感覚で…
耳が聞こえない私が、クリスタルボウルを演奏する時は、
「感覚」で演奏しています。
音階、音譜、リズムなどにとらわれない、
クリスタルボウルから放たれる“振動”のみを感じています。
聞こえない人が唯一音楽を楽しめるのは、太鼓など、叩く楽器系がほとんど。
低くて、身体全体でその振動を受けとめるから、リズムで叩くと、身体がビートを打ってノリノリで踊れるので、楽しめます。
それ以外の楽器、バイオリンやギター、フルートなどは、音が高いし、音階で演奏しているので、演奏された音楽が素晴らしいかどうかはわからない。
クリスタルボウルは、音色が素晴らしい、とても気持ちいい、という声をよく聞くけれど、私は、音色が素晴らしい、というより、“響き”や“振動”に共鳴して、ただ気持ちいい~、眠たくなる…そんな感じで受け取っています。
クリスタルボウルは、クリスタル(水晶)やパワーストーンでつくられているので、奏でる人が“自分”を通してクリスタルに伝わり、その時のエネルギーが振動に乗って広がっていく…
そして、聴いている人は、自分の中にある何かに“共鳴”して、必要なコトを感じているんではないかな…と思っています。
クリスタルボウルを聴いてると、その時の自分の状況がものすごくわかります。
癒される…だけじゃなくて、“自分”を見つめていく―
クリスタルボウルを演奏する時は、何も「意図」を入れずに、その時に集まった人たちとのエネルギーを感じながら演奏しているので、毎回、クリスタルボウルの音が変わります。
その時その時の“感覚”を感じながら演奏するのが、とても楽しいです♪