第3回 婚活で人生を逆転するために考えたロードマップ①需要分析(2)
こんにちは、クリフです。
この記事は、前回の続きです。
行うべき項目をまとめたロードマップのうち、需要分析の続きでした。
Ⅰ 需要分析
1 ターゲット(ドメイン)選定 ←前回記事
2 婚活女性が求めるもの
3 各要素の重要度(must、better/○×、程度という指標)
4 売り込み(勝負)ポイント選定
Ⅱ 自己分析
Ⅲ 市場へのキャッチアップ(売り込み方法)
Ⅳ ライバル対策
今回は、選定したターゲット市場における、具体的な需要分析を行います。
婚活女性が求めるもの
婚活に来る女性の目的は、言うまでもなく「結婚相手を探すこと」です。
では、どうして「結婚相手を探そう」と思うのでしょうか。
僕も30代なので、同世代や年上の女性から婚活の悩みを聞くことがあります。
そのような話から導き出されるニーズは、
「最低限のスペックをクリアしているうえで、自分に合った人と結婚したい」
というものです。
この「最低限のスペック」というのがやっかいなのですが、これをクリアしないと土俵にも載らないので、分析しなければいけません。
最低限のスペックの構成要素
最低限のスペックとは、ズバリ、
- 清潔感のある容姿
- 生活している+自分と同じか自分より高い年収
- 話していて安心できるコミュニケーション能力
- 家庭の構築において戦力として計算できる生活力
であると考えられます。
これをクリアしてはじめて、「自分がいい商品である」という他の商品とは違う「特性」を売り込むことができるわけです。
大変そうですね。
これまでずっと気持ち悪いおっさんだった人が、気持ち悪くなくなるなんてあるんですかね。
そのまま何もしていなかったらずっと気持ち悪いです。
だって、なぜなら、僕は生まれつき気持ち悪い人間なんですから。
ですが、考えてみてください。
この最低限のスペックとやら、全部ある程度の努力でカバーできるんです。
特に容姿の部分が難関ですが、これも洋服や髪形、ダイエット、場合によっては整形したって構いません。
何とかしようと思えばなるのだと思います。
年収についても、学歴や職業のアドバンテージがあればそれが行きます。
コミュニケーション能力についても、仕事の時に努力してみたっていい、スクールに通ったっていい、なんだってする覚悟があればある程度は身につけられます。
生活力についても、所詮は後から身につけられるスキルです。
つまり、この先が一番私がこのブログで言いたいことなのですが・・・。
不細工にとって婚活市場は唯一の「戦える市場」
人の好き嫌いは、小学校のころからあります。
僕は顔が不細工で動きが気持ち悪いので、モテませんでした。
僕に好意を持たれた女の子は、さぞ気持ち悪い思いをしたことでしょう。
子どもの頃の男女交際市場においては、常に勝者と敗者が決まっています。
ですが、それは自分が本来的に持っている、天賦の魅力のみで勝負しなければならない世界においての話です。
大人になれば、勝負できる要素のうち、後天的なものが増えます。
自由恋愛市場では、ある程度雰囲気の中で勝敗が決まるため、やはりイケメン有利な市場と言えるでしょう。
しかし、婚活市場においては、女性は(それだけでないにせよ)ある程度の生活水準や人としてのスペックがあることを考慮要素に加えます。
つまり、婚活市場は、唯一の「天賦のもの以外のスペックを持ち込んで戦える市場」であると僕は考えます。
だからこそ、僕のような気持ちの悪い不細工は、婚活市場で勝負するべきであると思っています。
「本当の僕を好きになってくれる人」を探してはいけない
これまで書いてきたことや、これから書くことは、「自分の武器を見つけ、磨いて、市場にアピールする」という売り込み方法です。
購入者(女性)は、そのポイントを認識してはじめて、全体像に惹かれてくれます。
つまり、高スペックで勝負しようと思ったら、「高スペックで経済力がある程度ある、不細工で気持ち悪い僕」という存在として認識されにいくべきです。
「ありのままの僕」、「本当の僕」で勝負してみると考えても見てください。
アピールポイントを自分で伏せて、気持ち悪い不細工のまま戦場に殴りこんでどうするんですか。
そんなのキングダムのモブよりも簡単に一瞬で殺されて終わりです。
「これまでの努力で高スペックを勝ち取った、素材としては不細工で気持ちの悪い僕」という存在を売り込んで、それを好きになってもらうしかないんです。
そんな自分を好きになってくれる人生か、ありのままの僕を好きになってくれる幻想を抱きながら一人で死ぬ人生か、どっちがいいのかという話です。
第2回 婚活で人生を逆転するために考えたロードマップ①需要分析(1)
こんにちは、クリフです。
前回のプロローグに引き続き、婚活対策で事前に考えたことのご紹介です。
婚活対策のロードマップ
分析すべき大項目
Ⅰ 需要分析
Ⅱ 自己分析
Ⅲ 市場へのキャッチアップ(売り込み方法)
Ⅳ ライバル対策
まずは上記の大項目を考えました。
売りたい人(結婚したいタイプの女性)に売りたいもの(不細工なおっさんである自分)を売り込むためには、需要に合った商品を供給しなければなりません。
つまり、「自分という商品の強みを生かして、最大限高値で買い取ってくれる需要者(一番自分の希望条件に近い女性)に売り込む」ということが婚活という一大事業のゴールです。
そのためには、上記4つの大項目をすべてクリアする必要があります。
各項目の説明は次の通りです。
Ⅰ 需要分析
需要というのは、「ターゲットとなる女性がどんな男性を求めているか」です。
たとえば、小学生の時は、顔がかっこよくてスポーツができる人や、クラスでまとめ役になる人がモテました。
今考えてみると、顔がかっこいいのは天賦のものなのでさておき、クラスでまとめ役になるというのは後天的な要素なので、本能的に市場の需要に応える才能があるのかもしれません。
これを婚活市場で分析することにしました。
需要分析の過程は、以下の通りに行うことにしました。
※第1回でマーケティングの話をしましたが、マーケティングの話をそのまま持ち込んでいるのではありません。
需要分析
1 ターゲット(ドメイン)選定
2 婚活女性が求めるもの
3 各要素の重要度(must、better/○×、程度という指標)
4 売り込み(勝負)ポイント選定
需要分析1:ターゲット選定
まずは、ターゲット(狙う市場・ドメイン)を選定します。
ターゲットは、要するに、「自分が結婚したい女性像」です。
まずは高望みしています。
理想そのものでいいです。非現実的でいいんです。
むしろその方がいいのかも。
そこから、どんな特徴を持った層に商品を売り込みたいのかを絞っていきます。
これは人それぞれ、自分の望みを好き勝手いえばいいと思います。
僕もモテない人生を送ってきた顔が不細工で気持ち悪い30代なので、女性に求めるものも気持ち悪いことは承知しています。
僕の場合は、
- 初婚
- 20代(できれば前半)
- 子どもがほしい人
- 家事をやってくれる人
- 料理がうまい人
- 見た目が好みな人
- 男性経験が少ない(できればない)人
- 一人っ子以外
- 大卒以上
- 自分のオタク趣味を理解してくれる人
です。
はい、思いっきり気持ち悪いですよね。特に下から4番目。
十分承知しています。
でも、口に出さないか自分に自信がある人は言わないだけで、一定数こういうことを考えている男性はいると思います。
その男性の大半が僕を含めて気持ち悪いことは、全力で肯定します。
そのなかで、絶対に譲りたくない条件を絞っていきます。
どう絞るかというと、まずは一緒に生活する上で破たんを招く項目や、どうしても譲れないところを残します。
- 初婚
- 20代(できれば前半)
- 子どもがほしい人
- 家事をやってくれる人
- 料理がうまい人
- 見た目が好みな人
- 男性経験が少ない(できればない)人
- 一人っ子以外
- 大卒以上
- 自分のオタク趣味を理解してくれる人
はい、たくさん消えましたね。
僕の場合はどうやら、「子どもがいる家庭を築きたいから結婚したい」と考えているようです。
顔が不細工な癖にとんだエゴ野郎ですね。
来世何に生まれ変わるんですかね。釣りの餌で口からはりぶっこまれる変な虫とかですかね。嫌ですね。
ともあれ、とりあえずmust条件は決まりました。
次に、できればほしい項目を順序立てていきます。
【must】
- 初婚
- 子どもがほしい人(=産める年齢の人)
- 家事をやってくれる人
- 男性経験が少ない(できればない)人
【better】
-
20代(できれば前半)
- 料理がうまい人
- 見た目が好みな人
- 自分のオタク趣味を理解してくれる人
【除外した条件】
- 一人っ子以外
- 大卒以上
こんな感じですかね。
これで、顔が不細工なおっさんの本性は、「若くてきれいな処女っぽい女の子に家庭的なことをしてもらってバブみを感じながら、一家の大黒柱面を下げて子どもを作って社会的にも確固たる地位を築きたい、女性経験が少なく自分に自信がないうえに相手にそこまでのことを求めているオタクで顔が不細工なおっさん」であることが分かりました。
自分で言っていても虫唾が走りますね。
(毎回いうと死にたくなるので、上記の呼称は「気持ち悪いおっさん」と略すことにします。)
この本性と同時にわかったことは、僕が「結婚を望んで婚活に来ている、男性関係が地味な20代の家庭&子育て中心の生活をしたい女性」を求めているということが分かりました。
これが、気持ち悪いおっさんという商品を売り込むターゲット市場なわけです。
次回は、「第3回 婚活で人生を逆転するために考えたロードマップ①需要分析(2)」をお送りします。
第1回 プロローグ~モテない自分をコンサルティング!~
ご覧の皆様、はじめまして。
この度、婚活の記録をブログに綴ってみることにしました、クリフ(仮名)です。
このブログでは、すべて真実を書きます。
なので、普段使っているハンドルネームを使うわけにはいきません。
「気が付いたら、婚活市場においてじつはがけっぷちに立っていたのではないか?」
と思ったことをきっかけに婚活を始めたことから、クリフと思いつきで名乗ることにしました。
今日は第1回なので、このブログについての紹介をします。
このブログを始めようと思ったきっかけ
顔が不細工な人間のさだめ
僕は、はっきり言って、人生でモテたことがありません。
その理由ははっきりしています。
「顔が不細工だから」です。
親が生んでくれたこの顔を、僕は全く好きではありません。
そして、顔がきれいな人を、妬んでいます。
顔がきれいなら、不細工に比べて努力をしなくても友達ができます。
顔がきれいなら、不細工に比べて努力をしなくても先生からひいきしてもらえます。
顔がきれいなら、不細工に比べて努力をしなくてもいい企業に就職できます。
そして、何より。
顔がきれいなら、不細工に比べて努力をしなくても彼女ができます。
顔がきれいなら、不細工に比べて努力をしなくてもいい女性と結婚ができます。
僕は考えは少し極端なのかもしれないけれど、これがウソだという人がいたら、その人こそ大ウソつきだと思います。
では、人生をすべて諦めればいいかというと、僕の場合はそうではありませんでした。
もしかすると、「顔が不細工な人間は、すべてのことにおいて顔がきれいな人に劣後する人生を送るべきである」という暗黙のルールに従って生きることにすれば、僕の人生はもっと穏やかなものだったのかもしれません。
でも、僕はそれを受け入れることができませんでした。
僕の人生において、「モテたい」、「好きな人(異性)から評価されたい」という欲求から背を向けることはできませんでした。
自分の人生をあきらめる前の、最後の抵抗が「婚活」だった
そんな僕は、顔が不細工なので、当然独身のまま30代を迎えます。
顔が不細工なのに彼女がいたこともあったけれど、適齢期に結婚することはできませんでした。
その理由もおいおい別記事で書こうと思いますが、理由はズバリ、「結婚する勇気がなかったこと」と「不細工のくせに高望みしたこと」です。
20代で顔が不細工でモテないのだから、普通に考えたら顔が不細工なまま30代になったらもっとモテないに決まっています。
時すでに遅し。
その言葉が32歳を迎えた僕の脳裏によぎりました。
でも、まだ望みはあるかもしれない。
やるだけやってみて、それでも自分が通用しなければ、僕は人生をあきらめよう。
そう考えて、顔が不細工に生まれてきてしまった人生をあきらめる前に、最後の抵抗として、婚活を始めることにしたのです。
モテない自分をコンサルティング!
「ありのままの自分」で相手が見つかるはずがない
婚活を始めようとした僕は、まずは対策を練ることにしました。
先ほど書いたように、20代で力いっぱいモテなかったのに、30代でモテるはずがありません。
何度もいいますが、「僕の顔がとても不細工だから」です。
僕は一時期、自己研鑽の一貫でマーケティングを勉強していました。
婚活も、自分という商品を、売りたい相手(女性)に売り込むことです。
婚活という言葉自体、就活にかかっているし、就活そのものも結婚に例えられることがあります。
「人に受け入れてもらう」ということは、商売でも、就活でも、婚活でも根本は同じなのかもしれません。
そう考えて、マーケティングで聞きかじった知識をもとに、「顔面不細工三十路マン」という劣悪商品を引っ提げて、婚活市場に挑んでみることにしました。
まずは自分を知り、相手を知ること
ものを売り込むときも、まずは自分と相手を知ることが大切です。
要するに、「需要に合ったものを供給する」ということです。
そのためには、自分を知ることと、相手(自分を売り込みたい女性)を知ることが大切です。
自己分析と企業分析が重要な就活に、ここも似ています。
僕が婚活に当たって考えていた項目は、次回ご紹介します。
(せっかくなので、【今週のお題「私がブログを書く理由」】も貼っておきます。)