『時間の窓で切り出した周期的複合音のスペクトルは連続スペクトルになる』
この記述は◯か✕か。
ヒント:
周期的複合音は周期音の一種なので、
パワースペクトルは線スペクトルになる。
時間の窓で切り出す、つまり、
観測時間を短くした場合は連続スペクトルになる。
『時間の窓で切り出した周期的複合音のスペクトルは連続スペクトルになる』
この記述は◯か✕か。
ヒント:
周期的複合音は周期音の一種なので、
パワースペクトルは線スペクトルになる。
時間の窓で切り出す、つまり、
観測時間を短くした場合は連続スペクトルになる。
『連続スペクトルの帯域を制限(限定)すれば有限個の周波数成分になる』
この記述は◯か✕か。
ヒント:
連続スペクトルには無数(無限個)の周波数成分が含まれている。
その一部分を取り出しても無数の周波数成分がある。
有限個というのは数に限りがあるということなので、
無限個よりも数が圧倒的に少ない。
『白色雑音のような非周期音のパワースペクトルは連続スペクトルになる』
この記述は◯か✕か。
ヒント:
白色雑音はホワイトノイズのことである。
◯◯ノイズは基本的に連続スペクトルになる。
広い周波数帯を持つノイズを広域帯ノイズという。
バイオレットノイズ、ブルーノイズ、ホワイトノイズ、
ピンクノイズ、レッドノイズなど、音だけど色に見立ててこう呼ばれる。
音響学ではホワイトノイズとピンクノイズは必ず覚えておこう。
『周期的複合音のスペクトルは複数の線スペクトルになる』
この記述は◯か✕か。
ヒント:
周期的複合音は周期音の一種である。
周期的複合音と書かれているのは、
周期音は純音も含むためである。
ここでは純音を含めないものとして考える。
純音は1本の線スペクトルになるが、
周期的複合音は複数の線スペクトルになる。
周期音は基本音と倍音から構成され、スペクトルを見ると、
周波数がf1、2f1、3f1、…、となる箇所だけ線になる。
離散スペクトルや線スペクトルと言う。
一般的に倍音の次数(fの左の数)が大きくなるほど縦軸が短くなる。
基本音の周波数f1は純音と同様に波形のグラフから求められるので、
倍音も計算で求めることができる。