soul jemの聖地巡礼日記

アニメや歴史の聖地巡礼記録

新選組 聖地巡礼 日野編 その4

どうも、soul jemです。

 

 

さて、、、

 

現在、東京都の日野市で新選組巡りをしている私ですが、、、

 

この度の「日野・新選組巡り」もいよいよクライマックス、、そして最終回であります、、、

 

今回私が巡ったコースはほんの一例であり、様々な巡り方があるとは思いますが、少しでも参考になれば幸いです、、、

 

ということでレッツゴ~~!!

 

 

さて、、現在、土方が生まれ育った万願寺を散策中の私ですが、、、f:id:souljem:20240429004136j:imageこの辺り一帯はかつて石田村と呼ばれていました、、、土方が売り歩いていた「石田散薬」はファンにもお馴染みですね、、、

 

そんな旧石田村にはこんな標識が、、、
f:id:souljem:20240429004130j:image土方歳三への愛が感じられますね、、、

 

そう、お次に向かうのは標識にある石田寺、、、土方家代々のお墓があるお寺であります、、、

 

「とうかん森」からは南に進むとすぐですよ、、、

 

石田寺(せきでんじ)
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ここ石田寺は高幡不動尊の末寺に当たる真言宗の寺院、、、

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土方家代々の墓があるお寺なので、歳三も毎年お墓参りに訪れていたという、、、

f:id:souljem:20240429004139j:image自宅のすぐそばなので、お墓参りだけでなく頻繫にここで遊んでいたかもしれませんね、、、

 

そして何より、ここには土方歳三のお墓があるのです、、、

 

それでは参るとしましょう、、、、

 

境内に入るとこんな感じ、、、f:id:souljem:20240429032402j:image
とても綺麗に整備されていて厳かな空気が漂います、、、

 

掲示板に記された石田寺の縁起、、、f:id:souljem:20240429032411j:image

御守りにはしっかりと「新選組副長 土方歳三 墓所 石田寺」とあります、、、
f:id:souljem:20240429032408j:image紛れもなく土方歳三のお墓があるお寺です、、、

 

とはいえ、土方歳三の遺体は発見されていないので、この墓所はいわゆる引き墓であります、、、


それでもファン的にはテンション爆上がりではあったのですが、ここは観光寺ではなく普通のお寺、、、落ち着いて静かにお参りしましょう、、、

 

まずは本堂でお参り、、、
f:id:souljem:20240429004142j:imageしっかりと手を合わせて、、、

 

本堂のそばには大きなカヤの木が、、、f:id:souljem:20240429032520j:image
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この木の樹齢は400年以上とのこと、、、f:id:souljem:20240429032549j:image当時からある木なので歳三も墓参りの度に見ていたことになります、、、

 

そして、カヤの木の横には「土方歳三義豊之碑」があります、、、f:id:souljem:20240429032701j:imageこれは明治100年記念に1968年、土方歳三の兄の子孫によって建立されたのだそう、、、

 

さて、それでは土方歳三のお墓を探してお参りするとしましょう、、、f:id:souljem:20240429032640j:image

と思ったらこんな立派な石標が、、、f:id:souljem:20240429032713j:image新しくて綺麗な石標、、、どうやら土方歳三の150回忌で設置されたようです、、、

 

それだけお参りに訪れる方が多いということですね、、、ファンとしては実にありがたい、、、

 

と思ったのですが「土方」姓のお墓があまりにも多くてびっくり、、、f:id:souljem:20240429032736j:imageこの辺りは土方さんがたくさんおられるのですね、、、勉強になります、、

あらためて土方歳三の故郷に来たという実感が湧いてきます、、、

 

少し迷いましたが、、ありました、、、

 

土方歳三 墓所
f:id:souljem:20240429032718j:imagef:id:souljem:20240429032659j:image

こ、これが、、あの新選組副長 土方歳三墓所なのか、、、

f:id:souljem:20240429032729j:imageそう、、正真正銘「土方家・土方歳三の墓」である、、、

 

正直、恐れ多くて敷地内に入るのも躊躇してしまいましたが、、せっかくここまで来たのですからしっかりとお参りしなくては、、、

 

中央にあるのが土方家代々の墓、、、
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向かって左側にある古い墓が歳三の両親の墓、、、f:id:souljem:20240429032656j:image歳三が墓参りの際はこのお墓に手を合わせいたワケですね、、、

 

そして、遺影が立ててある右側の墓こそ、、、

 

まさしく、、

 

土方歳三の墓f:id:souljem:20240429032724j:imageこ、これが土方歳三の墓、、、実に新しくて立派なお墓です、、、

 

まずはそれぞれのお墓にしっかりと手を合わせます、、、

 

側面には土方が戦死した日にちと場所が記されてあります、、、f:id:souljem:20240429032648j:imageそう、明治1年5月11日、、箱館の一本木関門であります、、、

 

ちなみに、これは私が以前訪れた函館の一本木関門、、、ここで土方は銃弾に倒れこの世を去ったのです、、、

 

この土方歳三の墓は長い間、遺体の埋葬されていない墓でした、、、

 

それもそのはず、土方の遺体は発見されていないのですから、、、

首が晒されたりしないよう旧幕府軍が隠すように遺体を埋めたのでしょう、、、

 

しかしながら、、五稜郭の一本松の下説や、函館の碧血碑に後年収めた説、碧血碑後方の塚説など、埋葬されたと言われる場所が箱館に何か所かありました、、、

 

ちなみに、ここは土方が埋葬されたとされる場所の一つ、、五稜郭の一本松、、、ここが最も可能性が高いのではないかとされています、、、

 

平成17年、土方家のご子孫は函館を訪れ、埋葬地だという説がある5か所の土を持ち帰りました、、、

 

そして平成17年4月、この土方歳三の墓に埋葬地の土が収められたのです、、、
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これをもって、土方歳三は実に136年ぶりに故郷である日野に帰ったことになります、、、

 

ご子孫の情熱と愛情を感じずにはいられない感動的なエピソードですよね、、、

 

これぞまさしく正真正銘の土方歳三の墓、、、f:id:souljem:20240429032704j:imageご子孫に感謝を込めて、あらためて手を合わせます、、、

 

そして、こちらは古い土方歳三の墓石、、、f:id:souljem:20240429032643j:image現在の土方歳三の墓は、平成12年に建て替えられたものです、、、


それ以前の古い墓石がまさにこちら、、、f:id:souljem:20240429032715j:image

石柱で補強された姿が印象的なのですぐ分かると思います、、、f:id:souljem:20240429032651j:imageこのお墓にもしっかりと手を合わせて、、、

 

私がこの度、日野に訪れた最大の目的はこのお墓にお参りすること、、、長年の願望がようやく叶った瞬間であります、、、

 

貴重な時間を過ごさせて頂きありがとうございました、、、

 

土方家や石田寺、、そして日野市に心から感謝です、、、おそらく、全国には私のように思われるファンの方々もさぞ多い事でしょう、、、

 

しかしながら、訪れる際はくれぐれもマナーを守ってお参りを、、、f:id:souljem:20240429032710j:image土方歳三の墓はいつも公開されてはいますが、これはご遺族とお寺の方のご好意であることを絶対に忘れないように、、、

 

迷惑行為が多発した沖田総司藤堂平助の墓は既に非公開になっています、、、

土方歳三のお墓にこの先もたくさんの方がお参りできるように、くれぐれもマナーを守ってお参りを、、、

 

 

ということで、、、

 

なんやかんやでお送りした日野 新選組巡りもいよいよ次で最後、、、

 

フィナーレを飾るのは、、やはり高幡不動尊、、、f:id:souljem:20240504010323j:image新選組ファンならずとも有名な観光地なので皆さんもご存知ですよね、、、

 

多摩モノレールで向かおうかとも思いましたが、もう面倒くさいのでそのまま自転車で来ちゃいました、、、サイクルポートもちゃんとありましたよ、、、f:id:souljem:20240504010417j:imageあらためて日野 新選組巡りは「ハローサイクリング」が最適解ではないかと、、、雨の日以外はですけどね、、、

 

とはいえ、日野駅からノンストップで巡ること既に6時間、、、かなり疲労困憊である事をここに記しておきます、、、

なんならもうお家に帰りたいまである、、(⇦初老の男性、)

 

京王 高幡不動駅f:id:souljem:20240504010341j:image

こ、ここが高幡不動の街、、、
f:id:souljem:20240504010511j:image都会だ、、日野駅前よりも圧倒的に都会だ、、、これも高幡不動尊知名度が影響しているのでしょうか、、、

 

そして、やはりここにも土方歳三、、、
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どうやらここが参道の入口のようですね、、、
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門をくぐるとこんな感じ、、、
f:id:souljem:20240504010320j:imageたくさんの飲食店やお土産ショップが並んでいます、、、今までずっと住宅街ばかり巡っていたので一気に観光気分アップです、、、

 

新選組にちなんだお店もちらほら、、、
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こういう光景を見ると、あらためて日野に来たって実感します、、、

 

おお、見えてきました、、、あれが高幡不動尊、、、f:id:souljem:20240504010428j:image圧倒的なオーラを放つ門が見えますが、、、

 

門前にはこんなお店が、、、f:id:souljem:20240506033146j:image元祖 高幡まんじゅうの「松盛堂」さん、、、創業100年以上の老舗和菓子店らしいのですが、、、

 

土方歳三推しがスゴイ、、、f:id:souljem:20240506045159j:imagef:id:souljem:20240506033154j:image

和装姿の土方歳三の形をした人形焼「土方歳三まんじゅう」もあるのだとか、、、f:id:souljem:20240506033157j:image

新選組隊士であった中島登が描いた土方歳三まで、、、
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f:id:souljem:20240506033149j:imageあらためて新選組愛を感じる街ですね、、、まあこういう光景を見たくて、わざわざ日野まで来たのですが、、(⇦広島在住、)

 

そして、このすぐそばには、、いよいよ土方歳三菩提寺である、、、

 

高幡不動尊金剛寺
f:id:souljem:20240504010505j:image真言宗智山派の別格本山で草創は奈良時代ともされる関東屈指の古刹、、、

 

新選組土方歳三菩提寺とされ、近藤勇土方歳三両雄の碑や、歳三の書簡ほか多くの新選組の関係資料が展示されているのだそう、、、

 

仁王門
f:id:souljem:20240504010336j:imagef:id:souljem:20240504010412j:image実に歴史を感じる出で立ち、、、室町時代に作られたものだそうで重要文化財に指定されています、、、

 

門の両側には仁王様が、、、
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裏から見るとこんな感じ、、、f:id:souljem:20240504010438j:imageさすが重要文化財、、、圧倒的なオーラを放っています、、、

 

さて、ゆっくりと見学したいところですが高幡不動尊の参拝時間は17時まで、、、

あと1時間、、急がなければ、、、

 

門をくぐると、目に付くのはやはり五重塔、、、f:id:souljem:20240504010338j:image

観光寺らしくお土産店やお食事処もありましたよ、、、
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まずは手水舎でお清めを、、、
f:id:souljem:20240504010433j:image最近は派手な手水舎が多いですがこちらはシックなタイプ、、、シブいです、、

 

不動堂f:id:souljem:20240504010306j:image

この不動堂も仁王門と同様、室町時代に作られたもので重要文化財、、、東京都最古の文化財建造物なのだそう、、、

f:id:souljem:20240506024753j:imageしっかりと手を合わせて、、、

 

どうですか、この年季の入った質感と色合い、、、f:id:souljem:20240504010344j:image

まさにスーパーヴィンテージ、、、

f:id:souljem:20240504010500j:image京都の寺社仏閣ではこのレベルの建造物はよく目にしますが、まさか東京でこれほどのものが見られるとは、、、

 

不動堂から眺める五重塔も実に見事、、、美しい、、、
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こちらは宝輪閣(お札所)といって護摩修行の受付があるのだそう、、、f:id:souljem:20240504010355j:image

凛と立つ一本松もカッコイイ、、、f:id:souljem:20240504010431j:imageとても綺麗に整備されている寺院である事が一目で分かりますよね、、、

 

そして何より、私が最も見たかったのはこちら、、、

土方歳三f:id:souljem:20240504011047j:image

高幡不動尊といえばやはりこの像ですよね、、、

この像を見るためにここまで来たと言ってもよいでしょう、、、

f:id:souljem:20240504010414j:imageなにやら、この像は平成7年、東京日野ロータリークラブ郷土史家の協力のもと歳三の姿を現代に蘇らさせたものだそう、、、

 

像の土台にはこんな表記がありました、、、f:id:souljem:20240504010409j:image「多摩の風土に育まれ、義に生き節に殉じた歳三の三十五年の生涯は、没後百数十年を経た今も、男の美学として廣く語り継がれている、、」という一文にグッときた私です、、、

 

そう、ここ多摩地区一帯は当時、幕府の直轄領であった為、土方たちは農民ながらも何不自由なく暮らせていたのです、、、

 

その恩義があったからこそ、土方たちは最後の最後まで幕府に忠誠を誓っていたワケですね、、、f:id:souljem:20240504010317j:image

や~写真では見た事あったのですが、こうやって目の前にするとやはりカッコいい、、

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函館の五稜郭タワーにあった洋装の土方歳三像もカッコよかったですが、和装の土方歳三像もいいですね、、、

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後ろ姿もシブい、、、
f:id:souljem:20240504010302j:imageそして、この像の隣りにあるのが、、、

 

近藤勇土方歳三顕彰碑f:id:souljem:20240504010517j:image

これは近藤勇土方歳三の功績を称えると共に、広く世に知らしめるための碑、、、

f:id:souljem:20240504010503j:image建立にあたってさんざん揉めた結果、ようやく明治21年に建てられた事が記されてあります、、、

まあ新選組は官軍に歯向かった逆賊でしたからね、、揉める理由も分かる、、、

 

土方歳三像の後方には「弁天堂」という小さなお堂が、、、
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ちょっとした庭園になっていてとっても雰囲気が良いです、、、
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毎月15日にはここで縁日も開かれているのだそう、、、素敵ですね、、、

f:id:souljem:20240506032511j:image地元に愛されている理由がよく分かる気がします、、、

 

そして、こちらが境内でやたらと目を引く五重塔、、、
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近くで見ると、その迫力と精巧な造りに驚かされます、、、

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この五重塔平安時代初期の様式で5年の歳月をかけて造られたのだそう、、、

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昭和55年5月5日建立された塔で、塔高40m、総高45m、、、

f:id:souljem:20240504010333j:imageこの五重塔は元からあったものの再建ではなく、新しく造られた昭和を代表する五重塔であります、、、

 

しかし、どこから見ても見事な造形美、、、
f:id:souljem:20240504010446j:imageこの先も長く高幡不動尊のシンボルとして参拝者を魅了してゆくのでしょうね、、、

 

五重塔のそばには「土方歳三資料館」が奉納したベンチもありましたよ、、、f:id:souljem:20240504010330j:imageこの発見はレアで何気に嬉しかった、、、

 

おっと、もうすぐ閉門時間です、、、急がなければ、、、

 

広い境内をさらに奥へ進み、、、f:id:souljem:20240504010514j:image

立派な山門をくぐると、、、f:id:souljem:20240506032440j:image

大日堂f:id:souljem:20240506032457j:imageここが土方歳三新選組隊士の位牌があるという大日堂ですね、、、

 

こちらでもしっかり手を合わせて、、、f:id:souljem:20240506032448j:imageぜひ入館したかったのですが、閉門間際という事もあってやめておきました、、、

 

他にも、土方歳三の書簡や多くの新選組資料が保管されている奥殿や、、、f:id:souljem:20240506032519j:image

重要文化財である不動明王像、、、f:id:souljem:20240506032508j:image

木々の中に佇む立派な観音像、、、f:id:souljem:20240506032522j:image

こんな可愛らしいお地蔵様も、、、
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紫陽花もとっても綺麗に咲いていましたよ、、、f:id:souljem:20240504010352j:image
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なんとも見どころ満載の高幡不動尊、、、さすが有名観光地です、、、

 

これは今一度しっかりと時間をかけて再訪しなければなりませんね、、、

 

まさに、この度の日野 新選組巡りの大トリを飾るに相応しい場所でした、、、
f:id:souljem:20240506032528j:image高幡不動尊 金剛寺に感謝です、、、ありがとうございました、、、

 

 

ということで以上、、、

 

4回に渡ってお送りした日野 新選組巡りでしたが、、、

日野駅をスタートしてから実に7時間半、、、かなりの大冒険でした、、、

 

ぶっちゃけめちゃくちゃ疲れたぞ、、(⇦初老の男性、)

 

とは言え、、念願だった「新選組の故郷 日野」に来ることが出来て大満足であります、、、

 

これは私個人の印象ですが、、京都や函館で新選組が英雄的な扱いだったのに対し、ここ日野では彼らが家族の一員であるかのような暖かい印象を受けました、、、f:id:souljem:20240509051226j:imageそれと共に、、新選組を誇らしく思う気持ちがたくさん詰まった街でした、、、

 

逆賊であった新選組の汚名を返上し、その功績を世に知らしめた日野の方々に心から感謝です、、、f:id:souljem:20240509051333j:image本当に学びの多い充実した時間でありました、、、そして何より楽しかった、、、

 

ぜひ皆さんも、新選組の礎を築いた日野に訪れて彼らの義と信念を感じてみてはいかがでしょうか、、、

 

オススメですよ、、!!

 

新選組ファンの皆さんにとって、少しでも参考になれば幸いです、、、

 

それではまたいつか、、、

 

 

読んで頂いた方々に心から感謝です、、、

 

 

本当にありがとうございました、、、

 

 

 

新選組 聖地巡礼 日野編 その3

どうも、soul jemです。

 

 

さて、、、

 

現在、東京都の日野市で新選組巡りをしている私ですが、、、

 

後が詰まっておりますので、さっそく前回の続きに参りましょう、、、

 

 

前回、日野宿本陣で充実した時間を過ごした私ですが、、、f:id:souljem:20240422015255j:image早々に次の目的地「新選組のふるさと歴史館」に向かうのです、、、

 

とはいえ、少々離れた場所にあるので再び「ハローサイクリング」に乗り込みます、、、f:id:souljem:20240422023126j:image正直、遠方から日野新選組巡りに訪れるファンにとっては、これが最適解なのではないかと私は思う、、、

 

それではレッツゴ~~!!

 

とその前に、、、

 

ぜひ寄っておきたい場所が日野宿本陣の裏手側にあるのです、、、

 

ありました、、あちらですね、、、f:id:souljem:20240421164822j:image

佐藤彦五郎 新選組資料館
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そう、新選組最大の支援者であった佐藤彦五郎のご子孫が運営する資料館である、、、

f:id:souljem:20240421164842j:image物心共に土方たちの支えであった彦五郎の元には、試衛館メンバーから数多くの手紙や物品が送られていました、、、

そんな貴重な品々を展示されているのがまさにここ、、、

 

それはもう、ファンなら悶絶してしまうようなものばかりなのですが、、多過ぎて書くのが面倒なのでこちらの公式HPをどうぞ、、、

 

展示品 - 佐藤彦五郎新選組資料館[公式] (jimdofree.com)

 

沖田総司が「山南敬介の死を伝える書簡」とか胸アツ過ぎて泣きそうになる、、、

 

しかしながら、、、

こちらの営業は井上源三郎資料館と同様、第1・3日曜日の11時〜16時の間のみ、、、f:id:souljem:20240421164744j:imageそう、一ヶ月にわずか10時間しか開館していないのである、、(⇦井上源三郎資料館より2時間長い、)

 

まさに鬼畜仕様 Season2である、、、

 

・知ってた

クククのク、、コアな新選組ファンである私にとって、それくらいの情報は既に調査済み、、、


知ってて来たのである、、、

 

そう、ただ外から眺めるためだけに来たのである、、、f:id:souljem:20240421164848j:imageこ、この中にあの土方と近藤の本物の写真があるのですね、、、意外と洋風な建物、、

 

そう、ただ外から眺めるだけである、、、
f:id:souljem:20240421164723j:image聞いた話によると、市村鉄之助が持ち帰ったという土方の遺髪を公開する事もあるのだとか、、、

 

ひ、土方の遺髪だと、、、そんなん、もはや国宝じゃねーか、、、

 

それがこの中に、、、

 

そう、ただ外から眺めるだけである、、、

 

ぐぬぬ、、いつか絶対入館してやる、、と心に誓う私でした、、、

 

ぜひ皆さんは時間を合わせて訪れてみてくださいね、、、

 

 

ということで、「新選組のふるさと歴史館」に向かうとしましょう、、、

 

とは言ってみたものの、、これがまたけっこう遠いのである、、、
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道中にはこんな激坂まであってかなり手強い、、、
f:id:souljem:20240421164811j:image電動アシストで良かった、、、徒歩ならたぶん終わってたぞ、、、

 

そして、走ること約20分、、、ようやく高台の住宅街に入ると、、、

 

ありました、、ここですね、、、
f:id:souljem:20240421164828j:image徒歩だと1時間くらいかかるのではないでしょうか、、、体力を根こそぎ奪われると思うのでオススメしません、、、

なんなら電動自転車でもかなり疲れたまである、、、

 

ということで、、、

 

新選組のふるさと歴史館
f:id:souljem:20240421164839j:imageここは日野宿本陣と同じく日野市が運営する資料館、、、

 

日野市に残された、新選組隊士ゆかりの品や手紙などを展示しているのだそう、、、f:id:souljem:20240421164800j:image

ファンなら思わずテンション上がってしまう佇まいですね、、、

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入館料は200円、、、日野宿本陣との共通券は300円です、、

f:id:souljem:20240423181614j:image館内は撮影禁止なのですが、受付ロビー内は撮影OKとの事でした、、、

 

ロビーに入るといきなり土方歳三がお出迎え、、、f:id:souljem:20240423182441j:imageここは日野ですが、背景は箱館奉行所であります、、、どうやらここで土方と一緒に記念写真が撮れるようですね、、、

 

そばには土方歳三の爪楊枝アートが、、、
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デカい、、、なにやら地元の高校生が作ったものだとか、、、

f:id:souljem:20240423182528j:imageどれだけの時間をかけて作ったのでしょう、、、日野の高校生スゲーな、、、

 

他にも新選組隊士たちの関連書籍や、、、
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オリジナルグッズも売っていましたよ、、、
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「薄桜鬼」とコラボしたクリアファイルは速攻で売り切れたらしい、、、f:id:souljem:20240421164845j:image

やはり「薄桜鬼」は新選組作品の中では頭一つ抜きん出た存在のようです、、、

f:id:souljem:20240421164750j:imageなにしろ、京都の池田屋(⇦居酒屋 はなの舞)なんて、「薄桜鬼」の女性ファンで埋め尽くされていましたからね、、、

 

他にも来館した有名人のサインや、、、
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記念写真も展示されていましたよ、、、f:id:souljem:20240421164803j:image

こちらは「薄桜鬼」で土方歳三を演じられた三木眞一郎さん、、、
f:id:souljem:20240421164747j:imageとってもシブい声でカッコいいんですよね、、、こんな感じの方だったんですね、、、

 

こちらは、大河「新選組!」で井上源三郎を演じられた小林隆さんと井上源三郎資料館館長の井上雅雄さん、、、
f:id:souljem:20240421164830j:image源さんのイメージにピッタリの演技でありました、、、

 

こちらは大河「龍馬伝」で近藤勇を演じられたネプチューン原田泰造さん、、、
f:id:souljem:20240421164815j:imageイメージ的にかなりハマリ役だったと私は思う、、、

 

さて、肝心の展示品は撮影禁止なので写真はありませんが、興味深かったのは「近藤勇が借金を頼んでいる手紙」や「沖田総司の直筆の手紙」、、、

 

沖田がお使いに出されてた事などが書かれていましたよ、、、実に日野ならではのエピソードです、、、f:id:souljem:20240421164852j:image
他にも大河ドラマの小道具の展示や、天然理心流で使われている重い木刀を実際に持つことも出来ましたよ、、、

主要メンバー以外の展示も多いのである程度の知識が必要ですが、コアなファンなら堪らない施設だと思います、、、

 

皆さんもぜひ、、!!

 

 

おっと、のんびりしているヒマはありません、、次の目的地に向かわなくては、、、

 

ということで、再びレンタサイクルに乗り込みます、、、

 

や~いつの間にか晴れ間が広がっていて風が気持ちいい、、、f:id:souljem:20240424163412j:image

しかし、こんな高台まで登っていたのですね、、、
f:id:souljem:20240424163410j:imageここはホントに東京なのか、、、

 

っていうか、いつまで続くんだよこの坂道、、、
f:id:souljem:20240424163348j:imageあらためて自転車で良かった、、、歩きだと途方に暮れてたぞ、、、

 

そして、、平地に戻り、さらに15分以上走る、、、マジで遠いぞ、、、

 

すると、、、

 

おお、あの看板はまさしく、、、f:id:souljem:20240425021509j:image

そう、土方歳三のご子孫が運営する「土方歳三資料館」である、、、

f:id:souljem:20240424163415j:image土方の愛刀「和泉守兼定」の公開日には、朝から女性ファンで大行列が出来るという「土方歳三資料館」である、、、

 

土方が池田屋事件で使用した鎖帷子や、八月十八日の政変で使用した鉢金、、土方が読んだ発句集まであるという「土方歳三資料館」である、、、

 

しかしながら、、あまりの来館者数の多さで個人の裁量を超えてしまい、現在は不定期営業なのです、、、

 

まさに鬼畜仕様MAX、、、

 

そう、生まれながらにして生粋の社畜である私には、奇跡でも起こらない限り入館は不可能なのである、、、

 

・知ってた

フハハハ、、コアな新選組ファンである私にとって、それくらいの情報は既に調査済み、、、


もちろん知ってて来たのである、、、

 

それはなぜか、、、

 

そう、ただ外から眺めるためだけに来たのである、、(⇦3回目、)f:id:souljem:20240424163404j:image

マジか、、ここが土方の生家なのか、、、

f:id:souljem:20240424163344j:image正確には、ここから300m東の場所にあったそうなのですが、歳三が12歳の頃、洪水被害に遭いこの場所に移ってきたのだそう、、、

 

とはいえ、土方歳三がここで青春時代を過ごした事に間違いはありません、、、

 

資料館入り口には、若き土方が相撲の張り手をかましていた柱もあるという、、、f:id:souljem:20240424163407j:image庭には歳三が17、8歳のころに「武人となりて名を天下に挙げん」と言って植えた矢竹が現在も生い茂っているという、、、

 

ヤバ過ぎるぞ「土方歳三資料館」、、、

 

そう、ただ外から眺めるだけである、、(⇦何回言うねん、)
f:id:souljem:20240424163351j:image

そっか〜市村鉄之助が届けた「和泉守兼定」はここに保管されているのですね、、、

f:id:souljem:20240424163358j:imageまあ「和泉守兼定」や鎖帷子、鉢金は「新選組展2022」で既に拝見済みなので良しとしましょう、、、

 

新選組展2022& 京都さんぽ - soul jemの聖地巡礼日記 (hateblo.jp)

 

おや、あちらに見えるのは土方歳三の胸像ではないですか、、、
f:id:souljem:20240424163400j:image

写真では見たことありますが、これが本物、、
f:id:souljem:20240424163338j:imageい、イカつい、、、あまり似てないような気もするが、まあ強そうではある、、、

 

ともあれ、、入館は出来なくとも、土方が生まれ育った場所の空気感を味わえただけで私は十分満足です、、、f:id:souljem:20240425200843j:image

庭内の木を眺めるだけでも有り難い気分になってしまう、、、f:id:souljem:20240424163333j:imageどうしても入館したいという方はしっかりとホームページをチェックですよ、、、

 

歳三の生家 土方歳三資料館|東京都日野市 (hijikata-toshizo.jp)

 

 

ということで、、、

 

せっかくなので、移転前の土方家があったという辺りに行ってみることに、、、f:id:souljem:20240426044655j:imageやはり多摩モノレールインパクトがスゴイ、、、っていうか完全に浮いてる、、、

 

そして、しばらく走るとこんな場所が、、、

 

とうかん森f:id:souljem:20240426031438j:image
f:id:souljem:20240426031447j:image

ここは当時、小さな稲荷神社があり、幼少期の土方はこのすぐそばに住んでいたという、、、

f:id:souljem:20240426031434j:image

家から一番近い神社なので、幼い土方はここでよく遊んだのだそう、、、

f:id:souljem:20240426031500j:imageこの大木も当時からあったもので、間違いなく歳三も慣れ親しんでいたはず、、、

 

やんちゃだった歳三は、もしかしたらこの木に登って遊んでいたかもしれませんね、、、
f:id:souljem:20240426031444j:imageここ「とうかん森」は、土方が家族と穏やかに暮らした時期の面影を残す唯一の場所なのだそう、、、

 

見える、、無邪気に走り回る幼い土方の姿が見える、、、気がする、、

 

しかし、残念ながらこの場所はもうすぐ日野市の公園になることが決まっているのだそう、、、
f:id:souljem:20240426031506j:imageこの「とうかん森」がいつまであるのか分かりませんが、ファンの方々は今のうちに訪れておく事をオススメします、、、

 

 

、、と、すぐそばには、、、

 

おや、ここは何でしょう、、、f:id:souljem:20240426031451j:image展望台のようにも見えますが、、なにやら「北川原公園」の入り口のようですね、、、

 

せっかくなので登ってみると、、、

 

公園はこんな感じ、、、f:id:souljem:20240426031503j:image広い、広過ぎるぞ、、、公園というよりもはや草原である、、、

 

そして、ここを振り返ると、、、

 

おお、日野の街が少しだけ見渡せます、、、
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や~なんとものどかな住宅街の風景、、、東京じゃないみたいだ、、、

f:id:souljem:20240426031509j:image

150年以上経ってはいますが、住宅街があるだけで当時とさほど変わりはないのではないでしょうか、、、

f:id:souljem:20240426031441j:imageまさにこれが土方が生まれ育った日野の風景なのですね、、、


来て良かったと思う瞬間でした、、、

 

「とうかん森」のすぐそばなので、、ぜひ皆さんも階段を上ってこの日野らしい景色を楽しんでみてはいかがでしょうか、、、

 

オススメです、、!!

 

ということで今回はここまで、、、

 

続きはその4へ、、、

 

 

読んで頂いた方々に感謝です、、、

 

 

ありがとうございました、、、

 

 

新選組 聖地巡礼 日野編 その2 日野宿本陣

どうも、soul jemです。

 

 

さて、、、

 

現在、東京都の日野で新選組巡りをしている私ですが、、、

 

なにぶん後が詰まっておりますもので、とっとと前回の続きに参りましょう、、、

 

新選組ファンの方々にとって、少しでも参考になれば幸いです、、、

 

それではレッツゴ〜〜〜!!

 

新選組が過ぎる街 日野

 

さて、、、

前回の井上源三郎資料館を「ただ外から眺めるだけ、」というシュールな展開を終えた私は、再び大通りに戻ってまいりました、、、f:id:souljem:20240411215800j:image

この通りは甲州街道ということです、、、f:id:souljem:20240412062554j:imageおそらく日野のメイン通りなのでしょう、、、車通りは多いのですが歩いている人はまばらな様子、、、

 

すると、こんな石標が、、、
f:id:souljem:20240411215756j:imageなるほど、ここに高札場があったという事は、やはりこの通りがメインストリートのようですね、、、

改めて日野が宿場町であった事を実感します、、、

 

すぐそばにはこんな建物が、、、f:id:souljem:20240411215917j:image

日野宿交流館
f:id:souljem:20240411215817j:image

ここは日野宿や新選組に関する資料を展示する施設、、、
f:id:souljem:20240411215734j:image

そして、日野市の観光案内所やお土産ショップも兼ねている複合施設であります、、、
f:id:souljem:20240411215835j:imageレンタサイクルのポートもあるので超便利です、、、

 

何はともあれ、ここ日野宿交流館の新選組への振り切り方がスゴイのです、、、f:id:souljem:20240411215749j:imageファンとしては、思わず「新選組のふるさとキタ~~!!」って感じでテンション爆上がりだった事をここに記しておきます、、、

 

観光案内所の入口には、今月のオススメ「土方歳三クリアファイル」の表示が、、、f:id:souljem:20240411215821j:image新選組グッズでこんな売り方初めて見たぞ、、、居酒屋の季節メニューかよ、、、

 

こちらは新選組グッズの売れ筋ランキングですね、、、
f:id:souljem:20240411215807j:image土方歳三うどん」は聞いたことがあるぞ、、、たしか土方歳三資料館でも売られていて大人気なのだとか、、、

 

中に入るとこんな感じ、、、
f:id:souljem:20240411215716j:imageまさに新選組一色の店内、、、休憩スペースもあるのが何気にありがたい、、、

大河ドラマのポスターとかめっちゃ懐かしい、、、なんともう20年も前の作品になるのですね、、、

 

むむ、あれはもしや、、、

 

はい新選組のラッピング自販機キタ~~~!!f:id:souljem:20240414034339j:imageよし、あるんじゃないかとは思っていたがやっぱりあった、、、さすが新選組のふるさとです、、、

 

しかも局中法度ヴァージョンじゃねーか、、、渋い、シブ過ぎるぞ、、、f:id:souljem:20240411215810j:image分かってやがる、、日野に訪れる新選組ファンの気持ちを、、、

 

他にも新選組関連の記事や、、、
f:id:souljem:20240411215742j:image

新選組スポットのパンフレットがたくさん、、、
f:id:souljem:20240411215745j:image日野に訪れたのなら、先ずはここに来るとよいですね、、、

 

外国人向けらしき「薄桜鬼」のポスターも、、、f:id:souljem:20240411215713j:imageとはいえ、、京都しかり、新選組巡りで外国人を見かけた事はほぼありません、、、

 

外国人には日本の幕末は難解すぎるのかもしれませんね、、、尊王攘夷とか佐幕派とか、、、

 

新選組ガチャもありましたよ、、、f:id:souljem:20240411215731j:imagef:id:souljem:20240411215814j:image今思えば、回しておけばよかったと後悔しまくりです、、、

 

おお、これは隊士たちのフィギュアではないですか、、、f:id:souljem:20240411215831j:image実に精巧に出来ていてカッコええ、、、武田観柳斎のフィギュアとかレア過ぎるだろ、、、

もっとちゃんと撮っておけばよかった、、、

 

そして、グッズショップにはおびただしい数の新選組商品が並んでいます、、、
f:id:souljem:20240411215824j:image

マジか、、これ全て新選組グッズなのかよ、、、
f:id:souljem:20240411215753j:image

スゲーな日野、、、ファンならきっとテンション上ががるはず、、、f:id:souljem:20240411215803j:image

「はろうきてぃの土方歳三」とかマジかわいい、、、f:id:souljem:20240411215720j:image浅葱色の隊服を着たキティちゃん、、、実にシュールである、、、

 

おお、これが噂の「土方歳三うどん」、、、270円、、安い!!
f:id:souljem:20240411215723j:image
何をもって「土方歳三うどん」なのかは分かりませんが、とにかく買っとけばよかったとこれまた後悔しまくりです、、、

 

むぅ、日野宿交流館、、まさに新選組のポップアップショップだったでござる、、、

 

新選組ファンなら絶対に立ち寄って頂きたいスポットです、、、

 

皆さんもぜひ、、!!

 

 

おっと、、のんびりしている暇はありません、先を急がなければ、、、

 

ということで、、、

 

お次に向かうのは、日野宿交流館のすぐ向かいにある、、、

 

 

日野宿本陣f:id:souljem:20240415041036j:imageそう、新選組ファンにとっては既にお馴染みのスポットだとは思いますが、、、

 

ここ日野宿本陣、、マジで重要です、、、

 

出来るだけ分かりやすく説明しようと思いますのでどうかヨロシクです、、、

 

ここ日野宿本陣は、都内で唯一残る江戸時代に建てられた本陣建物、、、f:id:souljem:20240415041001j:image

日野市の指定有形文化財にも指定されています、、、

f:id:souljem:20240415040957j:image日野は宿場町ということで多くの人が寝泊まりしていたワケですが、その中でもここ本陣は大名や幕府の役人など身分の高い人が泊まる場所だったのです、、、

 

そして、この本陣を運営していたのが、日野宿の名主であった佐藤彦五郎、、、そう、土方歳三の義兄である、、、f:id:souljem:20240415041027j:image分かりやすく言えば、歳三の姉ちゃんの旦那である、、(⇦分かるわっ、)

 

そして、ここ本陣は佐藤彦五郎の自宅も兼ねており、さらに敷地内には天然理心流の道場もあったのです、、、

 

そんなワケで、当時の土方歳三はとにかくこの本陣に入り浸っていたのだそう、、、まあ大好きな姉ちゃんがいましたからね、、、

 

そして、そこで出会ったのが天然理心流の出稽古に来ていた近藤勇だったのです、、、f:id:souljem:20240416035550j:imageそう、土方歳三近藤勇はここで出会ったのである、、、、

 

ヤ、ヤベーな日野宿本陣、、、

 

それだけではない、、試衛館メンバーである沖田総司井上源三郎山南敬介永倉新八原田左之助藤堂平助斎藤一たちも、まさにここで出会い共に剣術の腕を磨いたのである、、、

 

ヤベーな、、マジでヤベーな日野宿本陣、、、

 

そう、まさに伝説はここから始まったのである、、、

 

ちなみに、当時彼らが剣術を磨いていた道場はこの駐車場にあったのだそう、、、
f:id:souljem:20240415040954j:imageまさにファンにとって激アツ過ぎる駐車場である、、、

なんならここにテントを張って一泊したいレベル、、(⇦日野宿本陣でキャンプは出来ません、)

 

おっと、、能書きはこれくらいにして、とりあえず入場するとましょう、、、f:id:souljem:20240415040948j:image

門を入ってすぐ右側には「天然理心流 佐藤道場跡碑」が、、、f:id:souljem:20240415041023j:imageまさしく、ここに道場があった事の証です、、、

 

その隣には「明治天皇行幸の碑」が、、、f:id:souljem:20240415041014j:image
なにやら明治天皇は明治13年の行幸、14年の狩猟と2年続けて佐藤家で小休止をとったのだそう、、、

それではいざ、、、
f:id:souljem:20240415041007j:imageとても綺麗に整備されたお庭で気持ちいい、、、

 

そして、こちらが本陣の建物、、、
f:id:souljem:20240415041004j:imageここは正面玄関のようですね、、、ということは当時のお偉いさんや明治天皇もここから入ったのでしょうか、、、

 

この現在の建物は嘉永2年(1849)の大火で焼失してしまった主屋にかわるものとして文久3年(1863)に完成したのだそう、、、
f:id:souljem:20240415040951j:image

近藤たちが京都に向かったのも文久3年、、、ということは、彼らはこの建物の建設中にとなりの道場で日々剣術を磨いていたワケですね、、、

f:id:souljem:20240418213224j:imageマジか、、新選組にはそこそこ詳しいつもりでいたが、そんな情報初めて知ったぞ、、

むぅ、やはり現地で知る情報は内容が濃い、、、

 

そして、こちらが日野宿本陣の入口受付、、、
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f:id:souljem:20240415041020j:imageなんか老舗の蕎麦屋みたいだな、、、

 

ここにも新選組ガチャがありましたよ、、、f:id:souljem:20240418212950j:image

入館料は200円、、、「新選組のふるさと歴史館」との共通券なら300円、、、f:id:souljem:20240415040945j:image

や、安い、、、私はこの後「新選組のふるさと歴史館」にも行く予定だったので共通券を購入、、、

f:id:souljem:20240415041010j:imageご丁寧に「新選組のふるさと歴史館」までのルート地図まで頂きました、、、ちなみに歩くとかなり遠いのでご注意を、、、

 

グッズや関連書籍も販売されていましたよ、、、f:id:souljem:20240417034003j:image

館内に入ると興味深い佐藤家の物品がたくさん、、、f:id:souljem:20240415200349j:imagef:id:souljem:20240415200241j:imagef:id:souljem:20240415200352j:imagef:id:souljem:20240415200442j:image土方たちもこの品々に触れたのでしょうか、、、妄想が止まりません、、、

 

おや、ここにも「薄桜鬼」が、、、
f:id:souljem:20240415200452j:image

いいですね、、まさに本陣前での試衛館メンバーです、、、

f:id:souljem:20240415200411j:imageしかし、相変わらずイケメンが過ぎるぞ「薄桜鬼」、、まあいいけど、、、

 

ともあれ、アニメで新選組の歴史を簡潔に辿るなら「薄桜鬼」がベストなのではないかと私は思う、、、

 

広間はこんな感じ、、、f:id:souljem:20240415200346j:image
f:id:souljem:20240415200259j:image

150年以上経ったとは思えないほど綺麗に保たれています、、、

f:id:souljem:20240417215616j:image

それほど大きな建物ではないので、細部をじっくりと眺められるのがいいですね、、、

f:id:souljem:20240415200338j:image

土方たちが京都に向かった後に完成した建物ではありますが、まさにこの場所で彼らは青春時代を過ごしていたのです、、、

f:id:souljem:20240415200237j:imageそんなことを思いながら見学するだけでも実に感慨深い、、、

 

おや、これは土方家と佐藤家の家系図ですね、、、
f:id:souljem:20240415200329j:imageなんと、土方歳三と佐藤彦五郎は従兄弟同士だったのですね、、、知らんかった、、、

 

なるほど、佐藤家が新選組最大の支援者だった事実に納得がいきました、、、

 

むぅ、やはり現地での情報は内容が濃い、、、

 

こちらは先ほど外から眺めた正面玄関、、、
f:id:souljem:20240415200439j:image

お偉いさんや明治天皇もここから入ったということですね、、、

f:id:souljem:20240415200403j:image土方歳三は帰郷した際によくここでお昼寝をしていたという、、、

 

そのためか、この場所で寝そべる女性ファンが後を絶たないのだとか、、、私もここに腰を下ろして、しばし土方気分を満喫させて頂きましたよ、、、

 

反対側はこんな感じで実に雅な空間です、、、f:id:souljem:20240415200245j:image確かによく眠れそうですね、、、

 

ところどころの装飾や欄間も実に精巧で見事、、、f:id:souljem:20240415200407j:imagef:id:souljem:20240415200318j:imagef:id:souljem:20240415200507j:image

このウサギの釘隠しは子孫繫栄の意味、、、f:id:souljem:20240415200510j:image

このコウモリの釘隠しは夜通し家を守る、、幸(コウ)を守るの意味があるのだそう、、、
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こういう装飾の数々から、いかに佐藤家が名家であったかが窺えます、、、

 

まさに土方たちにとって最大のコネクション、、、この強力なバックボーンがあったからこそ新選組は世に名を残せたのでしょう、、、

 

そしてそして、、私がとても興味深かったのはこちらのお部屋、、、


控の間
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ここは箱館(函館)から土方の遺品をここまで届けた市村鉄之助が2年間にわたり匿われていた部屋、、、

f:id:souljem:20240415200445j:image土方の小姓(付き人)として京都から箱館まで付き添い続けた市村鉄之助、、、

 

もはや勝ち目はないと分かっていた土方は、そんな彼に自分の生きた証を託したのである、、、

 

そして市村は2ヶ月以上もかけて官軍の網を搔い潜り、ようやくここ佐藤家に辿り着いたのです、、、

 

そう、有名なこの土方の写真は市村鉄之助がいたから残っているのである、、、

それだけでなく、現存する土方の遺髪や愛刀「和泉守兼定」を届けたのも彼なのです、、、

 

彼のこの功績はあまりにも大きい、、、

この写真が残っていたからこそ、新選組土方歳三がここまで時代を超えて愛されているのではないかと、、、

 

ファンとしては感謝してもしきれないほどの存在です、、、

 

そんな市村鉄之助が、まさにここで2年間過ごしていたワケですね、、、f:id:souljem:20240418202017j:image小姓にするだけあって、土方は市村をよく可愛がっていたという、、、

 

土方としては「この若者をこのまま討ち死に必至の戦場に巻き込むわけにはいかない、、」という思いもあったのではないでしょうか、、、f:id:souljem:20240418202014j:image土方がこの世を去ったあと、市村はどんな思いで2年間をここで過ごしていたのでしょう、、、

 

実に感慨深く、、感傷的になってしまう「控の間」でありました、、、

 

さて、そんな市村鉄之助の生涯を描いたアニメがこの「ピースメーカー鐵」、、、京都からの新選組市村鉄之助目線で描かれているのが実に面白くてオススメです、、、

監察方で医療担当だった山崎丞がフューチャーされているのも何気に感動的、、、

 

新選組ファンならぜひ観て頂きたい作品です、、、

 

興味のある方はぜひ、、!!

 

さて、、、

 

一通り見学させて頂いたので、お次はお庭に出てみましょう、、、
f:id:souljem:20240415200513j:image

や~とても綺麗に整備されたお庭で気持ちいい、、、f:id:souljem:20240415200315j:image
f:id:souljem:20240415200252j:image

かつてはここに大きな池もあったのだとか、、、f:id:souljem:20240417033944j:image

この季節の花々も綺麗に咲いていました、、、f:id:souljem:20240417033948j:imagef:id:souljem:20240417033935j:imagef:id:souljem:20240417033929j:imagef:id:souljem:20240417033941j:image

土方たち試衛館メンバーや市村鉄之助もこの景色を眺めたのでしょうね、、、
f:id:souljem:20240415200456j:image

庭園側から見た日野宿本陣、、、
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こうやって見ると、どこか田舎のおばあちゃん家のようでもありますね、、、

f:id:souljem:20240417033927j:image

いえ、ここは土方たち試衛館メンバーが汗を流し、多くの時間過ごした場所、、日野宿本陣であります、、、

f:id:souljem:20240417033951j:image

み、見える、、この縁側でお茶を飲みながら談笑している土方たちが見えるぞ、、、

まさに試衛館メンバーの息吹を感じられる日野宿本陣、、、


本当に来て良かったと思う瞬間でした、、、

 

ということで、、、

 

興奮のあまり2時間ちかく滞在していた私ですが、、、f:id:souljem:20240417033932j:image
実に内容が濃く充実した時間を過ごさせて頂きました、、、

 

こんな貴重な場所を残して頂いた日野市に心から感謝です、、、

 

 

ファンの方はもちろん、、親切丁寧なガイドの方もおられるのでファンならずともぜひ立ち寄って頂きたいスポットです、、、

 

かなりオススメですよ、、!!

 

ということで、今回はここまで、、、

 

続きはその3へ、、、

 

 

読んで頂いた方々に感謝です、、、

 

 

ありがとうございました、、、