュアルに
なってしまう「柄物ニット」。
+1アイテムを使ったり
複数の柄を組み合わせたり
絵画のような総柄にしたり
キャラクターのようなモチーフを使ったり
単色系のモチーフにしたり
ビッグシルエットにしたり
合わせるパンツの組み合わせであったりと
色々な着こなしを見てきました。
「柄物ニット」をうまく着こなすことができれば
すごく大きな「差別化」に繋がると思います。
それではこの辺で終わります。