スチームプリズン ウルリク√

 

 

 

 

 

※ネタバレ有り

 

 

 

 

 

f:id:stnb5291024:20220126224004j:image

ウルリク・フェリエ(CV.高塚智人

 

ツンデレでひたすらに可愛い。
人との距離感を保ちつつ、情を持たずにはいられないのがウルリクの根幹なんだろうな〜と思っていましたけど、まさにその通りで全部かわいい。


同じ年だけどめっちゃ年下属性なので、皮肉屋なのも全部許した。

 

 

エルトとウルリクはお互いが掛け替えのない存在であることを匂わせがありましたが、先祖代々付き合いのある家柄だったということが明らかになりました。

ただ、ウルリクの職業・情報屋が示しているように影として生きてきたみたいで、円満に見えるエルトとの関係にも劣等感というものを抱いていて切ない気持ちになりました。

 

ウルリクはどうも悲観しがちで、人を信頼することに怯えているからこそ、ヒロインを信頼すると足るに判断する瞬間の期待値が上がる上がる。

 

 

常にだれかとの繋がりが途切れることに怯えながらではありますが、少しずつ信じてくれはじめるようになる過程をツンッ!としながら言葉にしてくれてよ~しよしよしってなる(?)まだまだ若くて素直だから懐柔が楽しくてるんるん

 

デートのくだりも全部可愛くて見栄を張りたいのも年相応で大歓喜した。

 

乙女ゲーツンデレによくある、デート帰り謎のタイミングで呼び捨てを強要される~(あるある)が、本当に好きで・・・絶対デートの分かれ際、夜に「おやすみ、○○(呼び捨て)」があるので「おやすみ」厨の私としては楽しすぎる。

男の意地として、エルトには負けたくないってムキになってて、健気で泣ける。

 

上界出身者として見ていなかったウルリクが、ジレンマを感じたことをきっかけに『もっと知りたい女』認定されて、信じたい、好きになりたいまで自分の力で思案して辿りついた~~(;;)

 

 

 

不器用なりに認められたい欲っていうのもあって、本作でのショタ枠は最高に刺さりました。

 

 

 

スチームプリズン エルクリード√

 

 

 

 

 

※ネタバレ有り

 

 

 

 

 

 

f:id:stnb5291024:20220126223836j:image

エルトグリード・ヴァーレンティン(CV.白井悠介

 

下界の領主様。
第一スチルの一言で絶対ストーリーいいだろうな!と思っていたけど、ヒロインが女性になっていく過程がかわいて大人恋愛でした。
立場のある人間だからこそ、踏み込ませてくれないところある〜からの、ヒロインが力になれるまでの過程はやっぱり乙女ゲー最高!


ただ、女遊び経験がそれなりにあって手が早い男は本当にね〜…信用度的に涙。ヒロインにはこの方法は正しいのかも知れないんだけど、告白とキスのタイミングは個人的に大事だと思うんですよね・・・いいんだけどね!!!(うるさい)

 

 

共通で保護地区に落とされた過程から這い上がっていく物語だと思っていたら骨埋めることになるんだ(笑)というストーリー展開が楽しい。

ゲームしててオープンワールドに放り出されたような気分。

 

 

飄々としていて、「騎士様」という肩書だけでヒロインを呼びつける行動力がすごくて怖い。と、思っていましたが素で口から生まれてきたような人物だったんだ~。

ウルリクとヒロインは、彼の天真爛漫な言動に振り回されながらではありますが、領主としての立ち回り方とかを常に考えている人で仕事ができる人に魅力を感じてしまう、というのに初めて納得しました。

 

 

ただ『望むものはすべて手に入れたい』だけの男かと思っていましたが、大事にしたいと思うものに対して常に真っ直ぐに愛を注げる人で人格者としても尊敬できました。

大事にしたいと思う気持ちがヒロインに向いて、今までの女性のように済し崩すことはできるけど、それをしないっていう選択肢しかエルトにはないのが良かった。

分岐点次第では、愛人?ポイ捨て的なエンドがあるのかと思いましたが、一切ないのがエルトクリード・ヴァーレンティン・・・。

 

 


愛の言葉においては言葉の限り尽くせるエルトが、

「もし『好き』という感情が俺の命を縮めるものであっても……俺は、君に伝え続けたい。それほど心を奪われています」

「愛していると、ただ一言俺にください」

と、傅くのさ〜〜……ギャップ。最初に文句言ってごめんなさい。


未熟な推しが多すぎる私としては、やっぱり大切な言葉を大事にできる紳士は心穏やかにプレイできるので最終的には安心度抜群でした。

 

 

既にフィンに心奪われ、ウルリクを候補にし、アダージュの顔面に落ちているわけですごく楽しみです。

 

 

 

終遠のヴィルシュ 感想

 

 

 

 

f:id:stnb5291024:20211021163445j:image

 

公式サイト:終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-

 

こんにちは。

濃密な作品をプレイするときに感じる脳の活性化(?)を味わえたすっごく楽しいゲームでした。

 

乙女ゲームと称するにはかなり過酷な物語でありながら、読み物としてバトエン厨としてかなりオススメできる作品となりました。

 

 

 

 

以下ネタバレは控えていますが念のためご注意ください。

 

 

 

 

 

 

■個別感想

 

 

リンク先はネタバレあります。

 

 

 

マティス(CV.天﨑滉平)

stnb5291024.hatenablog.com

 

・リュカ(CV.平川大輔

stnb5291024.hatenablog.com

 

・シアン(CV.細谷佳正

stnb5291024.hatenablog.com

 

・イヴ(CV.斉藤壮馬

stnb5291024.hatenablog.com

 

・アドルフ(CV.八代拓

stnb5291024.hatenablog.com

 

・アンクゥ(CV.興津和幸

stnb5291024.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

■シナリオ

 

 

 

 

楽しすぎて一瞬で終わった気がしますが、体感オトメイト乙女ゲームとして丁度いい長さでした。

 

雰囲気から察するかと思いますが、シリアス展開たっぷりの作品です。

かなり過酷な状況に置かれたままに進むので全体を通してバット展開であって、暗い雰囲気やバトエン厨仲間の方にはめちゃくちゃオススメです。

 

本作品はとにかくシリアス展開に力が入っているので、鬱展開が好みな私にとっては心躍りながらプレイできました。

ゲームの仕様としても鬱展開がかな〜り続くので、心がしんどい方も見かけました。

絶望エンドと救済エンドがあり、これが"救済"エンドなので心してプレイしてください。

 

 

 

コドリア、アンシャンテ等を担当されている方が本作のライターをされているので、壮大さや伏線回収の感じが好きな方にも是非プレイして頂きたいです。

 

糖度は全く高くないですが、彼らが投げかけてくれる言葉は素敵なので愛を浴びてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

■キャラクター

 

 

 

何かしら薄暗いところを抱えながらも、死神と恐れられるヒロインに対しても優しい人たちなんだな〜と終わった今では思います。

民衆がクソなので余計彼らの人としての優しさを感じられます。

倫理観というのはこのゲームの世界観的にトチ狂ってる人間が多い中、割とちゃんと自分の意思で動いこうと努力していた・・・と思う。

 

 

サブも中々にクセが強めな方々が多い気がする。

個人的にはカプシーヌ先生とジャンは派生エンド欲しかったです(笑)

 

 

そして、ヒロインのセレスちゃん。

不幸体質で後ろ向きだけど、決してウジウジはしていないっていうこの塩梅とか、やっぱりこのライターさんが書くヒロインは好き!

 

言わなきゃいけないことを、しっかり口に出せる子は同性でもすごく惹かれる。

攻略キャラに救われるだけじゃなくて、セレスちゃんも救えるだけの技量がある。

セレナちゃんが幸せでありますように……

 

 

 

 

 

 

■イラスト

 

 

 

 

何気にはじめての読さん。

 

乙女ゲームスチルという以上に"美"という印象が強いです。

赤と黒と白がカラーバランス的に多いので、儚さだったり純真さが素敵でした。

乙女ゲームっぽいスチルから、思わず飾りたくなるようなイラストまで満足感がありました。

 

その他にも衣装も凝っていて、自警団の衣装は個人的にすごく好みでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■総評

 

 

 

バトエン厨、シリアス展開を求めている方には是非プレイして頂きたいです。

乙女ゲームという男女の恋愛というカテゴリーではありますけど、それしか保証されてないので苦手な方をお気を付けて…!

 

過酷な状況下で彼らが運命にどう立ち向かっていくのか、絶望に絶望を重ねた後に迎える終焉を楽しんでください。

 

 

まだまだ余韻たっぷりではありますが、皆様も是非プレイしてください、

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

終遠のヴィルシュ アンクゥ√

 

 

 

 

 

※ネタバレ有り

 

 

 

 

 

 

f:id:stnb5291024:20211021162910p:image

アンクゥ(CV.興津和幸

 

"死の番人"として現れ、2幕までの干渉率が圧倒的に低い男。妖しくて艶っぽい雰囲気と興津ボイスはさすがに強すぎ。


理由は分からないけどヒロインの味方で、随所で助言をくれていた訳だけど、3幕を得て彼の言動がすべて繋がっていたのだと分かった瞬間は最高に脳が痺れました。

 




1番最初の分岐点でヒロイン即死エンドが設けられていて、それを味わった別次元よアドルフがアンクゥとしてヒロインの目の前に現れたとのことでした。
イヴ贔屓に対して、アドルフには厳しかったり、食事した時の反応だったり………
自分であるアドルフが、ヒロインを救えるはずがないと身をもって痛感しているからこその対応だったのやばい。

 

 

まじで研究所から抜け出してヒロインが名を呼ぶまで、【アドルフ】だとまったく気付かなくて、いつ分岐するのかソワソワしてたら普通に心が死んだ。

理由の分からない敬愛、時折変わる口調、不確定要素のダハト・・・なんで気付かん???って自分でも思う(笑)

 

 

 


最期に、今の"アドルフ"が幸せにするのだと行動で示したこともそうだし、確かに永い時間の中の結末としてはアンクゥにとって救済だったと思う…………

 

 

これまでの過程やイヴの家系に託した願いも綺麗に当人が回収して、花束を贈るのも素敵で。

「君にもう一度【恋】が出来て、嬉しかった」

 

「………どうか、幸せに」

「――――愛してた」

 

もう一度笑顔が見たいその一心で永い時を耐えてきて、最後には【アドルフ】との幸せを掴み取った笑顔と強い意志を見たことはまさに天命を全うできたのだと思う

 

けど!!!!

アンクゥとしてヒロインと笑顔でいる未来を一瞬でも期待してたアンクゥ候補だった女も一緒に死にました・・・。

 

小冊子を見て更に死んだので、アンクゥ好きな派閥を救済してください(死)

 

 

 

絶望の末に、今度は一緒に死ぬことが出来るのはアンクゥにとっては無意味だったと一蹴できないエンドで個人的には好きでした。

「……これが二度目のキスだって、お前は知らないんだよな」

このセリフだいっすきで頭抱えた。

特別を望まないところがアドルフの特徴で最後にただの幼馴染として、数百年生きたアンクゥだから一緒に選べる選択肢っぽくてよかった。

 

 

アンクゥ√して捉えたらヴッってるけど、最後まですっごくおもしろかったです。

 

 

終遠のヴィルシュ アドルフ√

 

 

 

 

 

※ネタバレ有り

 

 

 

 

 

f:id:stnb5291024:20211019100440p:image

アドルフ(CV.八代拓

 

絶対的に義妹主義じゃん?!な態度なのに圧倒的に干渉してこないのが逆に怖いアドルフ義兄さんのターンがやっときました。


3幕開幕早々からいよいよガチ真相に迫っていくぞ感。

もしかしてループモノとか記憶云々とかあるの?!と期待値が上がってたらあながち間違いじゃなくて泣いた。

 

 

 

アドルフはヒロインをほんと~~~に大事に思っているから、好意を露骨に表すと思ってなくて意識していましたよ発言には一瞬で心がやられた。


その一方で、2幕までの過程やすべての悪意から守ってやりたいと言う割には、伴わない言動っていうのがこれまでに感じてた違和感の正体……これだけ優しいのに自己保身とその間で揺れてるアドルフ愛おしいな……。

 

 

当人が裏切りと称している理由として、23年以上生きられる外の【普通】の人間であることを悟られたくなかったから。

リライバーになる気がないのにヒロインの傍にいるつもりだったり、体調を崩す気配が全くなかったりマジでその要素に微塵も気付かなくてすごく楽しかった。

それを裏切りとは言わないよって言葉にできるヒロインが!マジで推せるのは、アドルフも私と一緒だから、好きだ……と口走っちゃうよね分かる(??)

 

牢獄シーンは本当に人並みに照れるアドルフを見られるのがあまりにも楽しかった。

 

 

アドルフは本当に間の悪い男だから、いつも肝心なときにヒロインの傍にいることが出来ないっていうのは一番歯痒くてつらかった。

この時のどうして…!!っていうのが、八代さんの演技も相まってすごく良かった。

 

 

これまで、ずーっとイヴがヒロインの傍にいてふさわしい人間だとアドルフ自身も思ってきたその相手に運命がゼロの確立から手繰り寄せたと喝を入れられるのも全部がさ~~運命に抗おうとする男が嫌いな人おらん・・・ってなる。

 

 

「皺だらけになった俺を看取る、俺だけの死神であってくれ」

ヒロインが笑顔でいること以上のことを望みもしなかったアドルフが無理難題を吹っ掛ける告白なのが良くて泣いた。

これまでの攻略キャラ達のように力や運命に見放されてても、たった一人の大好きなヒロインのためにすべてを捧げるアドルフよ~~~~こんなん推しカプ。

 

 

そして、やっと救済というこの過程よ・・・。

最後の巻いてる感というのは否めなかった感はあるけど、アドルフ√として、この二人が笑顔でいることが何よりもうれしい。

 

イヴに託すことばかりだったこれまでと鑑みて、圧倒的に犠牲者が少ないことを考えると運命に抗って成功しないと大団円とはいかないのかな、という点もアドルフが3幕だったわけですよね・・・。

 

 

絶望はアンクゥとしても道をたどることになるんですけど、完全にループのくだりが切ない。

小冊子見て本当に・・・気付いてしまったアドルフの絶望ったら(嗚咽)

 

 

 

全てを踏まえて良い幼馴染カプに出会えて幸せです。

 

 

 

 

終遠のヴィルシュ イヴ

 

 

 

 

 

※ネタバレ有り

 

 

 

 

 

f:id:stnb5291024:20211018190320p:image

イヴ(CV.斉藤壮馬

 

パケの男で慈愛に満ちていて、ヒロインが求めていた"あい"を最初にくれて、一番最初に心を救った言葉をくれる強すぎる人。

間違いなく本当にヒロインの運命の人。

 

 

博愛主義はちょっと…と思ってましたが、誰かに愛されたいと渇望するが故の行動だと知って少し安心し、引き留め方のズルさもすごくきゅんときました。

"俺には、まだ君と一緒にやりたいことがあるから側にいてくれないと俺の願いが叶わないんだ"がこのヒロインに対して100点満点の回答で痺れた。

 

 

 

皆を等しく愛するという博愛っぷりは狂気を含むほどのものだけど、ヒロインの飢えた愛されたい欲というのは確実に埋めてくれてたし、それを享受するだけに収まらないヒロインだからいいんだよね………。

 

「この傷ごと『あいしてる』って、誰かに言ってほしかった…!」

ヒロインの運命の相手がイヴなだけでなく、イヴの運命の相手も間違いなくヒロインなんだよね~~~!!!ってなる。

 

 

 

リコリスの守護者】であることと、そのリコリスをはじめて愛しているのだというのがヒロインだという構図も心惹かれる過程も全部がロマンチックだった。

アンクゥが言うように安心してヒロインを預けられる相手として相応しいのだとビシビシ伝わってきました。

 

 

いよいよヒロインの体質の謎に片足を掛けることになって、イヴが掲げていた"ただの少女"と証明する目標が打ち砕かれることになるわけでした。

シアン√でアンクゥが注意していた、体質がバレないようにしなさいという苦言はこの√生きてくるとは・・・。

 

ヒロインの体質から、実際にヒロインがそこにいることで死亡者が出ていたことを知り、さらには親友の死にも関与していたと知り……やり場がなくて恨む気持ちはあっても、同時に愛している気持ちもあるっていうのがめっっちゃイヴじゃん・・・って。

 

 

博愛主義で誰でもいいから愛が欲しかったイヴがただ一人何を犠牲にしても、たくさんの死者が出ても"愛"をくれた唯一の人のためだけに"愛"を注ぐのやば・・・。

 

絶望エンドは小冊子を読むと尚拍車がかかるので楽しかった。

 

 

 

救済はまさかそこから!?というほど既に絶望まみれでしたけど、ヒロインの心を何よりも救うべくプロポーズの限りを尽くすイヴがあまりにもかっこよくて絶句した。

「君がどんな存在だろうと、俺は君が背負う【死】ごと愛してみせる」

「だから……その命!いらないのなら、俺にくれ……!」

傲慢さなんて知りませんよって顔してるイヴが言うのがさ~~~。

 

例えこのまま死んでも二人にとっても救済だったと思うけど

「君が生む死も不幸も絶望も――。そのすべては、俺のものだ」

これは、これまでの√以上にヒロインにとって救済だな、と。

 

 

メインとしてふさわしい壮大さだったけど、更に奥があるの怖くて震えてる。

 

 

 

 

終遠のヴィルシュ シアン√

 

 

 

 

 

※ネタバレ有り

 

 

 

 

 

f:id:stnb5291024:20211014004041p:image

シアン・プロフィワーズ(CV.細谷佳正

 

この国の【神】として、崇められている研究者。

アルペシェールに掛けられた呪いを解くことも目標として、態度とは裏腹に結構やっていることは善意的だなという印象でした。

 

シアンさんは余計なことをする人物が大嫌いなので、ある程度放って置かないとすぐに不要判断下されるので、楊っぽさを感じたりしました。

 

人質に取られたときの対応だったり、毅然とした態度でいることのできるヒロインを創り上げたのは間違いなくシアンさんなところが良かった。

対応を褒めてくれたってことは、要約すればさすが俺の女だってことだと思う(妄言)

 

 

ヒロインもプレイしている私も、結構いい人なんだな~って思ってしまうぐらいには正直で何だかんだ優しい人だからこそ最初にアンクゥに言われたことを忘れてしまうっていうのがマジでストーリー展開的に楽しかったです。

人体実験を繰り返した末の【神】という立場であって、やっていることは悪人と変わらないけど実績があるっていう質の悪いタイプ。

だから、あまり懐くなと牽制してくるんですけど、乙女ゲームの攻略キャラって感じで最高に楽しい。

 

 

シアンさんが行っていることとか踏まえて、力になりたいな~って思っているところに、「俺と共にいたいから、と言えばいい」ときてうわ~~~~~!!ってなった(ゴミ語彙)

 

「見返りは求めるな。俺はお前に返すような感情は絶対に持たない」

楽しすぎるフラグを立ててくれて、

「いつか来るお前の死に対して、何の対策もできなくなる」

と、一番乙女ゲームキャラだった気がします。

 

 

 

「――あの時の宣言通り、俺は最後まで恋などしないし、できない」

「それは【今】の俺の信念であり、何があっても貫き通す」

「だから……本当の意味でするなら、次だ」

 

「――俺は。最初に恋をするなら、お前がいい」

 

非生産的だと言っておきながら、口づけを約束として残す男は、もう恋をしているんですよ!???と沸いた………………

自身の実力も踏まえて、【次】を約束してくれるのがシアンさん。

 

 

 

絶望エンドは死が隣り合わせであるからこその選択でした。
感情=バグ認識をしていたシアンさんが、正真正銘バグを起こして自身に記憶を埋め込むというのが皮肉が効いてた…………

 

ヒロインへの気持ちがメモリーの中で増幅したのかな、と。

 

 

救済エンドは、シアンさんの愛情がダダ洩れで微笑ましかった。

「あの日の宣言通り――たしかに俺は、お前に恋をすることができた」

最後、ちゃんと答え合わせをしてくれるのが研究者たるシアンさんらしかった。

 

ヒロインに対して喜怒哀楽をもって愛を注いでいるといのは、スタートがリライバーであることが旨味を持っていました。