PHPの開発環境を構築(Eclipse)
どうも、お久しぶりです。
今年四月にエンジニアに転職し、ヒーコラ言っております。
現在、PHPの案件に携わっているのでそれの勉強で今回、PHPの勉強とフレームワークの勉強も兼ねて何かアプリでも作ろうかと考えています。
尚、環境はWindows10です
アプリケーションを作るにあたり、まずはIDEのインストールから。
仕事でのPHPの開発はnetbeansを使ていますが、今回はeclipseにしました。
PHPの開発にeclipseってどうなんですかね?まあ特にこだわりはないのでインストールしていきましょう。下のサイトをクリック
特にこだわりがなければ最新版のEclipseをインストールします。
今回はEclipse 2020版です
Windows64bit Full EditionのPHPをダウンロードします。
(お使いのPCによっては32bit版をインストールしましょう)
インストールを終えたら任意の場所にzipファイルを展開します。
私はCドライブ直下に展開しました。
するとplaiadesというフォルダができます。
フォルダを開きxamppディレクトリに入り、xampp-control.exeというファイルをクリックしましょう。
こんな画面が開くと思います。
一番最初の起動では言語が聞かれると思うのでアメリカ国旗を選びまっしょい。
AppatchとMySQLを起動しましょう。
これでWebサーバーが自分のローカルに立ち上がりました。
次にecllipseを起動します。
C:\pleiades\eclipseのeclipse.exeをクリック!
するとワークスペース(プロジェクトを作成する場所)はどこにする?と聞かれます。
ここで注意してほしいのが、必ずプロジェクトはドキュメントルート(Webページを外部に公開するディレクトリ)につくる必要があるということ。
別の場所に作ると404エラー このページは表示されませんとなるので注意!
ドキュメントルートはConfigをクリックすることで設定ファイルがみれます
Documentで調べたら、DocumentRootのパスが見つかりました
このパスと同じ場所をワークスペースとするとエラーは解消されるはずです。
この後、cakePHPをインストールして、プロジェクトを作成しようとしたのですがこれが中々手強く、かなり色々調べてようやく設定できました。
その話はまた次の記事で。
入力プログラムの作り方
こんにちは、久しぶりにブログを書きます。
というのも、仕事を去年退職して職業訓練に通っておりましたが、見事未経験で受託&自社開発のIT企業に晴れて四月から入社することが決定いたしました。
時間がありましたらその時の体験談なども書いていこうと思います。
さて、今回はjavaでキーボードから文字列や数値を受け取るプログラムの勉強をしました。
import java.io.*;
class Sample {
public static void main(String[] args) throws IOException {
String name;
BufferedReader br = new BufferedReader(
new InputStreamReader(System.in));
System.out.print("名前を入力してね :");
name = br.LeadLine();
}
実行結果
名前を入力してね:○○
これらの文を実行すると、プログラムは1時停止状態となり、利用者がキーボードから文字列を入力できるようになります。そして、利用者が文字列をキーボードに入力してEnterキーを押すと、その内容が変数nameに代入されます。
BufferedReader は一時的なデータの格納場所という意味ですが簡単に言うと「文字列を受け取る専門家」です。
そして、BufferedReader()のなかにInputStreamReader(System.in)という文が入って入れ子構造になっております。
2019.7月27日 ナンバーガール ライブ行ってきた
ツイッターで散々ライブの熱を呟いたのですが行けてない人の身になると僕のツイートは目障りで仕方なかったと思います。すいません。
なのでブログにてライブの熱狂振りをレポってみようと思います!
いやぁーすごかった。
客も音も。
熱気で酸欠になって失神するかと思った。
伝説のバンドであり、皆さんそれぞれの思いでであるナンバーガール。
僕の10代は鬱屈としていて、年を重ねる度に酷く内省的になっていき、そのせいで中学からの友人と喧嘩して軋轢を産み、シーンでは楽しいこともあったのですが全体を通してみると僕の青春は、孤独に怯え必死に自分を偽り続けた10代。灰色な青春を送っていました。
そんな学生時代、高校までの道のりでいつも聴いていたのがナンバーガールでした。
あの爆音とボーカルが自分の灰色がかった感情に優しく寄り添うのではなく、さらに濃いどどめ色の中に吸収してしまうような…自分で言っててよくわかりませんが、とにかくそのバンドのエネルギーに打ちのめされたのでありました。生でライブを観たい。でもバンドは当の昔に解散しており、ナンバーガールはCDや動画等の記録の中だけの存在で、もう二度と目の前に現れることは無いと思っていました。
そんな伝説のバンドが再結成するというではありませんか!
さらに運良く新宿ロフトのチケットを手に入れることができました!
もう嬉しくて嬉しくて、チケットが当たった日の興奮ったらありませんでした!
そして今日、ナンバーガールのライブを観てきました!
最前列から三列目の左寄りの場所をなんとか確保。スタッフからは再三ダイブやモッシュなどの危険行為は無し!と言われてましたが何のその、メンバーがでてくる際に使われるテレビジョンのマーティームーンがかかるや否や後ろの客が前方になだれ込んできました!
混乱して人の波に押し潰されないように必死にしてるところで向井が一言、「久方ぶーりぶーり!!」 いやいや…最初の台詞それでいいの?って心の中で突っ込むや否やナカケンがイントロの鉄風のベースを弾き始めました!
初っぱなから最高潮の盛り上がりを見せるオーディエンス! 僕も一緒にオイッ!オイッ!オイッ!と叫びます!!そしてもう客席は唸りに唸り例えるなら満員電車の中がサウナになっていてそれらの客が皆とんだり跳ねたり叫んだり揺れたりと、まさに阿鼻叫喚!でも楽しい!
そのままメンバーは裸足の季節、タッチ、オモイデ、ゼゲンと殺す気満々のセトリで音をぶちかましてきます。向井!お願い!一回止めて!ディレイドブレインで落ち着こう!っといっても聞く耳無し!8曲目の透明少女の頃にはもう熱で汗ダク、意識は朦朧。でも叫ぶのを辞められない!永遠にこの時間が続けば良いという思いと、早くここから抜け出したいという思いが相反している中濃密な時間が過ぎていきます。
向井のテレキャスターは相変わらず刀のような鋭さで、ナカケンのベースは耳から足元にそのまま貫通していき、アヒトのドラムは臓器を内側からうち震わします。
ひさ子さんの姿ももっと観たかったしギターも聴きたかったんだけど左側にいたのであまり聴こえなかった!残念!
そして僕の大好きなイギーポップファンクラブ!生のイギーポップファンクラブは音がギラギラで照明のせいもあり四人がギラギラ神々しく光っておりました…!
ここで一旦メンバーははけ、そしてアンコール。
なんとOMOIDEをもう一曲!
ブレイクの時に全員で叫ぶウォイッ!!は最高。その後トランポリンガールの後、だめ押しのI don't know。向井と一緒に全身全霊を込めて叫びましたよ…。
終わりました。汗でずぶ濡れ。でもめちゃくちゃ爽やかな気持ち。最高の快楽を得るには多少の苦痛は必要なのでしょう。
こんなに濃厚で熱い時間を過ごしたのは初めてだったと思います。
ナンバーガールのライブはできる限り行きたいと思います。あの爆音と熱気はこのバンドでしか感じることができません。
ライブ行くか迷ってる方へ、行ってください。
余裕で元は取れるくらいの凄まじい音なので。
今年中にせめてもう一回、できれば何度でも、ツアーをやってくれる限りナンバーガールのライブには応募しよう思っています。
あの爆音と熱気の渦にまた飲まれたい…!
よし、寝よっと!
プロゲートjavaⅣ
朝6時に起きてプロゲートをやる。
多くの人が挫折するというオブジェクト志向にとりかかる。いよいよコードがややこしくなってきてちんぷんかんぷん。
午前は一周して、午後にもう一周。新しいことを覚えるのはとてもとても辛い。
オブジェクト指向とは?
プログラムの世界に現実世界の「もの」(オブジェクト)に似た物を作り、そのオブジェクトを中心にプログラミングを組み立てるという考え方。この項では様々な用語が出てきました。
クラスとインスタンス
インスタンンスはオブジェクトの別名。
クラスはインスタンスの設計図にあたります。
インスタンスは情報や振る舞いを持ちます。
これらの情報を設計図であるクラスに定義していきます。
インスタンスフィールド
インスタンスの情報にあたるもの。
例えば現実の人間なら名前や身長、体重についてのこと。インスタンスフィールドといっても情報を格納しておく変数にすぎません。
変数定義の前にpublicがつきます。
public データ型 変数名; 定義
例 public String mame;
○インスタンスフィールドへのアクセス
インスタンス名.フィールド名(変数)
例 Person person1 = new Person();
person1.name = "Suzuki";
System.out.println(person1.name);
「this」
メソッド内でインスタンスフィールドにアクセスするために用いる変数。
クラス内のメソッド定義の中でのみ使える。
thisはメソッドが呼ばれたときに、そのメソッドを呼び出してるインスタンスに置き換えられる。
コンストラクタ
newを使ってインスタンスが生成した後に自動で呼びだされる特殊なメソッド。
定義方法は1.戻り値を書かない 2.クラス名と同じにする。
またコンストラクタでは他のコンストラクタを呼び出すことができます。
コンストラクタの先頭でthis()
インスタンスメソッド
インスタンスの振る舞いにあたるもの。
挨拶をしたり話したりといった動作を与える。
メソッドとは情報をまとめる部品のようなものと前回言いましたが、インスタンスのプログラミング上での振る舞いもメソッドと呼びます。
public 戻り値の型 メソッド名() 定義
例 public void hello() {
ここではstaticは使いません。
なぜならstaticはクラスへの定義にしか使わないからです。
クラスフィールド
フィールドやメソッドはクラスにも使えます。
public static データ型 変数名
staticはクラスの定義の時に使います。
例えば次の例は何回インスタンスを生成したか数えるプログラムの例です。
cIass Person {
public static int count; ←クラスフィールド
public String firstName; ← インスタンス
public String IastName; ← フィールド
null
値が何もセットされていないフィールドにはnullという何もないという意味の値が入ってる。
自分がクラスをつくる際に他の人が安心してクラスを使えるように、使ってほしい機能は公開し、使ってほしくない機能は隠す。
基本的にはフィールドはprivateでカプセル化。
メソッドはpublicでアクセス自由にする。
ゲッター
フィールドをprivateにした上でクラス外から安全にフィールドの値を取得するために、フィールドの値を返すだけのメソッド。これをゲッターという。getフィールド名で使用。
セッター
privateなフィールドを変更するメソッドをセッターと呼ぶ。setフィールド名で使用。
用語がわからなすぎてメソッドってなんだっけ?とかクラスってなんだっけ?フィールドってなに?…みたいに全然学習が進まない。
もっとシンプルに物事を考えたいよ。
明日は道場をやって前回、前々回の復習をやっていこうと思います。
さて、今日の勉強は終わり!
ブログでのアウトプットも合わせると、6時間くらい?は勉強したかも。
もっと勉強したいんですけどプログラミングの勉強と歴史や英語の勉強って同じ勉強でも全然違うと思いません?
プログラミングの勉強って未知の物に対して必死に咀嚼して?マークが浮かびまくりながらも無理くり進めていくから勉強のストレスが半端ないんです。
僕が今とにかくやらなければならないのは習慣化。今はニートなので時間はありますがまたいつかは絶対働かなきゃならんのです。
時間がない制約の中でもIT業界に潜り込むとなれば日々の勉強や新しい技術には触れ続けなければなりません。勉強を習慣化していつかは東京に上京するぞ!年収を上げるぞ!AIに仕事や下の世代の人間から仕事を奪われないように勉強していかなければ…
といってもやっぱり集中が切れて横になって四股ったりしちゃうのでそれをどうにか治したいな。
プロゲート JavaⅢ
昨日のメンタリストdaigoの超集中メソッドを使ってさっそく勉強してみました。
特に効果的なのはストップウォッチ。
朝起きるときとまずストップウォッチを3分にセットして3分以内に布団から起き上がれと脳に命令、するとすんなり起きる事ができました。今日は朝5時半に起きて約2時間ほどプロゲートで勉強して筋トレ(HIITでジャンプスクワット)しました。
まざ朝の9時半!こんな生産的な一日は久しぶりです。
ということで早速今日勉強したことのアウトプットを行いたいと思います。
メソッドとクラス
- メソッドとは
- 引数とは
- 戻り値のあるメソッド
- クラスとは
1.メソッドとは
何らかの処理を割り当てた部品のこと。
メインメソッドが上司だとすると上司が部下に仕事を割り振るようなイメージ。
メソッドによって割り振られたコードとそうでないコードは処理の内容やまとめがわかりにくい。
メソッドの定義
public static void メソッド名(){
メソッドの呼び出し
メソッド名 ();
2.引数とは
メソッドに与える追加情報のようなもの
上司が部下に仕事を降る際に与える仕事道具みたいなイメージ。
引数を受けとるメソッド
①メソッドに引数を渡すには引数を受けとるための箱となる変数(仮引数)を指定する。
public static voidメソッド名()の()内に仮引数を指定する。その際データ型も指定する。
②メソッドに引数を渡す。
メソッド名(引数)としてあげる。
そうすることで仮引数に指定した変数に代入される。
3.戻り値のあるメソッド
メソッドの処理結果を呼び出しもとで使いたいときはreturnで戻り値を返してあげる。
例、正数同士の足し算のaddメソッドをmainメソッドに返すコード
public static void main(String[ ] args){
int total = add(7,5);←引数
System.out.println(total);
}
public static int add(int a, int b){←仮引数
return a + b; ←戻り値
}
処理結果 12 となります。
4.クラスとは
クラスはメソッドという小さな部品をまとめるより大きな部品。
メインクラスでメインクラスののメソッド内だけでメソッドを切り分けるより、クラスに切り分けてあげた方がさらに見やすい。
職場で事務の仕事は事務課に投げて、営業の仕事は営業課に投げるというようなイメージ。
クラスの定義
class クラス名 とする。
そのときクラス名の最初の文字は太文字とする。
クラスの呼び出し
クラス名.メソッド名();
今日はプロゲートでJavaⅢをやりました。
メソッドで出力して、それを返して、またメソッドで出力して…と、どんどんコードの書き方が複雑になってきてます。
書けるようになるのかなぁ?
超集中力 メンタリストdaigo 〈読書〉
有給消化に入り10日目、生活習慣は完全に昼夜逆転し、横になってる時間の方が立ってる時間より遥かになってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
こんなんじゃいかんと近所の24時間のスーパー銭湯に行き風呂に入り本を読んできた。
メンタリストdaigoの超集中力である。
堕落した現状から抜け出すには現在、この瞬間の一分一秒を集中して生きていくしかない、と思い藁にもすがる思いで本を手に取り自転車でスパ銭へとかけて行く。。。
集中力が高い人に共通する3大原則
- 集中力の高い人は鍛え方を知っている
- 実は長時間集中していない
- 疲れを脳でコントロールしている
1.集中力はウィルパワーと呼ばれる前頭葉から分泌されるものである。
そしてウィルパワーは今日の飯何にしよっかなーとかダイエット中にお菓子を我慢するなどといった小さな意思決定でも消費される。
そこでウィルパワーを節約し増やすトレーニングをすることで集中力は鍛えられるのだ!
2.人間の脳はそもそも長時間集中するのに向いていない。そこで時間を短く区切りもう少しやりたかった…というところで仕事を辞める。
そうすると焦らし効果で集中が増す。
人は時間が区切られてないと無限に時間があるように錯覚し、集中できなくなるのだ。
3.脳はそもそも疲れを感じない。錯覚である。
暗示をかけて脳が感じる疲れのブレーキをゆるめてあげよう。
プライミング効果を用いる。
集中日記を作り、自分がどの時間、どの環境で集中できたかを記録する。繰り返すことにより自然とプライミング効果で集中できるようになる。
集中力を起動させる7つのエンジン
・場所
とりあえずスマホを視界から消せ。
鏡を置く。
水色のものを使う。
スマホを視界から消せ!!
・姿勢
一番良いのは勉強も仕事も立って行うのがよくね?
デスクワークの人は15分に一度立ち脳に刺激をやろう。
・食事
低GI食品(ヨーグルト、リンゴ、チーズ等)を、取り入れておやつはナッツを食え!
・感情
喜怒哀楽をうまく使い集中しよう。
・習慣
習慣化により集中しないとできなかったことが自然とできるようになる。
片付ける習慣でセルフハンディキャッピング(勉強しようとしたら汚い部屋の片付けを始めてしまい、掃除してたから勉強できなかったという言い訳やこじつけを作るようにすること)を減らす。
・運動
20分の軽い運動で生産的な時間が3時間増える
・瞑想
脳のデトックス効果、リラクゼーション、さらに意思力の向上やポジティブな気持ちになる。
集中力を自動で作る5つの時間術
- 超早起き
- ポモドーロ・テクニック
- ウルトラ・ディアンリズム
- アイビー・リー・メソッド
- スケジュールに余白を作る
1.超早起き 朝起きてからの2時間がもっとも生産的な時間。ここで人生のための勉強やインプットをしよう。
2.ポモドーロ・テクニック 25分の集中と5分の休憩を繰り返す。
やる気が起こるから行動するのではなく行動したからやる気が起こるという作業興奮の原理に、基づいてる。
3.ウルトラ・ディアンリズム 体内時計には90分、20分のリズムがある。
この90分一点集中する。
4.アイビー・リー・メソッド
- 紙に明日やるべき事を6つ書く
- 重要順に1.2.3と番号をふる
- このメモの順に仕事をしていく
- 全部できなくても悔やまずに忘れる
- その後、明日のために6つまた書き出す
- 1~5を丁寧に繰り返す
5.スケジュールに余白をつくる
集中のオーバーヒートを防ぐためにわざと怠ける時間をつくってやる。
素晴らしい本でした。これを読んでる間も姿勢に気をつけたりしてなんだかんだで7時間も本に書いてある事をインプットしてました。
とりあえず明日からは
- 一日五分の瞑想
- ポモドーロ・テクニック
- アイビー・リー・メソッド
- 姿勢に気をつける
- 疲れたら目のストレッチ
- 朝はインプット、昼はアウトプット、夜は復習という時間を意識する
- スマホを遠ざける
- 集中日記を書く
というようなことをしていこうと思います。
コンビニ人間〈読書〉
久々に本を読んだ。
二年くらい前までは割と小説を読んでた方だったのだがめっきり本とは無縁の生活を送ってきた。とりあえず家の中に積ん読してる本が山ほどあるのでそれを消化していこう。
「いらっしゃいませー!」お客様がたてる音に負けじと、私は叫ぶ。古倉恵子、コンビニバイト歴18年。彼氏なしの36歳。日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる。ある日婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて…。現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作。
【「BOOK」データベースより】
作者自身もコンビニアルバイトで36歳で、自身をモデルに書いた作品らしい。
物語を読んだり観る際、主人公の考えに共感できる作品と全く共感できない作品がある。
正直、この主人公の考え方や生き方には余り共感できないし、ともすればイライラした笑。
主人公の古倉は幼少の頃から世間一般の人間とはずれた子供で、たびたび突拍子も無い行動を起こしてはよく親や周囲の人間を困らせていた。普通の感覚や世間の目というのに鈍感で掴めない古倉は大学に入りやがてコンビニ店員としてアルバイトを始める。
バイトのマニュアルをしっかり守り、店員になりきる事で始めて世間の一員になれたと思えた古倉はそれ以来、就職もせずにずっと同じコンビニで18年アルバイトをし続けるのだ。
こういう人は割と一定数存在していると僕は感じていて、コンビニのバイトじゃなくて、一般企業の正社員でも古倉のような人間は結構いるんじゃないかと僕は思う。
前職は自動車製造のライン工だったのですが、毎日同じ作業を繰り返すだけで簡単な仕事だった。正直、正社員だろうが派遣だろうが能力に差はほとんど無く、というか寧ろ何10年と同じ仕事をやってる奴より派遣で新しく入ってきた人間の方が正社員より早く捌けるみたいなことも多々あったり…。
一般企業の正社員、という肩書きは持ってるのでもしかしたら古倉よりかは世間的には認められるのかもしれないが、仕事は誰でもできるのでこの会社が潰れたら貴方の事雇ってくれる会社どこにあるの?っていう人間が結構(僕も含めて)いた。(だから若い内に退職したのです。)
社会に出て四年経ったのですが、この世で一番重要なのは「思考力」だと最近思い始めてる。
この主人公も思考力がない人間だと思ってて、この仕事をマニュアル通りこなしてれば安泰だ、とか組織に身を置いて忠実に自分の仕事をやってればいいや、みたいな思考力の無い人が多いような気がする。特に終身雇用と年功序列でガチガチに守られてきた世代には。
そういった誰でもやれる仕事について何も考えてない人達が今後仕事をAIに奪われていく…正に古倉みたいな人から切られていくのではないだろうか…と思った。
主人公は終盤コンビニを辞めて就職しようとするものの、結局最後にはコンビニのアルバイト店員として生きていく選択をして物語は終わるのですが、ハッピーエンドなのかバッドエンドなのかと言われたらバッドエンドだと思う。
劇中、登場人物に白羽という社会不適合者の男が放つセリフがあるのですがこれが割と刺さった。
「普通の人間ってのはね、普通じゃない人間を裁判するのが趣味なんですよ。」
世の真理を突いたセリフだなぁーと深く感心した。だから僕たちは裁判されないように就職して、恋愛して、きちんと人の眼を観てコミュニケーションを取らなければならないんだ。
奇異な目で見られないように努力しなければならいんだ。って思った。
主人公はそういう意味ではこれからもずっと裁判をされ続けてさらに年をとるにつれて笑われていくんだろう…ってのを考えたらラストは割とハッピーエンド風に書かれてたけどどうもそうは思えないんだよなぁ…。
世界は色んな仕事でできているし、職業差別をしてる訳では一切無い。只、ちゃんと考えてる?っていう人が身近にも、前職の大人たちにも多く存在していた。
僕は古倉みたいにはなりたくない。
でも、常識にガチガチに縛られまくったつまらない普通の大人にもなりたくはない。
コンビニ人間は主人公や周りの常人の性格も割と極端に書かれてると思うので、現実はもっとグラデーションがあると思うけどね笑
とても面白くて良い作品だった。でも主人公の最後の選択には同意できなかった。
これから働き方や生き方も多種多様になってくると思いますが、こういう生き方もあるよね?って提示してくれるような作品でした。