最近、プラモデルのディテールアップとして真鍮線のはんだ付けをすることが多く、すこしコツがわかったのでHowToネタを。
想定読者
- 模型のディテールアップに真鍮線のはんだ付けパーツを使いたいけど、真鍮線のはんだ付けをやったことが無くてどうしたら良いか分からない人
- 真鍮線のはんだ付けが上手くできない人
用意するもの
用意するものを列挙してみました。はんだごて本体は、他に電子パーツのはんだ付けとかをしない方であれば温度が固定されているものでも良いかと思います。
項目 | 参考(私が使っているもの) |
---|---|
はんだごて | HAKKO ハンダゴテ FX600-02 |
こて台 | HAKKO こて台 FH300-81 |
こて先クリーナー | HAKKO こて先クリーナー |
ステンレス用はんだ&フラックス | HAKKO SUSSOL-F ステンレス用フラックス ヤニなしはんだ付き |
真鍮線 | ウェーブ OP-626(今回は0.5mmを使用) |
板(木) | 100均に売っているもの |
マスキングテープ | ホームセンターで入手したもの(模型用でも何でもOK) |
綿棒 | 赤ちゃん用に売られているもの |
はんだ吸取線 | goot はんだ吸取線2.0mm幅 |
やり方
基本ルール
- ヤケドに注意
- はんだごてが高温になるので使用時は必ずコテ台に置く
- 極端に狭い作業スペースで作業しない
- はんだごての電源コードを手や足で引っ掛けないようにしておく
- 換気の良い場所で作業する
1. マスキングテープを使って、真鍮線を板に固定します。
ポイント:
真鍮線は細いのでテープにくっ付きにくく固定しずらいため、はんだづけしない箇所を両面テープの上に置き、 さらに上からマスキングテープを貼る(サンドイッチ状態にする)とより固定感が得られます。
2. 真鍮線にフラックスを塗ります。
ポイント:
対象物が細かいため、普通にフラックスを容器から直接塗布すると出過ぎます。これを防ぐには綿棒にフラックスを染み込ませて、それを塗るようにすると フラックスの塗りすぎを防止できます。
3. はんだのこて先に、はんだをつけます。
ポイント:
はんだごての温度を調整できるのであれば、320°Cがベストです。 つけるはんだの量は、ごく少量(こて先に0.5~1mmのはんだを、のせる感じ)でOKです。ここでつけたはんだがそのまま真鍮線に流れるため、必要に応じて量を調節してください。
つけすぎたと思ったら、こて先クリーナーを使ってやり直してください。
4. 真鍮線に、はんだを押し付けます。
ポイント:
こて先のはんだが付いている箇所を真鍮線にあててください。
熱を加えた時に板が焦げると思いますが、焦げる程度で終わりますので焦らなくて大丈夫です。
5. 完成!
はんだづけした面
裏面
失敗したら
はんだ吸取線を使ってはんだを吸い取れば、リトライできます。
はんだを吸い取った後は、手順2からやり直してください。
はじめてやる時はドキドキしますが、3-4回練習するとすぐにできるようになると思います。
是非、やってみてください👍