循環器系 循環障害の違い
今回はあれ?どうだっけとなりやすい循環障害の違いについて
イラストで簡単にまとめたいと思います。
充血について
皆さんご存知の「目が充血する」の充血です。
イラストを見てもらえばわかる通り、
動脈からの血量が静脈と比べて多くなることで起きます。
運動後や疲れた時などにおきます。
通常一時的なものです。
うっ血について
うっ血...といわれると何だっけ?となりやすいと思います(私だけ?)
簡単に言うとむくみやプールの後の唇が紫になる時のことです。
静脈血が流れにくくなり毛細血管が静脈血でいっぱいになるというものです。
こちらは通常持続的なものです。
うっ血の主な症状として
チアノーゼ
浮腫
臓器うっ血の三種類があります
(1)チアノーゼ
チアノーゼは血液中の還元型ヘモグロビンが増加(5g/dl以上)することで口唇、皮膚、爪が青紫色になります。
代表的な例としてプールの後の唇です。
チアノーゼについて詳しくは今後説明したいと考えます。
(2)浮腫・むくみ
うっ血が続くと血管から周囲の細胞・細胞間質に水分が漏れ、浮腫(むくみ)を生じます。
(3)臓器うっ血
左心不全による場合、肺うっ血を生じ、うっ血が続くと、水分が漏れ出し、肺水腫となります。
右心不全の場合、肝うっ血、下肢の浮腫、経静脈の怒張が生じます。
虚血について
虚血とは動脈血の量が減少したものです。
そもそもの血液の量が少ないです。