GK王国の継承者〜ありがとう#43植草裕樹
(清水エスパルス公式より拝借)
2018/12/6
GK#43植草裕樹との契約満了が公式リリース
今季はカップ戦を含め出場ゼロに終わったが、間違いなく清水を救った功労者。本当にありがとう
J2で戦った2016年の7月に途中加入した植草
林彰洋、山本海人、櫛引政敏と、代表級を揃え唯一心配ないポジションがGKだったのはついこないだ。クラブのDNAというのは恐ろしいもので、振り返ればシジマール、真田、西部と枚挙にいとまがないGK王国
2016は先季正GKの座から転落した若き櫛引を、五輪も念頭に鹿島へ修行に出す代わりに、川崎から西部が復帰。西部は順調に開幕からゴールマウスに鍵を掛け胸をなでおろした矢先、大けがで第6節を最後に長期離脱。第2GKの杉山力裕が奮闘するも、層の厚みがペラッペラに
そこで獲得した植草には、サポーターからも当初懐疑的な意見が多かった。私も正直そのひとりで、もう少しいただろう、例えば榎本とか、萩とか、シュミダニとか…と思った
しかもね、植草のことはふと知っていて。
毎年、選手名鑑とか見ますよね、まずエスパルスのページを見るのは当然として、それからパラパラと他クラブを見る。するとなぜか毎回、植草に目が行く。私の世代だと植草といえば少年隊。トゥないヤイヤイヤイヤイやディア!です。そしてあの風貌。笑い飯か!中国の実写版三国志の張飛か!
もう目が行かざるを得ないわけで
しかし第28節古巣長崎戦でデビューを飾った植草は、魂のこもったプレーを続けて信頼を獲得し、あれよあれよという間に正GKに君臨
特筆すべきは第41節岡山戦。勝ち続けないと自動昇格できない中、1点差で迎えたATに岡山の猛攻に次ぐ猛攻を受けたエスパルス。思わずスタンドで最後叫んだね
終われー!終われー!って
あの時、植草がゴール前で気迫の仁王立ち。最後の砦となってゴールマウスを死守し、勝利を収めた
あれ無くして今のエスパルスは無い。まさに功労者
まだまだやれる
次のクラブで頑張ってほしい
ありがとうウエク、忘れないよ
長崎 4ー4 清水
2018/12/1
明治安田生命J1リーグ 第34節
V・ファーレン長崎vs清水エスパルス
@トランスコスモススタジアム長崎
去年の今頃の自分へ
2018/11/28
今季第33節は11/24H神戸戦、最終節は12/1A長崎戦
昨季の第33節は11/26H新潟戦、最終節は12/2A神戸戦
最終節を控え、気分はまるで違う
去年の今頃は…
J1復帰初年度の残留を期するエスパルスは、チアゴアウベスのコンディション不良などが重なりシーズン終盤に失速。杉山浩太の引退セレモニーとホーム最終戦が重なる第33節H新潟戦は、2-0とリードした展開で守備固めに65分から投入された鎌田が大けがを負って76分に退くアクシデントもあり、2-3とまさかの逆転負け。これで8戦勝ちなし(3分5敗)で15位
16位甲府とは勝ち点差が2あるも、得失点差は逆転されており、引き分けも許されない正念場へ
そして迎えた最終節A神戸戦、早々と13分に渡邉千の先制弾を決められたエスパルス。同時刻にキックオフの甲府は押し気味で進め、このままでは再びJ2…
もう生きた心地がしませんでしたわ
去年の今頃の自分へ言ってやりたいことと言ったら
「来季にはこんな良いことが待ってるぞ」
・社長はハイパー営業マンとしてスポンサー増やすよ
・頼りになるあの男がGMとして帰ってくるよ
・実績のある新監督が、守備の規律をもたらすよ
・夏にスーパーストライカーの助っ人が加入するよ
・ひとり、代表に選ばれて先発も果たすよ
・もうひとり、年代別代表に定着して名を挙げてるよ
・既に二人が二桁得点しているよ
・三人目が出る可能性が高く、攻守に大活躍してるよ
・最終ラインは、シーズン通してほぼ固定できてるよ
・GKが得点を決めるよ
・ダービーの後のビール最高だよ
・シャイな彼が人気女子アナを射止めて話題になるよ
そして
・最終節次第では5位に食い込むよ
・チームの雰囲気はとてもいいよ
清水 3ー3 神戸
2018/11/24
明治安田生命J1リーグ 第33節
清水エスパルスvsヴィッセル神戸
@IAIスタジアム日本平
2018シーズンのホーム最終戦。ここんとこお化粧薄めの富士山が見守る中、20109人が詰め掛ける
前日に久米GMが逝去。今のエスパルスに一本太い芯を植え付けてくれた人だ。そして兵働の引退セレモニーも予定され、なんとしても勝ちたいゲーム
引き分け以上で残留の決まる神戸
イニエスタ、ポドルスキを擁して立ちはだかる
試合は1-3とリードされ敗色濃厚だが、87分にテセのきれいなクロスをドゥグラスが頭で沈める
ここからはカオス
試合開始当初からポドルスキはアフター気味のチャージが多く、ついにエスパルスのベンチへ向かって場外乱闘を敢行。時間を稼ぐべく90分に投入されたウェリントンは、レッド宣告後に審判との仲裁に入った六反を土俵下へ吹っ飛ばす(決まり手はすくい投げ)
彼らの感情に任せた振る舞いでゲームは完全に壊れた
CKに上がってきた#13六反勇治が涙のヘディングを突き刺したのは、なんと90+14分
映像ではマークマンをバックステップで剥がすFWばりのムーブだが、ゴール裏1階5列目中央に居た私の目には、六反が飛び込んで来るように見えた。なんか目が合った気すらしたよ
(公式より拝借)
河井と立田が重傷でなければいいが
14勝6分13敗で現在7位
12/1最終節は、5位FC東京と6位浦和の直接対決。これが引き分けでウチが長崎に勝てば、久米GMが公言した5位でのフィニッシュとなる
やるしかないぞ
清水 2ー0 名古屋
2018/11/10
明治安田生命J1リーグ 第32節
@IAIスタジアム日本平
日本平名物・西日の洗礼がアウェイサポーターへ容赦なく降り注ぐ季節。赤と黄色の名古屋サポが大勢駆けつけて、スタンドは紅葉のよう
前半はスコアレスで折り返すも、59分北川・65分ドウグラスと、右からのクロスにそれぞれニアとファーで合わせて試合を決める
右SB・#28立田悠悟が殊勲の2A、ヒーローインタビューも三菱冷蔵庫も持って行きました
この試合、なんと言っても石毛に代わって54分に入った#30金子翔太。攻守に献身的で、重たかった流れをガラリと変えてみせた
あと#17河井陽介がいつもの安定感。代名詞とも言うべき「アシストのひとつ前のプレー」にしっかりと関与
#25松原后も責任感あるプレーを見せた
「あくまでも上を向いて戦う」とはいえ、残留を決めてホッとしたサポも多かったのでは
臨時に指揮を執った篠田さんお疲れさま
14勝5分13敗で現在7位